2023年、この映画がアレだ!
というわけでアレです。ベスト発表に移る前にリバイバル、えこひいき、ワースト各部門から参ります。
☆リバイバル賞:『空の大怪獣 ラドン』
今年のリバイバルは『ラドン』『地球防衛軍』『キングコング対ゴジラ』と東宝特撮しか観てないのですが(わかりやすい)、その中で頭一つ抜けて「面白い」と感じられたのが『ラドン』でした。どうですか、東宝さん。ここらで一発『ラドン-1.0』とか…(無茶よ!)
☆えこひいき賞:『聖闘士星矢 The Beginning』
「ちょっとアレなんだけど何らかの賞をあげたい」という作品に贈られます。どんなにアレな実写化にも常に全力で挑む新田真剣佑氏。『ワンピース』実写化でようやく評価されておじさんは嬉しいです。
☆ワースト:『イノセンツ』
これは映画自体は見応えありましたが、やはり「〇がひどい死に方をする」という時点でダメでした。監督は呪われなさい
ではベスト発表に移ります。よさげだった作品をチョイスしていったら大体30本だったので今年はベスト30で。まずは同率25位の作品を6本。
・インディ・ジョーンズと運命のダイヤル
・雄獅少年/ライオン少年
・グランツーリスモ
・名探偵ポアロ ベネチアの亡霊
・キリエのうた
・マーベルズ
なんとなく少年少女が過酷な現実に抗うような作品が並んでしまいました(『インディ』は老年ですが)。獅子舞、レース、路上ライブ、スーパーヒーロー… みんなそれぞれがんばってください。
続きまして同率19位の作品を6本。
・バビロン
・アントマン&ワスプ クアントマニア
・逆転のトライアングル
・怪物
・窓ぎわのトットちゃん
・PERFECT DAYS
最初の2本はネットで評判イマイチ…というか悪かったですけど、わたしは好きです。安藤サクラ、柄本佑、役所広司、杏各氏の活躍が目立つ年だったなあと。
以下ははっきり順位をつけて18~11位まで
☆18位 『かがみの孤城』 厳密には昨年公開作品。ことし最初に観た映画でした。
☆17位 『君たちはどう生きるか』 本当に…どう生きたらいいのでしょう
☆16位 『ザ・クリエイター/創造者』 今調べたらちょっと赤字っぽい。負けるな、ギャレス!
☆15位 『マイ・エレメント』 久々のピクサー大爆発。『インサイド・ヘッド2』も期待していいか?
☆14位 『イニシェリン島の精霊』 指切りげんまんを地で行くような話でしたねえ…
☆13位 『グリッドマンユニバース』 今年のマルチバース映画四天王の、円谷代表。続き期待しとるで
☆12位 『クリード 過去の逆襲』 マイケル・B・ジョーダンのアニメオマージュが炸裂した1本。いつか幕ノ内一歩と戦ってほしい
☆11位 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』 確実に名コメディアンへの道を歩み続けているヒュー・グラント。それでいいのよ!
それではいよいよベスト10です。
☆10位 『世界の終わりから』 紀里谷和明監督引退記念。でもいつでも軽率に復帰していいから
☆9位 『イコライザー THE FINAL』 今年度「なめてたおじさんが殺人マシンだった」映画大賞。とりわけ悪役に同情したくなった1本
☆8位 『しん次元!クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』 これまた「ネットでは評判悪かったんだけど俺は好きだぜ!」な1本。シリーズの興行成績最高記録を更新したそうでおめでとうございます。
☆7位 『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』 いまやってるコミケでは人気が大爆発でコーナーに超長蛇の列が出来てるとか。世の中何が突然ブレイクするかわかりません。
☆6位 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』 今年度MCU大賞。動物の可哀そうな話で感動させようとするのは反則だと思います。国際法で取り締まるべきかと。でもよかった…
☆5位 『ザ・フラッシュ』 今年度DC大賞。内容モロかぶりの『スパイダーバース』と日本公開日までかぶってしまったのは愉快なお祭りでございました。
☆4位 『BLUE GIANT』 今年度アニメ大賞。『どうする家康』に『ゴジラ-1.0』と山田裕貴君の活躍が目立った一年でした。ジャズっていいよね! よくわかってないけど!
☆3位 『シン・仮面ライダー』 荒野を渡る風 ひょうひょうと ひとりゆく ひとりゆく 仮面ライダー 2016年から続いたシン・シリーズもこれで終わりなのでしょうか! イヤ!!
☆2位 『仕掛人・藤枝梅安』(2部作) 江戸を舞台にしたフィルム・ノワールであると同時にご飯がとてもおいしそうというグルメ映画の側面もあるシリーズ。あまり儲からなかったようですが来年連動企画として『鬼平犯科帳』も映画化される模様。大丈夫か!(応援してます!)
そして栄えある1位は
『ゴジラ-1.0』
でございます。浜辺美波さんの出演作がベスト3中2作品入ってしまいましたが、べ、別にファンってわけじゃないんだからね!
普通に大好きですし楽しんだ映画ですけど、久々に実写邦画が北米で高く評価されたということも記念して。庵野監督も太鼓判押してましたがなんとか次につながりそうでよかったよかった。
「次は誰の『ゴジラ』がいいですか?」と問われて「次も俺がやる!」と息巻く山崎監督。その意気や良し。ただこの作品の主人公カップルはもうそっとしておいてあげましょう。ゴジラさんも今度こそ空気を読みましょう。
上位3作品が全て実写邦画という異例の事態となりました。ストライキやフランチャイズ疲れなどもあったかと思いますが、来年はもっと洋画も頑張りましょう。それではみなさん良いお年を。
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