新・劇画ヱヴァQ 庵野秀明 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』Bパート
最近ネットが不調気味でまたしても間が空きました・・・ 本日は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』について再度書きます。新年元旦にライダーと一緒に張り切って観てきました(笑) 今回は設定の考察・・・というか確認。なんかもう理屈では通用しない世界に突入してしまったので、そんなことを確認してもむなしい気がしますが・・・
ちなみに単純に感想を書いたAパートの記事はコチラ。そして言うまでもなく完全ネタバレです。
☆エヴァ
まず本作のタイトルであり主役ロボ?のエヴァについて。前作『破』までで零号機~六号機(Mark6)までが確認されました。今回新たに登場するのはまず「コネメガネ」こと真希波・マリ・イラストリアス専用機である8号機。あれ? 7号機は・・・
エヴァはそれぞれ無脊椎系の小動物をモチーフとしているというのが私の説ですが、この8号機はたぶんヒトデかタコが元ネタなんじゃないかなあという。左はうろ覚えの記憶とボケた画像をもとに描いてみました。実物とはかなり異なる可能性があります。
二代目?綾波レイもMark9(9号機)と呼ばれる新機体に登場します。これがまあ外見的には零号機とあんまり変わらず。全身がコアという設定のため(これよくわかってないんだけど)、一部が欠損してもトカゲの尻尾のごとく再生できるという特技を持っています。前に「芋虫がモチーフでは」と書きましたがここまで来るともうアメーバというか単細胞生物ですね。
そしてクライマックスに登場する複座式の13号機。またしても番号をすっとばしていきなり「13」です。庵野さん、どうしてあなたは順番通りにいけないんですか!
ぱっと見、初号機とあまり変わらないのですがカラーリングがやや暗くなったせいか蝶というよりカブトムシっぽい印象を受けます。この13号機には「隠し腕」も備わっているため展開するとよけい昆虫っぽく見えます。
あと葛城ミサト率いるヴィレのリーダー鑑であるAAAヴンダー。エヴァではないんですがエヴァをエンジンとして動き、羽のような翼を持っていることから飛行機というよりかは生体メカに近い気がします。
☆使徒
おさらいしておきますとネルフ地下にはりつけにされてたのが第二使徒リリス、『序』で出てきたのが第四~第六、『破』で出てきたのが第三と第七~第十。で、今回明確にカヲル君が第一使徒であることが明らかにされました。さらに終盤ではエヴァMark6に隠れてた最後の「第十二使徒」が登場します。あれ? 十一は・・・? 庵野さん、どうしてあなたは(略) 空白の十四年の間に二体の使徒が攻めてきて、なんとかネルフが撃退したという経緯でもあったのでしょうか
☆なんちゃらインパクト・人類補完計画
第二使徒リリスと他の使徒が接触するとサード・インパクトが起きるというのが前作までの定説となっておりました。しかし実際にニア・サード・インパクトを起こしてしまったのはシンジ君。恐らくリリスの分身である綾波と融合してしまったことが引き金となったものと思われます。
で、旧シリーズでは「人間は固体では限界があるのでみんな融合しちゃって一つになろうよ」というのが人類補完計画の最終目的だったと記憶してます。が、今回では人為的になんちゃらインパクトを引き起こして新たな種を創造しよう・・・という風に変更になっていました。こんだけ天変地異が起きたら新しい種が生まれるどころかゴキブリさえ絶滅してしまう気がするんですが・・・
☆ロンギヌスの槍・カシウスの槍、ゼーレ
ロンギヌスの槍は旧作にも出てきましたね。使徒の活動を停止させる役割があるようです。ところが今回もう一本「カシウスの槍」なる新しいアイテムが登場します。カシウスとはキリストを槍で突き刺したロンギヌスの別名。ということはこの二本の槍って限りなく同じものなんじゃ・・・ 「ビートたけしの槍」って言うか「北野武の槍」って言うかの違いですよね
クライマックスではこの槍についてあーでもないこーでもないとよくわからない議論が繰り返されるのですが、とりあえず碇ゲンドウの狙いはシンジ・カヲル君をだまくらかして第十二使徒を目覚めさせ、カヲル君を無効化・排除すること。そんでゼーレから人類補完計画の主導権を奪い取ること・・・だったのでしょうか。
ネルフの上部組織であるゼーレさんたちは旧版では「フリーメ-ソンみたいな偉いおっさんたち」という印象でしたが、新劇場版では最初から板状だったため、人間とはまた別物という感じでした。今回「はるか永く生きてきた」みたいなことを言われていたので、恐らく神か宇宙人のような存在なのでしょう。地球を実験場にして使徒やら人間やらをこさえてきたのは彼らだったのかもしれません。
すでにどこかのサイトで書かれてるようなことしか書けなかった・・・ 反省。
本日発売の映画秘宝誌では年鑑ワースト3位に選ばれてしまった『エヴァQ』ですが、興行的には収益50億を突破し、さらに追加上映館も決まったとのこと。この勢いを駆って完結編まで盛り上がってほしいものです。
また少し間を空けて、0パートではTV版20~26話の思い出を書きます。
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Comments
結局、観ちゃいました!
それで、解った事が1つ。
どうやら、私はこの庵野秀明に振り回されてる感が、
ちょっとしゃくなんだな〜ってことです。
今回の説明のない前半とか、思わせぶりなピアノだけの
予告編とかとか・・・・・なんかねぇー天の邪鬼な性格のせいか
乗ってやりたくないのよねぇ〜〜〜。
でもまあ、どんなオチをつけてくれるのか
興味はありますけど・・・結局のせられてるかぁーーー(~_~;)
Posted by: ルナ | January 25, 2013 12:55 AM
>ルナさん
お疲れ様でしたw にしても11月からまだやってるからなかなかのロングランです
わたしも庵野さんには長いこと振り回されてますね(笑) 「なにもここまで暗くしなくても」とTVシリーズのころから思ってますけど新作映画が公開されるたびにホイホイ観にいってますし・・・
『Q』に関してはあまりいい意見を聞きませんが、それでもみなさん完結篇を観にいくのでしょうね。一緒に行ったわたしの友人もそう言ってました
とりあえず二時間ピアノの演奏で終わらなくて本当によかった~
Posted by: SGA屋伍一 | January 26, 2013 10:27 PM