March 26, 2020

2020年2月前半に観た映画(ミステリー特集) 『ナイブズ・アウト』『9人の翻訳家』『カイジFG』『バッドボーイズFL』

いやはや大変な状況になってきました。こんな時に映画の話でもないだろうとも思いますけど、書き残しておかないと忘れそうなので…

2月前半はたまたまミステリー映画が重なりました。まずはアメリカ代表から

 

☆『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』

世界的ミステリー作家が突然の死を遂げた。「自殺」で落ち着きそうなところへ、謎の依頼人から呼ばれたという探偵が現れ、さらなる波乱が巻き起こる。

ニブチンのわたしでも早々に事件の真相が読めてしまったのですが、キャラの設定とか、ストーリーの見せ方とか、クライマックスの展開などがうまかったと思います。

特に印象に残ったのは作家の看護師のお嬢さん。正直者過ぎて嘘をつくとゲロを吐いてしまう特殊な性分。監督自ら「アガサ・クリスティーのオマージュ」というようにダニエル・クレイグがポアロでも全く違和感ありませんでしたが、このゲロ要素だけはアガサさんにない部分でした。

この映画を皮切りになぜか映画で女の子が吐く描写が流行りました。ミステリーですね。

 

☆『9人の翻訳家/囚われたベストセラー』

フランス代表。多言語同時出版を目指すべく、各国の翻訳家たちを缶詰にして同時進行で作業に当たらせたという、実際にあった話に着想を得た作品。その小説というのはダン・ブラウンの『インフェルノ』だったそうですけど、劇中で「金儲けのために人を人とも思わぬ所業」とめちゃくちゃDisられてました。

こちらは殺人事件より「誰が密封状態の施設から作品の内容を他所にもらしたか」というのがメインの謎となっています。監禁状態とはいえいろんな国の人たちがわちゃわちゃ共同作業してるのは楽しそうだな~~~と思いながら観ていました。それだけに裏切り者?のせいでだんだんムードがギスギスしていくのが辛うございました。

最大の悪役である出版社社長がもういいおじいさんなのに、無駄にキラキラしたイケメンなのが印象に残りました。調べたら『神々と男たち』では実在の高潔な神父さんを演じてましたね。

 

☆『カイジ/ファイナルゲーム』

日本代表。これはミステリーというよりサスペンスかな… ツイッターでの評判が最悪だったのでおっかなびっくりでの鑑賞でございました。ところが意外と普通に楽しめました。そりゃ「勝利を自慢したいあまり、イカサマのネタを大声で喧伝してしまう」とか、目が点になってしまうところも色々ありましたけど、それなりに逆転への伏線などは上手に張り巡らしてあったと思います。そしてなにより藤原カイジが十年経っても変わらずそのまんまだったのが大変うれしゅうございました。

 

で(こっからは重要なネタバレを含みます)、この3作、

 

 

 

どれも若者と老人の友情物語でもあるんですよね。この辺が和むところでありました。「老害が」「若造が」とかく異なる世代いうのは対立しがちなものですが、やっぱりそういうのよくないと思うのですよ。年が離れていてもお互い大事な存在になれるって素敵なことであります。うんうん。

 

そしてもう一本。これはミステリーというよりアク・ションですけど

☆『バッドボーイズ/フォー・ライフ』

マイケル・ベイ印の火薬てんこもり刑事ドラマシリーズ。実は1・2を観てないのにトマトの数字が良かったからという軽薄な理由で鑑賞にのぞみました。今回はベイが監督じゃなかったせいかけっこうしんみりする要素もあり。あとこれにも高齢者と若者たちの心温まるお話や、主人公を狙う暗殺者の正体は?という謎要素があったりしました。

一点だけ気になったのはウィル・スミスが一介の刑事なのに、やけに高級そうなマンションに住んでたことですね。決してうらやましいわけではあります。

 

 

次回は『この世界の さらにいくつもの 片隅に』『エクストリーム・ジョブ』『1917』『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』『野性の呼び声』などについて(気力が沸いた時に)書きます。

 

 

 

 

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March 06, 2020

2020年1月後半に観た映画 『人間失格(アニメ版)』『フォードvSフェラーリ』『ジョジョ・ラビット』『ゴッホが見た未来』『キャッツ』

☆『HUMAN LOST 人間失格』

『蒼穹のファフナー』や『天地明察』で知られる冲方丁氏が、太宰治の名作を大胆に翻案したSFアニメ映画。どのくらい原典が活かされてるのか気になって鑑賞して来ました。まあぶっちゃけちゃうとやっぱり『人間失格』というより原作版『デビルマン』に近い作品でありました。

とりあえず主人公の大場葉蔵氏は「ダメ人間なのに女性に好かれる」「関わる女性がみな不幸になる」という点は共通しておりましたが、まだ大宰版に比べれば倫理的にまともな青年でありました。

ポリゴン・ピクチュアズ製作で、宮野真守が櫻井孝宏に操られ、ヒロインが花澤香菜。そんで人智を越えた怪物が文明を破壊しようとする…といった流れはアニメ版『GODZILLA』三部作の別ヴァージョンのようにも思えます。近未来のお話なのにやたら昭和的ムード、要素を大切にする世界観が独特で面白うございました。

