February 03, 2020

年末アニメ祭り②白と黒の衝撃 『ひつじのショーン UFOパニック!』『羅小黒戦記』

Farmageddon_20200203204601 まだ年末の話が終わりません… 2019年はどん詰まりに来て年間ベスト級のアニメ映画が立て続けに公開されて大変困りました(いや、別に困ることはないか)。1本目は『ひつじのショーン UFOパニック!』。英国ののどかな農村を舞台にしたTVシリーズの劇場版第二作。今回はETよろしく地球にやってきた迷子のエイリアンをめぐって町全体…どころか宇宙規模の大騒動が巻き起こります。恐らく『ひつじのショーン』最大のスケールかと思われます。が、中心となるのはあくまでいつもの農場。このギャップがなんともいえません。

そして特筆すべきは前作 と同じように「フゴフゴ」「フガフガ」という意味不明語のみで1時間半押し通すこと。それでいてちゃんと話は通じるししかも面白い。これね、相当な離れ業ですよ… まあ正直言うと前半は「標準くらいの面白さだな」と思いながら観てました。ですが中盤くらいでさすがにこれは我らがショーンでもどうにも出来まい…という大惨事が生じてしまいます。しかしそれでも普通に解決しちゃうんですよね、ショーンは。一介のひつじであるのにおおよそ不可能なことはないという恐ろしいキャラクターです。でも本人?の頭にあるのは日々を楽しく過ごし、愉快な遊びを探すことだけという。こんな兄貴分いたらいいなあ…と思わずにはいられません。ひつじだけど。

もう1本の『羅小黒戦記』もかわいらしい姿なのに、実は無敵な小動物が主人公のアニメ。住処の森を追われた黒猫の妖精「小黒(シャオヘイ)」」が、人間界と妖精たちの争いに巻きこまれていくというストーリー。『平成狸合戦ぽんぽこ』に異能力バトルを混ぜ合わせたようなスタイルなのですが、この作品の魅力はなんといっても小黒のキュートなデザイン。特に猫好きにはハートを錐で突き刺すくらいの威力があります。だからもう小黒が悲しい声を出せば泣きたくなるし、嬉しそうにしてると鼻水が垂れ流れてきます。ただ先にも書いたようにこの小黒、かわいいだけでなく実はとんでもないパワーを秘めた言わば「神」に近い存在。だのに本人?はいたって無自覚というところもショーンに通じるものがあります。

この2本そんな風に似てるところもありますが、作品のベクトルは好対照です。『ひつじのショーン』はそれはもうすがすがしいくらいに、人を笑わせ、楽しませることを目的とした作品。観終わったあとそんなに心に残るものはないかもしれませんが、それはもう清々しく幸せな気分に包まれます。一方で『羅小黒戦記』はやはりエンターテインメントでありながら、現代中国の抱える問題をやんわりと風刺しております。お堅いかの国でもこういう映画が作られ、しかもそれがヒットしたというのは喜ばしきことですね。そしてこちらはこちらで鑑賞後ほっこりとした暖かい気持ちにさせられます。

個性と完成度の優れたこの2作品ですが、日本ではあまり注目を浴びなかったり上映館が少なかったりするのは残念なことです。配信・発売が開始されたら一人でも多くの人に見ていただきとうございます。また『羅小黒戦記』の方は阿佐ヶ谷の小さな映画館「ユジク阿佐ヶ谷」にて未だに満席のロングランを続行中。お近くにお住まいで興味をもたれた方はぜひスクリーンで小黒に会いに行ってみてください。

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January 28, 2020

年末アニメまつり①さよならは別れの言葉じゃなくて 『アナと雪の女王2』『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』

Olaf_getty まだ年末の話をします。昨年の暮れはそっち方面の注目作がいっぱいあったのでアニメ映画ばかり観ておりました。本日はその中の3本をほぼネタバレ大全開で語ってみます。

ひとつは今もなお大ヒット公開中の『アナと雪の女王2』。世界的、とりわけ日本で記録的興行を打ち立てた新時代のディズニープリンセス映画の続編。絆の力で試練を乗り越えた姉妹の前に、新たな危機が訪れます。

Sakuhin017589_1 ふたつめは『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』。たれぱんだ、リラッくまなどで知られるサンエックスがまたしてもど派手にあてたかわいらしいキャラクターたちの劇場版。わたくし全然知らなかったのですが、ツイッターで「なんか映画版はすごいらしい」「まどか☆マギカを彷彿とさせる」という評判を読みつられて観にいっちゃいました。

