ストライク・バック・トゥ・ザ・フューチャー ルッソ兄弟 『アベンジャーズ/エンドゲーム』
始まりがあれば終わりがある… 2008年より始まったマーベル・シネマティック・ユニバースもいまだ続行中ではありますが、ここにひとまずの決着を迎えました。11年間21作品の総決算とも言える『アベンジャーズ/エンドゲーム』、紹介いたします。
6つのインフィニティストーンをすべてそろえたサノスはかねてよりの悲願を達成し、全宇宙の生命の数を半分に減らしてしまう。アベンジャーズはストーンを奪うことで仲間たちの命を取り戻そうとサノスの元へ急襲を試みるが、ストーンはすでに彼の手によってこの世から抹消されてしまっていた。もはや打つ手なしと意気消沈するヒーローたち。だがある時、思いかけもないところから「奪還」の希望がもたらされる…
今回は(も)完全に見た人向けのネタバレ全開です。観てない人は今日明日にでも映画館に行ってそれからまた来てください。
というわけでアベンジャーズがサノスのプロジェクトを打ち破るために見出した方法はなんとびっくり「タイムトラベル」でございました。一発逆転のために過去に遡る…という手段、後ろ向きというか『ターミネーター』のスカイネットがやらかしていたことだけに、抵抗のある方もおられようかと思います。ただアメコミクリエイターたちはそうでもないようで、特に90年代あたりで『エイジ・オブ・アポカリプス』『ヒーローズ・リボーン』『X-MEN/ワイルドキャッツ』といったコミックでやたら繰り返し用いられてたこともありました。映画でも『X-MEN/フューチャー&パスト』『デッドプール2』などで題材にされてましたし。特に『デッドプール2』に関しては『エンドゲーム』製作中にスタッフの間で「あれ… これちょっとかぶってない?」という会話が交わされたのではw ここでやたら引合いに出されるのが名作SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。「あの理論はでたらめだ」とかぷちっとdisられてましたが、少し前の『レゴムービー2』でも引用されていたのでもはや映画製作者の間では基本というかバイブルに値するような存在なのでしょうね。
タイムトラベルの是非はともかく、これまでのMCUのあの場面やこの場面が再現されるあたりはファンとしては大興奮の鳥肌ものでございました。ずっとこのシリーズを追いかけてきた人への大きなプレゼントと言えるのではないでしょうか。サプライズなプレゼントといえばクライマックスのサノス軍との対決は「待ってました!」の連発でした。いちいち書くのも野暮なんでやめますが、オタクが「そこでそうなったらいいのに…」と想像することがほぼ実現します。あらためて「ルッソ兄弟はそういうとこわかってるな~」とよだれをたらしながら興奮していたら、最後で思いもよらないショックが待ち受けておりました。
それは言うまでもありませんが、長いことMCUをひっぱってきたあの人の死。このシリーズってけっこうフラグとかなくいきなりさくっと人気キャラが亡くなられたりするんですよね… そういうのにも多少耐性ができていたつもりですが、それでもトニー・スタークとの突然のお別れにはしばし呆然としてしまいました。トニーという人物は天才でありながら見栄っ張りで素直じゃないところがあって、どこか子供っぽい男…というイメージがありました。だからか子供の気持ちがよくわかるのか、これまで子供がらみで非常にいいシーンがたくさんありました。そんなトニーも『エンドゲーム』で自らの子供を持ち、チームメイトを心の底から信頼することでようやく真に大人になったのだなあ…と。そうなった途端この世を去ってしまうのがあまりにも哀しい。たぶんここまでやらないとトニーはずっと現場活動をやめられないし、ロバート・ダウニ―Jr.氏もアイアンマンから卒業できない。そこから逆算してこういう結末になったのでは。ファンからわがままを言わせてもらえるならできれば生涯現役でいてほしかったところですが、いまはひとまずRDJ氏に「長年お疲れ様でした」と言うべきなのでしょう。ただアメコミにおいて人気キャラの死→復活は定番のイベントであります。どんな形であれいつかまたトニー・スタークが再登場することを夢想してやみません。
衝撃だったことのもうひとつはキャプテン・アメリカの引退。これまたクリス・エヴァンスの卒業を決定づけるためにあの結末が選ばれたのでは…と考えます。「前に進む」と繰り返しとなえていたキャップがあのような行動を取ったことに違和感を多少覚えないでもなかったですが、過去の大きな思い残しをやりとげることこそが彼にとっての「前に進む」ことだったのかな、と。あと彼は「キャプテン」となった時世界でたった一人の超人だったわけです。アベンジャーズが結成された時もその数はまだ一桁でありました。しかし今回自分の後ろに連なる大軍勢を見て、「もう他のヒーローたちに後を託しても大丈夫だな」と思えたのでしょう。観終わった後は複雑な感情もありましたが、今では心から「よかったね」という気持ちでいっぱいです。
他のキャラ達について一人一人語っていたらきりがないので、あと二人取り上げます。一人はアントマンことスコット・ラング。彼は並み居るアベンジャーズのヒーローの中では一番小市民的で身近な存在であります。1作目ではム所帰りでアイス屋さんをクビになってしまうほど社会的には底辺の人でしたし、能力も「世界最小になれる」という変化球的なもの(ビッグにもなれますが)。そんなおじさんが宇宙最強の存在であるサノスの計画を覆す糸口になるわけですから、これほど痛快なことはありません。いやー、本当アントマン最高!
