2026年1月に観た映画
あけましておめでとうございます(2か月遅れ)。年明け早々に観た映画のまとめです
☆『ワーキングマン』
二年連続で年明け一発目がジェイソン・ステイサム。あらすじはまあいつもと同じなんですが、昨年の『ビーキーパー』の超人的な強さと比べると今回は一応人間的にアリくらいの強さで2割減というところかと。
原題からわかるようにステイサムの役どころが現場作業員。なので大工道具とかでアクションするのかと思いきや、そういうのは本当に最初だけであとは普通に銃をぶっぱなしてました。子持ちだったり勤め先の娘さんを救いにいったりと、守るべき存在がいるのにホッコリしたりハラハラさせられたり。『ビーキーパー』ではそういう存在がいきなり死んじゃいましたからね。
☆『ロストランズ 闇を狩る者』
『バイオハザード』夫婦コンビによるダークファンタジー…というよりディストピア&スチームパンク。この映画、観る前にちょっと疲れちゃってて評論家の点数も低くてもうお家帰っちゃおうかな…とも思ったのですが、がんばって鑑賞しました。そしたら赤茶けた画質というか背景や、朽ちかけた鉄道や陸橋などのビジュアルがけっこう好みでやっぱ観てよかったです。でも人に勧められるかといえば(略)
ただ興行的には日米共に悲惨な結果に。かつて天下を取ったバイオ夫婦がそんな現状なのはなかなかに寂しい。
☆『コート・スティーリング』
主人公が追い詰められる系の作品が多いダーレン・アロノフスキー監督最新作。ただ今回は「追い詰められる」点は変わらないものの原作の雰囲気ゆえか人を食っているというか、飄々としているというか、けっこうお笑い混じりの作品となっております。
何の後ろ盾もない貧乏青年が、完全なるとばっちりでマフィアを一人で相手にしなきゃならない…というあたりは去年の『ナイトコール』を思い出させます。でも『ナイトコール』の青年に一応「鍵開け」という特技があったのに対し、こちらも武器は「足が多少はやい」くらい。そんなんで二時間殺されないで果たしてもつのかゲラゲラ笑いつつも心配になります。
あと猫が非常によかった。まあ悪い猫などいませんが、猫映画としてよかった。
☆『ウォーフェア 戦地最前線』
実録戦記もの。それも割と最近。実際にあった作戦をほぼ時間同時進行でカメラマンとなって見守ろう、というコンセプト。
この作戦というのがまず謎で、中東のどこかの民家を夜中に突然占領して立てこもるという、何が目的だったのかよくわからないものなんですが、結局敵対勢力にばれて四方から銃撃を浴びることになってしまいます。家の持ち主からしてみたら傍迷惑にもほどがある、という話です。
そんな米軍の身勝手さにモヤモヤはしますが、もし家を武装勢力に包囲された際、どうやって脱出するか?というところは勉強になります。結論:航空支援がないと厳しい
☆『長安のライチ』
唐の玄宗皇帝の時代を舞台にしたお話。1日で色が変わるライチを馬で30日かかる長安まで腐らせずに運ぶという無理難題を押し付けられた木っ端役人が、知恵と工夫と算術を駆使して成功に導く…という『プロジェクトX』みたいなストーリー。前半は。
後半は中央役人の高慢さに主人公らが苦しめられ、それでもどこまで意地を通せるか?という山田風太郎によくある流れになっていきます。面白うて、やがて悲しき…というやつでしょうか。見かけは美しいけれど腐敗が避けられないライチと長安が重なります。
あとこの月はTVアニメ『ガンバの冒険』を編集した『冒険者たち ガンバと七匹の冒険』リバイバルも観ました。ダイジェスト感は否めませんが、スクリーンで見るとあらゆるものが巨大なので一層ネズミになった感覚を味わえます。何度も観た・読んだ話ですが今回になって「あれ… 一番の功労者はガクシャでは?」ということに気づきました。
その日会った友人たちに「さっき『ガンバの冒険』のリバイバル観てきたんすよ!」と言ったら、みな口々に「あー、あれね。ノロイが怖かった〜」と。わかるけどもっと他にないすか?
次回は『復讐島』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケ―の魔女』『ランニング・マン』『ブゴニア』『クライム101』について書きます。


Comments
ワーキングマン
やっぱり「ワークマン」ではダメだったのかなあ? とは思った。
Posted by: ふじき78 | March 01, 2026 08:58 PM
ウォーフェア
アメリカのお金で作った映画だから、現地の人は脇役なので、可哀そうだけどそういう役柄ですね。そのアラブの土地の資本で作られたら、アラブ視点の映画になったろうけど。そういう意味で日本映画で、日本人が中国やアジアで戦争してる映画では、現地の人はそれなりに迷惑をこうむっている筈。偉大な現地人ってまず出て来ない。そういう意味で合作映画だと視点はフェアになりかけるけど、そういう映画が面白いかと言うと微妙だったりするんですよね。
Posted by: ふじき78 | March 01, 2026 09:10 PM
>ふじき78さん
>ワークマン
どこぞの工具品販売店からクレームが来そうです
>ウォーフェア
偉大な現地人が出てくる映画、ガイ・リッチーの『コヴェナント』がありました。あちらでもえらい迷惑こうむってましたが
Posted by: SGA屋伍一 | March 15, 2026 05:30 PM