5549_item01 みっつめは『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』。2010年に日本公開され、大人の事情で2作目が劇場スルーされたシリーズが奇跡的にスクリーンに帰ってきました。わたしの知る限りこんな例は他には『トリプルX』くらいしかありません。多くの冒険を繰り広げてきた少年と竜のコンビが、竜のハンターたちや移住問題と戦います。

この3本どれも楽しく鑑賞させてもらいました。で、気づいたのはどれも最後に「お別れ」が待ってるということでした。夏にやってた『トイ・ストーリー4』、昨年の『シュガーラッシュ・オンライン』もそうでした。そういえばわたしが子供のころなじんでた名作アニメにはそういう切ない話が多かったなあ。『銀河鉄道999』『ルパン三世 カリオストロの城』『ドラえもん のび太の恐竜』『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』などなど。ただ昔の作品の場合は「もう二度と会えない」的な胸にツーンとくるものが多かったのですが、最近のものは「会おうと思えばたまには会える」的なものが多いですね。

あとそれぞれのお別れも似てるところもあれば違うところもあり。『アナ雪2』の場合は「え!? そんなにあっさりでいいの!?」というくらい淡白でしたが、この作品と『ヒックとドラゴン』は「お互いの種族のために最善の道を選ぼう。離れていてもこころはひとつ」という感じでした。クリエイターとしては「いつまでも一緒にべったりだと共依存になってしまう。絆を保ちつつそれぞれ自立しなければいけない」ということを訴えたいのかなあ。ただ『ヒクドラ』1作目の結末が好きだった者としては「ずっとずっと隣にいたっていいじゃねえかよ!」と思ってしまうのでした。いいとしこいて独りもんだからでしょうか。

対して『すみっコぐらし』は「一緒にいたいのに生まれもった性質ゆえにそうできない」というハートがキリキリするようなものでした。小さなお子様も観るだろうになんと容赦ない… それはともかくメインキャラである「すみっコ」たちがほとんどしゃべらず、ナレーター二人の語りだけで進行していくスタイルはなかなか独特でした。

やっぱりなにもかもがハッピーエンドの作品よりは、切ないお別れ的な結末の方が心に残るものです。 だからといってそちらの方が優れているというわけでもなく… 結局おれは何が言いたいんだ! ふんがーー!!(飲酒中)

次は年末アニメ祭り後編として『ひつじのショーン UFOフィーバー!』『羅小黒戦記』について書きます。

 

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January 21, 2020

元祖モンスター・ホテルへの帰還 『ドクタースリープ』

映画秘宝がとうとう休刊してしまいましたね。さびしいなあ… それとはまったく関係ありませんが本日は『ドクター・スリープ』についていまさら書きます。スティーブン・キング原作でスタンリー・キューブリック監督が映画化したあの伝説的名作『シャイニング』の続編。というわけで『シャイニング』の説明をまずしなきゃいけないですね。

『シャイニング』は1977年に書かれて1980年に映画化。冬の間だけホテルの番をすることになった作家が、次第にそこに巣食う悪霊に乗っ取られていき、息子のダニーや妻のウェンディを襲うようになるというストーリー。この辺は映画も小説を踏襲してるのですが、キングはその劇場版にめっちゃ怒ったというのは有名な話です。なんでも割りとほめまくるキングさんにしてはこれは珍しい話。原作『シャイニング』はお父さんが子供への愛と自分の弱さについてかなり葛藤するのですが、映画版ではその辺はほぼ省略されてお父さんの狂気に全く迷いが見られません。主演がジャック・ニコルソンだから余計にそう見えます。

ですがキングにとってはそのカットされたところが大事だったんですよね。彼の父親はキングが幼いころ「煙草を買いにいってくる」と言ってふらっと出てったきり、消息不明なのだとか。ですからキングにとってパパンとは憎らしく不可解な存在であり、同時に「本当は自分のことを愛をしていた」と信じたい人間なわけです。だからかキング作品には「毒親」が非常に多く登場します(まともな親もおりますが)。

余談ですがわたしは一昨年くらいにようやく映画版を観ました。びくびくしながらの鑑賞でしたが、これまで色んなところでパロディにされまくったせいで意外と楽しく観られたことをご報告いたします。

さて、ようやく映画『ドクター・スリープ』について。『シャイニング』から30年後。ダニーはすっかり酒びたりのダメ中年になっていましたが、一念発起してなんとか立ち直り、とある医療施設で働くようになります。そんな折、ダニーは遠く離れた町で暮らす強大なパワーを秘めた少女、アブラからSOSのメッセージを受け取り、悪の超能力者軍団と戦うことに。

