December 05, 2009

愛という字のもとに~大河ドラマ『天地人』より⑭ 「まだ、終らんよ」の巻

景勝 「上杉景勝じゃ!」
兼続 「直江兼続です・・・・」
景勝 「皆様のおかげをもちまして、『天地人』、無事全話終了することができました。まことに、まことにありがたい限り。うううう・・・・」
兼続 「実は殿、その件に関して、それがしお詫びせねばならないことが・・・・」
景勝 「なんじゃ? 今日は無礼講じゃ。なんでも言うてみい!」
兼続 「あのですね、その・・・・ 最終回見逃しちゃいました。てへ♪」
景勝 「・・・・・・・
    ・・・・・・・・
    ・・・・・・・・
    か~ね~つ~ぐ~!!!!!
兼続 「えっとですね。日曜の夜にちょっと用事がありまして・・・ そんで再放送の時に見ればいいかな~なんて思ってたんですけど、その再放送の時にころっと忘れてまして。いや~、よくあることですよ。てへ♪」
景勝 「てへ♪じゃね~~~~!! 大河レビュー五年目にして、初の大失態じゃわい!!」
兼続 「大失態だなんてそんなおおげさな。ちゃんと直前の回までは見てたんですよ。幸村が千姫さまに『お逃げください』といって、そしたらあの冷酷無情のタヌキ親父が『幸村が救うてくれたか・・・』と涙まで流して。いや~、感動だったな~」
景勝 「何を言っても白々しいな。いいか、兼続。『王様のレストラン』で松本幸四郎氏はこう言われた。『お客様の舌に残るのは、一番最後に食べたものの味です』と。つまりお前はその一番大事な部分を見逃したのだ! 大仏を作って目んタマを書いていないようなものだ! この不始末をどう責任を取る!」
兼続 「あ、あの、ひとついいわけしてもいいでしょうか。今年なんか終るの早くありません? 例年は12月の中旬ごろでしょ? 」
景勝 「おのれの不始末を棚にあげてお上を批判するつもりか~!!」
兼続 「ひえ~
景勝 「・・・だがお主の言うことにも一理ある。それはぶっちゃけすぺしゃるどらま『坂○上の雲』のせいだ。お上も迷惑な編成をしてくれるものよのう・・・」
兼続 「あの『日露戦争物語』を小説化したという・・・」
景勝 「逆だ、バカ!」
兼続 「そっちなら観ましたよ」
景勝 「なめてんのか、てめえは!!
兼続 「そんで観てたら久々に大殿を見かけましてね。懐かしかったもんでつい連れてきちゃいました。大殿どうぞ~」
景勝 「げっ
?  「シン! 物事は単純明快にせい!」
兼続 「あの・・・ シンってどなたですか?」
?  「同じ女を愛した男だ・・・・」
兼続 「うーん。どうやらタイムスリップの影響で記憶が混濁されておられるようです」
景勝 「・・・・そうそうにお引取り願え」
兼続 「は。大殿、お疲れさまでした」
?  「(運ばれながら)どんと来い! バルチック艦隊!」
景勝 「もうなにがなにやら・・・ で、兼続、武士が責任を取るとしたらもうアレしかあるまい」
兼続 「アレというと・・・ やはりこのドラマのテーマである『愛』ですか。いやん、はずかしい!」
景勝 「ばかもん! 切腹じゃ切腹! いさぎよく腹を切れ!」
兼続 「まあまあ殿、まだラストシーンを見る機会はあります。みなさん! 『天地人』総集編は12月21日より四夜連続放送です! これが最後のチャンスです!」
景勝 「・・・まあいい。今度こそしっかりチェックするのだぞ!」
兼続 「はい! みなさんどうぞお見逃しなきよう!」
景勝 「おまえがいうなああああああ!!!!!」
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November 09, 2009

愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より⑬ 「だが、そこがよくない」の巻 

景勝 「上杉景勝じゃ!」
兼続 「直江兼続です」
景勝 「『天地人』も残すところあと二回・・・ あっというまの一年じゃったのう・・・」
兼続 「まったくだ・・・ ってもうなに回想モードに入ってるんですか! まだビッグイベントが一個残ってるじゃありませんか!」
景勝 「え~? まだなんかあったっけ~?」
兼続 「大阪夏の陣が残ってるじゃありませんか!」
景勝 「そんなこと言ったってなあ、天下の趨勢はもう決まってるんだよ。ド田舎に押し込められた俺たちに、いったい何ができるってん、でエーィ!!」
兼続 「それではそれがしめが秘策をお授けいたします・・・」
景勝 「なにか良い手があると申すか!」
兼続 「はい。資料によりますと家康どのはテンプラを食べておなくなりになったそうです。宴会でだまくらかして大量に食わせればあるいは・・・・」
景勝 「イマイチ確実性にかける策だなあ。・・・っていうか食い物の話はやめろよ! ああ・・・ テンプラ・・・ サシミ・・・ ショウユ・・・ うう・・・ みんなビンボが悪いんだ・・・
兼続 「との、悲しい時はがまんせず、思い切り泣くといいです」
景勝 「だいたいよう、ここで仮に家康を倒せたとしても、そのあとさらに面倒なことになりそうで正直気が進まねえんだよなあ」
兼続 「との・・・ いまさら何を申すのですか!」
景勝 「だって家康を倒したらそのあと天下を治めるのはドロンジョさまとその部下たちだろ? 無政府状態になるのは誰の目にも明らかだろうが!」
兼続 「シッ (小声で)それはみんなとっくにわかってんですよ! でもね、ここまで愛だの義だの言ってきたわたしたちが鞍替えしちゃったら、お茶の間のみなさんはドンびきするじゃありませんか! 大丈夫、勝敗はもうわかってんだからうわべだけ悲しそうなフリだけしてればいいんですよ!」

