January 13, 2009

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑰(完) 女の道はレヴォリューショナリー・ロードの巻

あつ姫 「あつ姫じゃ~ッッ
小松 「小松帯刀で~す
西郷 「西郷隆盛にごわはんど~ッッ
あつ姫 「おう、みんな最後だけあって気合入ってんじゃねえか!」
西郷 「もちろんでごわす! これでようやく誰かから離れられ(グサッ) アウチ!」
あつ姫 「(ずぶずぶ突き刺しながら)んっとーにテメエは最後まで変わらんなー」
小松 「て、天璋院さま。実はお話が・・・・
あつ姫 「なんだ、言ってみろ。言っておくがこれ以上不愉快にさせんじゃねーぞ」
小松 「・・・・ じ、実はバッキンガム宮殿もしくはベルサイユ宮殿移住の件、なかなかに難しく、未だにメドがたっていないのです・・・」
あつ姫 「ああ、あの話ならもういいよ」
小松・西郷 「ええ!! なんでまた。助かったけど
あつ姫 「だって今の大河の面子見てみなさいよ! 妻夫木に小栗くんに城田優よ!? もうアタシ我慢できない。NHKにかけあって、是が非でもあっちに出してもらわなきゃ」
西郷 「おそれーながらー、天璋院さま。あちらは今から2百ウン十年前のお話でごわすよ。幕末のキャラが出るにはどうにも無理があるのでは・・・」
あつ姫 「『あずみ』だってまた幕末で仕切りなおしてるんだから、アタシが戦国に行ったっていいじゃない! 適当にご先祖様とかいうことにしてさー」
小松 「あと天璋院さまの正式な転生先はすでに決まっているのです。時は平成の『少年メリケンザック』という題目です」
あつ姫 「・・・・・納得いかねえな。タイトルからするといま流行のレトロヤンキー映画か? まあ最近はイケメンが主役やってることが多いから、出てやったっていいけどな。共演者はだれだ?」
小松 「・・・・・・佐藤浩市, 木村祐一, 田口トモロヲ, ユースケ・サンタマリア。こんなところですかね」
あつ姫 「 ありえない  何、そのクドすぎる面子 アタシの・・・・アタシのイケメンはどこに行ったの? ああ・・・もうダメ・・・ あたし耐えられない・・・・」
小松 「もしもし? 天璋院さま?」
あつ姫 「(虚脱)」
西郷 「どうやら灰になってしまわれたようでごわす」
小松 「仕方ありませんね・・・・ 二人で一年を振りかえってみるとしますか。西郷さんにとっての一番の思い出は?」
西郷 「そうでごわすな・・・・ 奄美大島の台風はハンパじゃなかったでごわす」
小松 「 ・・・・でしょうね」
西郷 「あと何が悲しくて坊さんと心中せねばならないかと。どうしておいどんのそばにはオナゴがよってこないのかと
小松 「それはお父さん譲りのそのお顔のせいではないでしょうか」
西郷 「ひどいでごわす! えなりかずゆきに言われる筋合いはないでごわす!」
小松 「ふふん。こう見えてもわたし一般ドラマでは人気ありますもんね~ ・・・・ただ『ラストフレンズ』とかぶってたときは、本当死ぬかと思いました」
西郷 「っていうかおいんどんたちもう死んでるでごわすし・・・・」
小松 「またそうやって話をややこしくする まあ最終回まで生きながらえられたことを感謝しましょう。そういや第一回から本当にたくさんの方を見送りびとしてきましたよね。調所亭笑左衛門さんに、バカ殿さまに、E大老に、千秋先輩に・・・・」
西郷 「どなたもこなたもイロモノばかりでごわすな。島津のナリアキさまに、水戸のナリアキラさまに・・・・」
小松 「? 島津がナリアキラさまで水戸がナリアキさまでは?」
西郷 「そうでごわしたか? まぎらわしいでごわすなあ。もうこの際両方成田アキラでよかでごわす」
小松 「やめましょうよ、そういう話は。なんかあちら・・・というかこちらか。ああややこし。悪口はよく聞こえるようにできてるみたいですから」
西郷 「・・・・・地獄耳、ちゅうことでごわすか。(トゥルルルルル) ひいい! 待ち受けに骸骨が!」
小松 「いわんこっちゃない。ま、ほっときましょう。まあ結局一番最後に残るのは、一番しぶとい人、したたかな人ってことですよね」
西郷 「それに関しては全く同感でごわす」
あつ姫 「なんか言ったかお前らあ
小松 「ひいいい!!」
西郷 「ご、ご無事でごわしたか
あつ姫 「当たり前田のクラッカーよ!!(古すぎ・・・) わかったぜ! 女の道は一本道! やっぱりこれからもイケメンゲットに向けて励めばいいのよ! 待ってろよ~ 水○ヒロに亀梨和○!」
090113_174314小松 「あ、あの、影ながら応援します。それではこれでおいとまを・・・」
あつ姫 「寝ぼけたこと言ってんじゃねえ! お前らは未来永劫アタシの奴隷として働く運命なんだから!」
西郷 「げえ これでよか・・・ よか・・・・ よかねえええええ
小松 「ずっと思ってたんですけど、この構成ってまんまドロンボー一味ですよね」
あつ姫 「それではみなさん! 一年のご愛顧ありがとうございました! 次は『少年イケメンゲッツ』でぜひお会いしましょう!」
クドカン 「タイトル変えないでー
 

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December 10, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑯ さよなら大奥スペシャルの巻