 

☆『フォードvsフェラーリ』

「フェラーリ」と付いてるのでF1の話かと思い込んでいたら、1960年代のル・マン24時間耐久レースに材を取ったお話でした。あとフォードとフェラーリが激突するというより、フォード内部でマット・デイモン演じるエンジニアとクリスチャン・ベール演じるレーサーが、己の道を貫くために奮闘する話だったり

で、この武骨な男二人の絆が深く胸を打つ映画でした。今どきの洋画でどつきあった果てに「やるじゃねえか、お前」みたいな感じでお互いを認め合う番長漫画的なアレが見られたりします。あとからこのくだりを思い出すとなんとも微笑ましかったり、切なくなったりします。

レーサーのケン・マイルズという人はあちらではさぞ知られてるのかと思いきや、そんなにメジャーでもないみたいで。テスト走行で火だるまになりかけた直後に、また平然とマシンをかっ飛ばしてる肝っ玉の太さには唖然とさせられます。あと主人公よりと見せかけて色々足を引っ張ってくれるフォード会長が小憎らしゅうございました。

 

☆『ジョジョ・ラビット』

『フォード~』と同じく本年度アカデミー賞作品部門有力候補だった映画。第二次大戦末期のドイツ。気弱な少年ジョジョはイマジナリーフレンドのヒトラーに励まされて、第三帝国の繁栄のため自分にできることをしようと頑張るのですが…

ナチス・ドイツを題材にしてるわりに全体的に陽気なムード。その辺が不謹慎というか手ぬるく感じる人もおられるかもしれませんが、突き刺すところはグサッと突き刺してきます。あと残酷シーンが少ないおかげで年少者たちに戦争の悲惨さを伝える入門編としても使えると思います。

こちらも主人公ジョジョと親友ヨーキーの素朴な友情にほっこりさせられました。途中ジョジョがロボット状のコスチュームをまとうシーンがあるのですが、スカーレット・ヨハンソンとサム・ロックウェルが出てることからして、『アイアンマン2』へのオマージュだったのかもしれません。もしくはただの偶然です。

あの後ジョジョとヒロインが『火垂るの墓』のようになってしまわないか少し心配ですが、作品の雰囲気からしてたぶん大丈夫でしょう。

 

☆『永遠の門 ゴッホが見た未来』

『潜水服は町の夢を見る』などで知られるジュリアン・シュナーベル監督が「炎の画家」ゴッホを題材とした作品。序盤は南仏の美しい自然に心和むのですが、中盤あたりから多くの人に異常者扱いされるゴッホがどんどん気の毒になってきます。こういうのもよくある話しですが、時代に早すぎたゆえに作品の真価が理解されないという。今では美術史で燦然と輝いてるゴッホの絵も、当事は「醜い」「ヘンテコ」とさんざんな言われようでした。

フランス映画でフランスが舞台なのにみん英語しゃべってたのは気になりましたが、主演のウィレム・デフォーは本物のゴッホと見まがうばかりの熱演でした。さらにオスカー・アイザックにマッツ・ミケルセン、マチュー・アマルリックの脇を固めるイケオジたちも豪華メンバーでした。

 

☆『キャッツ』

ミュージカルの鉄板とでも言うべき名作を『英国王のスピーチ』『レ・ミゼラブル』のトム・フーパーが映画化。キャストには名だたる名優がそろい、どう考えても間違いない布陣なのに、欧米の批評家からはホラーだのポルノだの近年まれに見る大酷評w いやー、映画ってこういうことがあるから面白いですよね。

ただ実際に観てみると箸にも棒にもひっかからない駄作ということはなかったです。例の猫人間のビジュアルも予告でさんざん見せられたせいか慣れちゃってましたし。一言で表わすなら「珍作」という言葉が最もふさわしい。まあ珍作としても平凡というかあんまり印象に残らないのがつらいところです。

それでもさすが人気の舞台だけあって歌曲にはいいものが色々ありました。特にメイン曲とも言える「メモリー」や手品猫をみんなで励ます歌は気に入りました。

 

次回は『ナイブズ・アウト』『カイジ ファイナルゲーム』『9人の翻訳家』『バッドボーイズ:フォーライフ』などを取り上げる予定。

 

 

 

 

 

 

 

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March 03, 2020

12月末から1月前半に観た映画について 『スカイウォーカーの夜明け』『仮面ライダー令和TFG』『男はつらいよ50』『パラサイト』

どんどん更新が遅くなり、簡略化されていく当ブログ… いよいよ末期なのかもしれませんw

せめて記録だけでも残しておこうと、(まだ)書いてなかった昨年末と1月前半に観た映画についてネタバレ全開で語ります。

 

 

☆『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』

言わずと知れた世界で最も有名な映画シリーズの第9作にしてひとまずの完結編。色々冒険した前作に対し、無難にまとめた内容だったせいか一部で酷評されておりますが、わたしはがんばってよく帳尻合わせたなあと感心しました。特にカイロ・レンに対しての決着のつけかたは、やや唐突に思えたダース・ベイダーの改心より自然に思えました。あと爆裂四散を覚悟してたR2-D2とC-3POが最後まで無事生き残ったことも良かったです。

