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February 01, 2012

宇宙からの名刑事 『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』

090502_18352535周年記念ということで、過去のレンジャー系の世界をすべて融合してしまった恐るべき『海賊戦隊ゴーカイジャー』。しかし彼らが融合してしまったのは戦隊系だけではなかったのでした。驚くべきことに、宇宙からあの名ヒーローまで呼び寄せてしまったのです。というわけで『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』、紹介いたしましょう。

宇宙支配を目論む悪の軍団、ザンギャックと戦い続けるゴーカイジャー。そのゴーカイジャーの旗艦が、突如として謎の円盤に襲撃される。やむなく地上に不時着した彼らの前に現れたのは、伝説の宇宙刑事「ギャバン」だった。

ここでいうギャバンとはもちろんフランスの名優、ジャン・ギャバンのことではなく、1982年に放映されて好評を博した特撮ヒーローのことです。
当時ウルトラやライダーが一段落し、「これまでにないヒーローを」ということで東映が社運をかけて送り出したキャラクターでした。宇宙なのに刑事・・・ってとこがなんかすごいですよね。ということは宇宙には警部や巡査もいるのか?ということはさておき、そのメタリックなボディや独特な世界観がガキんちょたちのハートをとらえ、番組はけっこうなヒットを飛ばしたのでした。
確かにこのギャバンのデザイン、今見てもまったく古さを感じさせないかっこよさに満ち溢れています。しかし『シャリバン』『シャイダー』といった続編が作られたものの、以後ギャバンの雄姿は30年近くにわたって表に出ることはなかったのでした(フランスで大人気になったり、アトラクションショーでデカレンジャーと共演したことはあったようですが)。

で、ここでどういうわけか突然の復活となったギャバン。実はわたし放映当時それほどのファンでもなかったのですが、予告編で久しぶりにその姿をスクリーンで見て、あまりのテカりっぷりに思わず胸がズキュウウウンンとしてしまったのでした。実は昔のギャバンのスーツというのは、スタッフの姿を反射してしまったりメンテナンスが大変だったりということで、本当のメタリックではなくつや消しシルバーだったのだそうです。子供の頃はそれでもけっこうピカピカしてるように見えたんですがねえ。しかし現在は映像処理の技術により、理想通りのギャバンが実現できたとのこと。技術の進歩万々歳であります。

今回特に印象深かったのは、ゴーカイジャーのリーダー、キャプテン・マーベラスが少年時代にギャバンと会っていたというくだり。一度聞いたら忘れられない『ギャバン』のあのテーマソング・・・ とりあえず引用いたしましょう。

男なんだろ グズグズするなよ
胸のエンジンに火をつけろ
オレはここだぜ一足お先 光の速さで明日へダッシュさ
若さ 若さってなんだ 振り向かないことさ
愛ってなんだ ためらわないことさ
ギャバン あばよ涙 ギャバン よろしく勇気
宇宙刑事ギャバン

三分程度のエピソードの中に、見事にこの歌詞そのまんまのドラマが再現されている。この世にお歌は数あれど、こんなに十二分にドラマ化してもらえる歌はそうないでしょう。
ギャバンを三十年前演じた大葉健二さんがそのまんま演じているというのもすごいですね。「50代の女性がセーラー服を着る恥ずかしさ」とおっしゃってましたが、長いことスキンヘッドだった頭をちゃんとフサフサに戻して気合十分で臨んでおられます。ちなみにこのスキンヘッド、『キル・ビル』で起用したタランティーノが「『影の軍団』で見てセクシーだと思った」と語ってます(笑)

さらには大葉さんが演じた戦隊ヒーローのバトルケニア、デンジブルーも同時に登場するという大盤振る舞い。まさに大葉ファンによる大葉ファンのための大葉ファンの映画といっても過言ではないでしょう(笑)

Photoそんな『ゴーカイジャーVSギャバン』、初登場第二位というこれまた見事な成績。世の中には思った以上に大場さんの需要があるのかもしれません。これを機にまた「宇宙刑事シリーズ」も復活するといいですね。ついでに言うなら東映さんは『全戦隊VS全ライダー』を作る前に『八手三郎大集合』映画を作るべきだと思いますよ!

 


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Comments

いやぁ〜、ゴーカイジャーだからこの組み合わせもありだと思いましたが、かなり本気全開だったようで。メカが竜だから辰年ともかけてるあたりも〇。

ゴーカイジャーですが、レンジャーOB出演できる戦隊と、確保出来たレンジャーキーは連動してますね。
個人的にはなんちゃって
ガオピンクが出た回と、カーレッドの回が痛かった(汗)。
ところで、大葉さんはジムニーに乗ってなかった?
いかんでしょ〜。
宇宙刑事はスズキジムニー乗るのがお約束なんだから(笑)。

Posted by: まさとし3055 | February 02, 2012 at 07:02 PM

>まさとし3055

毎度ども~ 実はゴーカイジャーは朝早い上に録画機器もないので、寝過ごしたり途中から観ることも多いのでした
でもたまたま観たジェットマンの回はなかなか感動的でしたね
ギャバン世代のわたしとしては初期十年くらいのゲストをもっと出してほしいのですが、次の回で五人くらいドバッと出てくるらしいです。早起きせな

>大葉さんはジムニーに乗ってなかった?

いや、さすがに(笑) ジムニーってまだ販売してるのかな・・・

Posted by: SGA屋伍一 | February 02, 2012 at 11:04 PM

確かに、むかしテレビで見てたギャバンは
あんなにぴかぴかじゃなかったと思う。
今の技術でもって、理想のぴかぴかになれたんですねぇー

子供のころ夢中だった特撮ヒーローものって
ぶっちゃけ中の人をどんな役者さんが演じていたかとか
全く覚えてなかったりするのですが、大葉健二さんだけはよく覚えてる。
それくらい大場さんてインパクトのある役者さんでした。

Posted by: kenko | March 15, 2012 at 12:14 AM

>kenkoさん

わたしらは喜んで「すごい」と思いながら観てましたけど、きっと昔のクリエイターたちは「もっとこできれば、こんな絵が撮れたら」と思いながら作ってたんでしょうね。金子修介監督は「いまはほぼ理想どおりの映像が作れる。作れないとしたらお金の問題」って言ってたなー

わたしも今でも顔をはっきり覚えているヒーロー役者さんって大葉さんくらいしかいないかも。それこそBFJ、デンジマン、ギャバンと連続でしたからね。実はアンパン大好きなデンジブルーが一番親しみやすかったかもw

Posted by: SGA屋伍一 | March 16, 2012 at 09:16 PM

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