あつ姫 「あつ姫じゃ~ッ ああいそがしいそがし」
小松  「小松帯刀です」
西郷  「西郷吉之助にごわはんど。天璋院さま、なにやらお忙しいようでごわすな」
あつ姫 「まったくだぜ。年末でただでさえあわただしいこのときに、引越ししなくちゃならなくなったんだからよー」
西郷  「はあ、なんでまた急に」
あつ姫 「(ケリを入れて)てめえんとこが城を明け渡せとかいうから、仕方なく準備してんじゃねえか! 覚えてろよ、西郷。この荷物運び終わったら地下の拷問部屋でたっぷりねっちょりかわいがってやるからな
西郷 「 お助けを天璋院さま~ おいどんとてやりたくてやってるのではありもはん。歴史という巨大な歯車に突き動かされてるだけなのでごわす! わかってたもんせ!」
あつ姫 「ふーん。よこしまな気持ちはこれっぽっちもないと申すか」
西郷 「当たり前でごわす! 大奥をゲットしたらまず最初は稲森いずみ殿にお相手願おうかなんて、そのようなことはぜんっぜん考えちょりもはん! えへ、えへへ。いけねヨダレ」
あつ姫 「西郷・・・ そちもつくづくわかりやすいヤツよのう。とりあえずエビ攻め・石抱き・吊るし攻めのスタンダードコースで行ってみるか」
西郷 「ひいいいい でもちょっとだけ楽しみ
小松 「も~ あんまりいたぶるもんだから、そっちの道に目覚めかけてるじゃないですか~」
あつ姫 「(聞いてない)でも、そうね・・・ これも歴史の流れというものなのかしら。移り変わりの激しい世の中で、三百年の永きに渡って続いてきた徳川家。そして大奥。華は散るのがさだめなのなら、今こそが幕をひくべきときなのかしら・・・・
西郷 「ぽかーん どなたなのですか!? この方は」
小松 「ぼく思うんですけど300年ってちょっとサバ読んでません? 正確には264年でしょ?」
あつ姫 「まぜっかえすな! 今いいとこなんだから!
小松 「すすすすすいません! ・・・・それにしても『大奥もの』ってどうしてこんなに人気あるんでしょうねえ」
西郷 「小松さあ~ そりゃ決まってるでごわすよ~ だって大奥ってハーレムのことでごわしょ? そこでやることっていったら・・・ ぐへへへ ぐふぐふ。ああもう! 我慢できもはん!」
あつ姫 「てめーはそれしか考えられんのか! だが、西郷の言うことにも一理ある。いつの世も庶民はセレブのスキャンダルってやつが大好きなのさ。『女性○身』『女性セ○ン』が廃れねえわけだ」
西郷 「スキャンダル・・・・ これまでなんかありもしたかのう」
小松 「上様がアホだった、とか」
あつ姫 「苦労したよな、あれにゃ」
小松 「でも本当は人並みだった、とか」
あつ姫 「そりゃスキャンダルっていうよか、『ちょっといい話』だな」
小松 「その嫁が凶状持ちだったとか」
あつ姫 「・・・・殺すぞ」
小松 「・・・・ その姑が、昔悪の組織の女幹部だった、とか」
西郷 「ああああああ! さっきから聞いてればどうでもよいネタばかりでごわす! もっとねちっこくて艶っぽい話はないのでごわすか!」
小松 「仕方ないでしょ。ここは天下のN○Kですよ? 不倫だのうっふんあっはんだの見せられるわけないでしょ? DJオズマだってあんなに怒られたじゃないですか!」
あつ姫 「だからあたしの周りからイケメンは遠ざけられ、病弱者とおばはんばかりで固められたのね・・・ こんなにも不幸な星のもとに生まれたなんて、なんてかわいそうなあたし。今度生まれ変わる時は絶対民放で生まれてきましょう・・・・
西郷 「『幕末ものはヒットしない』というジンクスを破って堂々の大勝利なんですから、それでいいではないでごわすか」
あつ姫 「幾ら視聴率が取れてもね、肝心のアタシがつまんなきゃ何の意味もないのよ!!
小松 「ところでここを出てどこへ行かれるのですか」
あつ姫 「まだ未定ね。でもどうせ出てくんだったらいまよか豪華なとこね。バッキンガム宮殿とかベルサイユ宮殿とか」
西郷 「・・・・ファッキンガム宮殿なら知っちょりもすが」
小松 「居住許可はどうやって取るんですか?」
あつ姫 「なにとぼけたこと言ってんだ! てめえらが力ずくでぶんどってくるんだろが! あたしをここから追い出すんだから、当然そのくらいはやってもらわないとね!」
小松 「ひえええええ
西郷 「小松さあ、いまのうちの腹を切る用意をしといたほうがよかですかのう」
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あつ姫 「なにごちゃごちゃ言ってる! とっとと行きやがれ! あ、大河ドラマ『篤姫』、次週いよいよ最終回でーす! お見逃しなく
SGA 「おれ、忘年会・・・・」


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November 19, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑮ 最後の将軍伝説の巻