ネットで新三部作世代がこの度の続三部作を叩いているのを読んでると、かつて新三部作が旧三部作世代にこきおろされてた構図とよく似てるんですよね。まさに歴史は繰り返すというか。正当な評価が下されるのはまた10年くらい経ってからのことかもしれません。

ただ一点、文句を言わせてもらえるならば、もっと玩具が欲しくなるような新メカ、新ロボを出していただきたかった。以上です。

 

☆『仮面ライダー 令和 ザ・ファーストジェネレーション』

昨年最後に観た映画。現在放映中の『仮面ライダーゼロワン』と、前作『仮面ライダージオウ』の橋渡し的劇場版。ゼロワン、ゼロゼロワン、アナザーゼロワン、Ⅰ型、アナザー1号と、「1」を冠したライダーの大行進という印象。だのに肝心の本家1号かもしくはTHE FIRST版1号が出てこなかったのが残念。相変わらず脚本に難点はあるものの、一時期ライダー映画が壊滅的にひどかったあたりと比べれば、ファンサービス含めだいぶちゃんとして来ました。

 

☆『男はつらいよ お帰り 寅さん』

今年最初に観た映画。国民的長寿映画シリーズの22年ぶりの続編…というよりは総集編+後日談的な作品。寅さんのその後についてははっきりとしたことは語られず、もしかして本当に帰ってくるのでは…という期待を抱きましたが、実際どうだったかというと(略)

わたしが観た回ではかなりお客さんが入っていて、過去の回想パートではどっかんどっかん笑いが起きるのに対し、新撮の現代パートではしんみりするような場面がほとんどだったりして。

『男はつらいよ』はなんというかダメなおっさんを心地よくさせるファンタジーのような映画で、若いころは特に興味もなかったのに、いまではすっかりストライクな世代になってしまいました。初期数作を除けば寅さんは基本的にプラトニックな人なので、それで何とか許されてるところはあると思います。ダメダメプラトニッカーとして満男君は立派に寅さんの系譜を継いでいましたが、あとはやはりもっと笑いが取れるようがんばってほしいですね。

もうひとつ今回改めて感じ入ったのは、お若いころの倍賞美津子さんや浅丘ルリ子さんって、本当に息をのむほどに美しかったんだなあと。そしてそうした在りし日の彼女らを見ていると、現在のおばあちゃんになった美津子さんやルリ子さんもなぜか愛おしくなってきたりしました。

 

☆『パラサイト 半地下の家族』

言わずと知れた本年度アカデミー賞作品賞受賞作。そして現在日本における韓国映画歴代1位の興行新記録を達成。何から何まで異例ずくめの怪作でございます。当初タイトルから性悪な一家が裕福な家族の弱みを握って、じわじわと苦しめていくような話かと予想していたのですが、寄生家族も根はそんなに酷い連中ではなく、上手に感情移入させるような作りになっておりました。

ポン・ジュノお得意のお笑いセンスは健在で中盤あたり完全にドリフのコントに近いものがありました。そのまま最後まで喜劇で突っ走ってほしかったのですが… まあそうでなかったからオスカーもパルムドールもゲットできたわけですよね。

とりわけ珍しい特色としては、映像に映らない「匂い」が重要なポイントとなっているところ。わたしが知らないだけかもしれませんが、ほかに「匂い」がテーマになってる映画って『パフューム ある人殺しの物語』くらいしか思いつきません。自分では気が付きにくい性質である反面(それがゆえに?)、そのことを揶揄されると人って深く傷つくものなんだなあ…と。自分もマメにお風呂に入るよう努めてはおりますが。

結末について

 

 

監督は「長男があの家を買える金額を手に入れるのはまず不可能」とおっしゃってましたが、この作品が世界で大旋風を巻き起こしているのを見ると、事件のことを本か映画にでもすれば余裕でひと財産築けるのでは?と思いました。親父の居場所は適当にごまかして。観客席からモールス信号でそのことを伝えたい衝動に駆られました。

 

 

次回は『人間失格 HUMAN LOST』『永遠の門 ゴッホが見た未来』『フォードVSフェラーリ』『ジョジョ・ラビット』などについて書く予定です。

 

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February 03, 2020

年末アニメ祭り②白と黒の衝撃 『ひつじのショーン UFOパニック!』『羅小黒戦記』

Farmageddon_20200203204601 まだ年末の話が終わりません… 2019年はどん詰まりに来て年間ベスト級のアニメ映画が立て続けに公開されて大変困りました(いや、別に困ることはないか)。1本目は『ひつじのショーン UFOパニック!』。英国ののどかな農村を舞台にしたTVシリーズの劇場版第二作。今回はETよろしく地球にやってきた迷子のエイリアンをめぐって町全体…どころか宇宙規模の大騒動が巻き起こります。恐らく『ひつじのショーン』最大のスケールかと思われます。が、中心となるのはあくまでいつもの農場。このギャップがなんともいえません。