さっき書き忘れてましたが、『シャイニング』原作は実は超能力ものでもあるのですよね。そもそもタイトルの「輝き」というのはダニーが持つ超能力のことをさしております。この度の映画『ドクター・スリープ』ではその「輝き」が前面に押し出されております。全米(全世界?)にその「輝き」を持つものが点在していて、ある者は良いことにそれを使い、ある者は私利私欲のために用います。また善良な「輝き」人は能力をもてあまして悩んでいる後輩を、時には霊体になってまで助けようとします。主演がユアン・マクレガーというせいもあってまるでフォースとジェダイの騎士のようでありました。ユアン・マクレガーといえばかつてはやんちゃな青年なイメージでしたが、近頃は『プーと大人になった僕』『T2 トレイン・スポッティング』などすっかり中年の危機に直面して奮闘する役が多くなって来ました。彼ほどかっこよくはないですが小生もおっさんゆえ大いに共感しております。

ともあれ、あらすじを読んで「『エイリアン』に対する『エイリアン2』のような内容なのかな?」と予想していたのですが、どっちかというと『エイリアンVSプレデター』のような続編でした。変なたとえでわけがわからないと思いますが、観て頂けたらわかると思います。実は原作では木っ端ミジンコに吹っ飛んだシャイニングホテルが、映画では予告編からバーンと映ります。一体超能力バトルからどうやって前作の舞台につながっていくのか興味津々で鑑賞しておりましたが、なるほど~ そういう持って来方だったのか~ と感心したりテンションぶちあがることしきりでございました。

ここのところ読書量が落ち込み、『ドクター・スリープ』は原作未読で臨みました。で、この記事を書くにあたり小説版のネタバレを読んでみたのですが、映画とはけっこう違いますね… 結末も異なるし、大体ホテルは正編で消失してしおります。ラストシーンがどんなだったかまで読んじゃいましたが、急速に原作の方も手を伸ばしてみたくなってきました。

昨年からキングラッシュが続く映画界。今度は一度映画化されてる『ペット・セメタリー』が公開されております。これまた親子愛にからめたイヤ~な話でして。こちらはスルーさせていただきますw

 

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January 16, 2020

冗談のないジョーダン・ピール 『アス』

本日は『ゲットアウト』 にて一躍脚光を浴びたジョーダン・ピール監督の最新作『アス』について書きます。「新作」といっても公開 とっくに終わっちゃってますけどね… 裕福で幸せそうな黒人一家がバカンス先で、自分たちとそっくり同じ顔を持つもう一組の家族に襲われるという話。いわゆるひとつの「ドッペルゲンガーもの」ってやつですかね。説明するまでもありませんが、ドッペルゲンガーというのは自分と全く変わらぬ姿をした悪魔的な存在(と思いました)。民話等によるとそれを見てしまうと数日後に頓死してしまうということになっております。この得体の知れない不気味さに惹かれてか、ポーやドストエフスキー、芥川龍之介などが作品のモチーフとして使っております。

ただ『アス』の分身さんたちは魔力で殺すとかそういうまだるっこしいことはしません。直接刃物でブッ刺しに来ます。怖いですね。しかもなぜか刺しにくそうなハサミでもって… ナイフでもアイスピックでもなくなぜハサミなのかについては、最後まで明らかになりませんでした。何らかのメタファーだったのでしょうか。

そんな風に不条理の連発でもってお話は進んで行き、分身の正体とか、彼らが襲いに来る理由とかも不明なまま終わるんだろうな…と予測していたら一応無理矢理説明をつけてました。ただその「真相」というのがかなり苦しいものだったので、「これだったら下手に理屈づけとかしなくて、一切不可解なまま終わった方がよかったのでは?」と思ってしまいました。あと監督の前作『ゲットアウト』は不気味ながらも爆笑してしまうシーンもあり、その辺にけっこう期待していたのですが、今回は本当にただ怖いだけっだったのも逆に肩透かしでございました。

…とわたしはついくさしてしまいましたけど、これが評論家たちの間ではけっこう高得点(批評家支持率は94%、平均点は10点満点で7.94点)なのですね。独特なムードと絵作り、そして単なるホラーにとどまらず、アメリカの社会問題が反映されている点がうるさ方たちのハートをとらえたのでしょうか。

わたくしそこそこのビビりなので、なるべく怖そうな映画は観たくないのですが、昨年末は恐怖に興味が打ち勝ってしまうような映画が多くて、何本かホラーに属する作品をプルプル震えながら鑑賞いたしました。『IT』完結編に『ブライトバーン』に『ドクタースリープ』に、一昨日書いた『ゾンビランド/ダブルタップ』…はあんまり怖くないか。ともかくそうした一連の映画では『アス』が一番怖かったです。『IT』のペニーワイズさんには親しみすら感じましたし、『ブライトバーン』の坊ちゃんも見てくれはその辺の子供でしたし。『ドクタースリープ』(近日レビュー予定)は怖いというかなんかテンション上がる映画でした。しかし『アス』の偽一家の皆さんは迫力の顔芸と、モンスターじみたハスキーボイスと、何をしだすかわからない恐ろしさでほか作品の怪物たちより頭ひとつ抜けていたと思います。危うくちびるところだったじゃないですか! どうしてくれるんですか!!