ガラッ(ふすまの開く音)

? 「悲しい・・・ 悲しいぞ直江山城・・・ それがわが生涯莫逆の友の言う言葉とは!」
兼続 「その奇異極まりないいでたち・・・ お主はもしや!」
? 「おうよ!」
兼続 「チンドン屋さん?」
? 「チンチンドンドンチンドンドン~ 違うわ! 我こそは天下に名高きカブキ者!」
兼続 「思い出した! 前田・・・ 前田・・・ 前田太尊!
前田 「千秋ちゃ~ん! ってなにゆってんだおまえわ! そうぢゃねえよ!」
景勝 「確か花のなんとか・・・ 花の・・・ 花の・・・ 嗚呼! 花の応援団!」
前田 「ちょんわちょんわ~ ・・・あのいい加減名乗ってもいいかな?」
兼続 「はいはい」
前田 「前田慶次郎利益とはオレのことだ! 直江! お前はいつからそのような変節漢となったのだ! そしてなぜ無二の親友であるこのオレを忘れてしまったのだ!
兼続 「ん~ 忘れたってゆうか、最初から覚えがない?みたいな? だいたい君このドラマに出てこないし」
前田 「納得いかーん!! この題材をやると決まった時から、全国の戦国ファンがオレの登場を期待していたはずなのに!」
兼続 「なんでだろうね~」
景勝 「小松江○子にでも聞いてみれば?」
前田 「そうか・・・ 真の敵は小松! そしてN○Kか!」
兼続 「ななななんてこと言い出すんだ そんなことがあの方々の耳に入ったらどうなることか・・・ BPOに怒られるくらいではすみませんよ!」
前田 「構わぬ! 退かぬ! 背かぬ! 顧みぬ! 真の傾き者の生き様、しかと見ておけい!」
景勝 「兼続、この物騒なやつ、とりあえずどっかに押し込めとけ」
兼続 「がってん承知のスケ」
前田 「おい! なにをする! やめんかコラ!」

(バタバタどすどす)

景勝 「やれやれ、片付いたか」
兼続 「以後、戦国の世を駆け抜けた希代の快男児前田慶次は、上杉家二千石の捨扶持を与えられて、嘯月吟歌(しょうげつぎんか)愛する利沙と共に悠々の歳月を送り、米沢に移ってからは二度とかぶくことはなかったという」
景勝 「自分の言葉でしゃべらんかい!
兼続 「ははは、久しぶりに出ましたね、それ」

