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September 02, 2010

どんどんばんばんドーパント 『仮面ライダーW FOREVER A to Z 運命のガイアメモリ』

100901_204842夏休みは終わったけど、こっちはまだ終ってなーい! ということで、劇場版仮面ライダー最新作ご紹介します。

ミュージアムとの最終決戦を控えた翔太郎とフィリップ。だがその矢先に、ミュージアムが開発した次世代型ガイアメモリ26本が、謎の傭兵チーム「NEVER」によって強奪されるという事件が起きる。その力を使い、風都の人々を恐怖に陥れるNEVERのリーダー・大道克己。一方そのころフィリップは、事件解決を依頼してきたICPO捜査官マリアに、母の面影を見出そうとしていた・・・

この時期にやる例年のライダー映画は、おおむね本編とはパラレルワールドで、「もうひとつの最終回」みたいなものをやることが多いです。例外といえば『電王』くらいでしょうか。
しかし今回の『W』劇場版は、見事に本編の合間にがっちりとはさまるミッシング・リンクのようなエピソード。といって、映画を見なくても本編のお話には支障はないようにできています。わからないことといえば、なぜ風都タワーが最終五話手前でぶっこわれているのか?ということくらい。

でもやっぱり一年『W』に親しんできた人は見ておいたほうがいいでしょう。なぜなら予算がほとんどこっちに行っちゃってるから(笑)わたくしすでに本編の最終回も見まして、いや、大変よい最終回だと思ったのですが、やはり劇場版と比べてみてみると、絵的にはいささか地味な印象をぬぐえません。
ライダー映画って時々素人目にも「お金かかってないなあ」というのがわかって悲しくなることがあるのですが、今回はかなり潤沢に資金を使っている様子です。この辺は塚田プロデューサーの手腕でしょうか。

どう豪華かというと、まずWの変化形態11種類が全て出てくる上、さらにアクセルの2形態に、劇場版初御目見えのジョーカーにエターナル。そして隠し玉二発までが用意されているという。思えばWは後半ほとんどエクストリーム形態にしか変身してなかったからな~ 目まぐるしく色の変わるダブルを見ながら、「あれ? これはどんな能力のヤツだっけ?」と必死に思い出してましたよcoldsweats01

さらに普段なら一時間一体の敵怪人が、今回は五体も出てきます。雑魚キャラもわらわら湧いてきたりして。序盤なんか思い切り苦戦してるし、「本当に時間内に全部倒せるのだろうか・・・」と不安になりました(笑)
その五人の中のメインが仮面ライダーエターナルとなる、元ソフィア松岡充。まあ彼は違和感なく普通に『W』の悪役を演じていたなあ、という印象。変身後のエターナルは大変素晴らしい造形でうっとりしましたけどね。悪の親玉が純白で、それに立ち向かうヒーローが真っ黒というのが面白いです。
さらに目立った怪人としては変身前のおみ足が素晴らしいヒート・ドーパントのお姉さん。そして作品を食いかねないほどのインパクトを放つルナ・ドーパントのオカマさん。
あまりにオカマの演技が板についていたので誰だか気づかなかったのですが、この方、実は元格闘家の須藤元気さんでした・・・ 須藤さん、あんた偉いよ・・・ 今までのプライドもかなぐり捨ててさあ・・・
と思ったら、Wikiによるとこのキャラをオカマにしようと言い出したのは須藤氏本人だったそうで。ほかにもかなり重症のアニメマニアであることなど、面白いことがいろいろ書いてありましたcoldsweats01

さて、ストーリーはと言いますと、ちょっとネタバレですが途中でフィリップくんが災難にあい、翔太郎くんが一人でがんばらなくてはならなくなります。普段頼りにしている相棒を助けるために、孤軍奮闘する翔太郎。まあ似たようなエピソードはテレビシリーズでもありましたけど、やはり劇場のでかいスクリーンで見ると力の入れ具合も変わってくるというもの。
風都の人々が愛してやまないシンボルだったのに、NEVERに占拠されて悪の基地と化してしまった「風都タワー」。その魔の城へ向って一人乗り込んでいく翔太郎=ジョーカー。こういうの燃えますですcrying。あ、照井竜もいたか・・・

