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October 14, 2021

2021年8月後半に観た映画

よし、ペース速まってるな… というわけで8月後半に観た映画4本です。

 

☆『ドント・ブリーズ2』

1作目は怖そうなので劇場ではスルーしてしまったんですが、2作目はツボな感じがしたので予習してから行ってきました。ちなみに1作目は金を溜め込んでると噂の老人の家に若者の泥棒チームが侵入するのですが、この老人というのが元軍人で盲目なのにめちゃくちゃ戦闘スキルが高く、若者たちは一人また一人と狩られていく…というストーリー。強盗を企む若者たちも殺しが派手派手なじいちゃんにも感情移入が出来ないのがつらい作品でした。ただ1時間半家の周囲をおっかけっこしてるだけなのに飽きさせない脚本力は見事でした。

で、2作目。前作からの共通キャラはじいちゃんと犬だけ。そしてじいちゃんはわけありの少女を育てているのですが、この少女がどういうわけかプロの戦闘集団に狙われて…という話。1作目のモンスターが2作目ではヒーローになるという流れ、まるで『ターミネーター』シリーズみたいです。

で、こちらはやっぱり『ジョン・ウィック』の1と2を1本に凝縮したような構成が大変好みでした。大画面&大音量で観てもあんまし怖くなかったのも良かったです。尿意をこらえてエンドロール後もチェックしたらすごく曖昧な感じの映像がちょろっと流れました。観客の想像に任せます、ということなんでしょうがちょっとイラッとしましたよ?

 

☆『妖怪大戦争 ガーディアンズ』

さほどヒットしたとも思えない『妖怪大戦争』(2005)の精神的続編。あの大魔神が出て来るというので観てきました。で、確かに大暴れしてくださるんですがもう既にあんまり覚えていません… あ、「大戦争」というタイトルなのに戦争を否定するというか「やさしい心が大事だよ」という結論だったのは大変良かったと思います。

 

☆『スペースプレイヤーズ』

あまりメジャーでもない『スペース・ジャム』(1996)の一応続編。電脳空間でNBAのレジェンド、レブロン・ジェームズがアニメのキャラたちとバスケ勝負をするという内容。アイアン・ジャイアントが出て来るというので張り切って観てきました。が、この前に家系大盛り豚骨ラーメンを食べたのが良くなかったのか前半だいぶ寝てしまいました。でもアイアン・ジャイアントが画面にチラチラ映るだけで1億点です。あとDCキャラをたくさんにぎやかしに使えるのがワーナーさんの強みですね。

 

☆『オールド』

私のツイッターではクリストファー・ノーランと並んで最も愛されているナイト・M・シャマラン最新作。アジアのリゾート地にやってきたある家族が、ホテルの支配人に「秘密のビーチ」に案内されるが、そこは一日で人が何十年も老いてしまう恐怖のエリアだった。

予算も舞台空間も限られた中で、息つく間も与えないサスペンスを終盤までひっぱり続けるあたりはさすがシャマラン。『アフターアース』『エアベンダー』のころの不調は完全に脱したとみてよいでしょう。あとやっぱり彼はみんなが思いつきそうで思いつかない、奇妙なアイデアを生み出す力に長けております。

ただ今回は批評家からの反応があまりよくないようで。たぶんもっと救いのない結末にして、強引な理屈付けをオミットして不条理なスタイルに徹すればそっちの評価も上がったと思います。でも自分はあえてそうせず普通にエンターテインメントに仕上げたシャマランを支持したいです。

 

次は『モンタナの目撃者』『シャン・チー』『ドライブ・マイ・カー』『攻殻機動隊 ゴースト・イン・ザ・シェル』『レミニセンス』『クーリエ』についてちょっとずつ書きます。

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October 05, 2021

2021年8月前半に観た映画

9月もあっという間に過ぎ、今年も残り1/4。年末までに追いつけるように少しペースを早めます。そんなわけで猛暑の8月前半に見た作品。

 

☆『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園』

滅多なことがない限り映画館まで観にいかないクレしん映画ですが、今年のは「ミステリーとしてよく出来てる」という噂を聞き鑑賞してまいりました。映画ではあんまり謎解きとかしなくなった『コナン』へのアンチテーゼなのでしょうか。

ポイントが全てを左右するエリート校「天カス学園」に体験入学することになったしんのすけたち。だがその学園では「吸ケツ鬼」が生徒たちがお尻をかじり、おバカにしてしまうという不可解極まりない事件が起きていた。吸ケツ鬼の正体は。そして彼の目的とは…

なるほど、確かに魅力的な?謎、誰もが容疑者たりえる状況、周到な伏線、ミスリード、意外な犯人…と近年まれに見るミステリー映画のケツ作でありました。ダイイング・メッセージに関してだけはちょっと強引でしたが(被害者生きてるし)。