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October 16, 2009

愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より⑫ 「太宰を断罪」の巻 

景勝 「上杉景勝じゃ!」
兼続 「直江兼続です・・・」
景勝 「(ぐきゅるるる)うおおおおお!! はらへったぞーっ!!
兼続 「殿、耐えなされ・・・ 武士は食わねど高楊枝」
景勝 「てんめ~(首をしめながら)誰のせいでこんな赤貧生活を強いられてると思ってんだ~
兼続 「げげぼ。し、しどいわとの。せんかいはあんなにおほめくださったではないですか」
景勝 「うるせえ! てめえの酒の不始末で、家臣一同飢え死にするところじゃねえか!」
兼続 「との、怒ってばかりいると、よけいに腹が減りますよ・・・ ここはひとつ上品な話題でもいかがでしょう。今回のテーマは『太宰治』ということで」
景勝 「へ? なんで?」
兼続 「なんか最近生誕百年ということで盛り上がってるんですよ。それにこういう寒いところと太宰ってよく似合うと思いませんか?」
景勝 「まあそれですきっ腹が紛れんだったらな・・・ お前は太宰ってなんか読んだことあんのか?」
兼続 「はあ一応。『走れメロン』と『人間失格』。あと『桜桃』ですね」
景勝 「メロンとかサクランボとか、果物が好きな人だったのか?」
兼続 「月見そばも好きだったみたいですよ」
(ぐきゅるきゅるきゅる~)
景勝 「く、くいものの話はよさねーか・・・
兼続 「うかつでした・・・ そう、『桜桃』は読みやすかったですね。十ページかそこらでしたから。たしか『子供より、親が大事と思いたい』とかいう書き出しじゃなかったかな」
景勝 「とんでもねーオヤジだな
兼続 「友人を借金の方においてきて忘れたあげく、責められたら逆ギレするような人ですから。まあそれはともかく『走れメロン』の方はよかったですよ。こちらの書き出しは確か・・・ そう、『メロンは激怒した』」
景勝 「メロンって怒ったり走ったりすんのか?」
兼続 「ファンタジーなんでしょ。わたしにはメロンの気持ちがよくわかるんです。メロンの親友を思う気持ちが。親友のえーとえーと」
景勝 「セロハンテープ?」
兼続 「そうそう。そんな名前。ああ、ミッチー・・・ わたしもあなたを助けに京都まで走っていきたかった・・・」
景勝 「じゃあ行けばよかったじゃねーか」
兼続 「こっちはこっちでいろいろ忙しかったんですよ! 育児とか根回しとか引越しの準備とか」
景勝 「・・・・親友へのフォローは一番後回しかよ」
兼続 「ごほんごほん。そういや今回はアレやりましたっけ? 柿のエピソード」
景勝 「柿・・・ そういやそんな話もあったような・・・ どんな話だったっけ」
兼続 「えーと、確かミッチーが刑場にひかれていく途中で、一人の女性が気の毒だからって柿をあげるんですね。そしたらミッチーは『今ゲリピーだからいい』とか言ったとか」
景勝 「柿とゲリピー。足して柿ピーだな」
兼続 「うう・・・ かっこつけ野郎のお前が最後の言葉が『ゲリピー』だなんて、さぞや無念であったろう、ミッチー!
ううう
景勝 「てゆうか柿の話してたら、また腹が減ってきたんだが・・・ いかんいかん! 考えちゃいかん! そうだ、お前どうだったんだ、あれは。『ヴィヨンの妻』は。今回太宰に強引に話をふってるのも宣伝のためなんだろ」
兼続 「あはは。さすがとの・・・ お見通しでしたか。なんか書きたいところなんですけど、これ書いてるヤツが見てないもんでなんともいえないんですよ」
景勝 「そっか。タイトルからしてビヨヨ~ンと何かが伸びる話なのかな」
兼続 「何かが伸びる・・・ やっぱ月見そば?」
景勝 「だから食い物の話はやめんか!
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September 25, 2009

愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より⑪ 「会津狸合戦ぽんぽこ」の巻 

兼続 「直江兼続です」
景勝 「上杉景勝じゃ!」
兼続 「『天地人』もぼちぼちクライマックスです・・・」
景勝 「兼続・・・ わしゃいま猛烈に感動している・・・ 愛だの恋だのにうつつをぬかしていたへにゃへにゃ侍のお前に、よもや天下の覇王、徳川家康に啖呵を切るほどの度胸があったとは! まこと武士の誉れよ!」
兼続 「ああ~ あれね~」
景勝 「おい! なんだよ! その冷めたリアクション!」
兼続 「実はね~ あれ、自分でもあんましよく覚えてないんですよ」
景勝 「覚えてないって・・・ お前あんなに怒ってたじゃねえか!」
兼続 「正直に言うとあの日はけっこう酒が入ってまして・・・・ なんかヤツの顔を思い浮かべたら、わけもなくムラムラしてきちゃったんですね。ほんで気がついたら一括送信した後でして。いやー、酒の勢いっておっかないですねえ」
景勝 「『おっかねえ』じゃねえよ! そんな適当なことで上杉家が存亡の危機にさらされていたとは・・・」
兼続 「よくあることですよ。酔った勢いで告白メール送ったものの、あとで見たらとんでもない文章だったとか。愛人に送るはずのメールを間違えて本妻に送っちゃったりとか」
景勝 「それはお主自身の体験か?」
兼続 「ピュ~ ピュ~ピュピュピュ~(口笛)」
景勝 「まったく・・・・・経験から何も学ばんやつめ!」
兼続 「そっ それはともかくそれがし前から疑問に思ってることがあるのですよ!」
景勝 「なんじゃい!」
兼続 「家康殿の頭についているあのこぶ・・・ あれはいったいなんなのでしょう?」
景勝 「普通にたんこぶなんじゃないか?」
兼続 「だって20年も30年も同じところにたんこぶがあるんですよっ! おかしいと思いませんか!?」
景勝 「きっとあれだ。家康殿は毎日おなじところに額をうちつけて、頭を鍛えておるんじゃないか?」
兼続 「そんなことしたら鍛えるどころか頭がパーになりますよ!」
景勝 「だな。パーになったのはむしろ太閤の方だったし・・・」
兼続 「あそこに非常時のための栄養を蓄えているという説もあるそうです」
景勝 「・・・・ラクダじゃねーんだから
兼続 「あとサクランボを種ごと食べてしまったために、もうじき桜の芽が飛び出てくるのかもしれません」
景勝 「タマタマ山だっけ」
兼続 「『アタマ山』です!」
景勝 「しかしタヌキのあれはけっこうでかいと聞くぜ?」
兼続 「んっとにもー この人はどうしても話をそっちに持ってきたがるんだから・・・」
景勝 「あるいは何かのスイッチなのかもしれん」
兼続 「リロ! スイッチいい子にする!」
景勝 「そりゃスティッチだ!
兼続 「すいっち~ おん!」
景勝 「ワン! ツー! スリー!」
兼続 「文福茶釜がビートを刻む~」
景勝 「ヒローキ~ チェインジ~ ポコイダんあ~」
兼続 「石田三成ぶっとばせ~ 東照権現・ポコイダ~」
景勝 「ちぇいんじ~ ちぇいんじ~ ・・・って、いつまでやらせんだ!」
兼続 「ま、それはともかくこれではっきりしました。ヤツは悪の組織に作られたタヌキ型怪人だということが!」
景勝 「えー。キ○イダーは正義の味方だぜ~?」
兼続 「キカ○ダーじゃありません! ポコイダーです!」
景勝 「うーん 確かにそっちの方はヒーローと呼べるかどうか、微妙なところだな・・・(そもそも知ってる人がどれほどいるか・・・)」
兼続 「との・・・ わかりました! それが今回のテーマです。すなわち『歴史上の人物の行動が正義か否かは、見るものの視点によってどうとでもなる』 ・・・・そういうことではありますまいか」
景勝 「兼続・・・ お主なかなか鋭いことを言うではないか!」
兼続 「えへへ。それほどでも」
景勝 「だがそれではオチはつかん!
兼続 「あら?」