もう一人はネビュラさん。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』登場時は嫌味と怒りに満ち溢れてた彼女でしたが、『エンドゲーム』では残り少ない食糧(水?)を相手に分け与えるほどの成長ぶりを見せています。ここかなり序盤のシーンでしたが、いきなり泣きそうになりました。そんな他者への優しさを身に着けた彼女が、かつての自分のことしか考えてない自分とご対面した時、果たしてどんな気持ちになったのかな…と思うとなんとも切なくなります。本当に人はいくらでも良い方に変われるのかもしれないけれど、それもふとしたきっかけとか出会いがあったればこそで、いつまでも変われないことの方がずっと多いのかもしれませんね…
まとまりのない一人語りが続いてしまいました… 後半は皆様の記憶の助けになればと過去21作から『エンドゲーム』にどんな引用があったのか列挙してみます。『エンドゲーム』にどの程度関わってくるのか、ということを基準に重要度A~Cで分けてみました。公開年月日は日本のものです。
<フェイズ1>
☆『アイアンマン』(2008/9/27) …重要度A。MCUの原点。ラストの「アイ・アム・アイアンマン」やエンドロールで響く槌音は知ってると知らないとで感動が大きく違うのでは(と言いつつ最初槌音が何の音なのかよくわからなかった)。
☆『インクレディブル・ハルク』 (2008/8/1)…重要度C。とりあえずハルクさんのオリジン話ということで。
☆『アイアンマン2』(2010/6/11) …重要度B。若きお父さんハワードのトニーへのメッセージなど思い出すとほっこりいたしますね。ブラック・ウィドウとウォーマシンとしてのローディとキャプテンの盾初登場
☆『マイティ・ソー』 (2011/7/2)…重要度B。ソーのオリジン話にしてスペース・ストーン(4次元キューブ)とホークアイ初登場。
☆『キャプテン・アメリカ/ファースト・アベンジャー』(2011/10/14) …重要度A。いかにしてアベンジャーズの高潔なる戦士は誕生したのか。ラストの悲恋は半世紀以上の時を経てようやく報われます。
☆『アベンジャーズ』(2012/8/14) …重要度A。『エンドゲーム』で最も映像的に引用されてた作品では。あのニューヨーク決戦の裏側であんなことやこんなことも進行してたかと思うとまったくたまりませんなあ!! マインド・ストーン初登場。エンドロール後ではサノスさんもようやくお目見え。
<フェイズ2>
☆『アイアンマン3』 (2013/4/26)…重要度C。ただこれに登場してた少年がトニーの葬式に参列してましたね。わたしとしては彼にアイアンマンを継いでほしい…
☆『マイティ・ソー/ダークワールド』(2014/2/1) …重要度A。わりとMCUの中では印象の薄いこの映画が、『エンドゲーム』での引用によりぐんと地位が向上したような。レネ・ルッソ、おいくつになってもお綺麗ですね。リアリティ・ストーン(エーテル)初登場。
☆『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』 (2014/4/19)…重要度B。ファルコンとウィンターソルジャーとしてのバッキー初登場。「左から失礼」の言葉がクライマックスのすごくいいところで使われてました。あとエレベーターのバトルのセルフ・パロディや「ハイル・ヒドラ」には笑わされました。ロバート・レッドフォード演じるアレクサンダー・ピアースが再登場したのにはびっくり。
☆『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』 (2014/9/13)…重要度A。スターロードが踊りながら出てくる場面の再現は、わたしの『エンドゲーム』のベストシーンのひとつ。というわけでガーディアンズの面々とパワー・ストーン(オーブ)初登場。「宇宙には6つのインフィニティ・ストーンがある」ということが明かされたのはこの作品が初めてだったような
☆『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』 (2015/7/14)…重要度B。ソーのハンマーをキャップが持ち上げようとするシーンや、ホークアイの家族など今回に通じる小ネタがチラホラ。「トニーが自分の人生を生きてみればと言ってくれた」というのはやっぱりこの作品のラストの会話のことでしょうか。エンドロール直前で切られた「アッセンブル!」は4年後にようやく言わせてもらえました… スカーレット・ウィッチ初登場。
☆『アントマン』(2015/9/19) …重要度C。一応アントマンのオリジン話。量子世界の存在が初めて明らかにされます。きむずかしい感じの若き日のピム博士も登場。
<フェイズ3>
