第19回SGA屋漫画文化賞
例年であれば映画ベストと共に年末に発表する年間漫画ベスト。今年は怠け癖が働いていつもより二か月遅れの発表となりました。ははは…
ま、誰も注目してなくて限りない自己満足で決めてる賞なので何の問題もないのですが。
それではさらに投げやりに発表してまいります。
☆少年漫画部門 松井優征 『逃げ上手の若君』 佳境に入りつつある松井版『太平記』。楠木正成も登場しますます盛り上がりを見せています。
☆少女漫画部門 田村由美 『ミステリと言う勿れ』 僕は常々思うんですが、ミステリー漫画久々の新星ヒット作ですよね…
☆青年漫画部門 野田サトル 『ゴールデンカムイ』 ダレルことなく要所要所を盛り上げながら、最大のクライマックスを迎えて堂々の完結。これが出来る例ってごくごくわずかなんですよね。
☆中年漫画部門 萩原天晴・三好智樹・瀬戸義明 『上京生活録イチジョウ』 これまた先日完結。青年が主人公ですが、これ中年が在りし日を懐かしむ漫画なんですよ
☆海外漫画部門 ヴィレッジブックスの翻訳事業に対して 長年名作をたくさん紹介してくださり本当にありがとうございました。翻訳飢饉にあえいでいたころ、『バットマン:ロング・ハロウィーン』を出してくれたことは忘れません。
★大賞 井上雄彦 『スラムダンク』
昨年末映画を観て久しぶりに埃をかぶった原作本を読み返してみたら、これがもうべら棒に面白くて。25年経っても色あせないそのエネルギーに脱帽しました。というわけで今頃勝手に大賞を差し上げます。
果たしてまた次回があるかどうか… いや、諦めてしまったらそこで試合終了なのです。
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