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December 03, 2018

続・宇宙清掃 リアル・オドネル 『スカイライン 奪還』

2011年、「低予算でこんだけがんばった!」という感じの『スカイライン 征服』という映画がありました。感想はこちらに書きましたが、とにかく脳みそにこだわっていたことと「俺たちの戦いはこれからだ!」的な投げやりENDが特に印象に残っていました。で、少年ジャンプではそういう結末の作品は大抵それっきりだったりしますが、こちらは驚くべきことに7年の歳月を経て帰ってこられました。『スカイライン 奪還』、ご紹介します。

休職中の刑事マークは、やんちゃでつかまった息子を署に引き取りに行った帰り、大大的な宇宙人の来襲に遭遇する。人々をまるでバキュームカーのように片っ端から吸い上げていく宇宙船。マーク親子は居合わせた人々と懸命に逃れようと死力を尽くすが、ついには全員異星の母船に吸引されてしまう。果たして彼らに生還の道はあるのか。

前作は1千万$で作られたゆえか(それでも11億円)、前半はなかなか宇宙メカが登場しませんでした。が、今回は予算が二倍に増えたおかげですぐにSFガジェットがバンバンと登場してきます。ただまあかっこいいというよりかは、悪の組織が作った的なダサさが漂うところがご愛嬌です。なんせ掃除機のノズルが装備されてますからね。『ロボコン』にそんなやつがいたようないなかったような。
そして今回も脳みそへのこだわりは健在でした、。なぜエイリアンがそこまで脳にこだわるのか。我々がカニみそを珍味としてありがたがるようなものなのか。1作目を予習する暇がなかったのですっかり忘れていたのですが、あ~、なるほどね~、奴隷ロボットの生体コンピューターとして利用するんだっけ~と観ているうちに思い出しました。しかしSDカードかICチップならともかく、血液のぽたぽたしたたってるアレが部品として互換性が効くモノなのか…と思わずにはいられません。そこを無理やり可能にしてしまえるのが宇宙人の超科学なのかもしれませんが。

そういった強引な点もありますが、ボンクラ男子の好きなあれやこれやをぎゅうぎゅうに詰め込んでくれているので、「細けえこたいンだよ」という気分になってくるからオタクはちょろいです。「奪還」のサブタイが示すように今回は人類もけっこう反撃してるのですけど、はるかに文明の進んだ相手にどうやって立ち向かうのかというと、ブービートラップだったり格闘技だったり、敵の武器を利用したりムニャムニャが味方してくれたりと、あの手この手で宇宙人バトルを披露してくれました。相手がエイリアンやプレデターだったらシラットで戦うのは死にいくようなものですが、こちらの宇宙人さんは1名を除いて大体モブっぽいのでホモ・サピエンスでも気合次第でなんとかなるのです。

さて、前作は思いっきり10週打ち切り的な幕切れだった『スカイライン』、今回はどうだったかというと… やはり大変このシリーズらしい結末でした(と言うと大体わかってしまいそうな…)。リアル・オドネル監督の次回作にご期待いたしましょう(笑)
そういえばやはり低予算SFものの『アイアン・スカイ』も2作目を作るとか言ってましたが、その後どうなってしまったのでしょうか。ま、気長に待つとしますか。

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