あつ姫 「あつ姫じゃ~ッ!!」
小松 「小松帯刀です」
西郷 「西郷吉之助にごわはんど」
慶喜 「第15代将軍、徳川慶喜にございます」
あつ姫 「ちょっとちょっと! 誰よこんなヤツ呼んできたの!」
小松 「いやー、やはりこのコーナーもあとわずかですし、今のうちに徳川最後の将軍様に出ていただいたほうがいいかと思いまして。あ、ヨシノブさま、先日はリ-グ優勝おめでとうございました」
西郷 「日本一は逃したようでごわすけどね」
慶喜 「恐れながらどなたかと勘違いしておられるようで・・・」
小松 「天璋院さまはどうしてそのように慶喜公を毛嫌いされてられるのですか?」
あつ姫 「だってこいついっつも腹の底でアタシのことバカにしてんだもん! 腹が立つったらありゃしない!」
慶喜 「滅相もない。そのようなことちょっとしか・・・」
あつ姫 「思ってんじゃねえか!!
慶喜 「ふふふ。では添乗員さま」
あつ姫 「右手に見えますのが、江戸城大奥の間で・・・ って誰がバスガイドじゃい!」
西郷 「そうそう、添乗員さんっていうのはもっと上品な人が(グサ) あぎゃ!
慶喜 「えーと、天璋院さま、ご自身が聡明であられることを証明してみせてはくださいませぬか?」
あつ姫 「おお! やってやろうじゃねえか! ところでソウメイってなに?」
西郷 「ダメだこりゃー
あつ姫 「・・・・いいか、ノブ公。そりゃーあたしはちょっとはオツムが弱いかもしれないわよ」
小松 「ちょっとかなあ。その上食い意地も張ってますしね」
西郷 「おまけに口も悪けりゃ性格も悪いでごわす」
あつ姫 (グサグサ突き刺しながら)「でもねえ! 今までどんな相手にだって背中を見せたことは一度もないわよ! たとえ桃太郎侍だろうと、マリバロンだろうとね! それがあんたは何よ。ちょっと敵が勢いづいたからって一人でスタコラ逃げ出すなんてさー 金○ついてんの!?」
小松 「うう・・・ ただいま放送中、大変不適切な発言があったことをお詫びします」
慶喜 「ぐ、ぐぐぐ・・・ わたくしとて出来れば武士らしく男らしく戦いたかったでござる。しかしここで戦いが長引けば国が乱れるのは必定。諸外国はますます勢いづいてわが国を食い物とすることでしょう。そうなったら多くの民が永きに渡って苦しむことになります。わたしの名など泥にまみれてもかまわない! それよりもこれからの日本のために、未来永劫続くであろうラブ&ピースのために・・・」
あつ姫 「(せせら笑って)はいはい。その口上、いかにもおうちで何べんも練習してきたって感じよね~」
小松 「まあその辺が後の学者さんたちも解釈に困ってるところですよね。単なる青びょうたんだったのか、国を憂いてババくじをひいたのか」
西郷 「結局どっちが本当なんでごわすか?」
小松 「よくわからない、ということになってます」
あつ姫 「腰抜けのタ○なしに決まってるだろ!」
小松 「ああまた・・・ いちいち謝罪入れるこっちの身にもなってください
慶喜 「正直申せば、わたくしはあの錦旗が恐ろしくてならないのです・・・・ 幼いころからあれを恐れるよう、父から徹底的に教えられ続けてきたので・・・」
あつ姫 「いいとしこいた大人がキンキキッズなんか怖がってどうすんだ! コラ!」
小松 「あの・・・ この話やめにしませんか? なんだかシャレにならない方向に向かってるような気が・・・」
西郷 「そういえばこないだ『ザザンボ』の渡辺○樹さんがその手の問題で逮捕されたとか」
小松 「だからやめて下さいっていってんでしょーがっ!!
あつ姫 「・・・わかった。じゃあ別の話にしよう。それで慶喜くんの今後の身の振り方についてだがな」
慶喜 「はあ・・・ っていつの間に審問会になってるんですか!」
あつ姫 「せめてもの情けだ。キミに選ばせてあげよう。切腹、打ち首、ハリ付け、ノコギリ引き、どれがいい?」
慶喜 「こ、このわたしに生き恥をさらせと!?」
小松 「言ってませんよ」
あつ姫 「じゃあはり付けね。けって~い」
慶喜 「天璋院篤姫・・・ 恐るべきお方・・・・」
小松 「ほんとほんと」
西郷 「ゾンビよりジェイソンより恐ろしいでごわす」
あつ姫 「・・・・てめえらもまとめてな」
小松・西郷 「殺生な~!!」
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October 31, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑭ 維新の王子様の巻

