闘猫伝説 HARD PUNCHER モン吉 最終話
最終話 伝説よ永遠に
「スリー、フォー」
カウントの声に、モン吉は意識を取り戻した。
(そうか、おれは・・・・・)
屈辱の初ダウンを喫した彼(女)に、スポットライトが容赦なく降り注ぐ。
しかしモン吉は、胸の奥に湧き上がる不思議な感情を、抑えきれないでいた。
(そうだ・・・・ このギリギリの緊張感。強大な敵。これこそが、おれの求めていたものだ!)
再び瞳の奥に宿る野生の炎。モン吉は四肢に力をこめ、マットの上に身を起こした。
その瞬間、リングに巨大な旋風が巻き起こった。
炎と燃えるモン吉の肉球。
そしていま、必殺のコークスクリューブローが、唸りをあげて解き放たれる。
シュパ
その猛烈な勢いに、リング外にまでフッ飛ばされるSGA。
(光が・・・・ 光が見える・・・・)
薄れていくSGAの意識。
カウントが数えられるまでもなかった。
「見事だ・・・・ やはり、お前はわたしの見込んだとおりのヤツだった。ゆけ、どこまでも、遠く、高く・・・・・」
そうつぶやくと、SGAはそっとまぶたを閉じた。
静まりかえるスタジアム。
動かなくなったSGAを見下ろして、モン吉は叫んだ。
「おれは誰にも負けない。誰にも奪われない!」
この物語はここで終る。だが、戦いと伝説は永遠に終らない。
Thank you,our hero.Farewell.
END

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