普通の推理ものなら事件解決して終わりなんですが、これはクレしん映画なのでその後にもう一山アクションがあります。あと鑑賞後無性に焼きそばパンが食べたくなる作品でした。

 

☆『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』

一年以上予告を見させられた映画がここに来てようやく次々と公開されてますが、これもそのうちの1本。「ファミリーファミリー」と家族の絆を謳い上げてる本シリーズですけど、そういえば主人公ドムさんの家庭環境ってどんなだったの?ということがカーアクションと平行して語られます。

前の作品の感想で「ライバルが一度戦うと仲間になってしまうあたり、少年ジャンプ化が著しい」と書きました。その傾向はさらにヒートアップして、どう見ても死んでたハンさんが適当な説明で「実は生きてた」ということにされてしまいました。あと2作で完結を迎えると言われてるこのシリーズ、いっそのこと今まで死んだキャラ全員生きてたという結末にしちゃえば、これ以上ないめでたい幕引きにできるのでは。

帰ってきたといえばほぼ外伝だった「3」の主人公もようやくファミリーに迎えられた模様。顔も性格も変わっちゃってたのでわかりづらかったですけど。今回宇宙まで飛び出してしまった『ワイルドスピード』。残る領域は海底、地中、異次元、時間旅行くらいでしょうか。

この映画で終始むっつりしてたジョン・シナさんがブリーフ一丁でルンルンしてたのが↓

 

☆『ザ・スーサイド・スクワッド  “極”悪党集結』

奇跡の二週連続ジョン・シナ祭り。4年ぶりのジェームズ・ガン監督最新作ということでこれまた待望だった作品。デ○ズニーで出来なかったゴア描写を「これでもか!」というくらいやりまくってます。そんなわけである意味ガン監督が原点に立ち返ったとも言える映画。

『スーサイド・スクワッド』は5年前にも一度映画化されてるのですが、今回とつながってるのかというとこれがイマイチわかりにくい。同じ役者さんが4名同じキャラで続投してることを思うと、やっぱり後日談なのでは?と思いたくなります。ただその中に何人か扱いが不憫な方がおられまして。わたしは「差し替え変形」「順次公開予定」という言葉と同じくらい、「前作で生き残ったキャラがあっけなく死ぬ」のが嫌いなので悲しくなりました。

ガン監督はインタビューで「誰それが死んだときは悲しかった」と語っておられましたが、それを読んだ時「じゃあなんで殺したの?ねえねえねえねえ」と小部屋で10時間くらい問い詰めたくなりました。

とまあそんな不満もありましたが、DC世界の机の隅からこそぎ集めてきたような珍妙な連中が、ドバッと出てきてはサクッと退場していくのは正直楽しかったです。長年「本当にこんなキャラいるんか?」と思ってたポルカドットマンとかね。『エグゼクティブ・ディシジョン』のセガールを彷彿とさせるマイケル・ルーカーさんもお疲れ様でした。せっかくこれまでガン作品に皆勤賞で出てるので、『GotG Vol.3』にも回想とか双子の役で出てほしいところ。

 

☆『フリー・ガイ』

すっかりメタフィクションの第一人者となってしまったライアン・レイノルズ主演作。ゲームの中でモブと設定されてたキャラがあることをきっかけに自我に目覚めて…というストーリー。

ここ数年人気のテレビゲームに「オープンワールドもの」というジャンルがあります。メインのミッションの他に自由にゲーム内の世界をうろついて、好きなことが出来るというシステムになっています。一番メジャーなものというと『グランド・セフト・オート』シリーズでしょうか。で、こういうゲームには本筋と関係ない通行人的なキャラが多くいて、困ったことに彼ら彼女らが頻繁に巻き添えになったり吹っ飛ばされたりしちゃうんですよね。本当にわざとそういう風に作ってあるとしか思えない。操作ミスでしょっちゅう彼らに迷惑をかけてる身としてはますます罪悪感が深くなるような映画でした。これからはもっと慎重にプレイするように気をつけます。

似た感じの映画として『トゥルーマン・ショー』『レゴムービー』『シュガーラッシュ』などもあるため私はそれほど新味を感じなかったのですが、やはり『ナイト・ミュージアム』『リアル・スティール』のショーン・レヴィ監督だけあって、今回もずっと安心して楽しんで観てられる王道的なエンターテインメント。特にゲーム好きの小学生たちに観てほしいと思いましたが、日本ではそれほど話題にならなかったのが残念。そしてはやくも配信が始まるらしいです。

 

次回は『ドント・ブリーズ2』『妖怪大戦争 ガーディアンズ』『スペース・プレイヤーズ』『オールド』について書きます。4本中3本が第二作…

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