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November 29, 2010

生存報告

091024_063112と、大げさなタイトルだな・・・ どうも。SGA屋伍一です。
最近いつになく更新が滞っております。「もうブログも飽きちゃったな~ そろそろやめっちゃおっかな~」というわけでは決してなく
ここんとこ諸々の用事が重なってしまって、なかなかそっちまで手が回らないのです。皆様のブログにもあまり顔を出せなくてすいません。たぶん水曜日くらいには先々週見た『レポゼッション・メン』の記事などUPできるはず。できたらいいなあ(おーい)
どうぞお見捨てなきよう~

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November 22, 2010

スウェーデン・プロミス スティーグ・ラーソン ダニエル・アルフレッドソン 『ミレニアム2 火と戯れる女』

101120_185223スウェーデンのベストセラーを映画化したシリーズの第二弾。主要キャストはそのままですが、監督・脚本を交代しての『ミレニアム2 火と戯れる女』、ご紹介いたします。ちなみに第一作『ドラゴン・タトゥーの女』のレビューはコチラ

ヴァンゲル家の事件を解決してから一年。ミカエルは姿を消したリスベットのことを思いながらも、記者としての仕事にいそしんでいた。だがある時、売春組織の取材をしていたミカエルの同僚が、何者かの手によって殺害されるという事件が起きる。警察の捜査上に浮かび上がった事件の容疑者は、なんとリスベットだった。

前作はひょんなことから他人の事件に関わることになった主人公コンビですが、今回は彼ら自身の事情に大きく関わる問題と直面することになります。ミカエルは自分の仕事をやりとげ、同僚の無念を晴らすために、リスベットは呪われた過去との決着をつけるために厳しい戦いに身を投じていきます。
また、前作は地方の名家を題材とした横溝正史っぽいお話でありましたが、今回は売春という社会問題に政治的背景も絡んでいて、むしろ松本清張的であります。映し出される風景も、野山よりストックホルムの美しい町並みが目立っていました。

で、突然なんですが、このお話、こんなに世界的に売り出ししちゃっていいもんですかねえ・・・ だってスウェーデンってただでさえ「フリー○ックス」とか、「ポ○ノ先進国」とか、そういうイメージが強いじゃないですか(ワタシだけかしら?)。だのにこのシリーズ、やりたい放題の変態さんばかり次から次へと出てくるんですよ? これじゃ世界中の人たちに「やっぱりスウェーデンはスケベばっかりなんだな」と思われてしまうじゃないですか!

・・・ただ、そんな中だからこそミカエルとリスベットのピュアな関係が引き立つのかもしれません。まあ彼らも前作でついついやっちゃってるし、お互い別にセックス友達がいたりするのですが。
離れ離れになってからの二人の関係は、そういう性愛とはまた別のもののような気がします。そう思った一つの理由は、「友達でいてくれてありがとう」というリスベットのメッセージ。個人的には「愛してる」というありふれたセリフよりも、胸にせまるものがありました。
今回リスベットはなかなかミカエルの前に姿を表しません。弱くなってしまいそうだから、という理由もあるでしょうが、恐らくはミカエルを危険に巻き込みたくないからでしょう(第一作を見るかぎりじゃミカさん腕っ節はからきしのようだし・・・)。しかしミカエルはひたすらリスベットの力になろうとあらゆる手を尽くします。もちろん事件の犯人が彼女だとはこれっぽっちも思っていません。なんて一途なミカエルの思い。つくづく乙女臭いオヤジであります。
でもそうですね。恋愛感情というのは割りとたやすく冷めてしまうものなのかもしれませんが、友情も含められた愛情というのは、いつまでも炭火のように根強く、心の中で燃え続けるものなのでしょう。

・・・・あれ、なんか上品にまとまりましたよ?

101120_185258お話はなんか色々解決してないまま、第3部『眠れる女と狂卓の騎士』へと続きます。こんなパターン、つい最近もあったような・・・
そんなわけで『ミレニアム2』『ミレニアム3』はそんなに間を置かずに全国を巡回中。ちなみに『1』は既にDVDが発売中です。各上下全六冊を読むのはとってもしんどいので、地元で上映してくれるのは大変ありがたいです。いけない! 活字離れSTOP!