☆『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』 (2016/4/29)…重要度B。この映画を観終わった直後から、トニーが「やはりこれは君のものだ」とキャップに盾を返す場面を予想して泣いてましたが、ほぼ想像通りに実現しました。一方で序盤の「君は一緒に戦うといってたのにそばにいなかった」のセリフがつらい。ブラックパンサーとMCU版スパイダーマン初登場。
☆『ドクター・ストレンジ』 (2017/1/27)…重要度A。この作品でお亡くなりになったティルダ様演じるエイシェント・ワン様をまたスクリーンで拝めようとは… これまたサプライズでございました。お得意の幽体離脱の業も見せていただきましたし。タイムストーン(アガモットの眼)初登場。
☆『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(というかVol.2)』 (2017/5/12)…重要度C。限りなくインフィニティサーガから独立した1作。ただここでガモーラとネビュラが打ち解けてなかったらアベンジャーズがサノスに勝つことはできなかったかも。
☆『スパイダーマン/ホームカミング』 (2017/8/11) …重要度B。Cに近いBではあります。ただここでのトニーの「ハグじゃないぞ。ドアを開けてやるだけだ」を覚えておくと『エンドゲーム』での感動が倍増しになります。
☆『マイティ・ソー/バトルロイヤル』 (2017/11/3)…重要度B。この作品からソーがギャグキャラになりました。バルキリー(とコーグとミークも)初登場。
☆『ブラックパンサー』 (2018/3/1)…重要度C。一応ワカンダの勇ましい皆さんの顔見世ということで関係あるかも。そういえば『エンドゲーム』にルピタ・ニョンゴって出てましたっけ。
☆『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』 (2018/4/27)…重要度AA。 『エンドゲーム』の前編的なタイトルなので最重要作品であります。インフィニティ・ストーン最後のひとつであるソウル・ストーンが登場し、六つの石があっというまに集められてしまいます。ドクターストレンジの「たったひとつの勝利のルート」がはったりじゃなくて本当によかったな~~~
☆『アントマン&ワスプ』 (2018/8/31)…重要度A。この作品で「量子世界に行けば時間の流れを操作できるかも」みたいなことがやんわりと匂わされます。
☆『キャプテン・マーベル』 (2019/3/15)…重要度B。これ観てないと「いきなり出てきたこのバカ強な姉ちゃんは誰なんだ…」となりますよね。彼女がいなかったらトニーも冒頭で死んでただろうし。愛猫のグースちゃんはどうなったのか気をもんでましたが、キャロルと一緒にアウディのCM に出てました。
ふ~~~と落ち着いてる暇もなくもう来月にはMCU最新作である『スパイダーマン/ファー・フロム・ホーム』が公開されます。はやいよ!! もうちょっと余韻にひたらせてよ!!! さらに来年からはいよいよ「フェイズ4」に入り『ブラックウィドウ』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3』『シャン・チー』『エターナルズ』『ブラックパンサー2』『ドクターストレンジ2』などが予定されている…といううわさ。詳細は夏に正式に発表されるとのこと。終わりはまた新たな始まりへと続くわけですね…
おしまいにこれまでのオマケ映像がどの作品につながっていくのか表にしてみましたので気の向いた方はごらんください。。字がぼやけてますけどクリックするとくっきりします。
Comments
下から失礼!
えーっ、ブラックウィドウのことが触れられていないではありませんか! しくしく。
シリーズ一覧は、ためになります。コピペして持っていようかなー。
表は、どんなオマケ映像だったか思い出せないので、ちんぷんかんぷんとんちんかんてん。
Posted by: ボー | May 22, 2019 07:56 AM
SGAさんこんにちは♪
公開前から自分はアントマンで出て来た時間軸の異なる量子世界が、サノス攻略のヒントになる事を念頭に置いて色々考えてはいましたが、まさかタイムマシンの装置を作ってタイムトラベルをするというとこまでは考え付きませんでした。びっくりでしたねぇwアメコミ原作にも触れなかったからの新鮮さもあったかもしれません。
でもタイムトラベルを用いた後々の展開はアクションもドラマも一級品で、仰る通りファンが喜ぶべきものを見事に映像に落とし込んでくれていた気がしますね。トニーとハワードの対面なんかも個人的にグッと来てしまいましたし、MCUの原点の男に有終の美を与えたのも素晴らしい演出だったと思いました^^
・・最後の謎の音もやっぱりトニーが最初のアイアンマン作ってる音なんでしょうかね~?