そして特筆すべきは前作 と同じように「フゴフゴ」「フガフガ」という意味不明語のみで1時間半押し通すこと。それでいてちゃんと話は通じるししかも面白い。これね、相当な離れ業ですよ… まあ正直言うと前半は「標準くらいの面白さだな」と思いながら観てました。ですが中盤くらいでさすがにこれは我らがショーンでもどうにも出来まい…という大惨事が生じてしまいます。しかしそれでも普通に解決しちゃうんですよね、ショーンは。一介のひつじであるのにおおよそ不可能なことはないという恐ろしいキャラクターです。でも本人?の頭にあるのは日々を楽しく過ごし、愉快な遊びを探すことだけという。こんな兄貴分いたらいいなあ…と思わずにはいられません。ひつじだけど。

もう1本の『羅小黒戦記』もかわいらしい姿なのに、実は無敵な小動物が主人公のアニメ。住処の森を追われた黒猫の妖精「小黒(シャオヘイ)」」が、人間界と妖精たちの争いに巻きこまれていくというストーリー。『平成狸合戦ぽんぽこ』に異能力バトルを混ぜ合わせたようなスタイルなのですが、この作品の魅力はなんといっても小黒のキュートなデザイン。特に猫好きにはハートを錐で突き刺すくらいの威力があります。だからもう小黒が悲しい声を出せば泣きたくなるし、嬉しそうにしてると鼻水が垂れ流れてきます。ただ先にも書いたようにこの小黒、かわいいだけでなく実はとんでもないパワーを秘めた言わば「神」に近い存在。だのに本人?はいたって無自覚というところもショーンに通じるものがあります。

この2本そんな風に似てるところもありますが、作品のベクトルは好対照です。『ひつじのショーン』はそれはもうすがすがしいくらいに、人を笑わせ、楽しませることを目的とした作品。観終わったあとそんなに心に残るものはないかもしれませんが、それはもう清々しく幸せな気分に包まれます。一方で『羅小黒戦記』はやはりエンターテインメントでありながら、現代中国の抱える問題をやんわりと風刺しております。お堅いかの国でもこういう映画が作られ、しかもそれがヒットしたというのは喜ばしきことですね。そしてこちらはこちらで鑑賞後ほっこりとした暖かい気持ちにさせられます。

個性と完成度の優れたこの2作品ですが、日本ではあまり注目を浴びなかったり上映館が少なかったりするのは残念なことです。配信・発売が開始されたら一人でも多くの人に見ていただきとうございます。また『羅小黒戦記』の方は阿佐ヶ谷の小さな映画館「ユジク阿佐ヶ谷」にて未だに満席のロングランを続行中。お近くにお住まいで興味をもたれた方はぜひスクリーンで小黒に会いに行ってみてください。

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January 28, 2020

年末アニメまつり①さよならは別れの言葉じゃなくて 『アナと雪の女王2』『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』

Olaf_getty まだ年末の話をします。昨年の暮れはそっち方面の注目作がいっぱいあったのでアニメ映画ばかり観ておりました。本日はその中の3本をほぼネタバレ大全開で語ってみます。

ひとつは今もなお大ヒット公開中の『アナと雪の女王2』。世界的、とりわけ日本で記録的興行を打ち立てた新時代のディズニープリンセス映画の続編。絆の力で試練を乗り越えた姉妹の前に、新たな危機が訪れます。

Sakuhin017589_1 ふたつめは『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』。たれぱんだ、リラッくまなどで知られるサンエックスがまたしてもど派手にあてたかわいらしいキャラクターたちの劇場版。わたくし全然知らなかったのですが、ツイッターで「なんか映画版はすごいらしい」「まどか☆マギカを彷彿とさせる」という評判を読みつられて観にいっちゃいました。

5549_item01 みっつめは『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』。2010年に日本公開され、大人の事情で2作目が劇場スルーされたシリーズが奇跡的にスクリーンに帰ってきました。わたしの知る限りこんな例は他には『トリプルX』くらいしかありません。多くの冒険を繰り広げてきた少年と竜のコンビが、竜のハンターたちや移住問題と戦います。

この3本どれも楽しく鑑賞させてもらいました。で、気づいたのはどれも最後に「お別れ」が待ってるということでした。夏にやってた『トイ・ストーリー4』、昨年の『シュガーラッシュ・オンライン』もそうでした。そういえばわたしが子供のころなじんでた名作アニメにはそういう切ない話が多かったなあ。『銀河鉄道999』『ルパン三世 カリオストロの城』『ドラえもん のび太の恐竜』『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』などなど。ただ昔の作品の場合は「もう二度と会えない」的な胸にツーンとくるものが多かったのですが、最近のものは「会おうと思えばたまには会える」的なものが多いですね。

あとそれぞれのお別れも似てるところもあれば違うところもあり。『アナ雪2』の場合は「え!? そんなにあっさりでいいの!?」というくらい淡白でしたが、この作品と『ヒックとドラゴン』は「お互いの種族のために最善の道を選ぼう。離れていてもこころはひとつ」という感じでした。クリエイターとしては「いつまでも一緒にべったりだと共依存になってしまう。絆を保ちつつそれぞれ自立しなければいけない」ということを訴えたいのかなあ。ただ『ヒクドラ』1作目の結末が好きだった者としては「ずっとずっと隣にいたっていいじゃねえかよ!」と思ってしまうのでした。いいとしこいて独りもんだからでしょうか。

