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December 29, 2022

2022年、この映画がアレだ!!

年々投げやりになっていく年間映画ベスト。腐乱死体のように見苦しいですが、今年もやります。まずはどん尻から。

 

ワースト:『仮面ライダー〇〇〇 10th 復活のコアメダル』

伏字になってるようななってないような。でもあんまりこの映画の悪口言いたくないんです。主演の渡部秀君がこれで満足されてるのだったらそれでいいです。三浦君は怒ってましたが。

 

リバイバル部門:『ロード・オブ・ザ・リング』三部作IMAX上映

公開からはや20年。色々忘れてたので新鮮な気持ちで感動出来ました。

 

ではBEST25を一気に発表いたします。

第25位 『ハウス・オブ・グッチ』 お金って怖いよね。でも欲しいよね

第24位 『バブル』 ネトフリ同時公開とか、やめよう

第23位 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』 次は「時間よ、止まれ」の映画化よろしく

第22位 『FLEE』 ジャン・クロード・ヴァンダム再評価映画

第21位 『ソー ラブ&サンダー』 2年ぶりに会った友人と一緒に観たのが大変楽しかったので

第20位 『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』 電〇は悪

第19位 『ベイビーブローカー』 かつてないくらい優しいソン・ガンホ

第18位 『SING ネクストステージ』 稲葉さんのU2が良かった

第17位 『鋼の錬金術師 完結編』2部作 今年の「そこまで悪く言われることなかったんじゃないか」賞

第16位 『ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー』 二代目はシュリチャン

第15位 『コーダ あいのうた』 無音演出が斬新でした

第14位 『神々の山嶺』 フランスのお洒落なセンスで描かれる昭和風景

第13位 『ドクターストレンジ マッドネス・オブ・マルチバース』 ラストのアレは『三つ目がとおる』のオマージュでしょうか

第12位 『ノープ/NOPE』 みんな『AKIRA』好きだよね

第11位 『トップガン マーヴェリック』 今までで映画館で一番多く予告編を見た映画。4DXSCREENは壁際に座ると片っぽの横画面がほとんど見えません。

第10位 『マークスマン』 今年ナンバー1のリーアム・ニーソン映画(これしかないけど)

第9位 『キングダムⅡ 遥かなる大地へ』 良かったけど、このペースじゃ最後まで映画化とか無理だよね…

第8位 『DCがんばれ! スーパーペット』 クリプトたちだけじゃなく、DC映画は全体的にがんばろう

第7位 『さがす』 さがし さがしもとめて~ ラストシーンがすごく好き

第6位 『ザ・バットマン』 東京コミコンでアンディ・サーキスに会いに行きたかった…

第5位 『すずめの戸締り』 「人間椅子」も新海誠が手掛けるとこんなにさわやか?

第4位 『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』 観たてのほやほや。今年はどん詰まりに来てツボな作品がラッシュして来ました

第3位 『THE FIRST SLAM DUNK』 今年の「公開されるや否やみんなの手の平がひっくり返った」大賞。ワールドカップ日本代表の姿とダブりました。

ラストは2作品同率で

『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』

『シン・ウルトラマン』

東西を代表するヒーローの総決算的な作品を並んで1位といたします。誰に強いられてでもなく、好きな人たちを守るために笑顔で自分を犠牲にする、彼らの姿に涙と鼻水を搾り取られました。片や10代、片やウン千才?という開きはありますが。それにしてもアンドリュー・ガーフィールド、騙してくれてありがとう。許さないけど許す。

 