Posted by: メビウス | May 23, 2019 11:53 AM
スタークは、まだこれから役目があると思うので、死んでしまったのは、世代交代だとして、どれだけアベンジャーズが若返るのか、と、問いたくなりました。子供たちが引き継ぐのでしょうか。先代の英雄を子が継ぐ、という話は、余り知らないのですが、超人的な面々と比べて、生身のスタークは頑張りましたね。テクノロジーこそが、力の根源で、アイアンマン式のパワードスーツの英雄というのは、人間社会が送り出している、生まれながらの超人よりも身近な存在だと思います。
サラリーマンではありませんが、スーツを着て飛び回り、スパイラルを描いて下降する象徴的な人で、アイアンマンの良き宣伝マンにして、司令塔でしたね。アントマンも、変幻自在で、カッコ良かったですが、スタークの場合、戦いで経験を積む事というのは、指導者として資質を評価される事でもあり、死んでしまったのは、経営者としても事業が止まる事ですね。後に遺された子供たちや、次世代がまた、彼の良い処を継いで行くのを見たいと思います。
Posted by: 隆 | May 23, 2019 09:25 PM
伍一くん☆
さすが伍一くんですね!物凄く判りやすいというか、詳しいと言うか…
ところでお葬式に出ていた少年ってアイアンマン3の何でしたっけ?
確かに良く覚えのない人葬式きてるな~と思っていたのでした。
私今回エンドゲームの前にエンドロールだけ全部おさらいしたのですが、まんざら間違った手法じゃなかったかも(間違ってる?)
遂に終わったと思ったらフェイズ4へ突入なのですね?まいったー
Posted by: ノルウェーまだ~む | May 24, 2019 03:00 PM
見事な完結でしたね。MCUは全部が全部傑作というわけではなかったと思いますが、もう全部丸ごと愛しい映画群になりました。
アウディのCMのことは知りませんでした。ご教示いただきありがとうございます。
私としては、タイムトラベル物の映画の話をする場面で、『ある日どこかで』や『タイム・アフター・タイム』に言及してくれたのが嬉しかったです。めちゃくちゃ好きな映画なので:-)
Posted by: ナドレック | May 26, 2019 09:14 PM
>ボーさん
ブラックウィドウはみんなの心に生きていますよ… ていうか単独主演作はどうすんでしょうね。三つ編みかわいかったです
わたしはMCUで最も楽しみなことのひとつがオマケ映像なのでね… これからもねちねちチェックしていきます
Posted by: SGA屋伍一 | May 28, 2019 09:21 PM
>メビウスさん
タイムマシン、非常にあっさりと完成しちゃいましたよね。トニーという天才がいたからこそなんでしょうけど。そういえば『デッドプール2』でもすごく簡単に修理されてました。意外とシンプルな作りなのかもしれません、タイムマシン
ラストの音はルッソ兄弟がはっきりと「アイアンマン=トニー・スタークに敬意を表して」と言ってましたね。復活への予告だとしたらこんなに嬉しいことはありませんが
Posted by: SGA屋伍一 | May 28, 2019 09:26 PM
>隆さん
アメコミでは著名ヒーローの代替わりが時々あるのですが、大抵はまた先代が復帰してしまうんですよね。そういうわけでトニー・スタークもコミックではいまだ現役です。しかし一人の役者がずっと演じることの多い映画ではそうもいかんのでしょうね。別に役者変えてもいいんじゃないかな?とも思いますが、はまり役のあとを継ぐ人も大変でしょうしねえ。とりあえずMCUにおける二代目アイアンマンの登場を熱望します
Posted by: SGA屋伍一 | May 28, 2019 09:31 PM
>ノルウェーまだ~むさん
彼は確かハーレイくんという名前だったと思うのですが、トニーが素寒貧で逃げ込んだガレージの家に住んでた少年です。トニー再起のきっかけとなった存在でもあります。でもすっかりでかくなってたのでわたしも言われないとわからなかったと思います
エンドロールおさらいご苦労さまでした。大正解です! MCUとはまだまだお別れできませんねー!
Posted by: SGA屋伍一 | May 28, 2019 09:36 PM
>ナドレックさん
イマイチな作品も上手に体系の中に組み込んでいく… X-MENフューチャー&パストやワイルドスピードもその点見事でしたが、エンドゲームではさらなる超絶技巧を見せてもらいました
そうそう、このシリーズというかルッソ兄弟作品は様々なSF映画の引用があたりするのがファンとしては嬉しいですよね。「古い映画なんだけど」と言われるとちょいずきっとしますがw
Posted by: SGA屋伍一 | May 28, 2019 09:40 PM