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November 16, 2010

壁に意思あり 特別編 波多野貴文 『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』

101116_190837井上薫は要人警護官、ことSPである。幼い頃ある事件をきっかけに超鋭敏な感覚を得た彼は、その能力を生かして数々のテロを未然に防いできた。そんな井上にある日難題がふりかかる。尊敬していた上司の尾形が、「一緒に国家を転覆させないか」と誘ってきたのだ。先輩への義理とSPとしての義務。二つの間で板ばさみとなってしまった井上は深く思い悩む。

・・・・えー、みなさんもご存知でしょうが、かれこれ二年前に『SP』というドラマがありました。普段ドラマを見ないわたしも、脚本が『GO』『レボリューションNo.3』の小説家・金城一紀と聞いて、かかさずチェックしておりました。
それまでの金城氏の小説と違い、かなり娯楽性の強い作品ではありましたが、氏の映画・アクションへのこだわりなんかが伝わってきてけっこう楽しんで見てたんですね。
ドラマは衝撃的な結末でもって終了。直後に「映画化」のテロップが流れました。わたしは「またかよ」と思いながらも、続きを待ちわびておりました。ところが待てど暮らせど公開の情報が入ってこない。しまいにゃとうとう流れたのかとさえ思いましたが(実際流れかけたらしい)、この度スタッフの尽力によりとうとう二部作の全編となる「野望篇」の公開とあいなりました。心よりお祝い申し上げます。
尾形の陰謀を知ってしまった井上。動揺する間もなく、次なるテロが彼らの守る要人たちに襲い掛かります。

これはドラマでもそうでしたが、このシリーズでは「拳銃を撃たないアクション」が中心となっています。どこまで本当かわかりませんが、SPというのは「動く壁であれ」と命じられているらしいです。銃弾が飛んできたらとにかく身を挺して要人を守り、撃ち返すことなど考えるな、というわけです。
もっともそれではドラマにならないので、井上は果敢に犯人を追いつめます。しかしそんな血気盛んな井上ですら、「滅多なことがない限り発砲は不可」というお国柄を考慮し、できるだけ拳銃を撃とうとしません。ですから彼はひたすら生身と手近にある適当なもので凶悪犯と戦います。この地味アクションはもしかしたら『ボーン・アイデンティティー』のそれを意識したのかも。あるいは劇画の『MASTERキートン』か。そんな銃をバカスカ撃ちまくるよくあるアクションとは一風違うところが、この作品の魅力と言えるでしょう。

ただやはりモロ続きな話なのに、二年も間が空いてしまったのはまずかったんじゃないかと。今回普通に映画だけで楽しめると思ってしまった方も多いようなので、そういう方にはストーリーや人間関係がさぞわかりにくかったことと思います。
あと構成も一番冒頭の走行する荷台の上でのファイト、これが一番盛り上がった気がします。クライマックスのあたりもつまらなくはないですが、やはり徒歩でテケテケ歩いていく図は微妙にゆるかった気が(^^;
ただ、この映画はどうやら「つなぎ」的なポジションにあたるようなので、その分完結編が盛り上がることを期待いたします。

個人的には映画を見るまで完全に忘れてた、井上の友人のヌボーとした公安刑事が気に入ってます。ルックス的には岡田くんよりもはるかに劣りますが、なんとなく頼りになりそうな、でも食えない男。続編で派手に殉職したりしないとよいのですが・・・

101116_190900『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』は現在全国各地の劇場で本当に大ヒット上映中。ラクな仕事はないと言いますが、本当にSPの皆さんは大変だと思います。がんばって!

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November 13, 2010

鼻長男とバナナ人軍団/恐怖の科学実験  クリス・ルノー ピエール・コフィン 『怪盗グルーの月泥棒3D』

101113_180551ここんとこいい話題がなかったユニバーサルさんが、本国で久々にビッグヒットを飛ばした立体アニメ。『怪盗グルーの月泥棒3D』。紹介させていただきます。

自称一流なれど、どうも世間からの認知度はいまひとつの大泥棒グルー。スポンサーである悪者銀行から見限られかけた彼は、起死回生の一発を放つべく、なんとあの「月」を盗む計画に着手する。ただ、その計画には「スモールライト」「ちぢませ光線銃」なるものが必要なのだが、グルーはそれを手に入れるのに四苦八苦。そんなある日、彼の自宅に孤児院の活動で三人の身寄りのない少女がやって来る。グルーは少女たちを計画の進行に利用することを思いつくのだが・・・・

