イナズマイザートリ~ン 『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム 』
正月明けでボーっとしてたら更新が一週間空いちょりもしたw 気を取り直して新年最初に観た映画『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE 大戦アルティメイタム』ご紹介いたします。相変わらずタイトル長。そして新年最初がコレだったんかい・・・
天の川学園を卒業してから五年後。かつての仮面ライダーフォ-ゼこと如月弦太郎は、教師としてかつての母校に戻ってくる。かわらぬ朗らかさで生徒たちに接する玄太郎だったが、クラスの風田三郎たちは「超人類の代表」と名乗って超能力を見せつけ、彼に挑戦状を叩きつける。風田たちの真の教師になるため、弦太郎はかつての仲間たちに助けを請う。
一方五年前、仮面ライダーウィザードこと操真晴人は魔界からやってきたという怪人「アクマイザー」の罠にかかり、ある女性の夢の中に囚われてしまう。その世界では「ポワトリン」という正義のヒロインが人々から熱狂的な支持を集めていた。
どうですか・・・ このとっちらかったあらすじ・・・ しかしまあ、ライダー映画との付き合いももう十二年以上になりますから、個人的にはこれくらいどってことありません。今回は恒例となりつつあるゲスト石ノ森ヒーローの解説と共にダラダラ語ります。
・イナズマン
うっひゃあ、みなさん知ってますか、イナズマン? 原作は「超能力」「人類の進化」をテーマとしたかなりSF色の強いヒーローもの。なぜかお色気描写もてんこもりでございました。このイナズマンの特色は一回の変身で完全体になれないこと。その前に一定の時間、中継ぎ的ポジションの「サナギマン」という岩男にならなければなりません。今回はこの二段変身をちゃんと再現し、さらにイナズマンが原作よりの生き物っぽいデザインになっていたところがポイント高かったです。
ストーリーも、まあよかったかな。甘くあーまく評価して。
・美少女仮面ポワトリン
わたしあんまりこの子のこと知らないんですよね・・・ のでウィキぺディアの項目をご覧ください(おーい)。
さくっと読んでみたところ、石ノ森先生が「これはもう脚本家の浦沢義雄氏の作品」と語っているのが面白いですね。あと後の「美少女戦士」セーラームーンにも影響を与えているようです。
正直ポワトリンはじめ女子キャラの見せ場の度に「ピンピロリ~ン」と効果音が入るのは恥ずかしかったです(40近い男が1人でライダー映画を観にいくのは恥ずかしくないのか?)。
しかしまあポワトリン演じる入来茉里ちゃんはなかなかかわいかったし、このポワトリンに関してはなかなか強烈なオチが用意されていて感心しました。わたしは思いいれないけど、これ昔のファンが観たら怒るだろ・・・ ちなみに脚本は旧シリーズと同じ浦沢義雄氏。見上げたセルフパロディぶりです。
・アクマイザー3
今回ライダー達のメインの敵になるのがこのアクマイザー3。オリジナルでは魔界の戦士が正義に目覚めて人間のために戦う、というストーリー。オリジナルでは怪人の方が素の姿で、必要なときだけ人間体になるというところが斬新でした。またこの手のヒーローものにしては珍しく幾分悲劇的な結末を迎えたのも印象に残っております。
だから今回のリメイクでは幸せになってほしかったんですが、もう全然別キャラというか、血も涙もない悪役として出てきました。なんせ声がデーモン小暮だしね・・・
夏の『キョ-ダイン』もそうだったけど、どうして中島かずきさんはそういうことをするのかなあ。まあ石ノ森漫画ではヒーロー同士が壮絶な同士討ちを演じることもちょくちょくあったので、その辺のオマージュなのかもしれません。
『仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム 』は大ヒットにつき今月いっぱいまでやってるようです。これで最近スクリーンに出てない石ノ森ヒーローはあとロボット刑事に変身忍者嵐、超人ビュビューンくらいでしょうか。
あと春にはまたあの物量企画『スーパーヒーロー大戦』第二作がひかえているそうです。今度は宇宙刑事も参戦するそうで・・・ ウルトラが参戦する日も遠くないかも。
Comments
ご苦労様です。
なんか、キョーダインの件から気になっていたが、客観的に見てイナズマンやアクマイザー出すのは単なる人気取りの為の「噛ませ犬」になって無いでしょうか?
数少ないこれらのキャラやファンを「仮面ライダー」の為に踏み台にしてるようで、なんか違和感をすごく感じますね。
「プリキュア」は普通に楽しめるのだけど………東映ヤバい?
Posted by: まさとし@ | January 16, 2013 07:31 PM
>まさとし@さん
わたしは忘れられつつあるこれらのキャラにスポットが当たるのは嬉しいです。ただキャラの扱いになんでか差があるのが・・・
イナズマンとワンセブンに関しては旧ファンも納得のいく扱いだったと思います
一番怒っていいのはポワトリンのファンですね(笑) ただオリジナルの人が脚本書いてるからなあ
Posted by: SGA屋伍一 | January 17, 2013 10:35 PM
SGAさんこんばんわ♪
フォーゼの劇場版のキョーダインもそうでしたし、今回のイナズマンもリアルタイム視聴者じゃないので懐かしいと言う気持ちは沸いてこなかったのですが、それでもポワトリンに関しては妹と見ていた記憶はあるので、図らずもあの煌びやかさ(?)にナツカシー!と思ってしまいましたw・・ただやっぱりあのキャラクター性は現代の子供には受けないのか、普段ならワイワイ騒がしい周りの子供達がシーンとなっている辺りに虚しいものも感じてしまいました^^;
そいえば春にはまたスーパーヒーロー大戦モノが公開されますね。夏の劇場版、冬のMOVIE大戦、そして春のスーパーヒーロー大戦というのが定着化してしまうと観る側としてはちょっとしんどくなってしまいますけど、なんだかんだでやっぱり観ちゃうんでしょうね~?
Posted by: メビウス | January 20, 2013 10:17 PM
>メビウスさん
こんばんは
前に書いたかもですが、わたしがリアルで記憶にある最初のヒーローがキョーダイン、ワンセブン、アクマイザー3あたりです
イナズマン、キカイダーはちょっと記憶なし。どっちかといえば後に石ノ森先生のマンガを読んでそこから親しんだくちです
ポワトリンはちょうど特撮離れしてた時期だったので観てませんでした。自分個人のTVがなかったので親の前で観るのは恥ずかしいというのもありましたw
でもセーラームーンの元祖ということは彼女がいなければ今のプリキュアの繁栄もなかったわけで・・・ そう考えると偉大な存在ですね
春のスーパーヒーロー大戦はもちろん行きますよ! 最大の関心は「アキバレンジャーは出してもらえるのか!?」ということ
Posted by: SGA屋伍一 | January 21, 2013 11:33 PM