あつ姫 「あつ姫じゃ~ッ!!」
小松 「小松帯刀です」
西郷 「西郷吉之助にごわはんど」
あつ姫 「あれ? 久しぶりに基本メンバーに戻ったか? あたしの千秋先輩は?」
西郷 「ああ、彼なら今頃暗殺されとるころでごわす」
あつ姫 「ナンだって~!! こうしちゃいられない、すぐ助けに行かなくちゃ!」
小松 「無駄だと思いますよ。歴史がそうなってますから」
あつ姫 「そんな・・・ ひどい! 翔太くんがいなくなった今、彼まで逝ってしまったらこの番組からイケメンが消えてしまうじゃない!」
西郷 「おいどんがいるではないでごわ(剣光) あぎゃ!
あつ姫 「おれは冗談が嫌いだ・・・ 一体あたしのリョーマさまを殺ったヤツは誰? 絶対見つけ出して、とっちめてやらなきゃ!」
小松 「そうですねー ヒマだし龍馬暗殺犯でも推理してみましょうか。まず考えられるのは新選組!の誰かですね」
あつ姫 「『誰か』ってあいまいだなあ。根拠は?」
小松 「確率の問題ですね。連中は怪しいと思った連中はブルドーザー式に抹殺してますから。彼らだったら誰を殺っててもおかしくない、みたいな」
あつ姫 「物騒なヤツラだな・・・ そういえばあたしの沖田くんの登場はいつ?」
西郷 「いや、さすがにもう出てこんでしょう」
あつ姫 「はあ・・・ もうこの際居眠り磐音でもいいんだけど・・・」
小松 「二番目に考えられるのは佐々木只三郎さんです」
あつ姫 「だれそれ?」
西郷 「秘剣ツバメ返しで知られる佐々木小次郎の息子だそうでごわすよ」
あつ姫 「ええーっ!! ビックリ!!
小松 「時代が全然違うでしょ! いい加減なこと言わないでください! 佐々木さんは京都見廻組の隊長さんですよ!」
あつ姫 「ひまわり組って・・・ それはどこの幼稚園よ」
小松 「みまわり組です! まあ新選組がキャラ立ちまくりなせいで、いまひとつスポットの当たらないカワイソーな人たちですね。んで、佐々木さんは自分から『わたしが竜馬を殺りました』と告白してるんです」
あつ姫 「それってなんか怪しいなあ。ほら、誰も名乗り出ないことをいいことに、やってもいないのに自分の手柄にしちゃう人っているじゃない?」
小松 「手柄・・・・かな、これ」
西郷 「有名にはなれるでごわす」
小松 「いや、この人そんなにメジャーじゃないし。もう一つ考えられるのは薩摩藩から送られた刺客ですね。藩の思惑を越えて勝手に動くようになった竜馬が、邪魔になってきた、とか」
あつ姫 「ふーん ・・・・って何テメー他人事みてえに語ってんだよ!」
小松 「わたしは何も知りません( ̄Д ̄;; 知らないことになってるんです」
西郷 「ぐふふふふ
あつ姫 「黒い・・・・ てめえら腹の中まで真っ黒黒助だぜ
小松 「川原正敏さんの『修羅の刻』では中村半次郎が行ったことになってますね」
西郷 「必殺仕事人の中村主水なら知っちょりもすが」
小松 「しっかりしてくださいよ~ あなたの側近の一人じゃないですか!!」
西郷 「そんな番組に出てこないヤツのことまで覚えてられもはん!」
あつ姫 「ひでえ上司・・・ ねえ、ところで一体誰が犯人なのよ?」
小松 「正解は明後日八時の、このチャンネルで!」
あつ姫 「てめえ・・・ 一体どこの回しモンだ

ガラッ

坂本(血まみれで) 「こんばんは皆の衆!! 坂本龍馬ぜよ!」
あつ姫 「きゃ~千秋先輩!! ご無事でらしたのね!!」
坂本 「いや、もういけません。脳をやられてますきに!(ぴゅー) ただあの世に行く前に、ちょいと宣伝をしとかにゃいかんと思いまして」
小松 「宣伝?」
坂本 「みなさん! 2010年の大河ドラマはズバリ『龍馬伝』ですきに! ぜひ応援よろしく! それではアイルビーバックぜよ!」

ガタピシャ!

081031_183135西郷 「いや~ 最後まで慌しかおひとでごわしたのう」
小松 「『龍馬伝』・・・ ヒットしますかねえ?」
あつ姫 「そんなのし~らない♪」

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October 14, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑬ よみがえらない松田雄作伝説の巻

あつ姫 「あつ姫じゃ~っ!!」
小松 「小松帯刀です」
家茂 「ゴホッ 徳川家茂です」
あつ姫 「大丈夫、茂さん? プチ死相出てるわよ?」
家茂 「仕事は忙しい、攘夷派はやかましい、解散は近い、おまけにあなたとカズミが年がら年中バトルを繰り広げてたら、心労のあまり死相の一つも出ますよ!」
あつ姫 「まだ若いのにそれしきでへばってどーすんのよ! あなたのお父様はねえ、そりゃあもうワイルドでエネルギッシュな人だったんだから。たった一人で暴力団に殴りこみかけるなんてザラだったそうよ?」
家茂 「そりゃ映画の話でしょ! ウチの親父だってわりと早くに亡くなってますよ?」
小松 「辞世の句は『なんじゃあ、こりゃあ!』だったそうですね」
家茂 「そりゃドラマだ! とにかくこのままでは幕府が心配で死ぬに死ねん・・・」
小松 「ヨシノブ公がおられるから大丈夫ですよ」
家茂 「てゆーかあいつが滅亡の引き金を引くという話じゃねーか!! ゴホッゴホッ」
あつ姫 「確かにあの人、何考えてんだかよくわかんないわよねー 『新選組!』の時もそんな感じだったし。あーあ、せめてモックンだったらよかったのになー」
小松 「安心してください。強力な助っ人を用意しております。坂本くん、おいで」
坂本 「坂本竜馬ぜよ! こんわしがきたからにゃ、日本の未来はもう安心。この国の夜明けも近いぜよ!」
あつ姫 「きゃー! 超イケメン! 茂さん、アンタもうええわ。先輩! あつひめ、あなたの妻になります
家茂 「こ、このババアいいトシこきやがって・・・」
小松 「そういうわけです、上様。あとのことは我々に任せて、安心してあの世へ旅立ってください」
家茂 「そうか・・・ これでようやく肩の荷を降ろせそうだ・・・って勝手に殺すんじゃねー! まだこんなに若いのに死んでたまるかっつーの!」
小松 「んー、そんなセリフ、前にも誰か言ってたような・・・」

トゥルルルルルルルル(着信音)

