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August 21, 2017

愛犬と行く殺しの旅 チャド・スタエルスキ 『ジョン・ウィック:チャプター2』

Photo「キアヌ・リーブス完全復活!」ということと凝りに凝ったアクションが話題を呼んだ『ジョン・ウィック』。好評を受けて早くも先日第二弾が公開されました。『ジョン・ウィック チャプター2』、ご紹介します。

妻のプレゼントの子犬の復讐を果たし、裏社会から足を洗った「伝説の殺し屋」ジョン。だがかつてやむない経緯で「誓印」を交わしたマフィアの顔役ダントニオがやっかいな仕事を依頼しに来る。なんとか諦めてもらおうと懇願するジョンだったが、殺し屋社会において「誓印」の効力は絶対。やむなくジョンは今度こそ最後と思い定めて仕事に赴く。

1作目の感想はコチラ。あ… わたしけっこうdisってますね… はははは… で、今回もいろいろつっこみたいところがありまして。

まずこれは前作にも言えることですが、ジョンさんが伝説伝説いうわりにはかなりフラフラしたりヒットをくらったりで、観ていてすごく心配になるんですよ。それはまあ、観客をハラハラさせようという演出の一環なのかもしれませんが。

あと襲ってくる悪役の殺し屋さんたちがとても不用意なんですね。仮にも相手は伝説の殺し屋なんだから、もっと用心してこっそり近づかないと。どかどかと真正面からつっこんではバタバタとやられていくので、よくそんなんでこれまで生きてこられたな…と思いました。「殺し屋Aさんは前から来てキアヌがバン、そしたらBさんは右から来てキアヌがバンバン、そのあとCさんがやや斜めから来てキアヌがナイフでグサ」 まるでそんなリハーサル風景がありありと頭の中に浮かんでくるような、そんなアクションでした。

もう1点。いくらなんでも殺し屋が多すぎです。殺し屋ってそうそうなれる職業ではないと思うのです。でもこの映画だと世界の総人口の半分くらいは殺し屋では…というくらい大量におられました。かなりいかれたシチュエーションであります。

…と、今回もかなりつっこんでしまいましたが、つまらなかったかといえばそんなことはなく、むしろそこそこ面白かったです。前作で一度耐性が出来ていたからでしょうか。つっこみどころが多くてもそこは昔ながらのプロレスのようにお約束として楽しむことができました。そういう味わい方のできる映画なのです。

殺し屋世界の独自のルールも興味深いですね。あらすじでも述べた「誓印」の拘束力とか。「コンチネンタル」系列のホテルでは殺人はご法度というのも面白い。いや、どんなホテルでも普通は殺人は禁止ですが、外でどんなに派手にタマを取りあってても、ホテルに入った途端ボロボロのなりでしょうがなく酒を飲んでるシーンとかめちゃくちゃおかしかったです。

以下、ラストもちょいバレで。

そしてこの映画で何が特によかったかといえば、前作と違ってワンちゃんが死ななかったことです。これに関しては公開前にどこかの記事でちゃんと確認しておいたので、すごく穏やかな気持ちで鑑賞することができました。
ただジョンさんは今回も安らかに引退できなかった…というかさらなるピンチに見舞われたまま幕となってしまったので、二代目ワンちゃんのその後が大変心配であります。どうかひきつづき無事でありますように…

Photo_23作目については「とりあえず構想はある」とのこと。次はジョンさんが二時間ひたすら愛犬と和やかに遊んでる、そんなお話を期待してます。あとこの映画で家を燃やされちゃったせいか、放浪暮らしかホテル住まいだったキアヌさんがとうとう家を買ったという話には笑わせてもらいました。マイホームでゆっくりくつろいでくださいね!

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Comments

こちらではお久しぶりです。
二台目わんちゃんが元気で終って良かったです。
が、続編でどうなるか心配しちゃいますが、、、

あんなに殺し屋がいるとはびっくりですよねぇ。
実は私も.....なんてね。

家もないしあのホテルにも泊まれないし...
あ、家を買ったんですか?お金は持ってるだろうしね 笑
では~

Posted by: yukarin | August 24, 2017 02:59 PM

>yukarinさん

お返事大変遅れて申し訳ありませんです。
犬ってけっこう映画の中で殺されちゃうことが多いような。人は死んでも犬猫が殺される話はなるべく避けてほしいものです。

ユカリンさんもその道の人ならばなるべく組合のルールは守りましょうね。でないと世界中から狙われることになっちゃうよー

Posted by: SGA屋伍一 | August 29, 2017 09:21 PM

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