『アバター』以降珍しくもなくなった3D作品。しかし実のところその多くは、立体効果をちょこちょこっと後付けした「なんちゃって3D」がほとんど。ところがここに来てようやく、3Dに見合うような映像を持つ作品が『アバター』以外にも幾つか見られるようになってきました。この『怪盗グルー』もそのひとつであります。
「画面に奥行きがある」と多くの人に評価された『アバター』。しかし『怪盗グルー』はその逆・・・つまり「いかに飛び出せるか」その限界に挑戦しているように思いました。そもそも鼻がびょーんと前に突き出ているグルーのデザインは、立体効果を狙って作ったものとしか思えません。ほかにもまるでアトラクションのように(笑)、面白い実験を試みた幾つか映像がありました。

ただ、この映画が本国でヒットしたのはそれらの「仕掛け」以外のところにもあるような気がします。まず主人公がひねくれたオッサン(笑)。そんでその手下が「バナナから作った」というナゾの生物ミニオン(うじゃうじゃいる)。そんな彼らが奇想天外な方法でもって月を盗もうというのだからアゴがハズレそうになります。多少強引なきらいはあるものの、この奇抜な発想が作品の大きな特長。CGアニメ製作の各社も、ようやく「動物に変ったことをさせる」というだけではダメだということに気づいたようで。
あと、子供たちは『ポケモン』もそうですけど、ヘンテコだったり頼もしかったりする「手下」がたくさんいるシチュエーションに強くひかれるようですね。

欠点もないではないです。先にも言いましたように全体的にやや荒いところがあり、三姉妹とグルーが仲良くなるあたりなど、「もう少し丁寧にできなかったかな」とは思いました。でもそんなことは細かいことです。そして男は細かいことを気にしてはいけないのです。個人的にはこの作品の魅力はミニオンが七割くらいで、あとはメカ描写・立体効果・そのほかがそれぞれ一割ずつくらいでありました。ぶっちゃけミニオンさえ出てればそれでいいや、みたいな。人間・・・ 人間出てきたっけ。そういえば。
まあそんな風に思えるくらいミニオンが「よい」です。これも静止画像ではなく、実際に動いてみて初めて魅力を増すキャラクター。ぜひ予告編等で動いているところを見てほしいもの。それでも心魅かれない人とは、友達にはなれそうもありませんね。帰ってください!! ・・・・ウソです。すいません。

以下は完全ネタバレで、好きなミニオン関連シーンを思い起こしてみます。順番は適当・・・

・グルーの檄についフライングして、ミサイルをぶっ放してしまうおっちょこちょい
・グルーの基地にて。みんなマジメに働いている中、なぜかわけもなくダンスに興じている集団が・・・・
・ちぢませ光線銃をくらって、鼻くそのように飛ばされるシーン
・無重力になる薬を飲ませられ、果てしなく浮上していくミニオン。動物実験反対
・「子供にオモチャを買って来い」という命令に、「アア、バモチャネ」と答えるお父さんミニオン。非常に不安だ
・博士の差し金で孤児院に返される三姉妹を、悲しげに見送っていくシーンcrying
・「みんなのピンチだ!」という声にダッシュで駆け出していくものの、博士のスクーターがあまりにものろいのでテケテケと戻ってきたりして(笑)
・万事が解決した後、ドアの前で行列を作ってグルーを待っているミニオンたち。あんなオッサンのキスなぞどうして欲しがるのかナゾだが、かわいいのでまあいいや
・奇跡的にミッションをやりとげたヘンテコトリオが、アグネスにブツを「バモチャ!」と差し出すシーン。ここが一番好きかも。

101113_180609贅沢は言わないから、誰かコレ、一個小隊くらいゆずってくれませんかねえ。本当に人類なんか、ミニオンに征服されちゃえばいいと思います。
『怪盗グルーの月泥棒3D』は現在全国の劇場で公開中。だまされたと思って見て欲しい! そして「騙された!」と思った人、いたらごめんなさいcoldsweats01

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November 09, 2010

しみじみ飲めばしじみ汁 石井裕也 『川の底からこんにちは』

101109_182441首都圏からけっこう遅れて上映。そして既に終了。先日おめでたな話題でちょっと話題になった映画、『川の底からこんにちは』。まいります。

田舎から出てきて、東京でさえない生活を送っているOLの佐和子。5人目の彼氏の健一は、バツイチで子持ちで自分に甘甘な、これまたさえない男。そんな佐和子のもとにある日叔父から電話がかかってくる。しじみの出荷工場を営んでいた父が倒れたので、佐和子にそのあとを継げというのだ。仕方なく田舎に帰って慣れない仕事を始めた佐和子だったが、そこで働いているおばちゃんたちはクセモノぞろいで、佐和子は心労のあまりついつい酒量が増えてしまうのだった。