次に観ようかどうか迷ってるホラーはやはり新鋭のアリ・アスター監督による『ミッドサマー』。あれ、でもこれ予告見ると美しい田園風景でカップルたちがとても楽しそうにしているな。もしかしてホラーじゃないのかな? なら安心して観られそう。ふふふ… ふふふ… うふふふふふふふふふふふ

 

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January 14, 2020

死者の国VS遊戯の世界 『ゾンビランド/ダブルタップ』『ジュマンジ/ネクスト・レベル』

前回も書きましたが、色々たまってるので今年はさくさく飛ばして行きます。

今回は『ゾンビランド/ダブルタップ』と『ジュマンジ/ネクスト・レベル』について紹介します。2作品とも昨年末のクソ忙しい時上映されてたSF?コメディの続編ものですね。

前者はゾンビが跋扈する世界で、自分なりのルールを支えに生きる青年と仲間たちのお話。正編の感想はこちら 。特にとりえもなさそうななよなよしたボンクラが、非現実的な状況の中で三角関係に悩んでいる様子はちょっと前の少年サンデーによくあるパターンでした。

後者は名作エンターテインメントを新生させた『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のさらなる続編。前作の感想はこちら 。魔法にかけられたTVゲームの世界に迷い込んだ若者たちが、喧嘩しながらも団結力でピンチを脱して行くストーリー。こちらは色恋よりも友情がメインだったり、世界設定がゲームだけにやけに法則的だったりするあたりは少年ジャンプっぽかったです。

で、この2本新要素もちょこちょこ加えてはあるんですが、全体的には「前とやってること大体一緒だよな…」という印象を残します。『ゾンビランド~』の方は9年くらい経ってるのでそれがすごく懐かしく、心地よい感情に包まれるのですが、『ジュマンジ~』は1年しか経ってないので「こないだ観たばっかだなあ」とやや冷めた思いをぬぐえませんでした。1年だって決して短いスパンではないはずなのですが、映画的にはなんか「ついこの前」と感じられるのはなぜなんでしょう。最近よく言われる「スターウォーズ疲れ」もその辺から来てる気がします。

両者とも前作と全くキャストをほぼそろえてきてるのは偉いところ。ただそれもやっぱり9年経ってみんな演技派として大成してる『ゾンビ~』の方が、「そろいもそろってよくこんなくだらない映画にまた出たなあ」という感動があります。

うーん… 『ゾンビ~』ばかり持ち上げてしまったのでなんか不公平な気がしてきたな… 『ジュマンジ~』の方にもなんかいいところがなかったかな… そうそう、動物好きとしてはダチョウとマンドリルがいっぱい出てきたのがよかったです! あと馬もよかった! そんなもんか… あと久しぶりにダニー・デビートとダニー・グローバーにスクリーンで会えたのもプラスポイント。デビートさんはしばらく見ぬうちにすっかり老けましたね…

2020年の注目続編としてはやはり昔懐かしの『トップガン』でしょうか。共演者がすっかりじいちゃんばあちゃんになったのに一人だけ変わらず主演も続投するトム・クルーズ。恐るべし、です。

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January 09, 2020

もしもビートルズが弾けたなら 『イエスタデイ』

新年も9日になってようやく再開です。だいぶ未レビューの映画をためこんでしまったので、今年はさくさくコンパクトに参ります。

で、今日紹介するのは『イエスタデイ』。『トレインスポッティング』や『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイルの最新作であります。突然ビートルズ(その他にも少々)が存在しなくなった平行世界に迷い込んだ低迷ミュージシャンが、彼らのナンバーで世界的スターになるというお話。

少し前の日本だと男子が憧れる・なりたがるのは坂本龍馬だと思うんですけど、世界標準だとザ・ビートルズになるんですかね。そういえばチャゲアスのある曲にも「生まれ変わるときはビートルズだな」なんて曲がありました。

これがこずるい主人公だと「何の苦労もしなくてセレブになれてラッキー!!」とはしゃぎまくるわけですが、こちらの場合は生真面目な青年なので「パクリでこんなに大成功していいのだろうか…」と悩んじゃったりします。そこにどう決着をつけるかがお話のヤマ場の一つだったり。

