オールタイム・戦争映画ベスト10
ワッシュ氏の人気ブログ「男の魂に火をつけろ!」で毎年開催されてるジャンル映画ベスト10。今年のお題は「戦争映画ベストテン」だそうです。…わたし戦争映画って嫌いでもないけど好きでもないんですよね。監督とか題材によって興味があったら観る、という程度。だから戦争映画の名作といわれるもののあんまり観てません。そんな立場でよければ…ということで(去年とおんなじこと書いてるなー)。では参ります。あと「戦争映画」なので、なるたけ戦場が舞台で兵士が主人公のものを選びました。それでは集計しやすそうにトップから順番に。
マイ戦争映画ベスト1にして韓国映画ベスト1。
笑って泣けて悲しくて優しくてバカバカしくて、そして「戦争はいけない」ということがズキュウウウンと伝わってくる奇跡の作品。
昨日の飲み会で語ったらわかってくれる人がいて嬉しかった(笑)
無声映画枠はチャップリンの『担え銃』とどっちにしようか迷ってこっちにしました。
わたしをキートンにはまらせた痛快アクションエンターテイメント。
ハッピーエンドなんですけど、主人公が南軍であることを考えるとこのあと大変だろうなって思います。
ロボットアニメの皮をかぶった戦争映画。
子供のころわたしがなんとなく「戦争ってこういうものなんだな」と初めて感じたのは、このアニメのアムロが母親に会いに行くエピソードだったように思う。
スピルバーグは『プライベート・ライアン』と迷ってこっちを。
お馬さんが鉄条網にからまって、敵対する二人の兵士が助けてあげるんですが、その際の「どうせ明日には敵同士だ」という言葉に「じゃあ戦争なんてしてんじゃねーよバッキャロー」と号泣したものでした。
イーストウッドは『アメリカン・スナイパー』と迷ってこちらを。
『父親たちの星条旗』と対をなす二部作の日本サイド編。
こちらでは加瀬亮演じる元憲兵と犬の話が泣けた。動物とかからませるの本当にずるいのでやめてください。
大岡昇平の幻想的な戦記物を、エログロSFの塚本晋也監督が映画化。
単に「戦争はいけない」」という話ではなく、人間の心に潜む普遍的な暗黒面を描いた作品だと思ってます。
これはけっこう泥臭いタッチなので拒否反応を起こす人もいるかも。
戦艦大和での下っ端生活が追体験できるのが面白かった。あと終盤での松山ケンイチ・余貴美子のやりとりに鼻水が吹き出ました。
SF映画でありながら、なかなかの戦争映画であり、青春映画でもある1本。
バーホーベン監督は右翼をおちょくるつもりで作ったのに、左翼から「右翼だ!」と批判されて当惑したとか。
これは戦場が舞台でも兵士が主人公でもないけど、戦争の仕組みを描いた紛れもない「戦争映画」であります。
2000年以降のニコラス・ケイジ出演作の中では数少ないまともな作品。
なんとなくチェコアニメを1本入れたくて。
こちらは戦場が舞台で兵士が主人公なのに、まったく戦争をせず酒ばかり飲んでいるという実にふっきれた作品。全3作の最後の作品を選びました。
他にタイトルが出てなくて惜しくも選から落ちた作品は、『スリー・キングス』『ハート・ロッカー』『戦場でワルツを』『戦火の中へ』『ミケランジェロ・プロジェクト』『バトルシップ』など。
こんだけ選んどいてなんですが、やっぱり戦争よくない! 戦争反対! ということで。
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Comments
「スターシップ・トゥルーパーズ」は好きじゃのー。
ストーム・トゥルーパーも、スーパー・トゥルーパーも、ウーパールーパーも好きじゃ。
Posted by: ボー | December 19, 2016 09:20 AM
>ボーさん
ひょっとしてあなたシンディ・ローパーも好きでしょ!?
Posted by: SGA屋伍一 | December 20, 2016 09:48 PM