振り返りみれば今年もいい映画いっぱいありました。来年も『シン・仮面ライダー』『スパイダーバース』などに期待しております。それでは良いお年を。

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December 27, 2022

2022 年12月に観た映画

今月は後『ラドン』の4Kリバイバルを観る予定なのですが、とりあえずここで締めます。

☆『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』

そのまんまですね。ギレルモさんがストップモーションアニメで表現した「ピノッキオ」。ネットフリックス製作ですが、幸い近くの映画館でもちょっとだけかけてくれました。ピノキオといえば去年の生々しく、原作に忠実な実写版が記憶に新しいところ。デルトロさんが差別化を意識されたのかはわかりませんが、今回はかなり独自のアレンジが効いておりました。戦時下のイタリアが舞台となっているので、戦争の悲しさや恐ろしさが強く伝わってくる内容となっております。キュートでコミカルなところもたくさんありますけどね。

思えばギレルモ氏が純粋に子供向けの映画を手がけたのはこれが初めてかも。観客に「あとはご自分で想像してください」と委ねるような結末は『パンズラ・ビリンス』や『シェイプ・オブ・ウォーター』を思い出しました。

 

☆『ブラック・アダム』

揺れ動き続ける(笑)DC映画ユニバース最新作。ブラック・アダムさんといえば『シャザム!』の名悪役の一人なのですが、今回はビリー君ちとは関係なく映画化。代わりにホークマンやドクターフェイトといったコミックでは古参なのにいまいちメジャーになりきれないヒーローたちがチーム「JSA」を組んで登場してきてたのしゅうございました。特にドクターフェイトのデザインはもろ好みでフィギュアが欲しくなります。

印象に残ったのはJSAが「ヒーローとかいう割に中東の問題は全く解決してくれない」とか皮肉られるところですね。これ、現実の米軍へのかなり痛烈な皮肉になっているのでは。あと『フライト・ゲーム』や『ロスト・バケーション』といった限定空間でのサスペンスを得意とするジャウム・コレット・セラ氏が監督でしたが、彼の持ち味はあまり生きてなかったような。題材が題材だけに仕方ないところでしょうか。

 

☆『THE FIRST SLAM DUNK』

90年代の名作スポーツ漫画を、原作者自らが映画化。この「原作者自ら」ということを知った時はたまげて記事を二度見しました。井上先生ってあんましアニメに興味ない人だと勝手に思ってたので…

正直あまり期待はしてなく、大好きな漫画だったのでまあ一応観とこう…くらいの気持ちでした。でもまあ、何度も読み返したあの場面、あのセリフが出てくると感極まって条件反射的に鼻水がブシューッと噴き出てしまうんですよね。今回のメインは湘北5で最も地味な宮城君で、出番が最も多いのは彼なのですが、自分はやっぱり桜木花道がここぞというところで活躍するところにテンション上がってました。

宮城君の性格が原作とはちょっと違っていて、原作者が作っているのに二次創作みたいなところがあります。多分先生はこのアニメを1本の映画、あるいは「現実(リアル)に近い作品」として仕上げたかったのでしょうね。ギャグ含めてコミックをそのまんま再現するとそこからかけ離れてしまう恐れがある。その辺を考慮に入れての改変だったのだと思います。

懐かしい面々にまた会えてよかった(あまり期待してなかったくせに)。大変でしょうけどぜひともTHE SECONDも作っていただきたい。こんなタイトルにしたんだからその辺責任とってください。

 

☆『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』

この十年間ずっと「やるやる」詐欺を繰り返していた『アバター』待望の続編。今回は惑星パンドラの海が中心となっていて、この水の3D表現が本当にすごい。デビュー作『殺人魚フライングキラー』から、『アビス』そして『タイタニック』と、キャメロンはやっぱり海を扱うのが本領の人…という思いを新たにしました。3D旋風を巻き起こした前作ですが、その後「すげえ立体映像を見せてやるぜ!」というのを第一目標として作られた映画が何かあったかというと、『怪盗グルーの月泥棒』くらいしかなかったんではないかと。「ゲーム画面みたい」という評価も聞きましたが、ゲーム画面はいかに美麗であろうと飛び出してはこないし、なにより大スクリーンでは観られないのです。