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August 31, 2009

愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より⑩ 「雪国を出たら、また雪国だった」の巻 

兼続 「らんらんらんらんらんらん引越しくん♪ はい!」
景勝 「・・・・・・・」
兼続 「らんらんらんらんらんらん引越しくん♪ はい!」
景勝 「・・・・・・・」
兼続 「ひっこしく~~~ん!!」
景勝 「やかましいわ!! 黙ってやらんかい!!(#`Д´)
兼続 「いやー、どうせ引っ越しやるなら楽しくやりたいじゃないですか! ていうか殿、寝っころがってないで手伝ってくださいよ! 明日中にはここ引き払わなきゃいけないんですから!」
景勝 「うるせえ! オレはまだ納得したわけじゃないからな!」
兼続 「なにをごねてるんですかー そりゃまあ住み慣れたところから移るのはおいイヤかもしれませんが、領地は増加で収益もアップで、こいつは言ってみれば栄転ですよ。栄転」
景勝 「収入の問題じゃない・・・ あのサルの命令で動かなきゃならんというのが腹立つんだよ!」
兼続 「仕方ないじゃないですか、わしら豊臣グループの一員なんですし。会社があそこに行けと言うなら行くしかありません。サラリーマンの辛いところですよ」
景勝 「あーあー フリーできままにやれてたころはよかったよなー」
兼続 「身内で壮絶な殺しあいやったり、信長にあと一歩で滅ぼされそうになったりね」
景勝 「どうしてそんなに暗いことばっかし思い出すんだよ! ネガティブなヤツだな!」
兼続 「あんたの下で30年も働いてりゃネガティブにもなりますよ! それより引越し引越し! 早くすませないと!」
景勝 「しかし名残惜しいの~ 兼続、お主は新潟といえばどんなイメージがある?」
兼続 「・・・・殿・・・・ 本当のところは引越しをさぼりたいだけなのでは?」
景勝 「そんなことは(ちょっとしか)ないぞ! 『会津編』に移る前にいまいちど新潟県について振り返っておいたほうがいいだろ?」
兼続 「はあまあ。新潟県のイメージといえば・・・ 米と山と・・・・ 米と山と・・・・ 豪雪地帯?」
景勝 「それっぽっちしか思いつかんのか!」
兼続 「まだ他になにかありましたっけ?」
景勝 「そうだな・・・ やはり越後といえば悪商人の出身地。そしてエッチのアフター・・・・」
兼続 「その辺でやめておいてください」
景勝 「まあその線でいくと一番やばいのは越中だがな。なんせフンドシの名産地でもあるし」
兼続 「だからやめてくださいって言ってるでしょうが!! 向こうの人たちから怒られますよ! 」
景勝 「唐突ですが日本文理ナインの諸君、おつかれさまでした」

