あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑰(完) 女の道はレヴォリューショナリー・ロードの巻
あつ姫 「あつ姫じゃ~ッッ」
小松 「小松帯刀で~す」
西郷 「西郷隆盛にごわはんど~ッッ」
あつ姫 「おう、みんな最後だけあって気合入ってんじゃねえか!」
西郷 「もちろんでごわす! これでようやく誰かから離れられ(グサッ) アウチ!」
あつ姫 「(ずぶずぶ突き刺しながら)んっとーにテメエは最後まで変わらんなー」
小松 「て、天璋院さま。実はお話が・・・・」
あつ姫 「なんだ、言ってみろ。言っておくがこれ以上不愉快にさせんじゃねーぞ」
小松 「・・・・ じ、実はバッキンガム宮殿もしくはベルサイユ宮殿移住の件、なかなかに難しく、未だにメドがたっていないのです・・・」
あつ姫 「ああ、あの話ならもういいよ」
小松・西郷 「ええ!! なんでまた。助かったけど」
あつ姫 「だって今の大河の面子見てみなさいよ! 妻夫木に小栗くんに城田優よ!? もうアタシ我慢できない。NHKにかけあって、是が非でもあっちに出してもらわなきゃ」
西郷 「おそれーながらー、天璋院さま。あちらは今から2百ウン十年前のお話でごわすよ。幕末のキャラが出るにはどうにも無理があるのでは・・・」
あつ姫 「『あずみ』だってまた幕末で仕切りなおしてるんだから、アタシが戦国に行ったっていいじゃない! 適当にご先祖様とかいうことにしてさー」
小松 「あと天璋院さまの正式な転生先はすでに決まっているのです。時は平成の『少年メリケンザック』という題目です」
あつ姫 「・・・・・納得いかねえな。タイトルからするといま流行のレトロヤンキー映画か? まあ最近はイケメンが主役やってることが多いから、出てやったっていいけどな。共演者はだれだ?」
小松 「・・・・・・佐藤浩市, 木村祐一, 田口トモロヲ, ユースケ・サンタマリア。こんなところですかね」
あつ姫 「 ありえない
何、そのクドすぎる面子
アタシの・・・・アタシのイケメンはどこに行ったの? ああ・・・もうダメ・・・ あたし耐えられない・・・・」
小松 「もしもし? 天璋院さま?」
あつ姫 「(虚脱)」
西郷 「どうやら灰になってしまわれたようでごわす」
小松 「仕方ありませんね・・・・ 二人で一年を振りかえってみるとしますか。西郷さんにとっての一番の思い出は?」
西郷 「そうでごわすな・・・・ 奄美大島の台風はハンパじゃなかったでごわす」
小松 「 ・・・・でしょうね」
西郷 「あと何が悲しくて坊さんと心中せねばならないかと。どうしておいどんのそばにはオナゴがよってこないのかと」
小松 「それはお父さん譲りのそのお顔のせいではないでしょうか」
西郷 「ひどいでごわす! えなりかずゆきに言われる筋合いはないでごわす!」
小松 「ふふん。こう見えてもわたし一般ドラマでは人気ありますもんね~ ・・・・ただ『ラストフレンズ』とかぶってたときは、本当死ぬかと思いました」
西郷 「っていうかおいんどんたちもう死んでるでごわすし・・・・」
小松 「またそうやって話をややこしくする まあ最終回まで生きながらえられたことを感謝しましょう。そういや第一回から本当にたくさんの方を見送りびとしてきましたよね。調所亭笑左衛門さんに、バカ殿さまに、E大老に、千秋先輩に・・・・」
西郷 「どなたもこなたもイロモノばかりでごわすな。島津のナリアキさまに、水戸のナリアキラさまに・・・・」
小松 「? 島津がナリアキラさまで水戸がナリアキさまでは?」
西郷 「そうでごわしたか? まぎらわしいでごわすなあ。もうこの際両方成田アキラでよかでごわす」
小松 「やめましょうよ、そういう話は。なんかあちら・・・というかこちらか。ああややこし。悪口はよく聞こえるようにできてるみたいですから」
西郷 「・・・・・地獄耳、ちゅうことでごわすか。(トゥルルルルル) ひいい! 待ち受けに骸骨が!」
小松 「いわんこっちゃない。ま、ほっときましょう。まあ結局一番最後に残るのは、一番しぶとい人、したたかな人ってことですよね」
西郷 「それに関しては全く同感でごわす」
あつ姫 「なんか言ったかお前らあ」
小松 「ひいいい!!」
西郷 「ご、ご無事でごわしたか」
あつ姫 「当たり前田のクラッカーよ!!(古すぎ・・・) わかったぜ! 女の道は一本道! やっぱりこれからもイケメンゲットに向けて励めばいいのよ! 待ってろよ~ 水○ヒロに亀梨和○!」
小松 「あ、あの、影ながら応援します。それではこれでおいとまを・・・」
あつ姫 「寝ぼけたこと言ってんじゃねえ! お前らは未来永劫アタシの奴隷として働く運命なんだから!」
西郷 「げえ これでよか・・・ よか・・・・ よかねえええええ
」
小松 「ずっと思ってたんですけど、この構成ってまんまドロンボー一味ですよね」
あつ姫 「それではみなさん! 一年のご愛顧ありがとうございました! 次は『少年イケメンゲッツ』でぜひお会いしましょう!」
クドカン 「タイトル変えないでー」
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