映像以外には海で活躍する悪役のメカ群とか、長男ばかりひいきされてないがしろにされる次男、その次男とクジラとの友情などもツボでした。しかしキャメロンは本当に̪シガ二ーと大佐が好きですねえ。この二人への肩入れがあからさまで今回前回の主人公ジェイクの影がちょっと薄かったです。

「3作目は何がなんでもやる」とのことなので、興行がたとえアレな結果になったとしても責任とって続けてください。

 

☆『MEN 同じ顔の男たち』

『エクスマキナ』のアレックス・ガーランド監督と聞いて観ました。あちらが一応条理的なSFだったのに対し、今回はかなり不条理なお話。タイトル通り同じ役者さんが管理人、牧師、警官、ホームレス…と風体を変えてヒロインの前に何度も現れるのですけど、そのことに関しては特につっこまない主人公。神経のまいってしまった人が見た幻覚とも、田舎の変な妖怪を目覚めさせちゃった話とも取れます。リンゴがいっせいに落ちるシーンとか、ヒロインが逃げ惑う中、背景の夜空がめちゃくちゃ綺麗だったりするところが印象に残りました。

 

☆『MAD GOD』

『スターウォーズ』『ロボコップ』『ジュラシックパーク』など名だたる娯楽巨編に関わってきたクリーチャー操演の神様フィル・ティペットが、一からオリジナルで作り上げたストップモーションアニメ。で、これがかなりシュールで難解でえぐい。アニメといえど子供に見せちゃいけない作品です。『JUNK HEAD』とかぶってるところも色々あるんですけど、こちらにはあちらにあった「かわいらしさ」というものが一片もありません。

その映像の力強さや作りこみには圧倒されながらも、共感を拒絶するような作りに「ポカーン」としてしまったのも事実。実はこれクリスマス・イブに一人で見たのですが、なんだか寒さとやるせなさが一層募った気がしました。

 

おお、なんとか超雑ではありますが、年内観た新作映画の一言メモを全部書き切りました。次は誰も注目してないであろう2022年映画ベストについて書きます。

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December 25, 2022

2022年11月に観た映画を振り返る

10月はリバイバルと特集上映しか観てなかったので飛ばします。余裕があったらそのうち書くかも…

☆『RRR』

『バーフバリ』のラージャマウリ監督が描く近代インドアクション。偶然出会った時から互いに強くひかれあったラーマとビーム。だがそれぞれに一族を背負った使命があったことから、その絆は分かたれてしまう。…と書くと男女のラブロマンスのようですが、主人公二人は凄腕の武芸者なので激しいアクションの応酬が繰り広げられます。

3時間の長尺を退屈させずに一気に観させる手腕はさすがのラージャさん。ただちょっとラーマさんもビームさんも大事なお勤めがあるのにサボって遊びすぎだと思いました。あと最後の一人が倒れるまでぶっとおしで続けられる死の舞踏「ナートゥ」ダンスが圧巻です。

 

☆『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』

みんな大好きタイムリープ映画。ただ日本でタイムリープをやるとなぜか青春の甘酸っぱいムードが濃厚になったりするのですが、こちらは辛気臭いサラリーマン社会が舞台となってるのが斬新であります。作品紹介を読むとブラック企業で酷使されて大変そうな話を想像しますけれど、こちらの会社の同僚はみないい人たちで、出来たらこんなメンバーと一緒に働きたいなあと思ったり。その代わりクライアントである広告代理店?はけっこう腹黒い感じ。やっぱり電〇あたりがモデルだったりするのでしょうか。

 

☆『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』

待望のMCU最新作。前作の主演で会ったチャドウィック・ボーズマン氏が不慮の死を遂げられたため、作品世界でもブラックパンサー=ティチャラが突然の病で亡くなったという展開に。主役不在の中脇役たちがそれぞれ懸命に働き、やがて新たなるブラックパンサーが誕生する…という流れ。言ってみれば映画丸丸一本使って一人の俳優さんの追悼式を行ったようなもの。それだけ社会にもスタッフにもチャドウィックさんの存在が大きかったということなのでしょう。自分としては代役立ててでも、映画の中ではティチャラに死んでほしくはなかったですけど… ただCGでボーズマン氏を再現して、安っぽい感動的なセリフを言わせたりしなかったのは評価いたします。

