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June 07, 2011

ダンスをうまく踊りたい ダーレン・アロノフスキー 『ブラック・スワン』

110607_183508またしてもアカデミー作品賞ノミネート作品の記事です。ノミネートされたタイトル、どれもさすがに力作・傑作ぞろいでしたが、たぶん一番突き抜けてるというかいっちゃってるのはこの映画じゃないかな・・・ 『ブラック・スワン』、参ります。

NYの由緒あるバレエ団に所属するニナは、その優等生的なスタイルでコーチ陣から高い評価を得ていた。だが次の演目『白鳥の湖』を監督するトマスは、プリマに白鳥・黒鳥のニ役を課し、黒鳥の激しさを演じることも求める。捨身のアピールで主役の座を射止めたニナだったが、自分の気性と正反対の黒鳥を踊ることは、彼女に多大なる重圧をもたらした。さらには母親、役を奪われた先のスター、油断のならないライバル、彼女の周りの全てが、ニナの精神を極限まで追い込んでいく・・・

最初にお断りしときますが、わたくしバレエのことなど全くわかりません。はっきり言ってド素人です。ですからこの映画を見ていてヴァンサン・カッセル演じる振り付け師が変なこと思いついたのが、全ての元凶だよな~なんて思ってました。ですが後に聞いたところによりますと、『白鳥の湖』でプリマが白黒二役やることはよくあることなんだそうですね。よく白鳥は水面の下で必死に足を動かして努力している、なんてことが言われてますけど、いやはや大変なご職業ですね・・・

この作品から強く感じたのはアロノフキー監督の考える「完璧」「理想の姿」がどういうものか、ということですね。普通は完璧というと、混じりけのない純粋なものをイメージしがちです。ところがアロノフスキーさんは清らかな面も汚れた面も、慎ましい面も激しい面も、とにかく両極とことんつきつめて初めて「完璧」だととらえているようです。「んな無茶な」と思いますが、確かに演技の世界にはいるんですよね・・・ 相反する二つの要素を同時に兼ね備えている名優というものが。ただそういう方というのはプレッシャーのゆえか、人格や人間関係が破綻していることも少なくありません。それこそ舞台で人々を魅了しているその裏で、毛も抜けるような精神的苦痛に苛まれているのかもしれません。またそのように極限まで追いつめられることによって、ある種の人々は自分の限界というものを超えられるのかもしれません。

まあそんな風にヒロインをじわじわと追いつめていくお話だけに、途中までは見ているこっちまで胃が痛くなってきます。『レスラー』でもホッチキス攻撃とかありましたが、監督お得意の痛描写が冴え渡っていて、こいつがまたじくじくと神経に来ます。そういう点では苦手な話でしたが、果たして二ナにどんな運命が待ち受けているのか気になって気になって、食い入るようにスクリーンに見入っておりました。そしてとうとう二ナが限界を超えたあたりからは、痛描写も踊りもストーリーも大全開。緊張感がほどけてきたせいか、むしろ笑えて来たりします(わたしだけか?)。この感覚は一昨年のホラー映画『スペル』と似ているかもしれません。

あとこの映画でひとつ真剣に考えさせられたのは、「芸術のためならどこまでセクハラが許されるのか」ということですね。も~ とにかくヴァンサンがエロい。言うこともエロいし、指導と称してナタリーのあそこやあそこをむにゅっと揉んだりする。本人はよこしまな気持ちでやってるのではないかもしれませんが、これ絶対に訴えられても文句言えないレベルだと思います。ただバレエは知りませんけどこういうの、映画とかではいかにもありそうな話・・・ バカと天才は紙一重と申しますが、エロと芸術もまた紙一重なのでしょうか。

110607_184122下世話なわたしにふさわしくすっかりお上品なレビューになってしまいました・・・ 『ブラック・スワン』は「いまどきバレエじゃ客は来ないわ」なんてセリフとは裏腹にヒット街道をばく進中。まだまだ当分やってると思います。上にも書いたようになかなかきわどい描写も多いので、複数で観にいくのであれば、下ネタも気軽に言い合えるような方とどうぞ。

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Comments

高見に上るためなら何しても許されると思いますよ。それをセクハラと受け取る程度の人間は所詮その程度ですもん。もちろんレイプしたりとかは論外ですけどね。(笑)
突き抜けた人は常人の平凡な感覚では計り知れないものだと思うんですよ。
しっかしこれは凄まじいばかりの気迫というか怨念と言うか。ナタリーは一皮剥けましたね。

Posted by: KLY | June 07, 2011 10:48 PM

伍一さん、おはよー♪

ツイッターでも言ったけど、冒頭のナタリー再び吹きました!
あれ?でももしかしてこれナタリーじゃないのかしら、ウィノナにも見えてきた...(汗

ヴァンサン、気になっちゃったのね(笑
バレエ業界が怒ってるっていうのはそのへんのこともあるのかな、舞台監督はあんなことはやらん!てね。
でもバレエ映画でもドキュメンタリーでもないし、実は彼は重要なセリフをまかされてたりもするよね(^_-)☆
うん、所詮人が感じることだからいつの時代も芸術と猥褻は紙一重ですね〜