兼続 「さいわい会津は気風がガチガチにお堅いところらしいです。そこでじっくり修行してエロ気を抜いてもらうといいです」
景勝 「いやー、これは自然の本能だからな。ド○ッグを抜くようなわけにはいかんよ。というか欲求不満で暴れ出すかもしれん」
兼続 「んッとに骨の髄までムッツリスケベなんだから・・・・」
景勝 「んでこれから行く福島県にはなにがあるのさ」
兼続 「ええと・・・ 米と山と・・・ 猪苗代湖?」
景勝 「ぜんぜん変わり映えせんのう」
兼続 「そうそう、雪もけっこう降りますよ」
景勝 「降らんでええわい! ようするに俺らサルのいいように振り回されてるだけじゃねえか!」
兼続 「ま、そういわずに殿。これもあと少しの辛抱です」
景勝 「というと?」
兼続 「もうじき政権交代するらしいです
景勝 「ではもうサルの顔色をうかがわなくてもすむようになるのだな? ばんざい民○党!」
兼続 「はあ。でも状況はむしろ悪化します
景勝 「なんじゃあ! そりゃあ!」

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August 04, 2009

愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より⑨ 「サルでもできる天下統一」の巻 

景勝 「上杉景勝じゃ!」
兼続 「直江兼続です」
景勝 「突然だが兼続! わしゃ納得がいかーん!!」
兼続 「はあ・・・ なにが?」
景勝 「わしらのトップにいるのが"猿”だということがじゃ! 考えてもみよ! なぜ万物の霊長たる我々が、進化の点ではるかに遅れを取るサルに従わねばならないのか!」
兼続 「いやー、こういうことって、そう珍しくもないかもですよ。吉田茂氏なんか『猿のコレクションなら国会に行けばいくらでも見られる』っておっしゃってたそうですし。いまのフランスの大統領だって、ねえ。だいたい人と猿は9割以上の遺伝子が共通してるらしいですよ。そう目くじら立てることもないんじゃないですか?」
景勝 「お主・・・ やけにあのモンキーの方をもつではないか!」
兼続 「実はわたし『IWGP』でのあだ名が『サル』だったもんですから。あの方にはなんだかシンパシー感じるのでございますよ。モキモキ♪」
景勝 「なんだ、その最後のサルっぽいしゃべりかたは・・・・ お前もしやすでに!」
兼続 「お察しの通りです、殿・・・ それがし既に猿インフルエンザに犯されているのです。やがて完全なサルになるのも時間の問題なのです。モキ!」
景勝 「猿インフルって・・・ そんなんいつ出てきたんだ!」
兼続 「ふふふ・・・殿。『桃太郎』を思い出してください。鳥、ブタと来たら次は猿にきまってるじゃないですか」
景勝 「ああ、なるほど。っていっこ違うだろが!
兼続 「ウキャキャ。ひっかかりませんでしたか。しょせんサルの浅知恵でございました♪モッキー」
景勝 「・・・・・・」
兼続 「まあそれはともかく、確かにいまの日本は猿に支配されてる猿の惑星・・・ いや、猿の王国と言っても過言ではありません。しかもあの方はなおも領土を広げるつもりのようです」
景勝 「例の朝鮮出兵のことか?」
兼続 「そうです。やがては世界全土を手中に収め、全人類を総サル化してしまうのが目標のようです。サルの性欲には限りがありませんからな」
景勝 「性欲じゃなくて征服欲な。しかしそうすると・・・ もしかしてあやつの正体は、宇宙猿人ゴリ?
兼続 「♪うちゅーうえんじん ごーりなーのーだー♪」
景勝 「大変だ! スペクトルマンを呼ばなければ!」
兼続 「いやー あの方ももう相当なお年かと。そういえば徳川殿は独自の対策を取っておられるようですよ」
景勝 「タヌキの仲間にでも応援を頼んでいるのか?」
兼続 「いえ。目には目を、サルにはサルを、ということで、全国より腕利きのサルたちを、栃木のある村に集めて訓練しているそうです。その名も『日光猿軍団』
景勝 「・・・・それ、なんかすごく弱そうだな」
兼続 「リーダーは噂に聞こえた武人だそうですよ。たしかチンパンジーだったか千葉○一だったか」
景勝 「お前それ、ファンに聞かれたらブッ殺されるぞ」
兼続 「・・・ま、確かにどこまで期待できるかはわかりませんね。子供やお年寄りには大人気のようですが」
景勝 「そうか・・・・ 大体事情はわかった。では兼続、われら上杉はどう動いたらよいのじゃ!」
兼続 「決まっておりまする、殿。これからも『愛』の力をもって戦い続けるのみでございます!」
景勝 「それはつまり・・・ 人間と動物の分け隔てなく、ということだな?」
兼続 「その通りですけど・・・ 殿が言うとなんか卑猥に聞こえるのはなぜ?」
景勝 「なにを言う! そりゃ確かに少々興味がないでもないが!」
兼続 「あの、そういうの、ホントにシャレにならないのでやめてくれませんか!? もっとこう、マジメに愛について考えてくださいよ! ウキー!!」
景勝 「愛か・・・・」
兼続 「愛です!」
景勝 「♪あーいあい」
兼続 「♪あーいあい」
景勝 「♪おさーるさーんだよーん
兼続 「上杉家の未来も、そう長くはないな・・・・」
景勝 「お前だってノッてたじゃねえか!」
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July 13, 2009