ダニー・ ボイルの映画というのはお笑い交じりでもけっこう胸をキリキリ突き刺してくるところがあるのですが、恐らく彼のキャリアの中で最も優しい作品。普通なら悪役に回りそうなキャラでもどなたもこなたも目茶いい人ばっかり(悪徳プロデューサーのケイト・マッキノン除く)。最近疲れることの多い身としてはこの優しさが骨身に沁みました。

まあビートルズのシンプルなナンバーが果たして21世紀の現在に突然発表されて大うけするのかな?という疑問もあるわけですが、大画面で久しぶりにリヴァプール・サウンドの数々を浴びせられるとそんなことはどうでもよくなりますね。あと改めて和訳を見るとビートルズの歌詞ってけっこうわけわからんやつも多いな、と苦笑させられました。

わたしが好きな曲はもちろん超定番のレット・イット・ビー、ロング・アンド・ワインディング・ロード、ヘイ,ジュードなどなど。少し渋いあたりではハロー・グッバイ、涙の乗車券、プリーズ・ミスター・ポストマン、ひとりぼっちのあいつ、ストロベリー・フィールズ・フォーエバー、サムシング、ヒア・カムズ・ザ・サンなどもよいですね。

英国が舞台でインド系の青年が主人公というのも意欲的でありました。

最後に一番お気に入りの曲の動画リンクを張っておきますので、気が向いた人は聞いてみてください。Here There and Everywhere

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December 31, 2019

2019年、この映画がアレだ!!

予定より1日ずれましたが、それでは年間ベスト映画についてまとめます。

 

まずワーストはあることはあるのですが、なんかつるし上げるのがつらい作品なので公表は差し控えます…

 

ついで「リバイバル賞」は4DX版の『ルパン3世 カリオストロの城』。TVで何度も観た作品ですがやっぱり映画館で観ると城がでかくて興奮しました。

 

さらについではっきり良かったものの個人的好みの差で上位26作品に並ばなかった16本。ここいら辺は大体同じくらいの評価です。

『クリード 炎の宿敵』   ☆『キャプテン・マーベル』   ☆『運び屋』   ☆『バンブルビー』   ☆『海獣の子供』  ☆『ハンターキラー 潜行せよ!』   ☆『神と共に』第1章第2賞  ☆『ザ・ファブル』  ☆『アラジン』   ☆『HiGH&LOW THE WORST』  ☆『ロボット2.0』  ☆『スペシャルアクターズ』  ☆『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 』  ☆『イエスタデイ』(近日レビュー予定)  ☆『ヒックとドラゴン聖地への冒険』(近日レビュー予定)

 

ではここからは順位を付けてキリ悪く26位から発表していきます。

☆26位 『ゴールデン・リバー』  お金は地道に稼ぎましょう!

☆25位 『ホテル・ムンバイ』  ホテルでは他のお客の迷惑も考えましょう!

☆24位 『翔んで埼玉』  所沢市は我が青春の地!

☆23位 『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』  MCU離脱が覆って本当に良かった!!

☆22位 『コードギアス 復活のルルーシュ』   復活したと思ったらもう終わりかい!

☆21位 『グリーンブック』  ケンタッキーが食べたくなる映画!

☆20位 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』  一家に一台火炎放射器!

☆19位 『シャザム!』  時には母のない子のように!

☆18位 『スパイダーマン/スパイダーバース』  一回目IMAXなのに30分遅刻した悲劇!!

☆17位 『ロングウェイ・ノース 地球のてっぺん』  漂流船はジジイの形見!

☆16位 『ミスター・ガラス』  シャマランユニバース完結編!(早いよ!)

☆15位 『ジョーカー』  同じアホなら踊らにゃ損損!

☆14位 『名探偵ピカチュウ』  ミュウツーの復讐!

☆13位 『パピヨン』  実話と初めて知りました…

☆12位 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』  ラドンはつらいよ!

☆11位 『アクアマン』  母よあなたは強すぎだ!

