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December 29, 2018

第15回SGA屋漫画文化賞

2018年もあと2日とちょっと。恒例の漫画ベストと映画ベストをもって〆たいと思います。本日は漫画ベストの方を。第15回SGA屋漫画文化賞参ります。賞金も賞品もありません。むしろくれ。

2018c1☆少年漫画部門:ゆうきまさみ 『究極超人あ~る』

リアル中二のころ夢中になったあ~る君が30年ぶりに帰ってきたとあったら、そりゃ受賞させないわけにはいかないでしょう。
それにしてもあ~る君も登坂先輩もほんと変わんないねえ。その辺に安心したり、自分だけがオヤジになってしまったことがちょっとさびしかったり、
ゆうき先生、またちょこちょこ読みきりで続き描いてくださいねー


2018c2☆少女漫画部門:吉田秋生 『海街diary』

二年連続受賞であります。理由は他の少女漫画をほとんど読んでないのと、12年に渡る連載がめでたく完結されたので。
いやあ、すげえあっさり終わりましたが、それがかえってよかった。あと巻末の番外編的な短編「弟」も胸にしみじみと沁みいるお話でした。
吉田先生はもう1作鎌倉を舞台にした作品を構想されてるそうで、そちらも期待してます。


2018c3青年漫画部門:ちばあきお・コージィ城倉 『プレイボール2』

昨年は少年漫画部門でしたが、今年はこちらで。
ついに始まった谷口君最後の夏大会。今年もっとも続きが楽しみだった漫画。
「ちば野球漫画」を忠実に再現しながらも、現代的な見方も取り入れてあるのが興味深いです。

青年系では他には『キングダム』『ゴールデンカムイ』『銀河英雄伝説』といったヤンジャン系が相変わらず熱いです。


2018c4☆中年漫画部門:原作:萩原天晴・漫画:上原求、新井和也・協力:福本伸行 『1日外出録ハンチョウ』 

これまた2年連続受賞。今年も辛いとき悲しいとき、わたしのささえとなってくれたのはこの漫画の「いかに物事を楽しむか・いかに楽しみを見つけるか」というスピリッツでした。ああもう、大槻さん抱いて…!!
オヤジ系漫画ではやはり福本関連の『新・黒沢』が熱い展開になってきております。あとここ数年楽しみにしてた『銀牙 THE LAST WARS』が終わってしまってちょっぴりショック。


2018c5☆その他部門:矢部太郎 『大家さんと僕』

芸人が描いた漫画が手塚治虫文化賞とはなにごとじゃーーーーーい!! と斜に構えた姿勢で読み始めましたが、最後まで目を通して納得…というか降参いたしました。
大家さんと矢部さんのコンビは『こぐまのケーキ屋さん』の店長&店員さんとよく似ています。大家さんが強風にさらわれそうになるとこなんか特に。

その他系では安達哲先生の『総天然色バカ姉弟』の新刊が出たのもよかったっす。


2018c6☆邦訳部門:ピーター・J・トマシ, ホルヘ・ヒメネス 『スーパーサンズ』


スーパーマンの息子ジョンとバットマンの息子ダミアン。何から何まで対照的な二人が角突き合わせながら繰り広げる冒険コメディ。それをサポートする二人の父ヒーローのやり取りがまた面白い。
今年読んだ邦訳アメコミは他に『バットマン:ザ・ラストエピソード』『バットマン/フラッシュ ザ・ボタン』『バットマン メタル・プレリュード』など。バットマン関連ばっかりじゃー


2018c7☆アニメ部門:雨宮哲 『SSSS.GRIDMAN』

25年前ごくごく一部で人気を博した特撮ヒーロー『電光超人グリッドマン』が、平成も終わろうといういまこの時にアニメになって帰ってきた…!
このアニメは何を語ろうともネタバレになってしまうので、興味ある方はさっさとネトフリに入ってごらんください…! 『ウルトラマンネクサス』『仮面ライダーW』などを手がけてこられた長谷川圭一先生の最高傑作であります。

アニメでは他に超珍作の『ポプテピピック』やあの名作のリメイク『デビルマンcry baby』が印象に残っております。


2018c8☆大賞:徳丸正弘 『もっこり半兵衛』

下ネタ漫画を得意としておられた徳丸先生がギャグセンスはそのままに江戸の人々の情愛や哀感を高らかに歌い上げた傑作時代劇漫画。
特に2巻冒頭の「伊助の武芸指南」が大変素晴らしく、シンプルながら交わされる会話の一つ一つが力強くかつ切ないエピソードでした。思い出しただけでも鼻水が垂れ流れます… チンコネタが苦手でなければ自信を持っておすすめいたします。

本年もいっぱい面白い漫画に出会えて感謝。来年も積極的に面白き漫画を発掘していきたい所存にございます。では。


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Comments


>グリッドマン
就職して東京来た時に特撮オリジナル見ていたので
些か気になってます。
ここからティガ、ダイナ、ガイアの平成ウルトラ3部作に
繋がったので・・・・・・感慨深い。

個人的には近所の本屋潰れたりとか、
著名作品続編系は基本好かないし
あんまし読んでませんが・・・・・・・・・・
なぜか読み逃しがほぼゼロな
「ぬ~べ NEO」はハッピーエンドとなったので
異論は認めん(笑)。
それからやっと「松吉伝」読めましたよ。
地味に蒼樹うめの「微熱空間」なんかも
気にかけています。
と言うわけでよいお年を。

Posted by: まさとし | December 30, 2018 at 08:35 AM

>まさとしさん

SSSSグリッドマンは原典リスペクトがひしひしと感じられる良作なのでおすすめです
「ぬ~べ~NEO」は「プレイボール」と同じグランドジャンプ連載だったかな。ハッピーエンドでなにより
みなもと先生は今回はコミケに出店されてるのかな。まさとしさんもよいお年を~

Posted by: SGA屋伍一 | December 31, 2018 at 05:41 PM

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