・・・・このストーリーを読む限りそんなに面白い話とは思えず、別段興味もなかったこの作品。しかし周りのブロガーさんでは絶賛する声も多く、わざわざ近場でやってくれるということもあって、半分だまされた気持ちになって行ってきました。
で、やっぱり驚くほど斬新であったり、感激のあまり滂沱の涙を流したということはありませんでしたが、なんつうかこう、ふんわか~とした面白さや安心感がありました。そう、この味わいは超絶美味というには程遠いけど、飲むとほんのりあったまるしじみ汁のそれとよく似ています。ハリウッドのわかりやすい火薬映画の合間にこういうの見ると、けっこう新鮮だったりします。

この映画にはいろんな種類のダメ人間が出てきます。というか、ほぼダメ人間しか出てきません。特に男どものダメっぷりは著しいです。手近な女には片っ端から手をつけてしまったり、あるいは自分のダメさ加減を全部他人のせいにしたり。まあ種類は違いますけど同じくダメ人間な自分としては、見ていて頭痛がしてきたほどです。
主人公の佐和子もまた、「どうせ自分は中の下だから」とすべてにおいてやる気がない、そんな性格です。そんな彼女のターニング・ポイントとなるのが、中盤のあるシーン。
折り合いの悪かった父が、雨の中必死に彼女のために怒る場面があります。そんな父の姿を見たせいか、以後彼女は「ダメだからしょうがない」のではなく、「ダメだからがんばらなきゃいけない」と思うようになります。

劇中でしきりに佐和子は「中の下」と繰り返しますが、このキーワードが映画全体のカラーであり、また監督の人間に対する見方でもあるような気がします。人間は誰でもウンコをしますし、色々すくいがたい部分も持ち合わせています。でもそれぞれに、それなりにいいところがあるわけで。たとえ申し訳程度だとしても(笑)
そんな監督の人間観を反映してか、作品も決して高尚ではなく。一番感動的であるはずの先にあげたシーンでさえ、お父さんのヅラがポロッと取れてしまったりする。悲劇と喜劇の境目というのは、本当にちょっとの差なんだなあ、と強く思わされました。

そんなわけで下ネタ・下シーンも色々ありましたが、主演の満島ひかりや、健一の連れ子を演じる相原綺羅ちゃんの可愛らしさが、作品をさわやかなものにしていました。特に満島嬢は変顔を惜しげもなく披露していますが、それがまた微妙に可愛らしい(笑)。今後の活躍が一層期待されます。

・・・・それにしてもこの映画を見た三日後に、そのひかりちゃんと石井監督が結婚してしまうとはねえ。石井監督は世に出るきっかけとなった『剥き出し日本』を撮るために「青春を犠牲にした」と語っていたそうですが、その価値は十分にあったんでないかい? 
ちくしょお! うらやましいぞ! このやろおおおおお!!

101109_182650そんな『川の底からこんにちは』は、まだ一部地域を細々と巡回中。石井監督がこの作品に出てくる男どものようでないことを、心から祈ります。


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November 05, 2010

適当掲示板101&ボクの猫友達を紹介します2010 

毎度どうもっす。ご意見そのほか、カミソリ以外はだいたいこちらで受け付けております。。今回は一年ぶりの猫画像特集。例によって携帯からのピンボケ画像ですが、素朴な感じなど味わっていただければ

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それじゃ左から順々に。まず口元にチョビヒゲのある猫から。チャップリンに似てたのでチャーリーと名づけました。最近あまり見ません。続いてもう長いつきあいのカミーユ。油断してると噛み付かれるのでこの名前に。顔が怖いですね。さらに続いてこれまた長い付き合いのマー坊。相変わらずすらりと伸びたおみ足がきれい。右端のヤツは最近ようやく打ち解けてきた白猫どん。名前はまだつけてません

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左はとある整体師さんとこのニャンコ。正面から見ると、猫の細さがよくわかります。真ん中は友人宅の猫。既に名前はありましたが、心の中でこっそり「ブラックジャック」と名づけました。右は行きつけのGSで飼っているミミズク。猫じゃないですけど、なんか猫っぽかったので


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これまたおなじみのチャッピーとクロスケ。いつも仲良し・・・というか、彼らの距離感で大体の気温がわかります。目を開けているクロスケは、『ヒックとドラゴン』に出てきたトゥースにちょっと似てます。

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そして、トリはやっぱりモン吉先生。もう、何も言うことはありません。今日もよく垂れています。垂れまくりです。

オマケとして
ワタクシ最近ツイッターでneko_nya_newsという猫ニュースのつぶやきをフォローしているのですが、これがなかなかに面白い。幾つか取り上げてみますと

