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April 12, 2026

2026の1~3月に読んだ本

『本なら売るほど』に触発されて、今年はがんばって本を読むぞ!と意気込んだものの、読んだ端から忘れそうになってしまい、備忘録のためにこんな記事を書いてみることにしました。果たしていつまで続くことやら…

 

☆『イランの地下世界』 若宮 總(角川新書)

一年ほど前に話題だったので購入したんですが、ずっと寝かしてて年始にようやく読んだノンフィクション。イラン好きの日本人が彼の国で実際に生活し、人々の気性や実像などについて面白おかしく語った内容。恐らく世界唯一の宗教政権の国だけに、皆さんさぞかし信心深いのだろうな…と思ってたのですが、神様はともかく政府には不満が鬱積しているようで。これから先どうなるのだろう…と著者の方も心配されてましたが、まさか読了して1週間後にあのような激動に見舞われようとは。ともかく平和が早く訪れますように。

 

☆『こわい話 (中学生までに読んでおきたい日本文学 8)』 松田哲夫編 (あすなろ書房)

タイトル通りの短編集。収録策は萩原朔太郎「蛙の死」/夏目漱石「夢十夜 第三夜」/ 内田百閒「豹/鯉」/ 江戸川乱歩「白昼夢」/
半村良「箪笥」/ 坂口安吾「桜の森の満開の下」/中島敦「牛人」/岡本綺堂「利根の渡」/
菊池寛「三浦右衛門の最後」/志賀直哉「剃刀」/夢野久作「瓶詰地獄」/星新一「鏡」/
島尾敏雄「鉄路に近く」/山川方夫「お守り」/太宰治「トカトントン」

「瓶詰地獄」と「鏡」は昔読んでしんみりしたりぞくっとしたりしたなあ…とノスタルジーにふけってしまいました。今回初めてちゃんと読んでとりわけ怖かったのは「桜の森の満開の下」。中学生にはまだ早いのでは?? でもまあ早熟な子もいるからなあ… 「白昼夢」もなかなかの怖さでした。

 

☆『黒牢城』 米澤穂信(角川文庫)

若き日の黒田官兵衛が荒木村重に幽閉されていた史実に材を取った連作のような長編ミステリー。前から興味はあったのですが、映画化されると聞いて先に読むことにしました。歴史の合間を縫って巧みに推理劇を創作するコンセプトはさながら山田風太郎のよう。ただ山風のようなひょうひょうとしたユーモアはありません。ひたすら暗い。ともかくこれがどのように映画にアレンジされるのか興味津々です。

歴史ファンなら有名であろうある事実が、創作された真相よりいかにもフィクションみたいでびっくりしました。

 

☆『機龍警察 未亡旅団』 月村了衛(早川書房)

お、文庫版出たんだ…と思ってアマゾンでポチったら間違えてハードカバーの方を買ってしまったという…ま、それはさておき。

警察にボトムズかパトレイバーのようなロボが導入されて、テロ組織らと戦いを繰り広げるSFシリーズ第4作。今回はロシアの暴政の犠牲者となった女性たちと主人公チームが相対するのですが、敵組織が受けて来たあまりの悲惨な扱いに読んでいてついついそちらの方に肩入れしたくなってしまいます。ただどんなに正当な理由があったとしても、それをかなえるために子供を犠牲にするようになったらそれはもう許されないわけで…

キリキリとしんどい話がつづく中、元不良の警官と組織の少女の友情にホロホロと泣いたのでした。

 

☆『銀河英雄伝説①黎明編』 田中芳樹(創元推理文庫)

リアル中二の頃夢中になって読んだ架空歴史SFの金字塔を、いま無性に読み返したくなって。死期でも近づいているのでしょうか。

さすがに40年くらい前の作品ということもあり古めかしいところがないでもないですが、そんなの全然気にならないくらいべら棒に面白い。あのころ膨大なノベルス系の伝記小説やSF小説があったわけですけど、時の試練を経ていまこうして残っているのは銀英伝くらいでしょうか。その辺にこの作品の持つ凄さを感じます。

そして多感な時期に何度も読み返したせいか、意外と色々よく覚えてました。ありきたりの感想ですが、やっぱり帝国パートより同盟パートの方がほっこりするというか。落ち着くというか。

 

☆『三河雑兵心得⑰ 関ケ原仁義 下』 井原忠政 (双葉文庫)

徳川家康麾下の架空の武将を主人公にしたこのシリーズもいつの間にやら17巻。植田茂兵衛の親しみやすさと漫画のような読みやすさ、そして語り口の巧みさで飽きっぽい私も普通に最新刊までついていけたり。

徳川軍団も天下一の大集団になってしまったため、初期の生きるか死ぬか的な展開はもうなりをひそめ、茂兵衛の周りにもゆるゆるとしたムードが漂っています。それはともかく天下分け目の良く知られた戦いで、主人公らがどういう活躍をするのかを楽しみました(何かと古なじみの本多平八郎に締め上げられる場面が多かった気はしますが)。

関ケ原で堂々終了となるのかと思ったらまだまだ続くようで、こりゃ大阪城まで行く気満々ですね…

 

一応一ヶ月に2冊が目標でありますが、いま難敵『百年の孤独』に挑んでるので早くもピンチです。

 

 

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Comments

まいどです。
>『本なら売るほど』
こちらもある。ただし鉄道系ばかりだけどな(笑)。
というジョークはともかく・・・・・・おらが町には
もう本屋が無い!
本離れと言うが、あれは真っ赤なウソですね。
実際、本屋がある生活バランスというのは
今時世代がスマホなしだと落ち着かない
事に通ずるものがあると感じております。
必ず目を通してから買うというスタンスは
不便を被っても変えてません。
むしろ通販だらけにして理不尽に
損させているお前たちには
屈しないZE!という意気盛んだったりします。

で最後に・・・・・・・・・・・・・
祝!ジョン万次郎
2028年大河ドラマ決定!!

Posted by: まさとし | April 18, 2026 07:23 AM

>まさとしさん

うちの町では辛うじて本屋さん二軒残ってます。なるべくがんばってほしい
というわけで今年はスマホの誘惑と戦いながら本をなるべく読んでます。あと『本なら売るほど』はおすすめです

>再来年大河
祝!!!!!

Posted by: SGA屋伍一 | May 03, 2026 10:11 PM

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