2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会を振り返る
いやー、まさかこのブログでスポーツのことを扱う日が来ようとは・・・ 最初で最後かもしれませんw
本日で盛況のうちに終了したFIFAワールドカップ南ア大会。上っ面の知識しかないわたしですが、この一ヶ月間楽しませていただきました。そんでインパクトの強かった順に印象に残った事柄を振り返ってみたいと思います。
10位:フランスのドメネク監督大ひんしゅく
今大会誰もが予想し得なかった強豪フランス・イタリアのリーグ敗退。しかしフランスは大会以前から不協和音が鳴り響いていたようで、本番に来てそれに歯止めがかからなくなったというとこでしょうか。特にドメネク監督は采配について「星占いで決めた」などと迷言を連発。全世界からひんしゅくをかいました。しかし後のパウルくんのことなども考えると、占いというのも馬鹿にならないものなのかも
9位:キーパー同士の超対決
トーナメント一回戦のアメリカVSガーナ戦において、延長に入ってから米ゴールキーパーのハワードが空いてゴールまで上がってきてシュートを狙うというプレイがありました。・・・アメリカさんはずいぶん思い切ったことするもんですねえ。と思ったらこれ、ドイツはブンデスリーガにおいてはちょくちょく見られる光景だとか
8位:ウルグアイの「神の手」ディフェンス
準々決勝のウルグアイVSガーナ戦で、これまた延長時ウルグアイのFWスアレス選手がシュートをハンドで防ぐという珍プレーがありました。スアレスはこれで一発退場。肝心の場面だけに文字通り「つい手が出て」しまったのかと思いましたが、どうやらこれ、確信犯くさい? ともあれこれでウルグアイはベスト4に進出。
7位:イングランド幻のゴール
トーナメント一回戦のドイツVSイングランド戦において、イングランドはランパードの放ったシュートはゴールのサイドバーに当たり、一度ゴールラインを割ったあと、再びゴール外に戻るという不可解な動きを見せました。得点となるはずが審判はノーゴールと判断。こののち気落ちしたのかイングランドは1-4で敗退。激怒したフーリガンが審判の宿泊するホテルを取り囲むという事態にまで発展しました。誤審を責める声もありましょうが、わたしとしてはあんな微妙なシュートを打ったランパードのテクニックに感心いたしました。
6位:パラグアイ狂騒
今大会で日本を下し、初の八強入りを決めたパラグアイ。そんな中特に注目を集めたのがかの国のモデル、ラレッサ・リケルメさん。リケルメさんは、4強入りすれば、首都アスンシオンの広場でヌードになることを公約し、優勝した際にはアスンシオン通りをパラグアイ国旗のボディ・ペインティングをして走ることも約束。パラグアイは残念ながらベスト4とはならず、世界中のサッカーファンが泣いた(ただし男性のみ)ということですが、リケルメさんは「楽しませてくれたお礼に」と結局ヌードを披露。さすが国名がバイアグラに似てるだけのことはあります。
5位:岡ちゃん爆笑会見
「全敗では」という大方の予想を覆し、見事トーナメント出場を果たした日本代表。目標のベスト4には二つ届きませんでしたが、重責から解放されたせいか、帰国後の記者会見で岡田監督はそれまでとはうって変わったはっちゃけぶりで、今野・森本選手に宴会芸を強制。選手も懸命にそれにこたえ、大変和やかな雰囲気での会見となりました。日本代表のみなさん、最後まで楽しませていただいてどうもありがとうございました。
4位:マラドーナ監督大暴れ
今大会をもっともにぎわせてくれた人間は、選手ではなく、アルゼンチン監督の元伝説的プレーヤー、ディエゴ・マラドーナその人だったように思えます。リーグ戦で快進撃を続けると、自分たちを叩いてきたマスコミを罵倒。一方で何かにつけて愛弟子メッシとの熱い抱擁を見せ付けるなど、とにかく目立つことこの上ありませんでした。・・・実はわたくし今大会の優勝チームはこのアルゼンチンでは、と予想していました。が、逆境に弱いのか、準々決勝において一度劣勢に立たされるとそのあとはバタバタと総崩れに コラ! 「あるぜチン」というが君たちに本当にそれはあるのか!? そのマラはドンナ・・・ 大変失礼いたしました。次行きます
3位:魔の公式球
先ほども述べた日本代表の快進撃。これは本田選手が特異とする「無回転シュート」がなければ恐らくなしえなかったでしょう。この無回転シュートは極端に表面の凹凸が少ない公式球「ジャブラニ」ゆえに起きる現象で、どんな動きを見せるかわからない、まさにキーパーにとっては「魔球」のような存在。いわばサッカー版のナックルボールのようなものでしょうか。ちなみに大会以前にこの公式球を使って練習したのはオランダ、ドイツ、日本の3チームのみだったとのこと。それぞれにそれなりに結果が出たでしょうか。
2位:タコさんの大予言
マラドーナ監督の敗退により確実に盛り下がると思われたワールドカップですが、意外なところから大スターが現れました。その意外なところとは、ドイツの水族館。二つの箱のどちらかのエサをとることで、勝敗を占うパウルくん。自国ドイツの敗戦まで予言してしまった時にはきな臭いムードに包まれましたが、結果としてタコにふさわしく八戦連続で予想を的中させるという神がかりぶり。決勝においてはスペインよりもオランダよりも注目を集めていたと言っても過言ではありません。2010南ア大会はタコ伝説とともに末永く語り継がれることでしょう。
1位:北朝鮮の栄光と挫折
わたしが今大会もっとも印象的だった出来事がこれ。FIFAランキング105位の北朝鮮はG組のリーグ戦において世界1位のブラジルと対戦しましたが、なんと敗れはしたもののスコア1-2の大健闘。しかし喜びもつかの間。つづくポルトガル戦においては0-7の大敗。この時点でリーグ敗退が決定し、金正勲監督は炭鉱送りの可能性すらあると言う・・・ 本当に栄光というものがいかにはかないものであるかを教えてくれた一こま。ぜひクリント・イーストウッド監督に映画化してほしいと思います。
ちなみにわたしの熱き戦いに関してはこちら
日本VSカメルーン戦直後
日本VSオランダ戦直前
日本VSデンマーク戦直前
日本VSパラグアイ戦直前
日本VSパラグアイ戦直後・準々決勝予想
準決勝予想
決勝予想
気の向いた方はごらんください。
Comments
SGAさんがワールドカップを振り返っている!