対して『すみっコぐらし』は「一緒にいたいのに生まれもった性質ゆえにそうできない」というハートがキリキリするようなものでした。小さなお子様も観るだろうになんと容赦ない… それはともかくメインキャラである「すみっコ」たちがほとんどしゃべらず、ナレーター二人の語りだけで進行していくスタイルはなかなか独特でした。

やっぱりなにもかもがハッピーエンドの作品よりは、切ないお別れ的な結末の方が心に残るものです。 だからといってそちらの方が優れているというわけでもなく… 結局おれは何が言いたいんだ! ふんがーー!!(飲酒中)

次は年末アニメ祭り後編として『ひつじのショーン UFOフィーバー!』『羅小黒戦記』について書きます。

 

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January 21, 2020

元祖モンスター・ホテルへの帰還 『ドクタースリープ』

映画秘宝がとうとう休刊してしまいましたね。さびしいなあ… それとはまったく関係ありませんが本日は『ドクター・スリープ』についていまさら書きます。スティーブン・キング原作でスタンリー・キューブリック監督が映画化したあの伝説的名作『シャイニング』の続編。というわけで『シャイニング』の説明をまずしなきゃいけないですね。

『シャイニング』は1977年に書かれて1980年に映画化。冬の間だけホテルの番をすることになった作家が、次第にそこに巣食う悪霊に乗っ取られていき、息子のダニーや妻のウェンディを襲うようになるというストーリー。この辺は映画も小説を踏襲してるのですが、キングはその劇場版にめっちゃ怒ったというのは有名な話です。なんでも割りとほめまくるキングさんにしてはこれは珍しい話。原作『シャイニング』はお父さんが子供への愛と自分の弱さについてかなり葛藤するのですが、映画版ではその辺はほぼ省略されてお父さんの狂気に全く迷いが見られません。主演がジャック・ニコルソンだから余計にそう見えます。

ですがキングにとってはそのカットされたところが大事だったんですよね。彼の父親はキングが幼いころ「煙草を買いにいってくる」と言ってふらっと出てったきり、消息不明なのだとか。ですからキングにとってパパンとは憎らしく不可解な存在であり、同時に「本当は自分のことを愛をしていた」と信じたい人間なわけです。だからかキング作品には「毒親」が非常に多く登場します(まともな親もおりますが)。

余談ですがわたしは一昨年くらいにようやく映画版を観ました。びくびくしながらの鑑賞でしたが、これまで色んなところでパロディにされまくったせいで意外と楽しく観られたことをご報告いたします。

さて、ようやく映画『ドクター・スリープ』について。『シャイニング』から30年後。ダニーはすっかり酒びたりのダメ中年になっていましたが、一念発起してなんとか立ち直り、とある医療施設で働くようになります。そんな折、ダニーは遠く離れた町で暮らす強大なパワーを秘めた少女、アブラからSOSのメッセージを受け取り、悪の超能力者軍団と戦うことに。

さっき書き忘れてましたが、『シャイニング』原作は実は超能力ものでもあるのですよね。そもそもタイトルの「輝き」というのはダニーが持つ超能力のことをさしております。この度の映画『ドクター・スリープ』ではその「輝き」が前面に押し出されております。全米(全世界?)にその「輝き」を持つものが点在していて、ある者は良いことにそれを使い、ある者は私利私欲のために用います。また善良な「輝き」人は能力をもてあまして悩んでいる後輩を、時には霊体になってまで助けようとします。主演がユアン・マクレガーというせいもあってまるでフォースとジェダイの騎士のようでありました。ユアン・マクレガーといえばかつてはやんちゃな青年なイメージでしたが、近頃は『プーと大人になった僕』『T2 トレイン・スポッティング』などすっかり中年の危機に直面して奮闘する役が多くなって来ました。彼ほどかっこよくはないですが小生もおっさんゆえ大いに共感しております。

ともあれ、あらすじを読んで「『エイリアン』に対する『エイリアン2』のような内容なのかな?」と予想していたのですが、どっちかというと『エイリアンVSプレデター』のような続編でした。変なたとえでわけがわからないと思いますが、観て頂けたらわかると思います。実は原作では木っ端ミジンコに吹っ飛んだシャイニングホテルが、映画では予告編からバーンと映ります。一体超能力バトルからどうやって前作の舞台につながっていくのか興味津々で鑑賞しておりましたが、なるほど~ そういう持って来方だったのか~ と感心したりテンションぶちあがることしきりでございました。

ここのところ読書量が落ち込み、『ドクター・スリープ』は原作未読で臨みました。で、この記事を書くにあたり小説版のネタバレを読んでみたのですが、映画とはけっこう違いますね… 結末も異なるし、大体ホテルは正編で消失してしおります。ラストシーンがどんなだったかまで読んじゃいましたが、急速に原作の方も手を伸ばしてみたくなってきました。