あつ姫 「あつ姫じゃーッ!!」
家定 「ねえ、今ぼくのこと呼んだ? 呼んだよね? 今からそっちに行ってもい」
あつ姫 「(プチ)」
小松 「どこからだったんですか?」
あつ姫 「あの世から」
小松 「季節外れの怪談物語ですな。ガクブル
あつ姫 「さっきから聞いてりゃテメーのネタはいい加減古すぎなんだよ!」
家茂 「こんなギャグセンスのないヤツラに日本の未来は任せられない・・・ 誰か頼りになる者は・・・ おお! そうだ! カズミは!? カズミはどこにおる!?」
小松 「和宮さまでしたたら先ほど『イケメンパラダイスの同窓会で久々に羽根を伸ばしてくるから、居場所聞かれたら適当にごまかしといて。きゅーん! 小栗くーん!』と言って出かけられました。おっと、こいつは言っちゃあいけなかったんだ
あつ姫 「なによあの娘! 一人だけいい思いして許せない!」 
家茂 「小栗のやろう~! 裏切りやがったな!」
あつ姫 「上野介?」
小松 「いえ、おそらくF4つながりでしょう」
家茂 「ゆ、ゆ、ゆるせん・・・ ガクッ」
小松 「あら? ご臨終?」
あつ姫 「泣ける! 超感動! 最高視聴率はまたしてもイタダキね!」
081014_174414小松 「そんなわけでだいぶ残りも少なくなってきましたが、引き続き『篤姫』、とゆーか『あつ姫じゃ~ッ!!』をよろしくお願いいたします」
坂本 「日本の夜明けも近いぜよ!」
家茂 「木星には・・・いつ着くんですか・・・・」
あつ姫 「なんじゃあ、そりゃあ!?」
 
 

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September 23, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑫ 義理を立てれば道理がひっこむの巻

あつ姫 「カズミさん、なにこのお味噌汁! まるっきり『味』ってものが感じられないじゃないの! 本当に最近の嫁さんってのは味噌汁もまともにできないのかしら!?」
カズミ 「あらお義母さま申し訳ありません 南方の野蛮なお育ちの方には、京都の上品な味付けはむかなったかもしれませんことね。おほほ」
あつ姫 「きいい! この小娘! 茂さん! 茂さん! 聞いてください!」
カズミ 「あなた! あなた! お義母さまがひどいの!」
家茂 「・・・・二人ともいい加減にしてください。いまわたしはプロジェクト『J.O.E』のことで頭がいっぱいなんです
あつ姫 「なんですか・・・ その女医とか女上位とやらは・・・ いやらしい!」
家茂 「・・・えなり君、解説を頼む」
小松 「・・・・小松です。『J.O.E』とは『ジャ(J)パンから大(O)威張りしているえ(E)べっさんどもを追っ払おう』の略です。長年国内だけで活動していた我が徳川グループですが、最近海外大手の『アメリ○ン・ホ○ム・ダ○レクト』から傘下に入らないかという申し出が再三ありまして。とことがこの会社、『ダイレ○ト』というだけあってなかなかやることが強引で、カチンと来ている社員がかなりの数に上っているのです。さらにお得意先であるミカドグループの会長から、『ヤツラと手を組むなら、今後ウチとの取引は一切ゴメンこうむる』とキツイお達しもあり・・・ まあそんなわけで海外の連中の圧力を断固はねつけよう! というそんな運動のことを『J.O.E』と言っているのです」
あつ姫 「ふーん。娘がボンクラなら親父は石頭か」
カズミ 「お義母さまひどい! きいい!!」
あつ姫 「で、実際茂さんの意見はどうなの?」
家茂  「実は・・・長い歴史を誇る我が徳川グループも、近年は業績がすっかり頭打ちでして。ここらで状況の打開を図るには、いっそ外国の力を借りたほうがいいのでは・・・と考えております」
あつ姫 「ふーん。でも海外大手だから安心ってわけでもありませんよ? ほら、ついこないだ『マリオブラザーズ』とかいう会社が破綻したばっかりでしょ?」
小松 「それは『リーマンブラザーズ』です」
家茂 「・・・・ただ先日九州支部の社員が接待の際、生ビールを飲みすぎて向こうの代表を殴り飛ばした、なんて事件がありまして・・・・ 契約の際にはかなり足元を見られそうな気がします」
小松 「世に言う『生麦酒事件』ですね」
あつ姫 「そのネタだいーぶ前にやったよな」
カズミ 「それにしても、本当に田舎の人は野蛮というか品がないというか
あつ姫 「ぶっころされてえのか! コラ!」
家茂 「・・・まあそんなわけで、いまわが社は大変な状況にあるわけです。ですからお母さんもカズミもわたしを支えると思って、仲良くしてほし・・・」
あつ姫 「前から思ってたんだけどそのメイクいい加減古すぎなんだよ! 平安時代に帰れ!」
カズミ 「無理して若作りしてる年増の後家に、メイクのことなんか言われたかないわよ!」
あつ姫 「ゆゆ、許さん ククククキェーッ!!」(ドゴドゴーン)
カズミ 「我が家に二千年に渡って伝わりし奥義、とくと受けてみるがよい!」(バキバキドカーン)
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家茂 「(もう手が付けられん・・・ どだ? えなりくん。こっそり抜け出して飲みにでもいかんか?)」
小松 「(いいですね。そういえばこないだ近くにカワイコちゃんがいっぱいいる店見つけたんですよ)」
家茂 「(カワイコちゃんて・・・ まあいい。バレないようにこっそりとだな・・・)」
あつ姫・カズミ 「コラお前ら! 逃げるな!!」

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August 27, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑪ 花も嵐も踏み越えて、の巻

あつ姫 「あつ姫じゃ~ッ!!」
小松  「小松帯刀です」
あつ姫 「あれ? 西郷は?」
小松  「もう忘れたんですか。こないだ奄美大島にとばされたじゃないですか」
あつ姫 「そうすると今回は二人だけか? ドキ 身の危険を感じるわ!」
小松  「・・・・・・
井伊  「それでは不肖ながらこの井伊がお力添えいたしましょう!」
あつ姫 「おっさ~ん・・・ あんたこないだ死んでたじゃ~ん
小松  「ほんとネタが尽きてますよね」
井伊  「イイじゃないですか! この世の名残にもう一花咲かさせてくださいよ!」
あつ姫 「しょうがねえなあ」
小松  「一応こんな人も呼んできたんですけどね」
大久保 「まがった~こと~がだいき~らい~ おお~く~ぼしょ~すけです!!」
あつ姫 「ばっきゃろ! ただでさえ残暑がきついのにこんな暑苦しいヤツを連れて来てどうする! つまみだせ!」
大久保 「(抱えられながら)ひどか! おいどんは・・・悔しいでごわす!!