はてなの方でもたくさん書かれてたんですね。
ここに挙げられてること、同じく印象深かったことばかりです。
特に7位、5位、4位、3位、1位。
イングランド幻のゴールは完全に入ってるのになんで!と思いました。
審判生きて帰れないだろうな・・・とも。
岡ちゃんの会見めちゃウケた(笑)
北朝鮮ポルトガル戦はあまりにあんまりで心が痛かったですー
ロナウドのスマイルにときめきながらも。
Posted by: kenko | July 13, 2010 07:38 PM
久しぶり。何かSGAやん元気そうでうらやましい。
精神的に参ってる我輩に元気を分けてくれ。
>ベスト16
そういえば、本田の母校星○(ゴジラと同じ)ではベスト16突破で160円弁当なる物を出し大好評。
残業ながら80円弁当は実現しなかったが、大いに明るい話題でした。
>マラドーナ
ロベ○ト○郷でさえ、ここまでベタベタではないな(笑)。
オラの明るい話題?
久々にガンプラ作り始めた事かな。MG Vガンダム買ってしまった。
Posted by: まさとし3055 | July 13, 2010 09:10 PM
>kenkoさん
こんばんは。珍しく速攻でお返事です(笑)
まあ、要するに世間に乗せられやすいんですよね、わたし・・・
今回は審判が混乱を招いていた場面が幾つかありましたね。オフサイドなのに得点にしちゃったりとか
一方ですごい剣幕の選手にも一歩もひかなかった西村主審はかっこよかったです
北朝鮮はきっとブラジルの試合に全力を使い果たしちゃったんでしょうね・・・ まるでどこかの『スラムダンク』のようです。選手たち、その後どうしてるのかなあ
Posted by: SGA屋伍一 | July 13, 2010 09:14 PM
>まさとし3055さん
おお、ひさしぶり! というか相変わらずご無沙汰ばっかりですいません
ああ、たしか本田くんは○陵出身でしたっけ。前にもどっかで書いたけど、ウチの母親はあっちの方の羽咋市の出なんですよ
いまや地元では松井に並ぶ大スターになったんではないでしょうか。そういえば日本代表にもいたね、松井って選手・・・
キャプ翼つながりでいうと、「不規則な動きを見せる」というあのシュートは翼+岬のツインシュートを思い出しましたよ
Vガンダムがんばって組み上げてください。ファースト系よりは若干小さめになるのかな
Posted by: SGA屋伍一 | July 13, 2010 09:19 PM
キンスGod 伍一くん
神がかってるほど面白いーーっ
私的には、日本のチーム魂と、マラドーナのパフォーマンス?ってほどの荒れくれエロおやじさと、ドイツとイングランドのキーパーがかっこえかったというのを残しました。
伍一くんのザ・ベストテン
を彷彿させる
10位から順位。観てないのと観たのと振り返りながら、一位で、言葉もなかったー(爆)
これをネタ我らがイーストウッド監督が作品を?!
ありえなーいと思いつつ、なーんか、なーんか次の作品期待しちゃうな〜。
長寿一位だそうだし、静岡産、すばらしいわっ
Posted by: hino | July 17, 2010 08:46 PM
>hinoさん
キンスコートジボワール(わけわからん
)
W杯、楽しかったですね。なんかもうすっかり沈静化してしまった感はありますが
そういえばついさきごろ『マラドーナ!』という映画が公開されてましたっけ。あと地元には「マラドーナ教」なる宗教もあるとか。本当にスーパースターです
そうそう、静岡はサッカー王国なんですが、わたしの通ってたとこは山間でグランドがせまかったため、野球部の分しかスペースがなかったという(笑) そのうえ野球部もあまり強くなかったような・・・
イーストウッドを指名したのは先の『インビクタス』があったのと、『グラントリノ』で朝鮮戦争の話が少し出てきたから
一応次回作はフランスの超常現象を扱った作品だそうですが(なぜ?)
明日はhinoさんにお会いできないのは残念ですが、ネコメ映画関連のみなさんと楽しんできます。ごめんなさい~
Posted by: SGA屋伍一 | July 17, 2010 10:09 PM