ウルトラファイトUSA シェーン・ブラック 『ザ・プレデター』
出た出た出た プレデター
出た出た出た プレデタ~~~
…『ダメおやじ』主題歌の節で歌ってください。
昨年のいまごろは『エイリアン』『ブレードランナー』『猿の惑星』とちょっとした懐かしSF祭りだったのですが、今年は彼一人?の独壇場となりました。『ザ・プレデター』、紹介いたします。
特殊部隊のマッケナは任務遂行中謎の生命体「プレデタ―」と遭遇。辛くも撃退するが、事件を闇に葬りたい政府はマッケナを拘束しようとする。彼は政府の追っ手から逃れて姿をくらまし、世間に公表するために証拠品となるプレデターの装備を秘密裏に妻子の元に送った。だがマッケナの息子がそれを起動させてしまったために、別のプレデターが信号を追ってやって来る。マッケナは家族を守るため、居合わせた軍のはみ出し者5人とプレデターに立ち向かう。
ちなみにこれまでの作品をおさらいすると
プレデター→プレデター2→(エイリアンVSプレデター)→(エイリアンVSプレデター2)→プレデターズ→ザ・プレデターとタイトルがシンプルすぎてなかなか順番がわかりにくいシリーズになっています。こうして概観すると別の惑星が舞台だったプレデターズが異色作みたいに思えてきます。
さて、わたしも実は「2」だけ観てないのですが、このシリーズには少し変わったところがありまして。プレデターさんが宇宙人だからヘンテコ(だけどかっこいい)なのはともかくとして、相手をする地球人側もちょっと変な人が多いんですね。普通人間同士とか自然動物相手ならともかく、宇宙人には格闘ファイトとか燃やさないものです。バキだってまだ宇宙人とは戦ってないんだし。でもプレデターシリーズに出てくる男たちはメラメラとファイティング・スピリッツを燃やしちゃうんですよね。「なんかあいつは勝負したくなる気を起こさせるんですよ…」(『スラムダンク』より) そんな桜木花道みたいな宇宙人なんですね、プレデターさんは。
最近のモンスターの傾向として『MEG』や『ランペイジ』など「でかけりゃいい」みたいな流れがあり、今回プレデターさんもその影響を受けております。」ただ彼の場合は一応人間が格闘できるサイズということで常人の2倍くらいの大きさにとどめられておりました。
あと独特な点といえばこれまでプレデターさんは趣味か伝統で人間狩りを行ってるとしか思えなかったんですが、『ザ・プレデター』ではわざわざ地球へやって来るのにもっともらしい理由が付けたされました。それがらしくなかったせいか、古参のファンの間では賛否両論が激突することになったり。わたしはそれほどプレさんに思い入れがある方でもないので、「面白ければ(かっこよければ)いいんじゃない」というスタンスです。
あともう一点書いておきたいのがプレデターさんが飼いならしてる宇宙犬、通称「プレデター犬」が大変かわいいです。見た目グログロなんですが、なついてくると逆にそれがアクセントになってとてもチャーミングでした。映画では途中でフェードアウトしてしまいましたが、あのあとどうなったのか少々気になります。優しい飼い主さんに拾われてるとよいのですが。
プレデターさんって洋もの宇宙人では「一番手(エイリアン)にはどうしても勝てない永遠の二番手」って印象なんですよね。そういうところがドナルドダックとダブって見えてきます。いつの日かトップを掴み取るために、これからもがんばってください! プレデターさん!!
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Comments
プレさん、エイさんの後の二番手かあ。遺伝子集めてるんならエイリアン+プレデターって避けては通れなくない。でも、最終的には実は宇宙人だったジェイソンが一番強いんじやないかと(法則が通用しない気がする)。
Posted by: ふじき78 | October 17, 2018 08:53 AM
>ふじき78さん
ジェイソンさんが宇宙人とか初めて知りました。物体Xはさしずめグーフィーポジションかしら
Posted by: SGA屋伍一 | October 22, 2018 09:40 PM