昨年からキングラッシュが続く映画界。今度は一度映画化されてる『ペット・セメタリー』が公開されております。これまた親子愛にからめたイヤ~な話でして。こちらはスルーさせていただきますw

 

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January 16, 2020

冗談のないジョーダン・ピール 『アス』

本日は『ゲットアウト』 にて一躍脚光を浴びたジョーダン・ピール監督の最新作『アス』について書きます。「新作」といっても公開 とっくに終わっちゃってますけどね… 裕福で幸せそうな黒人一家がバカンス先で、自分たちとそっくり同じ顔を持つもう一組の家族に襲われるという話。いわゆるひとつの「ドッペルゲンガーもの」ってやつですかね。説明するまでもありませんが、ドッペルゲンガーというのは自分と全く変わらぬ姿をした悪魔的な存在(と思いました)。民話等によるとそれを見てしまうと数日後に頓死してしまうということになっております。この得体の知れない不気味さに惹かれてか、ポーやドストエフスキー、芥川龍之介などが作品のモチーフとして使っております。

ただ『アス』の分身さんたちは魔力で殺すとかそういうまだるっこしいことはしません。直接刃物でブッ刺しに来ます。怖いですね。しかもなぜか刺しにくそうなハサミでもって… ナイフでもアイスピックでもなくなぜハサミなのかについては、最後まで明らかになりませんでした。何らかのメタファーだったのでしょうか。

そんな風に不条理の連発でもってお話は進んで行き、分身の正体とか、彼らが襲いに来る理由とかも不明なまま終わるんだろうな…と予測していたら一応無理矢理説明をつけてました。ただその「真相」というのがかなり苦しいものだったので、「これだったら下手に理屈づけとかしなくて、一切不可解なまま終わった方がよかったのでは?」と思ってしまいました。あと監督の前作『ゲットアウト』は不気味ながらも爆笑してしまうシーンもあり、その辺にけっこう期待していたのですが、今回は本当にただ怖いだけっだったのも逆に肩透かしでございました。

…とわたしはついくさしてしまいましたけど、これが評論家たちの間ではけっこう高得点(批評家支持率は94%、平均点は10点満点で7.94点)なのですね。独特なムードと絵作り、そして単なるホラーにとどまらず、アメリカの社会問題が反映されている点がうるさ方たちのハートをとらえたのでしょうか。

わたくしそこそこのビビりなので、なるべく怖そうな映画は観たくないのですが、昨年末は恐怖に興味が打ち勝ってしまうような映画が多くて、何本かホラーに属する作品をプルプル震えながら鑑賞いたしました。『IT』完結編に『ブライトバーン』に『ドクタースリープ』に、一昨日書いた『ゾンビランド/ダブルタップ』…はあんまり怖くないか。ともかくそうした一連の映画では『アス』が一番怖かったです。『IT』のペニーワイズさんには親しみすら感じましたし、『ブライトバーン』の坊ちゃんも見てくれはその辺の子供でしたし。『ドクタースリープ』(近日レビュー予定)は怖いというかなんかテンション上がる映画でした。しかし『アス』の偽一家の皆さんは迫力の顔芸と、モンスターじみたハスキーボイスと、何をしだすかわからない恐ろしさでほか作品の怪物たちより頭ひとつ抜けていたと思います。危うくちびるところだったじゃないですか! どうしてくれるんですか!!

次に観ようかどうか迷ってるホラーはやはり新鋭のアリ・アスター監督による『ミッドサマー』。あれ、でもこれ予告見ると美しい田園風景でカップルたちがとても楽しそうにしているな。もしかしてホラーじゃないのかな? なら安心して観られそう。ふふふ… ふふふ… うふふふふふふふふふふふ

 

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January 14, 2020

死者の国VS遊戯の世界 『ゾンビランド/ダブルタップ』『ジュマンジ/ネクスト・レベル』

前回も書きましたが、色々たまってるので今年はさくさく飛ばして行きます。

今回は『ゾンビランド/ダブルタップ』と『ジュマンジ/ネクスト・レベル』について紹介します。2作品とも昨年末のクソ忙しい時上映されてたSF?コメディの続編ものですね。

前者はゾンビが跋扈する世界で、自分なりのルールを支えに生きる青年と仲間たちのお話。正編の感想はこちら 。特にとりえもなさそうななよなよしたボンクラが、非現実的な状況の中で三角関係に悩んでいる様子はちょっと前の少年サンデーによくあるパターンでした。

後者は名作エンターテインメントを新生させた『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』のさらなる続編。前作の感想はこちら 。魔法にかけられたTVゲームの世界に迷い込んだ若者たちが、喧嘩しながらも団結力でピンチを脱して行くストーリー。こちらは色恋よりも友情がメインだったり、世界設定がゲームだけにやけに法則的だったりするあたりは少年ジャンプっぽかったです。