バタン(戸の閉じる音)

小松 「え~、それじゃ西郷さんでも呼んでみましょうか。(天気予報風に)奄美大島の西郷さん!? そちらの状況はどうですか!?」
西郷(モニターから) 「こんにちは!! (ゴーッ!!) こちらは現在超大型台風が接近しています!! わたしのいる場所もこの後どうなるかわかりません!! 命があったらまたガボッ!!
井伊  「西郷く~ん、しっかりなー
西郷  「てめー、井伊、コンのヤロー!! 一体誰のせいでこうなったと思ってやがる!! いずれ必ずぶっ殺してや(ブツッ)」
小松  「・・・・ただいま放送中、大変不適切な表現があったことをおわびします」
井伊  「わし、もうぶっ殺されてるんだけどね」
あつ姫 「もうその辺つっこんでるとキリがないからやめようぜ~ ところで今後の『あつ姫』はどうなるの?」
小松  「は。やはり京からやってこられた和宮さまと、あつ姫さまの対立にスポットがあてられていくようです」
あつ姫 「ふふふ、いい度胸だぜノブタめ! 返り討ちにしてやらあ!!」
小松  「そういきり立たれなくとも・・・ かつては『ケータイ刑事』で姉妹を演じた仲ではないですか」
あつ姫 「ワリィ。あの番組、わたしの中では黒歴史だから」
井伊  「その『ケータイ刑事』とやらは、『ケータイ捜査官』のようなお話ですかな?」
小松  「日米和親条約と日米安保条約くらいには違いますね」
あつ姫 「わかりづれえんだよ! お前の例えは!」
小松  「・・・・あと、井伊さま亡き後いよいよ日本は激動の時代に突入し、維新の立役者たちがぞろぞろと登場してまいります」
井伊  「ま、いわばわたしの死をもって幕末はターニングポイントを迎えることになるわけですな」
小松  「司馬先生は『歴史上唯一意義のあったテロ事件』と述べてますね」
井伊  「・・・・ふざけやがって しばーっ!! でてこーい!!
小松  「司馬先生もすでにお亡くなりです」
あつ姫 「そんなことよりー あたしは沖田総司にあいたーい
大久保 「モノホンはヒラメみたいな顔してたそうでごわすよ」
あつ姫 「てめ! どっから入ってきやがった! ドラマ・映画じゃイケメン俳優がやるって相場が決まってるからいいんだよ!」
井伊  「彼には『花のような短い生涯』という点で、わたくしシンパシーを感じますな」
あつ姫 「(小声で)思うんだけどさー、こいつ、『花』ってツラか?」
小松  「(小声で)舟橋聖一さんに言ってください」
井伊  「おや、体が消えてきた・・・」
小松  「ぼちぼち時間のようですね」
井伊  「生きている間、わたしは常々思っておりました。わたしは本当にいい大老だろうかと・・・・」
あつ姫 「(スルー)」
小松  「あのー、お疲れ様でした
井伊  「しかし、今は心おきなく言える・・・・ これでイイ!! これでイイのだ!!
あつ姫 「(スルー)」
小松  「おたっしゃで~
大久保 「ばーかぼんぼん
井伊  「なんだとー!
あつ姫 「呼戻すな! バカ!!」
(『江戸むらさき特急』よりネタ拝借)
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August 01, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑩ さよならだけが人生だの巻

あつ姫 「しくしく・・・ あつ姫です・・・」
小松  「グスグス・・・ 小松帯刀です・・・」
西郷  「おいおいおい 西郷吉之助にごわはんど!」
あつ姫 「ああ! 殿! どうしてわたしをおいていってしまったの!?
小松  「上さまーッ!!
西郷  「将軍さまーッ!!
家定  「ちゃんらーん♪ 十三代将軍徳川家光です!
あつ姫 「なんでここでアンタが出てきちゃうんだよ!
小松  「あーあ、もうムード台無し
西郷  「マジKYでごわす
家定  「えー だっていまものすごいボクのこと悼んでくれてなかった? 」
あつ姫 「こういう風に悲劇のヒロインを装った方がお茶の間のウケがいいのよ。視聴率26%をなめんなよ!
 わかったらとっととあの世に帰りな!」
小松  「右に同じです」
西郷  「フンガー」
家定  「つめてえなあ、おい。いいじゃんお盆も近いんだし、ちょっと現世に戻ってきたって」
あつ姫 「早すぎなんだよ! あんたこないだ死んだばっかしじゃねえか!」
家定  「うるせえなあ、新しい環境になかなかなじめねーんだよ!」
小松  「いい年こいた大人が、5月病の新社会人みたいなこと言わないでください」
家定  「それにな・・・ 御台よ・・・ わたしにはお前がやはり必要なのだ・・・ お前のようにボケを逃さずすかさずツッコミを入れてくれる相方が・・・・」
あつ姫 「あー、悪いけどあたしにゃもう翔太くんがいるから。悪いけどお呼びじゃないって感じ?」
家定 「がびーん、ショック ちくしょー春風亭の野郎、人のワイフにちょっかいだしやがって! 目にモノ見せてくれるわ!」
小松  「上様、字が違います。あと姫さま、翔太くんにはもう堀北真希さんという決められた方がいるみたいですよ」
あつ姫 「何いイイイイイイイ!! 『野ブタをカンタビーレ』の分際で舐めたことしてくれんじゃねーか!! 大奥に上がり次第、いびっていびっていびりぬいてやる! うひひひ」
家定  「うひょー 怖えー そういやもう一人だれか死んだって聞いたけど、お前ら知ってる?」
あつ姫 「ああ、西郷じゃないの? こないだ足をすべらせて船から落ちたとかなんとか」
西郷  「わしゃさっきからここにちゃんといるではないでごわすか!」
あつ姫 「ああ、いたんだ。悪り。気がつかなかった
小松  「あのー、そういう話、やめませんか。なんか本人が来そうな気がして・・・・」