Posted by: tomoco | June 08, 2011 10:46 AM

>KLYさん

こんばんは! 毎度ありがとうございます。お返事遅れてすいません

そうですねえ。思い出すのは深作監督が撮影中マッサージに来た荻野目慶子さんを押し倒そうとしたとか・・・ いや、それはまた違う話か・・・

「高みに上るためには・・・」と迷いなく言えるKLYさんは映画監督にむいてると思います。訴訟上等!(あわわ)

Posted by: SGA屋伍一 | June 09, 2011 10:34 PM

>tomocoさん

こんばんばん(しかも一日遅れ・・・)
こちらにもありがとうございます
ナタリン~ 長い髪を~ ほどいて~

roseさんからは「キーラ・ナイトレイ」というご意見も頂きました。人は完璧ではないのです。似てなくてもいいのです!(いなおり)

ヴァンサンはですね・・・ はっきり言って羨ましかったのです(爆)
あとさる事情に詳しい方から聞いたのですが、バレエ界においてもいわゆる「枕営業」というのはあるそうです。理由は簡単、演技だけではスポンサーがつかないから・・・ まあごく一部だとは思いますがね
ちなみにわたしは、芸術というものがよくわからない類の人間です

Posted by: SGA屋伍一 | June 09, 2011 10:46 PM

伍一くん☆ヴァンサンスコーン!
芸術とエロは紙一重か~上手い事言いますね。
ヴァンサンもよこしまな気持ちがあったら、ただのエロおやじだけど、芸術だからこそいやらしく感じないのかも。
枕営業も、押し倒したら犯罪だけど、自分から望んでいったら営業なのかな。

Posted by: ノルウェーまだ~む | June 10, 2011 04:28 PM

>ノルウェーまだ〜むさん 黒スワンコ〜 レスが遅れてすみません。そういえばブロガーの皆さん、あまりヴァンさんのことを悪く言いませんよね。カッコいい人や芸術家はセクハラをしてもセクハラにならないということ? なんてうらやま…いや、納得いかん!

Posted by: SGA屋伍一 | June 11, 2011 10:26 PM

hello伍一君


笑えるシーンって部屋におかあさんがいたりしたシーンのことかな?
「スペル」は最高に好みだったけどこっちではそんなに私は笑えなかったな。
でも十分に面白かった。伍一君最初どうしようかな何て言ってるから嘘でしょって思っちゃった。
もうちょっと万人ウケしないと思ったけど今年の話題作になったよね。
いまとなってはX-MENの方が好き♪

ショートショート、やっぱり私24日には仕事で行けなくなっちゃったそれ以外の日は行けるんだけどねー、、、

Posted by: mig | June 12, 2011 11:27 PM

>migさん 

こんちは。お返しありがとう
うん、あのシーンもおかしかったけど、最後の方の油絵がウニウニ動いてるところとか、楽屋でのすったもんだとかね

たしか去年のいまごろも『告白』がヒットしてたと思うんだけど、この時期はこういうドス黒い映画が流行るものなのかもしれない(笑)
『XーMEN』も面白かったね~ 私の中では上半期の映画の中で1,2を争うくらい気に入った。またおいおい記事を書きます

24日は残念。誰か知ってるブロガーさん来ないかな~

Posted by: SGA屋伍一 | June 13, 2011 02:13 PM

見ているこちらまで、なんだかつらくなる作品でしたよねー。
たしかに、ヴァンサンはエロいですよね。
でもバレエとかフィギュアスケートって、なんとなく
相方とか振り付けとか関係者と出来ちゃう人が多いような気がします。
それに、ナタリー・ポートマンも草刈 民代もバレエの映画で
結婚しているので、やはり・・・(笑)
いやん〜、下世話な話になっちゃったよぅー(~_~;)

Posted by: ルナ | June 14, 2011 12:24 AM

>ルナさん

こちらにもどうも!
なんか振付師に対して、猛烈な怒りというか嫉妬がこみ上げてまいりました・・・・

それはともかく、バレエにおいて振付師がこんなに重要な存在だということは、最近『舞姫テレプシコーラ』というマンガを読んで初めて知りました。これまたバレエ界のどろどろを深く描いた?話でおすすめです

あとその漫画にあったのですが、なんでも美を極めようとするジャンルには「お姉マン」のような人が多いんだとか・・・ この映画には出てきませんでしたけどね

Posted by: SGA屋伍一 | June 14, 2011 09:35 AM

こんばんわです。

とってもおもしろかったです、この映画。
こんなにホラーな映画だとは全く思ってなかったので驚きました。
そういや、『レスラー』でもホチキス攻撃など痛いのてんこもりだったですよね。
好きな映画なのに、そういうのすっかり忘れてた