で、この2本新要素もちょこちょこ加えてはあるんですが、全体的には「前とやってること大体一緒だよな…」という印象を残します。『ゾンビランド~』の方は9年くらい経ってるのでそれがすごく懐かしく、心地よい感情に包まれるのですが、『ジュマンジ~』は1年しか経ってないので「こないだ観たばっかだなあ」とやや冷めた思いをぬぐえませんでした。1年だって決して短いスパンではないはずなのですが、映画的にはなんか「ついこの前」と感じられるのはなぜなんでしょう。最近よく言われる「スターウォーズ疲れ」もその辺から来てる気がします。

両者とも前作と全くキャストをほぼそろえてきてるのは偉いところ。ただそれもやっぱり9年経ってみんな演技派として大成してる『ゾンビ~』の方が、「そろいもそろってよくこんなくだらない映画にまた出たなあ」という感動があります。

うーん… 『ゾンビ~』ばかり持ち上げてしまったのでなんか不公平な気がしてきたな… 『ジュマンジ~』の方にもなんかいいところがなかったかな… そうそう、動物好きとしてはダチョウとマンドリルがいっぱい出てきたのがよかったです! あと馬もよかった! そんなもんか… あと久しぶりにダニー・デビートとダニー・グローバーにスクリーンで会えたのもプラスポイント。デビートさんはしばらく見ぬうちにすっかり老けましたね…

2020年の注目続編としてはやはり昔懐かしの『トップガン』でしょうか。共演者がすっかりじいちゃんばあちゃんになったのに一人だけ変わらず主演も続投するトム・クルーズ。恐るべし、です。

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January 09, 2020

もしもビートルズが弾けたなら 『イエスタデイ』

新年も9日になってようやく再開です。だいぶ未レビューの映画をためこんでしまったので、今年はさくさくコンパクトに参ります。

で、今日紹介するのは『イエスタデイ』。『トレインスポッティング』や『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイルの最新作であります。突然ビートルズ(その他にも少々)が存在しなくなった平行世界に迷い込んだ低迷ミュージシャンが、彼らのナンバーで世界的スターになるというお話。

少し前の日本だと男子が憧れる・なりたがるのは坂本龍馬だと思うんですけど、世界標準だとザ・ビートルズになるんですかね。そういえばチャゲアスのある曲にも「生まれ変わるときはビートルズだな」なんて曲がありました。

これがこずるい主人公だと「何の苦労もしなくてセレブになれてラッキー!!」とはしゃぎまくるわけですが、こちらの場合は生真面目な青年なので「パクリでこんなに大成功していいのだろうか…」と悩んじゃったりします。そこにどう決着をつけるかがお話のヤマ場の一つだったり。

ダニー・ ボイルの映画というのはお笑い交じりでもけっこう胸をキリキリ突き刺してくるところがあるのですが、恐らく彼のキャリアの中で最も優しい作品。普通なら悪役に回りそうなキャラでもどなたもこなたも目茶いい人ばっかり(悪徳プロデューサーのケイト・マッキノン除く)。最近疲れることの多い身としてはこの優しさが骨身に沁みました。

まあビートルズのシンプルなナンバーが果たして21世紀の現在に突然発表されて大うけするのかな?という疑問もあるわけですが、大画面で久しぶりにリヴァプール・サウンドの数々を浴びせられるとそんなことはどうでもよくなりますね。あと改めて和訳を見るとビートルズの歌詞ってけっこうわけわからんやつも多いな、と苦笑させられました。

わたしが好きな曲はもちろん超定番のレット・イット・ビー、ロング・アンド・ワインディング・ロード、ヘイ,ジュードなどなど。少し渋いあたりではハロー・グッバイ、涙の乗車券、プリーズ・ミスター・ポストマン、ひとりぼっちのあいつ、ストロベリー・フィールズ・フォーエバー、サムシング、ヒア・カムズ・ザ・サンなどもよいですね。

英国が舞台でインド系の青年が主人公というのも意欲的でありました。

最後に一番お気に入りの曲の動画リンクを張っておきますので、気が向いた人は聞いてみてください。Here There and Everywhere

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December 31, 2019

2019年、この映画がアレだ!!

予定より1日ずれましたが、それでは年間ベスト映画についてまとめます。

 

まずワーストはあることはあるのですが、なんかつるし上げるのがつらい作品なので公表は差し控えます…

 

ついで「リバイバル賞」は4DX版の『ルパン3世 カリオストロの城』。TVで何度も観た作品ですがやっぱり映画館で観ると城がでかくて興奮しました。

 

さらについではっきり良かったものの個人的好みの差で上位26作品に並ばなかった16本。ここいら辺は大体同じくらいの評価です。

『クリード 炎の宿敵』   ☆『キャプテン・マーベル』   ☆『運び屋』   ☆『バンブルビー』   ☆『海獣の子供』  ☆『ハンターキラー 潜行せよ!』   ☆『神と共に』第1章第2賞  ☆『ザ・ファブル』  ☆『アラジン』   ☆『HiGH&LOW THE WORST』  ☆『ロボット2.0』  ☆『スペシャルアクターズ』  ☆『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 』  ☆『イエスタデイ』(近日レビュー予定)  ☆『ヒックとドラゴン聖地への冒険』(近日レビュー予定)

 

ではここからは順位を付けてキリ悪く26位から発表していきます。

☆26位 『ゴールデン・リバー』  お金は地道に稼ぎましょう!