いよ~ ぽんぽんぽん(効果音)

小松  「遅かったか・・・・」

「ひとつ彦根のアンポンタンを! ふたつ腑抜けた幕臣どもを! みっつ未来の日本ために! 退治てくれよう! モア・イン・ザ・ワールド! 島津斉彬、あの世から帰ってきたぞ!」

小松  「あーあ、この人が来ちゃうと困るんですよねー」
家定  「どの辺が?」
小松  「収拾がつかなくなるんですよ」
あつ姫 「そんなんいつものことじゃねーか」
斉彬  「アッコよ、わしは悲しいぞ! 父のことをこれほどまでに完璧に忘れていようとは・・・ お前をそんな風に育てた覚えはない!
あつ姫 「だからアンタに育てられた覚えはねえ、っつってんだろ!」
斉彬  「(聞いてない)上様、あなたにも質したき議がございます! なぜ英邁と名高き慶喜公ではなく、若年で経験の浅い慶福公を次期将軍にお定めあそばされたのか!? この選択が日本の未来を危うくするかもしれんのですぞ!?」
あつ姫 「父ちゃんがまともなこと喋ってる・・・・」
西郷  「人間、やればできるでごわす」
家定  「だってよー、ウチの母ちゃん、すげえ怖いんだもん 知ってるか? あの人昔『仮面ライダーBlack RX』でマリバロンやってたんだぜ? 逆らえるわけねーだろ」
斉彬  「なにを情けないことをおおっしゃいます。あんなバーさんの一人や二人、御すことができずして何の将軍ですか!?」

ガラッ(フスマの開く音)

本寿院 「今、誰かがわらわのことを『バーさん』と言っておったようだが・・・・ どこのどいつじゃ!?
斉彬  「ひいいいいいい!!!!

20080801192013あつ姫  「あーもう人多すぎ・・・」
小松  「この辺が限界ですかね」
西郷  「フンガー」
家定・斉彬  「また来週~
あつ姫 「てめえらいい加減帰れ!!」 


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July 11, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑨ 明日の将軍はキミだ!の巻

あつ姫 「あつ姫じゃ~っ!!」
小松 「小松帯刀です」
西郷 「西郷吉之助にごわはんど」
家定 「ども。家定です。ちゃんらーん」
小松 「将軍様・・・ まだ本調子でないみたいですね」
家定 「いやー、ここんとこ映画の仕事が続いちゃってさー。ちょっと過労気味」
西郷 「オーバーワークもほどほどに。ちょっぴり死相が浮き出てるでごわすよ」
家定 「おいおい~ 縁起でもねえこと言うなよ~」
あつ姫 「そういえば将軍様、あの件はいい加減決めてくださいました?」
小松 「あの件とは?」
西郷 「『いま一番そそる女子アナNO.1は誰か?』って話ですよ。おいどんはやっぱり山本モナが・・・・」
あつ姫 「アホか! 次期将軍は誰にするかって話だよ!」
家定 「あれかー。色々難しくってさー」
あつ姫 「まだ決めてねえのかよ! あんたももう余命わずかなんだから、ちゃっちゃと決めてくれねえと困るって前に言っただろ!!」
家定 「あの・・・ そういう言い方、何気に傷つくんだけど・・・・」
小松 「姫様はどちらを推してるんでしたっけ」
あつ姫 「あたしはも~ヨシトミくんにぞっこん だって彼、とってもイケメンなんだもん
小松 「お父上はもっとギラギラした方でしたけどね」
西郷 「姫様! 斉彬さまからの密命を忘れたのでごわすか!」
あつ姫 「あんな桃太郎侍のことなんか知るもんですか! あたし一人をこんな嫉妬と愛欲の渦へ叩き込んで! 日々どんなに辛い思いをしていることか・・・・
家定 「その割りには毎日パクパクムシャムシャよう食っておるのー」
あつ姫 「だまらんかい! そうだ! ついでにF4のみんなもつれて来てもらおうっと そんであたしの四天王になってもらえばいいんだわ! ああ、もう考えるだけでヨダレがでちゃう。じゅるじゅる
家定 「・・・・その場合、このドラマのタイトルはどうなるのじゃ?」
小松 「『花より大獄』ですかね」
西郷 「そういえば大河ドラマの第一作って、あの方が主人公だったそうでごわすね」
家定 「ああーっ! 今思い出したけど大老も決めなきゃいけないんだったーっ!! アッコよ、どっちがいいと思う?」
あつ姫 「てめえにゃ自分の意見、っつーもんがねーのか!! 大体候補は井伊と誰よ!」
小松 「越前福井藩主の松平春嶽さまです」
あつ姫 「マツタケに春菊かあ・・・ どっちも今そんなに食いたいもんじゃないし。井伊大老でいいだろう?なんつって。あはは
トゥルルルルルル(着信音)
あつ姫 「はーい あっこでーす
幾島 「姫様!! 幾島は苦しゅうございます!!
あつ姫 「(プチ) ま、理由はそれだけじゃなくてな。ほら、あいつの地元でいま『ひ○にゃん』とかいうキャラが人気じゃん? この際江戸城に移籍してもらえば、庶民のハートは確実ゲッツ。天下の流れはこっちのもん!ってなわけよ
小松 「わたしは反対です! ひこ○ゃんをそんなオトナの醜い政治の道具に使わないでください!」
あつ姫 「徳川の役に立てるのじゃぞ! ひこに○んだってのどを鳴らして喜ぶわい!」
西郷 「朝廷と協力してることを明らかにするために、『せ○とくん』を借りてくる、という手もありもすが」
あつ姫 「バカか! 却下だ!」
小松 「本当に西郷さんってセンスないですよねー」
西郷 「あんまりでござる! 姫様はともかくえなりどのまで!」
小松 「その『えなり』って言うの、いい加減やめてくださいよ!」
家定 「静まれ・・・・」
一同 「わいわいがやがや
家定 「者ども静まらんかぁーっ!!
一同 「(しーん)」
家定 「わしゃ、やっぱり新タイトルは『花より断罪』がええと思う
20071221193854西郷 「大河ドラマ『あつ姫』、いよいよ明後日最終回でごわす」
小松 「もうあの笑顔に会えない・・・・
あつ姫 「勝手に終わらすなあああああ!!