スペル的な笑いは私はなかったですけど、ニナが電車の中で
痴漢オヤジに会うシーンは笑っちゃいました。

Posted by: kenko | June 19, 2011 08:10 PM

>kenkoさん

どもー 先にうかがおうと思ったんですけど、ここんとこ何かとばたばたと忙しく。すみませぬ

わたしは予告を見て「何この怖そうな映画! 絶対観ない!」と思ってたんですが、評判がすごかったので結局観ちゃいました(^^;

まだレスラーと本作しか観てないですが、他のも痛い映画なのかなあ。『レクイエム・フォー・ドリーム』は登場人物が痛い映画らしいですが

>ニナが電車の中で
痴漢オヤジに会うシーン

思い出した(笑) アロノフスキー監督、やっぱ変態だと思います

Posted by: SGA屋伍一 | June 20, 2011 11:15 AM

こんばんは
すっかりブログ放置気味のななですが
お元気ですか?今年の夏もまた
嫌味としか思えないくらいの猛暑になりそうですね。
TBいただいていたのにお返事が遅くなってしまいました。
さてこの作品,私もバレエは詳しくはないのですが
この監督,スポ根もの・・・リアルに痛いですね・・・
>監督お得意の痛描写
けっこう痛描写得意なわたくしでも
この監督の描く痛描写は,爪がはがれたり・・・
私の苦手な方のツボにはまってしまって
目をふさぎながら観ましたわ・・・。
芸術のためのエロ・・・芸術にかかわらず
崇高な目的のためならエロは許されるのでしょうね。
音楽,演劇,美術・・・などなど芸術方面の大家で
エロを極める方ってけっこういるような気もします。

Posted by: なな | July 06, 2011 11:54 PM

>ななさん

こんにちは。すいません! TB入れたときにコメントも書いたんですけど、うっかり送信ボタンを押さなかったのか反映されてませんでした 気づいてすぐ再投稿しなきゃ・・・と思ってたんですけど、ついモタモタしてまして

最近の状況ですが、肉体労働が減った分体重は増えまして、暑さを一層強く体感できるようになりました(笑) どげんばせんといかんですたい・・・

さて、『ブラック・スワン』とても「痛い」映画でしたね。ただ先日『127時間』を観にいったら、こっちの方がもっともっと痛かった! わたしが今までに観た「痛い映画」ベスト5に余裕で入ります! まあ精神的にはむしろさわやかな作品でしたが・・・

ななさんも「芸術のためなら・・・・」OK派でしょうか。後世に多大な影響を与えた作家って、そういう人が多いですよね。そしてたくさんの女性を泣かせて・・・・ やはり腹が立ってきた(笑) 最近の映画だと『レンブラントの夜警』『カラヴァッジョ』などを思い出します。

Posted by: SGA屋伍一 | July 07, 2011 04:00 PM

レンタルDVDで新作に ありましたので みてみました。

 たしかに 役のポジションは ライバルを蹴落とし 何時間もの練習で技術をみがきます ねたみ 嫌がらせは つきものですけど 

 ナタリー演じる ソリストは カッセル演じる舞台団長から「白鳥だけなら キミを採用だが 白鳥と相反する黒鳥は イマイチだ」と厳しい感想に加え 母の過剰な期待に答えようとライバルに負けまいとあまりに役に没頭し過ぎ 精神状態が不安定でしたね。
それが いかに こわいことか 知りました。
 
 昔 70年代 作家の三島由紀夫や川端康成は 作品を極めようと日々 構想を練っていましたが あまりに "日本の美"が なんなのか "完璧さ" を考えすぎたために 割腹自殺や ガス自殺しました。 詰めすぎると一般の精神感覚がなくなってしまうんですよ。

 この ブラックスワンにしても それと同様 精神がまともじゃなくなっていくんですよね。平々凡々でよかったと 自分に感謝するボクは つまらないでしょうか?

Posted by: zebra | October 13, 2011 07:03 AM

>zebraさん

再びご来訪ありがとうございます。おお、こちらもごらんになられたのですね。
『ブラック・スワン』は『レスラー』と対になるような形で作られたとか。確かに共通点が多い二作品ですが、主人公の性別が違うだけでずいぶんと印象が違いますよね

で、『レスラー』のとこでも書きましたが、やっぱりお話が上手にニナを追い込んでいくように出来てるんですよね。彼女のまわりに一人でも息抜きになれるような誰かがいたら、こういう結末にはならなかったかも。ただニナも表現者の一人ですので、形はどうあれあそこまでの高みに上り詰められたことに満足して逝ったのでしょう

ある漫画家さんは「本当に優れたアイデアというのは、ギリギリまで追い詰められた時に生まれる」とおっしゃってました。そんな方たちがうらやましい反面、平凡でよかったと私も思います

Posted by: SGA屋伍一 | October 13, 2011 10:32 PM

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