 

ではいよいよベスト10に移りまする…

Sw9_teaser2_1sht_v5_lg1024x1516 ☆10位 『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(近日レビュー予定)

一大叙事詩ここに完結! …のはずがネット上では非難轟々。でも俺は好きだぜ… 同情も手伝って(おい)なんとか10位にランクイン

Red1024x1448 ☆9位 『ドクタースリープ』(近日レビュー予定)

最近良くある後付的続編の中では、かなり出来のいい方かと。『T2 トレインスポッティング』『プーと大人になった僕』に続くユアン・マクレガーの「中年の危機」シリーズ最新作

Farmageddon ☆8位 『ひつじのショーン UFOパニック!』(近日レビュー予定)

またしても「フガフガ」「フゴフゴ」だけで約1時間半押し通した大傑作。一介のひつじなのにおおよそ不可能は無いショーン君。今回は宇宙規模ということでさすがに荷が重いかと思われましたが、普通に解決してました。

30000000006095 ☆7位 『トイストーリー4』

これまた公開されるやネット上で賛否両論大激突を巻き起こした問題作。まあわたしゃ映画館で子供たちがケラケラ笑ってただけで十分成功作だと思います。さよならは言わないぜ、ウッディ!

177922_02 ☆6位 『天気の子』

この映画に触発された竜神様のせいで、その後実際に異常気象が頻発したとかなんとか。…そんな「ムー」的なことをつい書きたくなります。ある酒席で新海誠作品について熱く語ったら同席してた女子に「でもやっぱり気持ち悪いですよね」と言われたのにはグハッ!!と来ました。

Kvteaser3_20191231155501 ☆5位 『プロメア』

先日の漫画ベストでも語りましたが、十ウン年ぶりに帰ってきた『グレンラガン』の別ヴァージョンと考えてもよいのではなかろうかと。別に巨大ロボとか出さなくてもいいのにゴリゴリ出しちゃう中島先生大好きですが、今度はまずロボが前提にある作品を作っていただきたく。

Yjimagecbuhzoid ☆4位『羅小黒戦記』(近日レビュー予定)

年末になって現れたダークホース、いやブラックキャット。わかっているようでよく知らない中国の現状を黒猫の妖精の目を通してわたしたちに教えてくれます。気になった人はまずこの予告編を見てほしい 。弱い人は冒頭3秒でノックアウトされます。

176224_01  ☆3位 『レゴRムービー2』

♪この歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよ…
まだこびりついてんだよ! どうしてくれんだよ!! 全て傑作ぞろいなのに日本ではイマイチな成績なレゴ映画シリーズ。本国でもこれをもって一区切りつきそうな気配ですがさらなる発展を望む次第です。
Kingdom_poster_0222 ☆2位 『キングダム』
これは予告を観た時「これまでの日本映画を越える伝説的作品になるかも…」と期待したのですが、観てみたら普通に日本映画の悪いところがバンバン入ってました。でも大好きです!! いいところもいっぱいありますし… 予想を覆して実写邦画では今年最大級のヒットとなったのはうれしゅうございました。

では第1位の発表です。

Ob_4f4bdb_avengersendgame2 『アベンジャーズ/エンドゲーム』

でした。まあ少し前に書いたテン年代映画ベストテン の1位がこれなわけですから、当然今年の1位もこれになります。自分にとっては1本の映画というより、2008年から追いかけて来たマーベル・シネマティック・ユニバース二十数作品の総決算なのでちょっと他とは比較できない、別格的な作品でもあります。このシリーズをずっとわくわくしながら映画館で観て来られたのは本当に幸運なことでした。引き続き可能な限りこの宇宙の行く末を見守って行こうと思います。

本年もお世話になりました。このブログもいつの間にやら丸15年。先のことはどうなるかさっぱりわかりませんが来年もよろしくお願いします。

 

 

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December 23, 2019

死めきりは一週間後 トム・エドモンズ 『やっぱり契約破棄していいですか!?』

あと10日もしないうちに2019年が終わるのに、まだ11月に観た映画の感想を書いています。本日は英国発の一風変わったコメディ『やっぱり契約破棄してもいいですか!?』をご紹介します。

小説家志望の青年ウィリアムは死への願望に取り付かれ何度も自殺を決行しようとするが、不幸な?偶然が積み重なりどうしてもうまくいかない。ある日橋から身投げしようとしていたウィリアムに、一人の男が声をかける。彼は殺し屋なのだがノルマの達成が厳しいので、ウィリアムの自殺を手伝わせてほしいと申し出るのだが…

バスター・キートンの短編にもこんな話しあったような。死にたいのに何度死のうとしても死ねないという(不死身の超人というわけでもないのに)。主演は『ダンケルク』での好演が印象深いアナイリン・バーナード。いかにもキラキラした美青年で、そんだけルックスに恵まれていながら「死にたい」と連呼するなんてなんて贅沢な、と思います。でもまあ、一昔前の作家先生というのはよく自殺したものでした。芥川龍之介に三島由起夫に川端康成に有島武郎に太宰治… そこいくと最近の小説家の皆さんはわりと健全ですよね。いいことではないでしょうか。ともかくそういう繊細で思いつめやすい人だからこそ、精神の機微を克明に捉えた名作を著せるのかもしれません。

