2020年、この映画がアレだ!!
今年は中盤さぼりまくった当ブログですが、なんとか恒例の映画ベストにたどり着くことができました… それでは張り切ってまいります。順序よくどん尻から。
☆ワースト
…と書いたけどワーストと言えるほどのワーストはないな。強いて言うなら『デ〇ド・ド〇ト・ダイ』とか『狂〇蔵』がちょっとアレでした。
☆リバイバル部門
今年は新作供給が少ないこともあって色々リバイバル企画がございましたが、そのうちの
●『機動戦士ガンダム』3部作
●クリストファー・ノーラン祭り
に賞をあげます。
『ガンダム』は子供のころ映画館で観られなかった悔しさを解消すると共にまた新たな発見がありました。ノーラン祭りも大画面で彼の特異な才能を再認識させられました。特に『インターステラー』と『ダークナイト』は初見時より今回の方がなんか感動しちゃいましたね。
では続いてキリ悪く27位から11位までバババッと発表いたします。
●27位 『音楽』 古武術対古美術!
●26位 『9人の翻訳家』 あったらいいなホンヤクコンニャク!
●25位 『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』 鼻より男子!
●24位 『シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢』 一人でもできるアンコールワット!
●23位 『2分の1の魔法』 わけもわからずに らんまらんまで日が暮れる!?
●22位 劇場版『メイド・イン・アビス 深き魂の黎明』 人の心が無い
●21位 『ウルフウォーカー』 夜歩く!
●20位 『フォードvsフェラーリ』 上層部VS現場!
●19位 『とんかつDJアゲ太郎』 ノーライフ・ノーとんかつ!
●18位 『初恋』 で、どの辺が「初恋」だったんですかね?
●17位 『マーティン・エデン』 君も純文作家になれる!
●16位 『ソニック・ザ・ムービー』 青い稲妻がハゲを攻める!
●15位 『ある画家の数奇な運命』 事実はフィクションよりも奇なり!?
●14位 『ワンダーウーマン1984』 好きな人と64年くらい続きますように!
●13位 『エクストリーム・ジョブ』 作ってみたいカルビ風チキン!
●12位 『ミッドサマー』 日本語版主題歌はTUBEが良かった
●11位 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』 今年の「タイトルは長いけど面白かった」大賞!
さて、いよいよトップ10の発表です。
●10位『ストレイ・ドッグ』
いかにもハードボイルドと思わせておいて、確かにそうなんだけど、それだけでは終わらない上質のミステリー映画。普段綺麗なだけにニコール・キッドマンの痛々しさが半端ないです。
●9位『レ・ミゼラブル』
本年度社会派部門大賞。そして「ラストシーンが突き刺さる」部門大賞。タイトルがアレですがユーゴー原作のあの小説とはほぼ関係ありません。ちょこっとオマージュはしてるそうですけど。
●8位『ドロステのはてで僕ら』
本年度実写邦画大賞。ぶっちゃけTV画面で見ても支障ないというか、むしろTVサイズの方が臨場感高まりそうな映画なんですが、とにかく多くの人に観てほしい。これ以上は言えない。
●7位 『パラサイト 半地下の家族』
ま、これは今更持ち上げるまでもないというか。本年度アカデミー作品賞受賞作。初の韓国映画受賞ということで映画史の歴史を塗り替えちゃったマイルストーン的な作品になってしまいました。来年早々には金曜ロードショーにも登場。あのシーンは大丈夫なのか!?
●6位 『盲目のメロディ』
今年は脚本に唸らせられる映画に色々出会えたのですが、ベスト1となるとコレ。お話が二転三転どころじゃなく七転び八起きくらいする恐ろしさ。そういえば日本でも佐村河内さんなんて人がいたなあ…なんてことも思い出したり。
●5位『マロナの幻想的な物語り』
車で1時間40分くらいかけて観に行ったのですけど、十分その甲斐があった素晴らしいアニメーション。アート的にもぶっ飛んでますがやはり心に残るのは犬という動物の健気さ。種類は違えどわたしももっと猫を大事にしようと心に固く誓うのでした。
●4位 『TENET』
本年度SF大賞。やっぱり三日戻るには三日かかる、みたいな恐ろしく効率の悪いタイムトラベルを思いついたところがすごい。『ダンケルク』でそのまま文芸畑に行っちゃうのかな…とも思ったノーランがちゃんとこっちの方に戻って来てくれたのも嬉しかったですね。
●3位 劇場版『鬼滅の刃』無限列車編
20年ぶりの日本映画興行記録更新、まことにおめでとうございます。そこそこ売れるだろうとは予想してましたが、まさか『千と千尋』を越えるとは夢にも思いませんでした。これ原作読んだときはそれほど泣かされたわけじゃなかったんですが、映像と音楽の力で見事に持っていかれてしまいました。これが映画の力ってやつですかね。
●2位『野性の呼び声』
今年はジャック・ロンドン作品が2本も日本で映画公開されるという、長年のファンには大変嬉しい年でした。こちらは原作からはアレンジされてる部分も少々ありますが、これはこれでアリです。ロンドン世界でよく描かれる20世紀初頭のクロンダイクを映像で観られたのに本当に興奮いたしました。主人公バックの成長ぶりも痛快です。
そして本年度のトップ1。
●1位『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』
昨年の原語版に続き、今年吹替版が公開された本作品。ポスターは本国版なんですけどこのデザイン好きなんであえてこっちを貼りました。昨年は4位に選びましたけど、日本語版の方が良かったというわけではなく、バージョン関係なく見れば見るほど好きになるという本当に不思議で素敵な作品です。現在まだ一部で絶賛公開中。コロナで心が沈みがちな今だからこそ多くの人に届いてほしい映画です。
映画館が一時完全休業してしまうという異例な年であった2020年ですが、例年と変わらずいっぱいいい映画に出会えました。早くこの状況が良くなって、心おきなく劇場に行けるようになりますように。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
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