☆25位 『ホテル・ムンバイ』  ホテルでは他のお客の迷惑も考えましょう!

☆24位 『翔んで埼玉』  所沢市は我が青春の地!

☆23位 『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』  MCU離脱が覆って本当に良かった!!

☆22位 『コードギアス 復活のルルーシュ』   復活したと思ったらもう終わりかい!

☆21位 『グリーンブック』  ケンタッキーが食べたくなる映画!

☆20位 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』  一家に一台火炎放射器!

☆19位 『シャザム!』  時には母のない子のように!

☆18位 『スパイダーマン/スパイダーバース』  一回目IMAXなのに30分遅刻した悲劇!!

☆17位 『ロングウェイ・ノース 地球のてっぺん』  漂流船はジジイの形見!

☆16位 『ミスター・ガラス』  シャマランユニバース完結編!(早いよ!)

☆15位 『ジョーカー』  同じアホなら踊らにゃ損損!

☆14位 『名探偵ピカチュウ』  ミュウツーの復讐!

☆13位 『パピヨン』  実話と初めて知りました…

☆12位 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』  ラドンはつらいよ!

☆11位 『アクアマン』  母よあなたは強すぎだ!

 

ではいよいよベスト10に移りまする…

Sw9_teaser2_1sht_v5_lg1024x1516 ☆10位 『スターウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(近日レビュー予定)

一大叙事詩ここに完結! …のはずがネット上では非難轟々。でも俺は好きだぜ… 同情も手伝って(おい)なんとか10位にランクイン

Red1024x1448 ☆9位 『ドクタースリープ』(近日レビュー予定)

最近良くある後付的続編の中では、かなり出来のいい方かと。『T2 トレインスポッティング』『プーと大人になった僕』に続くユアン・マクレガーの「中年の危機」シリーズ最新作

Farmageddon ☆8位 『ひつじのショーン UFOパニック!』(近日レビュー予定)

またしても「フガフガ」「フゴフゴ」だけで約1時間半押し通した大傑作。一介のひつじなのにおおよそ不可能は無いショーン君。今回は宇宙規模ということでさすがに荷が重いかと思われましたが、普通に解決してました。

30000000006095 ☆7位 『トイストーリー4』

これまた公開されるやネット上で賛否両論大激突を巻き起こした問題作。まあわたしゃ映画館で子供たちがケラケラ笑ってただけで十分成功作だと思います。さよならは言わないぜ、ウッディ!

177922_02 ☆6位 『天気の子』

この映画に触発された竜神様のせいで、その後実際に異常気象が頻発したとかなんとか。…そんな「ムー」的なことをつい書きたくなります。ある酒席で新海誠作品について熱く語ったら同席してた女子に「でもやっぱり気持ち悪いですよね」と言われたのにはグハッ!!と来ました。

Kvteaser3_20191231155501 ☆5位 『プロメア』

先日の漫画ベストでも語りましたが、十ウン年ぶりに帰ってきた『グレンラガン』の別ヴァージョンと考えてもよいのではなかろうかと。別に巨大ロボとか出さなくてもいいのにゴリゴリ出しちゃう中島先生大好きですが、今度はまずロボが前提にある作品を作っていただきたく。

Yjimagecbuhzoid ☆4位『羅小黒戦記』(近日レビュー予定)

年末になって現れたダークホース、いやブラックキャット。わかっているようでよく知らない中国の現状を黒猫の妖精の目を通してわたしたちに教えてくれます。気になった人はまずこの予告編を見てほしい 。弱い人は冒頭3秒でノックアウトされます。

176224_01  ☆3位 『レゴRムービー2』

♪この歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよこの歌頭にこびりつくよ…
まだこびりついてんだよ! どうしてくれんだよ!! 全て傑作ぞろいなのに日本ではイマイチな成績なレゴ映画シリーズ。本国でもこれをもって一区切りつきそうな気配ですがさらなる発展を望む次第です。
Kingdom_poster_0222 ☆2位 『キングダム』
これは予告を観た時「これまでの日本映画を越える伝説的作品になるかも…」と期待したのですが、観てみたら普通に日本映画の悪いところがバンバン入ってました。でも大好きです!! いいところもいっぱいありますし… 予想を覆して実写邦画では今年最大級のヒットとなったのはうれしゅうございました。

では第1位の発表です。

Ob_4f4bdb_avengersendgame2 『アベンジャーズ/エンドゲーム』

でした。まあ少し前に書いたテン年代映画ベストテン の1位がこれなわけですから、当然今年の1位もこれになります。自分にとっては1本の映画というより、2008年から追いかけて来たマーベル・シネマティック・ユニバース二十数作品の総決算なのでちょっと他とは比較できない、別格的な作品でもあります。このシリーズをずっとわくわくしながら映画館で観て来られたのは本当に幸運なことでした。引き続き可能な限りこの宇宙の行く末を見守って行こうと思います。

本年もお世話になりました。このブログもいつの間にやら丸15年。先のことはどうなるかさっぱりわかりませんが来年もよろしくお願いします。

 

 

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