100901_205052本編のまとめ記事に関しては、また日を改めまして(いつになるかなー(^^;)) 小林靖子姉さん脚本の『オーズ』も楽しみです。

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Comments

あ「W」もう終わりなんだ。
完全に特撮モノはおいてきぼり食ってますね。

「ガンダム00」はろくに本編見てない割について行けるのとは対照的。流石だ(笑)

おもちゃ売り場にあるWのフィギュア見ると、ル○ィばりに体がのびちぢみするあたり「アンタ『仮面ライダー』名乗らんでもやってけるやろ!」と思ってしまったり(えー

バイクは相変わらずホンダ使うあたりで繋がりあるかな。

Posted by: まあくん@葛城 | September 02, 2010 at 08:58 PM

スカルの二等身フィギュアかわいいheart

須藤元気さんは日本酒ソムリエでもあったりするようで、
格闘家というイメージしかなかったんですけど完全に見る目が変わりました。
おもしろい方ですねー

NEBERのメンバーはそれぞれキャラが立ってて、デザインもすばらしかった!
特にメタルドーパントがお気に入りです。トリガーもよかったけど。
エターナルはあまりに美しく、まっくろジョーカーには燃えた!

確かにテレビの最終回、ちょっと地味だったかな(笑)
映画に予算がぜんぶいっちゃったからか。。。
なにはともあれ、フィリップ君が戻ってくれて嬉しかったです。

所長と竜くんの恋のゆくえが気になる。
ダブルの映画、冬にまたあるんでしたっけ?

Posted by: kenko | September 03, 2010 at 12:37 AM

>まあくん@葛城さん

おはようござります~
TV局の都合で前作『ディケイド』から今くらいが引き継ぎの時期になったんですわ。『W』は元の鞘に納まるというか、かなり予定調和的な終わり方でした。平成ライダーにしては珍しいほうかな?

ゴム人間の歴史は意外と古く、戦前にも水木先生も描かれたという『プラスティックマン』というアメコミヒーローがいて、その後もファンタスティック・フォーやら怪物くんやら ・・・・どうでもいいですねcoldsweats01

そうそう、Wはけっこうバイクシーンの多いライダーでもありました。これまた平成では珍しい?

Posted by: SGA屋伍一 | September 03, 2010 at 10:42 AM

>kenkoさん

さっそくおかえしありがとうございますhappy01
スカルフィギュア、相変わらず不明瞭な画像ですがcoldsweats01 もっとくっきりはっきり撮りたいものです・・・

須藤さんのwiki、読めば読むほど面白いことが書いてありますね! すっかりファンになっちゃいましたよ。現役退いてからじゃ遅いっちゅーねん、という気もしますが、まあ役者としてばんばん活躍してくれたらいいな、と

松岡さん始めNEVERのメンバーさんたちはスタッフに「ぼくらでスピンオフを作ってください」と嘆願したそうです(笑) そりゃ無理だろう、と思いつつこの映画一本だけ、というのは確かにちょっともったいない方々でしたね。せめて須藤さんだけでも『オーズ』に出てこないかな。世界観は一緒みたいだし

最終回は先週の涙を返せ!という感じでしたね(笑) その前の回がなんだか「さようなら、ドラえもん」みたいだったので、予想はつきましたが。あと竜くんはたぶん所長のことは妹の代わりくらいにしか思ってないと思います(シスコン刑事・・・・)

最後にkenkoさん、スタッフロールの後見なかったんですか~ 「今年もやります、MOVIE大戦!」とババーンと告知してましたよ~

Posted by: SGA屋伍一 | September 03, 2010 at 10:53 AM

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