ただ映画の方はあらすじからもわかるようにそんなに深刻な話ではなく、むしろ笑えます。ようやく確実に死ねそうなのが決まった途端、いいことが連発して死にたくなくなっちゃったりとかw あと殺し屋であるレスリーさんも、その仕事の内容をのぞけばごくごく普通のおじいさん。職場の壁にノルマの達成表とか貼ってあってまるでどこかの保険事務所のようです。またレスリーさんの奥さんもちょっと変わってて、旦那の職業を知りながら暖かくご主人のお仕事を励ましているという。二人が仲むつまじくお互いを支えあう様子はとても微笑ましく、本当にレスリーさんが殺し屋でなければもっと素直に応援できるのですが… 

さらにレスリーが寄る年波のせいでミスを連発したりして、ストーリーはますます混乱の度合いを深めて行きます。果たして彼は無事仕事を完遂できるのか。そして契約破棄したくなっちゃったウィリアムの運命は。

星新一氏の著書でアメリカのひとコマ漫画を紹介した『進化した猿たち』という本がありましたが、その中には死刑や自殺を茶化したものが多数ありました。死は誰しも避けられないものですが、人はその不安をごまかすためにあえてお笑い仕立てで語りたがるのかもしれません。自分も逝くときは後々まで笑われて伝えられるような、そんなうっかりちゃっかりした死に様を迎えたいものです。

『やっぱり契約破棄していいですか!?』はさすがにもう上映館もほとんど残ってなく、興味をもたれた方はDVD化か配信をお待ちしてください。今年が終わる前にあと3本くらいレビューしたいものですがちょっと無理ぽですね…

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December 17, 2019

もしもスーパーマンがバルタン星人だったなら デヴィッド・ヤロヴェスキー 『ブライトバーン 恐怖の拡散者』

アメコミ映画が史上最も多く公開された2019年。その最後を飾るのは原作はないけれど紛れも無くアメコミ関連のこの作品(もう公開終わっちゃったけど…)。『ブライトバーン 恐怖の拡散者』ご紹介します。

アメリカの片田舎の町ブライトバーン。ある晩ブレイヤー夫妻は轟音と共に墜落してきた宇宙船の中から人間と寸分たがわぬ赤子を発見する。子供のいない二人はその子を引き取りブランドンと名づけ大事に育てる。だがブランドンが思春期を迎えたころ、彼は奇妙なそぶりを見せ始め、次第に残酷さと人間離れした能力を現し始める。

あらすじから見てもわかるように、アメコミヒーローの原点であるスーパーマンを強く意識したお話。幸運にもスーパーマンは地球と地球人を愛する善良な男でしたが、もしその万能な宇宙人が邪悪な本性を持っていたら…という着想。そういえば日本最大のヒット漫画のひとつ、『ドラゴンボール』の悟空の出自もスーパーマンのオリジンをちょっとひねったようなものでした。スーパーマンがもしアメリカじゃなくて最盛期のソ連に落ちたら…というアイデアのもと描かれた『スーパーマン:レッド・サン』なんてコミックも思い出しました。

ただ『ブライトバーン』は正直これまでのスーパーマンパロの中ではかなり胸糞悪いお話でした。人のいいご夫婦がその人のよさゆえに大変な不幸に見舞われるというあらすじなので… こんな話作ってて楽しいのかなあと思いますが、製作のジェームズ・ガンって『スーパー!』のことなど考えるともともと非の打ち所のない公明正大なヒーローには興味ない人なのかもしれませんね。それよりもグロ描写や血しぶきの方がお好きなのかもしれません。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のスターロードだってヒーローの王道からはかなり外れたキャラですしね。

もうひとつ思い出したのは永井豪大先生の『ススムちゃん大ショック』。ある日突然大人たちが無邪気に自分の子供たちを殺し始めるというこれまた胸糞悪い話です。ただ最近の幼児虐待のニュース等見るにつけ、GO先生の真実を見通す目というのは本当に鋭いものだったんだな…と感服せざるを得ません。一般的に何よりも強く絶対的なものとされている親子の情愛も、ちょっとしたことであっさり消え去ってしまう例もあるわけで。『ブライトバーン』は『ススムちゃん』とは親子の側が逆ですが、そんな残酷な世界の一面を教えてくれます。