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June 18, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑧ 素顔のままで・・・の巻

小松 「小松帯刀です」
西郷 「西郷吉之助にごわはんど」
家定 「ども。十三代将軍徳川家定です」
小松 「・・・・・・・
西郷 「・・・・・・・
家定 「・・・・・・・んだよ。そのリアクションは」
小松 「いや、その、いつものアレはどうされたんですか。ぴょーんとか、あい~んとか」
西郷 「ちゃんら~んとか、がちょ~んとか」
家定 「うるせえな。オレだってたまに芸風を忘れて素に戻りてえ時だってあるんだよ」
小松 「ええーっ!! じゃあ今までのは、全部、フリ!?」
西郷 「超ひく! マジがっかりでごわす!!」
家定 「おいおい! お前ら今までさんざん『国の将来が心配』とか『もっとまともだったら』とか言ってたじゃねえかよ!」
小松 「それはそうなんですけどねえ。なんというか、夢を砕かれた、みたいな。ヒーローショーに行ってうっかりウルトラマンがスーツ脱ぐとこを見ちゃった、みたいな」
西郷 「清純派だとばっかり思ってたアイドルが、ウラでは思い切り派手に遊んでた、みたいな」
家定 「そんなの知ったことか! おれァもういい加減疲れたんだよ!」
小松 「そうそう、そういえば将軍さま、『アフタースクール』観ましたよ」
家定 「おう、どうだった?」
小松 「いやー、すっかりだまされました。さすが将軍さま、人をたばかるのはお手の物ですな」
西郷 「そういえば将軍様はいつからイロモノ俳優に転向されてしまったのですか?」
家定 「イロモノってなんだよ! 人聞きの悪ィこと言うなよ!」
小松 「だって次の作品だって『ジャージの二人』ですし」
家定 「『クライマーズ・ハイ』では久々にまともな役やってるよ!」
西郷 「その『久々に』というところがねえ(笑)」
小松 「そうそう、『無理な恋愛』というのにも出てましたよね、将軍さま」
家定 「ありゃマチャアキだろうが! あとその『将軍さま』って言うのやめろよな! どっかの独裁者みてえじゃねえか! (バキ)」
小松 「キュウ
西郷 「すわ! 大丈夫でごわすか、えなり殿!」
家定 「ええッ そんなに強く殴ってないのに・・・・」
小松 「す、すいません、大丈夫です・・・・ ちょっと『ラストフレンズ』の追い込みがきつかったんで・・・・」
家定 「ああ、そういえば大奥で話題になっとったな、そのドラマ。長澤のマチャミとかのだめちゃんも出てるとかなんとか」
小松 「はい。明日最終回です。これでやっとこの地獄のスケジュールから解放される・・・・」
西郷 「それはようございました。だがしかし、わたしは正直お二人がうらやましい・・・」
小松 「あの、それボクのキャラなんですけど・・・・」
西郷 「えなり殿はいまをときめく若手女優とたくさん共演されてて、将軍さまは色香濃厚な熟女をまわりにはべらかされているというのに・・・・ それにひきかえ、おいどんは! おいどんはああ!!」
小松 「まあまあ、西郷さんだってモテモテじゃないですか」
家定 「泰造くんとか、斉彬殿とかにな。アイパッチのヤツもいたな」
西郷 「あんなむさ苦しい野郎どもに好かれたとて、一文の得にもなりもはん!!
家定 「・・・・話題変えるか。小松とやら、前々から不思議だったんじゃが、錦織くんはあんだけ好き放題やっててどうして警察に捕まらないんだ?」
小松 「・・・・たぶんドラマ見ればわかると思いますよ」
西郷 「あとどうして『ラストフレンズ』っていうタイトルなんでごわすかのう」
家定 「きっと性格が悪くてあんまり友達がいない奴らの話なんだろ」
20080618195649小松 「だからドラマ見てくださいよ! あんたら全然見てないでしょ!」
家定 「そうだなあ。最終回くらいは見てみようかなあ。『ロストフレンズ』」
小松 「『ラストフレンズ』です!」
西郷 「うんうん、友達って大事でごわすよね」
家定 「おめえさっき『一文の得にもならん』って言ってたじゃねえか!」

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