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August 12, 2026

2026年6月に観た映画

☆『SIRAT シラート』

印象的なカットを断続的に映した予告編はあったものの「『マッドマックス』っぽい」ということ以外謎に包まれたまま公開となった作品。スペイン・フランス合作。

訴えたいテーマがあるようにも思えるし、素材だけ与えて「あとは自由に考えて―」という作品のようにも思えます。はっきりしてるのは人は等しく別に悪事とか働いてなくても、突然ひどい不幸に見舞われるってことがある…という真理。あまり芸術的素養のない自分が言えるのはその程度。

運転していてちょっと細い道路に入るとすぐ「対向車が来たらどうしよう」と泣きそうになる私にとっては、すごく怖い映画でもありました。あと駐車時には必ずハンドブレーキをひいておこうとか。
ロケーションがとても詩情豊かで、上品なホドロフスキー味もあったかも。

 

☆『Michael/マイケル』

70年代から00年代にかけて世界的スターとして活躍したマイケル・ジャクソンの前半生を描いた作品。もう今の若い子は知らないんじゃないだろうか…と思いましたけど、この映画の大ヒットでだいぶ若年層にも浸透してるとか。

この手の伝記映画もだいぶ増えましたが、『マイケル』が他のスターと違うのは子供のころからめっちゃ売れてたってこと。それゆえにステージパパとの軋轢が成長するにつれ大きくなり、その葛藤が重要な要素のひとつとなっています。対してお母さんはマイケルを溺愛。他にも子供がたくさんいるのにあからさまなえこひいきぶりでした。

あのころ青春時代を過ごした身としては、ファンでもなかったのに流れて来る楽曲がいちいち馴染があってノスタルジックな感傷にひたひたとひたってしまいました。純粋な彼の人柄にホロリと来たり、奇矯な振る舞いにちょっと笑ってしまったり。後半生を描く続編の製作が既に決まっているそうです。

 

☆『モータルコンバット/ネクスト・ラウンド』

過激な描写で知られるTVゲーム『モータルコンバット』二度目の映画化の続編。。前作では結局開催されなかった人界VS魔界の格闘試合「モータルコンバット」がいよいよ始まります。トゲトゲゴツゴツしたファイターのアクションをひたすら楽しむために作られた映画。

こういうキャラがいっぱいいるシリーズ映画は、続編になると誰かしら消滅してる(トイストーリーとかトランスフォーマーとか)ものですけど、死んでるキャラまで復活させて一人残らず続投させたのはえらい。そしてそこまでして再登場させた連中を、ヒーロー側も含めてギタギタのズタズタにして殺してしまう… 3作目での復活を匂わせてはいましたが、続きが出来るかどうかはこの作品の売上次第だとか。果たして目標額には達成したのか。「許さないぞ、ところ天の助」みたいなギャグがあったのには笑いました。

 

☆『黒牢城』

先に原作の感想を書いた米澤穂信氏の時代ミステリの映画化。有岡城という渋めのテーマパークの四季を愛でる作品。その点でヴィジュアルはまことに趣深いものがありましたが、これまた登場人物が多数いて考える間もなく込み入った推理劇が進行していくので、やっぱ映画にするにはちょっと不向きなお話だったかも。原作を先に読んでおいてようございました。

『へうげもの』『首』『豊臣兄弟』そして原作小説と荒木村重という武将を見てきたましけど、その中で最もかっこよく肯定的に描かれてる気がしました。おおむね小説に忠実に作られてる中、けっこう重要な意味を持つエピローグをばっさり切ってしまったのは黒沢的。

 

☆『スーパーガール』

ジェームズ・ガンが主導する新生DCユニバースの第二弾。スーパーマンの従妹で今回は少々やさぐれたキャラとなっている「スーパーガール」の活躍が描かれます。このヒロインがクラークに比べ幼少時けっこうしんどい経験をしてるがゆえに、作品のトーンもちょっと重ため。素直にヒーローになれない彼女が、近しい境遇の少女と関わったことから、少しずつ前向きになっていく流れが微笑ましゅうございました。

良かった点は映画では初登場となる「ロボ」。決して正義の味方ではないけど、気分で中途半端に助けてくれるところが愉快でした。

物足りなかったのはスーパー犬クリプトの活躍も楽しみにしてたのに、今回ほぼ寝た切りでした。そこはスーパーマン続編を楽しみに待つとします。

 

☆『落下音』

たまには難しそうなものも観ないと…ということで鑑賞したドイツ映画。

戦前、冷戦時代、現代と3つの異なる時代の、微妙につながりのある少女たち。穏やかな日常の中にも不意に死の影が訪れることがある。そして年若い女の子たちの中には、それを怖がらずむしろ憧れたりすることもある… ということでしょうか?? 穏やかな田園風景に絶えず不穏なムードが漂うあたりは『ミツバチのささやき』を思い出したり。

 

 


次回は『ロングウォーク』『ジ・オリジン・オブ・ウルトラマン』『トイストーリー5』『鬼平犯科帳 密告』『キングダム 魂の決戦』『劇場版 ちいかわ』あたりの感想を書く予定。
あとついでに上半期ベストも貼っておきます。
①プロジェクト・ヘイル・メアリー
②マンダロリアン&グローグー
③私がビーバーになる時
④木挽町のあだ討ち
⑤ナースコール
⑥ひつじ探偵団
⑦機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女
⑧マスターズ・オブ・ユニバース
⑨ランニング・マン
⑩長安のライチ



 

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Comments

モータルコンバット ネクストラウンド

浅野忠信の偉いのに不審者っぷりのみが楽しみでたまりません。

Posted by: ふじき78 | August 15, 2026 08:03 PM

黒牢城

コントじゃないから、「ムッシュむらむら村重」とか言われなかった。モックンも「ムッシュむらむら村重」と言われたくはなかろう。トータス松本は言われたがりそう。

Posted by: ふじき78 | August 15, 2026 08:09 PM

スーパーガール

ロボなんてアクアマンの癖に。

Posted by: ふじき78 | August 15, 2026 08:12 PM

>ふじき78さん

>モーコン
最近の浅野さんはめっきりネタ俳優になってしまった感がありますが、まあそれはそれで

>黒牢城
ムッシュムラムラはアニメ版ファンタスティック・フォーが出所じゃなかったかな。年末のドゥームズデイ登場が楽しみ

>スーパーガール
ロボだけど機械じゃないという謎

Posted by: SGA屋伍一 | September 06, 2026 04:26 PM

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