 

☆『すずめの戸締り』

待望の新海誠最新作。こう言ってはなんですが爽やかな孔雀王(もしくは仮面ライダー響鬼)がピュアな女子高生に助けられる話。強引なところはあれど、冒頭から中盤まではスペクタクルの連続で観る者に休みをくれません。それが少し転調するのが、悲壮な決意を固めたヒロイン・すずめの前に孔雀王の友達である芹澤という軽そうなにーちゃんが現れるところ。こっから多少肩の力を抜いてのんびり楽しめるロードムービーへとシフトしていきます。かようにちょっと変な映画ではあるのですが、この芹澤のキャラと縦横無尽にすっとび回る人間椅子があまりにも楽しかったので年間ベストに入れたいと思います。

ちらっと地元熱海も映りました。あそこも実は土石流が流れてったところだったり…

 

☆『ザリガニの鳴くところ』

ザリガニって鳴くんか…?? それはおいといて、アメリカ南部の自然で育ったややワイルドな女の子が、町のプレイボーイを殺したという罪で訴えられ、果たして彼女がやったのか、それとも無実なのか…という謎でもって観客をひっぱっていきます。

某ロッテントマトの点数はあまり高くありませんでしたが、十分に面白かったし原作は全米でベストセラーになったとのこと。だからこの面白さの功績は原作小説に負うところが大きいかも。その原作者さんは自然学者として名を馳せてた方で、だいぶご高齢になってから初めて書いた小説が大ヒットとなったというのだから驚きです。

舞台となったノースカロライナ州の豊かに広がる河は『トム・ソーヤの冒険』とも似た景色だったり。あちらはミズーリ州のお話なのでそれなりに近いと言えば近い…かな。

 

☆『グリーン・ナイト』

日本でも人気の高いアーサー王伝説に出てくる「円卓の騎士」の一人、ガウェインの冒険物語。といっても明るくモンスターを倒していくような内容ではなく、追剥にあって苦労したり説明のつかない怪異に出くわしたり…といったストーリーで、正直なかなかわかりにくいところもあって困惑いたしました。ただラストも含め不快な難解さではなく、わけわからないながらも爽やかな気持ちで劇場を後にすることが出来ました。そんでこれ、大元は監督が考えた話じゃなくて、イギリスで昔から伝わってる民話みたいなものをアレンジした作品なんだそうです。

快活な青年の役が多かったデブ・パテル氏がこちらでは悩める修行者的な役を好演してて感服いたしました。

 

次回「12月に観た映画」の感想は年内にまとめられるかどうか。『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』『ブラック・アダム』『THE FIRST SLAM DUNK』『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』『MEN』『MAD GOD』について書きます。

 

 

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December 04, 2022

『鎌倉殿の13人』を雑に振り返る⑪ だいたい11月編

第41回「義盛、お前は悪くない」

一時は回避されたかに見えた和田勢との衝突。しかし不幸な行き違いから、義盛の郎党たちは幕府に向けて進軍を開始してしまう。ここに幕府内乱で最も激しかったと言われた「和田合戦」が始まった。

和田義盛退場編の後編。和田さんに関してはドラマを見る前から名前だけ知ってましたが、本当に名前だけ。その性格は三谷さんの誇張によるところが大きいとは思いますが、歴史の記号みたいだった人物が、またしてもこれで全国の皆さんの親しみやすい人気者になったのでは。それだけにその壮絶な最期がつろうございました。和田さんを葬った後何とも言えない表情を見せる義時にも…

