平成時代にさよならを 『仮面ライダージオウ』まとめ
令和が始まってはや4ヶ月。本日は先ごろ完結した「平成」ライダーの総決算『仮面ライダージオウ』について劇場版も含め思うところをまとめます。
平成の終わりも近づいたころ。平凡な高校生常盤ソウゴは、将来「王様になりたい」という夢を吹聴しては級友たちに笑われていた。そんなある日ソウゴはタイムトラベラーの青年ゲイツに襲われる。理由はソウゴが未来で最低最悪の魔王「オーマジオウ」になり、人々を苦しめているからだった。それと呼応するように彼の周りにあらわれる「仮面ライダー」と、人々を襲う怪人「アナザーライダー」たち。やはり未来から来た彼の「家臣」ウォズから変身ベルトを与えられ、「仮面ライダージオウ」となったソウゴは、いつしかゲイツと共に平和を守り、「最善最高の王」となることを目指して戦い続ける。
というわけでこの物語の大きなポイントのひとつは、本当に人を思いやるいい子のソウゴ君が、なぜショッカーの首領のような独裁者になってしまったのか?というとこでした。話が進むにつれその辺の謎が徐々に明かされていくんだろうな…と予想していたのですが、いきなりばらしてしまうとうやむやのままに終わりました(笑) まあ毎回のように20年に及ぶなつかしヒーローたちが入れ替わり立ち代わり登場するので、ソウゴ君はどうしてもホスト的な役回 りにならざるを得ず、彼自身の物語をじっくりやる余裕がなかった…というところですかね。わたしも思い入れのあるライダーがオリキャスで登場するたびに我を忘れて喜んでましたし。10周年記念の『ディケイド』と違って(あれはあれで好きでしたが)、今回は可能な限り演じた本人を連れてきてくれたのが嬉しかったです。特に『龍騎』『剣』は十ウン年ぶりに懐かしい友達と再会できて、彼らが元気でいる姿が観られて感涙いたしました。
先日公開された単独の劇場版も観てまいりました。暮れの佐藤健のようなシークレットゲストがあるのでは…ひょっとしてオダ○リジョーか、竹内○真か!?と胸ワクワクで臨んだところ、予想のはるか斜め上のビッグネームが出てきて驚愕しました。ここではあえて名前は明かさないので知りたい人は映画のキャスト一覧でも調べてみてください。
映画で印象的なセリフのひとつに「お前たちの平成って醜くないか?」というものがありました。平成ライダーもとうとう20作。そこはかとなく統一感があった(そうか?)昭和ライダーと比べると外見も設定も恐ろしくてんでバラバラです。シリーズ初期は「こんなの仮面ライダーじゃない」という声もよく聞かれましたが、最近ではもうみんな「そういうもの」と諦めてしまったのか、あまり見られなくなりました。実際こんだけ多様性に富んでたからこそそれなりに飽きられずに20年続いたのだと思います。わたし自身数作脱落したものの、今にいたるまで視聴を続けてるわけですし… 本当に『クウガ』が始まった時は2019年になっても切れ目なくライダーが続いて、そんでずーっとお付き合いすることになるだろうとは夢にも思いませんでしたよ…
ついでに好きなタイトルのベスト5を書いておくと
1位…龍騎 2位…剣 3位…ビルド 4位…鎧武 5位…555 別枠…アマゾンズ となります。
令和になってもまだ続行される仮面ライダー。次の作品は背景がなにやら『アイアンマン』っぽい『仮面ライダーゼロワン』だそうです。また一年楽しめますように~
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