これがプロの覗き魔か!決定的瞬間をとらえた貴重すぎる映像(動画)

連れてけないなら出てかない

破壊力のある猫の画像

汚い猫を見つけたので虐待することにした

などなど。ご興味おありの方はご覧遊ばせ。では


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November 02, 2010

すべての男は、消耗品、らしい シルベスター・スタローン 『エクスペンダブルズ』

101102_181757♪我慢がならねえ トイレにいきてえ
・・・・あのシルベスター・スタローンの呼びかけに応じて、すごいヤツラがあつまった! 往年のアクションスター大集合の奇跡の作品『エクスペンダブルズ』、紹介します。

わたしが中学生のころ、男子たち多数派の憧れの存在といったら、それはランボーであり、シュワルツネッガーでありました。そしてわたしたちのようなロボットアニメに夢中になっているグループは、「おまえらまだそんなもん見てんのかよ。オタクだなw」と蔑まれていたものでしたcrying
ですからスタローンには、どっちかといえば敵対意識を抱いていたんですねcoldsweats01 その考えがちょっと変ったのが少し前の『ロッキー・ザ・ファイナル』。年老いてもなお不器用に自分の生き方を貫くロッキー=スタっちの姿に、それなりに心打たれるものがあったのです。最近は「オレだけがかっこよけりゃそれでええんじゃ!」という風ではなく、他の俳優を立てることも覚えたようですし。その証拠に今回の『エクスペンダブルズ』では、自分を食いかねないほどのライバルとたくさん共演しております。中でもブルース・ウィリスとシュワルツネッガーの三人で歓談してるシーンなどは、まるで歴史的瞬間をこの目で見ているような興奮を覚えました。

ただ、少しネタバレしちゃうと、ウィリスとシュワッチの出番はほぼここだけ(笑)。カメオ出演と言っていいくらいです。他にもミッキー・ロークはみんなの帰りをお家で待ってるオフクロさん的ポジションなので、当然アクションシーンは全くございません。
ですから有名どころでそれなりに見せ場があるのはジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、それにドルフ・ラングレンくらいでしょうか。それほど名を知られてない黒人とおじさんは、死亡要員としてその辺から適当にみつくろってきたのかと思いましたが、それぞれNFLと格闘界のスター選手だそうです。どうも申しわけありません・・・

これだけの筋肉軍団を相手にするのは、ジュリア・ロバーツさんのお兄さんのエリック・ロバーツ氏。わたくし最近まで知りませんでしたが、この方もそれなりのキャリアを持つ俳優さんだそうで。妹が『食べて、祈って、恋をして』る間に、お兄さんは『キレて、脅して、企んで』という感じです。エリック氏の顔がアップになるシーンでは、妹さんとどれほど似てるかチェックしてみるのも一興でしょう。

ちなみに今回スタっちのオファーを断った方とその理由は次の通り
・スティーブン・セガール・・・プロデューサーと折り合いが悪いため
・カート・ラッセル・・・この手の企画に興味がもてないとのこと
・ジャン・クロード・ヴァン・ダム・・・色々難癖をつけたあげくスケジュールのせいにして辞退

セガール・ラッセルはともかくとして「ヴァン・ダムよ、お前はそんなことを言える立場なのか!?」と思わずにはいられません。まあ彼も最近では面白いポジションを得つつはありますが。

「エクスペンダブル」とは「消耗品」という意味だそうです。彼らアクションスターもそうかもしれません。そりゃあ人気がある時は華やかな存在なんでしょうが、その代償に危険な撮影に挑み、家庭と健康を犠牲にし、筋肉増強剤をブスブス打ち込む。そしてブームが去ったら「はい、さよなら」です。なんとはかないお仕事でございましょう。しかしこの映画からは、逆にスタローンの「使い捨てられてたまるか!」という意気込みを強く感じました。

あ・・・ そういえばあらすじ述べるの忘れてました。まあ南の島に悪い将軍とマフィアがおりまして、人々を苦しめていたんですね。そこへスタっちと仲間たちが悪者をやっつけにババーン!と乗り込むわけです。おしまい。

101102_181820現在スタっちは『エクスペンダブルズ2』を既に構想中とのこと。あんなにすげなかったヴァン・ダムにもまた声をかけてるそうなので、続編では彼の活躍も見られるかも? つうわけで『エクスペンダブルズ』は現在全国で上映中。そんなに客足伸びてない感じなので、見たい方はお早めに~


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