数少ない笑いどころは、追討に向かう際なぜかべろんべろんに酔っぱらってた泰時。几帳面な彼にしては珍しい乱れっぷりでした。

大抵源平ものでは義仲の死と共に姿を消す巴御前は、この41回までねばりを見せてくれました。秋元才加さん演じる凛とした巴と髭もじゃの熊さんみたいな義盛公は、実に微笑ましいカップルでしたねえ。

この回の重要なアイテム:大江さんが別人のような刀さばきで取り戻してきたドクロと、朝時が思いついたことにされたファランクス戦術

 

第42回「夢のゆくえ」

和田合戦を経て、平和な鎌倉を作ろうと心に誓う実朝は、実権を取り戻すべく義時と対立していく。そんな折都から宋の匠・陳和卿が鎌倉を来訪。船を作り宋との交易を興すことをすすめ、実朝は大いに乗り気になる。

西暦1216年の出来事で、豪快に失敗したプロジェクトXみたいなお話。若いなりに一生懸命がんばってる実朝君の努力が報われないのが、これまた切ない…んだけど、裸の男たちがギャースカわめきながら船を引っ張ってる絵はなかなか笑えました。なぜか脚本に「脱いでる」と書かれてた義村。書いてないのになぜか脱いでた八田さん。見事な胸筋を披露してくださりありがとうございました。

他にはお父さん譲りの超能力なのか、冒頭で実朝の夢枕に現れる後鳥羽上皇がインパクト大でした。あとエピローグで3回ぶりに姿を見せ、そのままナレ死した時政パッパにほっこり。

この回の造船マメ知識:船を陸で重く作り過ぎてはいけない

 

第43回「資格と死角」

1217年。後継者に将軍職を譲ることに決めた実朝は、京より帝の子息をその地位に据えることを提案。そこへ運悪く僧として修業していた二代将軍の忘れ形見公暁が鎌倉に戻ってくる。鎌倉殿を継ぐ気満々だった公暁に義村が要らないことを色々吹き込んだせいで、新たなる悲劇がまた幕を開ける。

これまでも辛いエピソードが山ほどあった「鎌倉殿」ですが、ここからの3回で言わばつらみのピークを迎えます。キーパーソンとなる公暁は役の上では頼家、役者さんとしては佐藤浩市氏のギラツキぶりを見事に継承していてお若いのに凄みを感じさせます。

一方でのんきだったのが政子とトキューサが都を訪れるエピソード。政子×シルビア・グラブの交渉戦とトキューサ×上皇様のリフティング勝負は両方とも見応えありました。

この回の珍妙なアイテム:政子が一杯のツマミに持ってきた干しダコ

 

第44回「審判の日」

1218年。都より皇子を将軍職に迎える準備が着々と進んでいた。だがその陰で義時は朝廷と接近しすぎた実朝を排除することを決意。公暁もまた自分が鎌倉殿となるべくクーデターの計画を練っていた。そして公暁のターゲットには実朝だけではなく、父を葬った義時も含まれていた。

某所で「みなもとの なんかむかつくなかあきら かおはいいのに かおはいいのに」と歌われていた源仲章。本当にむかつくというか、怒りの煽り方がうますぎる。演じる生田斗真君は『いだてん』や『脳男』などが印象に残っていますが、それぞれ全然別の役どころで感心いたします。

運命の日の直前に会話を交わす実朝と公暁。表向きは和解できたように見えましたが、公暁の闇は実朝の光を受け入れることが出来ません。まっすぐで清らかな心がかえって相手の心をかたくなにしてしまうこともあるという。

ここに至って本当にギャグがなくなってしまった『鎌倉殿』。前半のコメディ調が嘘のよう、というか別のドラマのようです。三谷作品としてもここまでドス黒いものは例がないのでは。雪の降る中階段を上っていく実朝。物陰で息をひそめる公暁。ぽっかり口を開けて義時を嘲る仲章。緊張が極に達したところで生殺しのように次回へ。

この回の謎の動物:義時の夢に出てくるソフトバンクのお父さん

 

いよいよ残り一ヶ月。さびしいようなホッとするような…

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