わたしもいま夏にひきとったばかりの子猫の面倒を見ているところで、それはもうめちゃくちゃ可愛いんですが、時折人の手をガブガブ噛み出してすでに凶暴性の片鱗が現れ始めています。この子ももしかしたらいつかブランドンのような凶暴な怪物となる日が来るのかも… でもこの子に殺されるのならあたしは本望です!  …話が横道にそれました。

『ブライトバーン』は評価を見ますと「思ったより儲からなかった」と書かれていますが、思いっきり低予算のためw制作費の5倍くらいの収益を得ています。またしてもこれを起点とするユニバースの構想などもあるようですが果たして実現するのかなー

わたしは基本ビビりなのですが、今年下半期は我慢してホラー風味の映画を観たりしてました。近々その残る2本である『アス』と『ドクター・スリープ』についても書く予定です。あとついでに今年見たアメコミ関連の映画のランキングも貼っておきます。

1.アベンジャーズEG

2.レゴムービー2

3.アクアマン

4.ミスターガラス

5.スパイダーバース

6.ジョーカー

7.シャザム!

8.スパイダーマンFFH

9.キャプテンマーベル

10.ヘルボーイ

11.X-MENダークフェニックス

12.ブライトバーン

あっと今書いたやつが最下位だった…

 

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December 11, 2019

生まれ変わった地獄くん マイク・ミニョーラ/ニール・マーシャル 『ヘルボーイ』(2019)

考えてみたら、もう『ヘルボーイ:ゴールデン・アーミー』から十年も経つんですよね。月日の流れはまことにはやいものです。ふううう… などとたそがれていてもしょーがない!! 本日は原作者もガッチリ絡んでスクリーンに帰ってきた『ヘルボーイ』(2019年版)を紹介いたします。

第二次大戦中、ナチスのオカルト実験により現世に生を受けた異形の怪物「ヘルボーイ」。しかし彼は養父であるトレバー・ブルッテンホルム教授の元まあまあ健全に育ち、超常現象調査防衛局(BRPD)のエージェントとして21世紀の現代も活躍していた。だが魔界の生まれであるその血筋は、人間界からは脅威として、暗黒の世を望む者からは救世主として目され、好むと好まざるとに関わらず戦いに巻きこまれることになる。

というわけで2回続けてこけた続編の話です…  ま、自分はけっこう楽しみましたけどね! 映画ファンからも好評をもって迎えられたギレルモ・デル・トロの前二部作。ただ原作ファンとしてちょっとひっかかったのは、もう十分おっさんとして達観したようなキャラだったヘルボーイが、恋に恋する純情野郎になっちゃってたこと。まあ面白かったからいいんですけどね! で、今回は原作者がその辺を主張したのか恋愛とか全くからまない本来の?ヘルボーイとなっておりました。代わりに強調されていたのは育ての父であるトレバー教授との絆。この辺も原作では2,3ページで済まされていましたが… ともかく血もつながっていないし生物としても違う種であるのに、お互いを思いやる二人の関係はけっこう泣けました。教授を演じるのは先日『ジョン・ウィック/パラベラム』にも出ていたイアン・マクシェーン。二作続けてバーバ・ヤーガの出てくる映画に関わることになりました。

あとトロ氏はグロいシーンでもどこか上品な趣があります。気持ち悪い粘液もつやつやトロトロしていたり。ですが今回は中二的というかお化けも人体破壊もかなりヤンチャでした。粘液も本格的にドロドロしてて匂いたつよう。前半の巨人とのバトルや、クライマックスのあの世の蓋が開くあたりは中二を通り越してもう小二のようなはしゃぎっぷりでした。恥ずかしながら自分も童心に返って楽しませていただきました。これR15指定ですけどね。

原作原作とうるさくてすいませんけど、原作ファンとしては特に好きなエピソードである妖精が赤子をかどわかす話や、ミニョーラ版キャプテン・アメリカである「ロブスター・ジョンソン」を映像化してくれたのがうれしゅうございました。新たにヘルボーイの仲間となるダイミョウの正体がアレだったり、ミラ・ジョボビッチの魔女っぷりがはまりすぎだったのもツボでした。そして最後はおなじみのあのキャラの登場を匂わせて終わるのですが、制作費も回収できてないところを見ると悲しいことですが続きが作られることはないでしょう…

これを言っちゃうと元も子もないのですが、やっぱりヘルボーイの魅力が一番映えるのはマイク・ミニョーラのあの線であり、あの影であり、スパッと終わる短編形式なんですよね。映画は映画で面白いけど、世界中のコミックファンをとりこにしたアートに実写(CG?)版は及ばない気がします。

アメコミ映画がかつてなく量産された2019年もそろそろ終わり。次は今年最後のアメコミ関連映画となった『ブライトバーン』について書く予定です。

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