愛という字のもとに~ 大河ドラマ『天地人』より⑧ 「京都迷走案内」の巻

兼続 「直江兼続です」
景勝 「上杉景勝じゃ!」
兼続 「長かった京都旅行もいよいよ終わりか・・・ なんだかさびしいですね」
景勝 「っつか、わしはこの旅行中恥ずかしくてたまらんかったわい・・・」
兼続 「なにがですか?」
景勝 「お前の兜のまん前にぶらさがってる、その『愛』の字がに決まってんだろうが!」
兼続 「ええーっ みんな『ロマンチックで素敵』って大好評だったじゃないですか!」
景勝 「そりゃバカにしてたんだ! 京都の人間の言うことを真に受けてどうする!」
兼続 「殿・・・ 恐れながら申しあげまする。人心荒廃し環境が破壊されつつある昨今、たとえ人から笑われようとも、みなに『愛』を広めていくことこそが、上に立つものの使命とは思われませぬか!?」
景勝 「・・・もっともらしいことを言っておるがな、お主、その『愛』の字はおせん殿が、無理矢理つけたものであろう? 『出張先でもアタシのことを忘れないように 浮気しないように』ってことで」
兼続 「ななな・・・ 何を申されまするか わわわわたしはつつつ妻を真剣に愛しててて」
景勝 「ほほう。お主今回滞在した旅館の女将といい仲だったと聞いたが、あれはどうなのかのう?」
兼続 「ドキッ
景勝 「あと長澤まさみと、くの一忍法帖に没頭してたという話も聞いたが・・・」
兼続 「ドキッドキッ
景勝 「良き夫のような顔をしていて、裏ではそのような乱交ぶり。島耕作にも劣らぬエロ将軍のお前が、『愛』について語るなどとは片腹痛いわ! 言っておくがな。決して羨ましいから言っておるのではないぞ
兼続 「わわわ、わたしが言っているのはそのような狭い範囲の愛ではありません! もっと世界規模のグローバルでワイドなラブのことであります!」
景勝 「ならば問おう兼続。おぬしの言う、その『愛』とはいったいなんじゃ!?」
兼続 「・・・・あのー。この展開、いい加減ワンパターンで皆さんも『またかよ』と思われてるのでは・・・」
景勝 「ふふん、その手はくわんぞ。そうやってうまくごまかすつもりだな?」
兼続 「ドキッドキッ
?  「・・・そう。そいっつはっかなしすぎるよっ」

(ここでドラゴンアッシュ『El alma』をおかけください)

景勝 「あ・・・あなたは、セクスィー武将!!
武将 「愛の定義すら語れぬあなたに、その兜をかぶる資格はありません。即刻それを外してほしいものですね!」
兼続 「そういうあんたこそ、ついてるのは『愛』じゃなくて『恋』の字じゃないですか! 大体誰です? あんた?」
景勝 「知らんのか! 紅白歌合戦にも出たんだぞ!」
兼続 「あー 思い出してきました。去年のいまごろ沖縄でポコ死にしてた人ですよね。この人、殿と字面が似ててややこしくないですか?」
武将 「その無礼なもの言い・・・ 我慢なりませんよ! フェロモン香水を喰らうがいい!
兼続 「バカめ! それが有効なのは女人のみじゃ! 男子のわしらには何の意味もない! って、あれ?
景勝 「ああ~ん も~ダメ~ん
兼続 「ととと殿 あんたてっきりムッツリスケベなのかと思ったら・・・ そっちの道の人だったんですか!?」
景勝 「少し違うな、兼続・・・ これは上杉家に代々伝わる男女両道、二刀流の伝統なのじゃ! うっふ~ん
武将 「やってみたはいいですが・・・・ 気色悪いですね! これは!
兼続 「もう~ シャレにならなくなっちゃったじゃないですか! 責任取ってくださいよ!」
武将 「のんのん♪ それではまたどこかで、お会いしましょう

(ここでまたドラゴンアッシュ『El alma』をおかけください)

兼続 「あんにゃろ~ 散らかすだけ散らかして、オチを押し付けてかえりやがった
景勝 「そう、兼続・・・ 『愛』とは結局なんなのじゃ?」
兼続 「えーとーですねー 広く人をいつくしむ心・・・ですかね?
景勝 「つまり・・・男も女もわけへだてなく、そういうことだな?」
兼続 「・・・・・・ いい加減勘弁してください・・・・

