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March 28, 2016

つかもうぜ! ゴールデンボール!! 漫☆画太郎 山口雄大 『珍遊記』

Photoここんとこ忙しかったので、実に11日ぶりの更新です(^_^; 90年代『週刊少年ジャンプ』に連載された(ある意味)伝説の作品が、20年以上の時を経てなぜか突然の映画化。『珍遊記』、ご紹介します。

中国っぽいどこかの異世界の「食」の国。怪人・山田太郎はものすごいチ○コとオナラを武器に、周囲の国を荒らしまわっていた。太郎の暴れっぷりを気に病んだ育ての親・じじいとばばあは、ひそかに強い法力を持つ玄じょうという僧を呼び寄せ、太郎を調伏してもらおうとする。スッタモンダの末に玄じょうに倒された太郎は、その罪滅ぼしのため「徳を積むための旅」に連行されることになるのだが…

原作以前にどこかで聞いたような話だ(笑) 一応最初に「有名なあの話とは一切関わりがございません」というテロップが入るのですが、そんなん誰も信じるわけねえだろ!
この漫画が連載されてたころ、たしかわたしは高校生だったか。友達が「すげえ漫画がはじまったぞ!」というのでちらっと見せてもらったのですが、「こんなに絵が乱暴でも少年ジャンプで連載できるんだ…!」とそれなりに衝撃を受けたのを覚えています。が、その後続きを読むこともなく、長い間存在を忘れておりました。
そんな『珍遊記』にとくに思い入れもないわたしがこの映画を観に行った理由は、監督が山口雄大氏だったから。彼の『魁!! クロマティ高校 THE MOVIE』はその年のわたしのベストムービーであったので、あの感動というか爆笑を再び…と大いに期待したのでした。さらに公式サイトの原作者、漫☆画太郎先生のコメントが奮っています。「史上最低の糞映画にしろって言ったのに、なんでこんなに面白くしたんだバカヤローッ!! ◯◯の巨人の監督に撮り直させろーーッ!!!」
ほほう… なかなか言うじゃねえか!!と、勢い込んで観に行ったのですが、結論から申しますと

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非常に人を選ぶ映画だと思いましたw
ギャグのセンスとしては少し前のチャウ・シンチー版『西遊記』と似ています。あれをさらにゆるーくゆるーくした感じ。ギャグが10あったとしてポカーンとしてしまうものが7つ。あとの3つに辛うじて「ヘャッ」と笑える程度です。まあわたしはこういうのも嫌いじゃありませんが、決して万人(特にまじめな人)向けではないなあと。
あとチャウ版西遊記はそれなりに旅をしてるのでスケールの広さを感じるのですが、こちらは基本的に狭い村の中であっちいったりこっちいったりするだけなので、ちょっとこぢんまりしてしまった感は否めません。
そんな中多少光っていたのは松山ケンイチの頭…と、定評のある天然感あふれる演技。どんなにくだらない映画でも常に全力を尽くしている彼の姿勢には頭が下がります。
太郎のライバルの龍翔 を演じる 溝端淳平君もがんばっていました。普段は恋愛ドラマとかでかっこいい役をやっているんだろうに、「ここまでやるか」というくらい恥ずかしいことに色々チャレンジしています。ベテラン・笹野高史師匠もブラジャーまでつけてババア役を熱演されていて、目が点になりました。
そんなわけで後からいろいろ思い返してみるとなんだか不思議な愛情がこみあげてくるのですが、これはいわゆる「ダメな子ほどかわいい」というアレに近い気がします。ただダメなだけではなく、ちょっと愛嬌のあるダメさですね。
それでももう一点だけ苦言を呈させてもらうなら、お色気むんむんのお姉さんもそれなりに出てるのに、なぜか男の尻や胸毛ばかり露出していたのはどうかと思いました。この点を続編ではぜひ改善していただきたく思います。でも続編はないかな… うちの近所の劇場でももう終わってしまったし…

Photo_2世の中には多くのダメ映画があり、公開規模の大きいものは多くのバッシングを受けるわけですが、小規模のものはこうやって話題になることもなく忘れられていきます。なんか切ないぜ…! 気になった方は是非DVD化の際ごらんください。

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Comments

そうかあ。
俺、真面目だからなあ。

ブログでも非常に真面目に「ちんこ」を連発してます。

Posted by: ふじき78 | April 01, 2016 at 10:26 PM

>ふじき78さん

「ちんこ」連発がどうして真面目なのか沈思黙考しております

Posted by: SGA屋伍一 | April 04, 2016 at 10:24 AM

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