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June 17, 2009

愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より⑦ 「ユーキーズ劇場版」の巻

景勝 「上杉景勝じゃ!」
兼続 「直江兼続です」
景勝 「兼続、今回は学園ドラマでいくぞ」
兼続 「はあ。そりゃまた唐突な」
景勝 「まあわしが校長、お前が新任の熱血教師といったところか」
兼続 「それも面白そうですね。いやあ、『ブタがいた教室』以来だな~」
景勝 「で、さっそくなんだがここに一人の問題児がいてな。お前の力でなんとか更生させてやってくれ」
兼続 「・・・・・ま、なんとかやってみましょう」
景勝 「おお! 頼もしいな! それでは真田君、入りなさい」
真田 「うっせーなー。何の用だコラ
兼続 「これはまた・・・絵に描いたようにわかりやすい、いまどきのヤンキーですな」
景勝 「真田くんはたぐい稀なピッチャーとしての才能があったんだがな。親父と一緒に幽閉の身にあって以来、すっかりぐれてしまってな。今じゃわが春日山学園一の不良生徒だ」
兼続 「なんですって! 真田、やっぱ『一球さん』ってお前の子孫なのか?」
真田 「知るかよ! 大体おれらが幽閉されたって、まだまだ後の話じゃねえかよ!」
兼続 「真田! 男が小さなことをいつまでも気にするんじゃない!」
景勝 「そうそう、その調子」
兼続 「先生にはわかるぞ・・・ お前、本当は野球がやりたいんだろ? 先生と一緒に甲子園をめざそう!」
真田 「ぷぷぷ バッカじゃね~の~ いまさらタマ打ち遊びなんてやりてえわけねーだろ? 大体あんた古臭えんだよ。一体何時代から来たわけ?」
兼続 「そりゃ戦国時代に決まって・・・、ということはひとまず置いといて。真田ア!! 歯ァ食いしばれエ!!」
真田 「へ?」

バキッ!!

真田 「ぷげはっ」
兼続 「愛している! 愛しているからお前たちを殴るんだ!」
真田 「せ、せんせい・・・
兼続 「おう!」
真田 「バスケがしたいです・・・」
兼続 「野球だっつーとんだろうが!!
景勝 「しかしお前のやり方も『スクール☆ウォーズ』だと思うぞ」
真田 「そうでした。野球でした。しかし一つ問題が・・・」
兼続 「何だ! 言ってみろ!」
真田 「今のパンチで骨、折れちゃったみたいです・・・
兼続 「大丈夫だ、真田! お前だけが痛いんだ! 俺たちは痛くない!」
真田 「せんせえええ!!!
景勝 「ひでえ教師・・・」
兼続 「それじゃ締めにあの言葉をいうぞ!」
一同 「夢にときめけ! 明日にきらめけ! めざせ甲子園!」
兼続 「さらば・・・ 『クローズZERO』・・・・」
石田 「呼んだかア!!」

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May 27, 2009

愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より⑥ 「信長のひきつぎ」の巻 

兼続 「直江兼続です」
景勝 「上杉景勝じゃ! いやー、あっさり終ったのう、本能寺の変」
兼続 「終りましたね」
景勝 「今回はぱっとしなかったな。ま、次回に期待するか」
兼続 「次回って・・・ またそのうちあるようなことをおっしゃいますね」
景勝 「知らんのか、お前。だいたい三年か四年おきにあるんだよ、あれは」
兼続 「・・・・なんかオリンピックみたいですね」
景勝 「そのときによって、けっこう規模が違ったりするんだがな。ちなみに前回は2006年だったから、やっぱり三年前だな」
兼続 「思い出してきました。こないだ『グレンラガン』で大活躍してた方が主役を張ってた年ですね」
景勝 「そうそう」
兼続 「そういえばあの御仁、今回は影も形も見当たりませんね」
景勝 「ま、日本史的にはそんなに重要なヤツじゃないからな。織田どのは確か港署のタカさんだったかな」
兼続 「織田とくればむしろユージの方がしっくりくる気がするんですが・・・・」
景勝 「なつかしいよなあ、『あぶない刑事』。そんで明智光秀は坂東三津五郎さん。虐げられる描写がしつこくてさ、見ててすげー気の毒だった。そのあとの『武士の一分』では、逆にすげー嫌味な役だったけど」
兼続 「殿・・・ そういえば今回明智光秀っていましたっけ?」
景勝 「何を言う。明智さんならほら、あの・・・・ 誰だっけ? 紀里谷和明さん?」
兼続 「そりゃ『GOEMON』じゃないですか!
景勝 「絶景絶景。ま、誰だっていいよ。しょせん三日坊主の人だし」
兼続 「恐れながらそれを言うなら三日天下では・・・」
景勝 「頭がきれいに禿げ上がっていたそうだから、坊主でもいいんだよ」
兼続 「・・・・そうかなあ。それはともかく、ほかにもこういう何年周期かでやる行事ってあるんですか?」
景勝 「そうだなあ。やっぱり『龍馬暗殺』とか。あれなんか去年もやったけど、来年も確実にやるぞ」
兼続 「坂本さんも大変ですね・・・・」
景勝 「あとなんといっても定番は『松の廊下』と『吉良邸討ち入り』。ワンセットで」
兼続 「あ、それならわたしも知ってます。ほぼ毎年やってますよね
景勝 「あれがないと、年を越せないというお年よりも数多くいるようだしな」
兼続 「しかし吉良さまは毎年毎年キラれてばっかりでなんともお気の毒ですね・・・」
景勝 「かなりの年なのにな。ま、それだけ人気者だってことだよ」
兼続 「なんでそうなるかな・・・」
景勝 「それにしても結局織田どのも、怪しいバーで長澤まさみと飲んでただけで終ってしまったな」
兼続 「しょせん、このドラマでは脇役ですからね。でもうらやましいな~ 長澤まさみのお酌で飲む・・・ 日本男児全ての夢ですよね
景勝 「おまえ『涙そうそう』では兄貴の役だったんだろ。実の妹に懸想してもいいのか?」
兼続 「殿。おそれながら言わせていただきます。それはそれ! これはこれ!
景勝 「おお、なんか頼もしいの! それではおせん殿にもそう伝えておくとするか!」
兼続 「お待ちください! 殿! 恨むぜ・・・・ 小松江○子!
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May 03, 2009

愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より⑤ 「どんどんバレー」の巻 

兼続 「・・・・兼続です」
景勝 「上杉景勝じゃあ!」
兼続 「殿、ご結婚おめでとうございます」
景勝 「お、おう
兼続 「どうされたのですか。浮かぬ顔をされて。あのように若くてきれいな嫁ごをもらったというのに」
景勝 「まあ、そうなんだけどさ・・・・ 怖ええんだよ、あのコ
兼続 「それがなんですか。人間誰しも欠点の一つや二つあろうというもの。若くてきれいでそのうえ性格もよろしいなんて娘、いまどきそうそういるものではありませんよ。ツチノコなみの希少種です」
景勝 「だけどなあ。ベッドルームに刃物持ち込むってのは、幾らなんでも問題だろ! あとこのネタ、今年で三年連続だぞ!
兼続 「きっと昔は普通によくあった習慣なんですよ。背が伸びたら柱に傷をつけるとか、歯がぬけたら屋根に向かって放るとか」
景勝 「んなわけねーだろ!! こういうこともあるから、大河の脚本家はせめて前年度の作品くらいは全部チェックしておくように! 『龍馬伝』のひと、聞いてますか!?」
兼続 「では本日はゲストとして、その上杉家の新妻、菊姫さまにお越しいただいてます。菊姫さまどうぞー」
景勝 「ゲエッッ!!
菊姫 「・・・・・・・」
景勝 「お、おう。奥よ。機嫌はどうじゃ
菊姫 「あなた・・・・ わたし決めました」
景勝 「な、なにをじゃ?」
菊姫 「あたし、この旅館の若女将になります! この歴史ある旅館を守っていきたいんです!」
景勝 「・・・・兼続。ここって東北の老舗旅館だったか?」
兼続 「少なくとも埼玉の和菓子屋さんではありませんね」
菊姫 「お願いです! 修行を認めてください!」
景勝 「これって『だんだんと』の前のヤツだっけっか」
兼続 「それは余命一ヶ月の花嫁がダンスと子育てに励む話です」
景勝 「あれ? じゃあその前か?」
兼続 「それはカンスケの嫁が落語家を目指す話です」
景勝 「時の流れは早いものだなあ
兼続 「早いですよねえ
菊姫 「あなた! 認めてくれるの? どうなの?」

ガラッ(ふすまの開く音)

戦闘院 「一度修行を投げ出した身で・・・ なんとズウズウしい!
菊姫  「お、お義母さま!? わかってください! 今度は本気なんです!」
戦闘院 「そんなことを言って、また逃げ出すに決まっておるわ!」
菊姫  「ひどいわ! お義母さま! この鬼ババ!」
景勝 「兼続・・・ なんかこじれそうだ。場所変えようか」
兼続 「そっすね」

(CM・NHKだけど)

景勝 「そういや兼続、お前も嫁をもらったって話じゃねえか。おめでとう」
兼続 「・・・・・・
景勝 「なんだ浮かぬ顔をして。あのように若くてきれいな嫁ごをもらったというのに」
兼続 「若くねえよ! 『20世紀少年』で幾つの役やってると思ってんだよ! その上滅茶苦茶怖ええんだよ!」
景勝 「取り乱すな兼続。あれでもかつてはトレンディドラマの女王と言われたオナゴじゃぞ。わしとて若いころは恋焦がれたものじゃ。この果報者!」
兼続 「じゃあ殿に側室として献上しますよ」
景勝 「・・・・・そういやあれの完結編はまだかな。早くみたいものじゃ。『お前、あいつか~!!』なんつって。がっはっは
兼続 「・・・・・露骨に話題そらしやがって」

(ふすまの向こうから 「てめえ! ぶっ殺す!」「いい度胸じゃ、ワレエ!」 ドカバキガスボカ

兼続 「殿・・・・ 愛ってなんでしょうね」
景勝 「振り向かないことさ!
兼続 「またそんな一部の人にしかわからんネタを・・・・・」
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