第六回SGA屋漫画文化賞
さあ、今年もこの時期がやってきました。第六回SGA屋漫画文化賞です。
2009年中にわたしが読んだ中で、特に面白かった漫画をジャンル別に勝手に表彰します。もちろん賞品・賞金は一切ございません。てゆーか、くれ
それでは張り切ってまいりましょう。
少年漫画部門:荒川弘 『鋼の錬金術師』
いよいよ最終決戦の章を迎えた通称「ハガレン」。「2009年末か2010年初頭あたりに完結」と聞きましたが、予想通り今年中には終りませんでした(笑)
難敵を一人、また一人と退けていくエドと仲間たちですが、まだまだ戦いは終りそうにありません。ざっとみて、あと三巻くらい?
現在放映中のアニメ第二期もなかなかいい感じです。またしても原作より先に終っちゃいそうな予感・・・
青年漫画部門:奥浩哉 『GANTZ』
あはは・・・・ またこれですか! 青年漫画部門、三年連続の制覇です。
このまま連載終了まで居座ってたりしてね・・・(ありうる)
主人公玄野帰還の熱も冷めやらぬまま、一気にカタストロフィーへと向かう物語。2000年から続いているこの大河SFも、いよいよ終局が見えてまいりました。
再来年には二宮和也・松山ケンイチが演じる映画版も控えております。果たしてどうなりますことやら。
いやア、今年は本当に少女漫画を読んでなかったんですねー(いつもそんなに読んでないけど)
というわけで、「少女漫画テイスト溢れる」この二作品を。時代劇専門誌『乱』にて掲載されてました・されてます。
前者は「てめえ男のくせに、いちいちときめいてんじゃね~っ」とつっこみたくなったこともしばしばでしたが、不器用な欅一十郎の純情に泣かされましたでございます。後者は中村仲蔵の波乱の生涯を描いた作品。現在単行本一巻が発売中です。
ギャグ漫画部門 大和田秀樹 『ガンダム創生』(『機動戦士ガンダムさん』から)
時は1979年。アニメーションの歴史を変えようと、一本の作品に情熱を傾ける男たちがいた・・・
のちに伝説となる『機動戦士ガンダム』の製作現場を、大和田氏お得意のハイテンションなノリで再現した作品。
今年ロカルノ映画祭で特別賞を授与された富野監督が、打ち切りを告げられて雨の町をさまようシーンは、涙なくしては読めない(なのになぜこの部門)
翻訳部門 ジェフ・ローブ ティム・セール 『バットマン:ロング・ハロウィーン』
毎年毎年「今年もこれだけでしたよ・・・」と嘆き節だったアメコミ部門ですが、今年はなぜか例年になく再販・出版が相次ぎました。その中から一本選ぶとするなら、この作品を。
ゴッサムシティを舞台に繰り広げられる仁義なき戦い、もしくはフィルムノワール。映画『ダークナイト』に多大な影響を与えた作品でもあります。
世評高い『フロム・ヘル』はまだ未読。柳下さんごめんなさい。
堂々完結?した『ガンダム00』にしようかとも思ったのですが、やはり我が郷土A海市を粉々にしてくれたこの作品を。
見覚えのある様々な景色がアニメになって出てくるというのは、滅多にできない経験でありました。
思いっきり続編につなぐような形で終ってしまいましたが、『グレート編』は実現するんでしょうか。
この漫画は昨年もとりあげましたが、その時点ではまだ単行本になってなかったんですね。そんでまとまってからちゃんと読み直してみたら、いかに素晴らしい作品であるか、あらためて気がつきました。
青春のすべて(ただし恋愛以外)が、この漫画につめこまれています。
これ、映画にしたいなあ。だれか機材とスタッフとお金を提供してくれないかなあ。
お次は映画ベストの方いってみます。
Comments
はぁ~っ
いくら不要模型譲って売ってもらったとはいえ
結局3年も何も出来ないし、精神的にしんどいから
泣く泣く手放すぇす事にしたら
メールで事情説明してにもかかわらず
譲った奴から何で掲示板で名指しで愚痴られないといかんの?
おSGA、こういう事あるから鉄道はややこしいんだよ。
と嘆いても仕方ないので・・・・・・。
>ハガレン
ダークな愉快さ、不条理なユーモアさが相変わらずすごい。
最新刊はまたしてもアレックスとイズミセンセの旦那が
筋肉的友情場面・・・・・・ははは。
>『一十郎とお蘭さま』
こっちはしっかり読んでいた(笑)。
『乱』毎月買ってるからね。
救われない回なんかでのフォロー役なマンガは
井伊がうろうろしてる「風雲児たち」ではなく(すまん)
「伊平さんちの女房」だったりする(笑)。
Posted by: | December 30, 2009 12:01 AM
>昨日の深夜にコメントをくださった方
名前も名乗らず、突然現れたあなたは誰?(このネタもいい加減使い古しだな・・・・)
かなりの確率でまさとしさんだと思うのですがどうでしょう。オレに解けない謎はない!
またまたせちがらいことがあったようで・・・ 胸中お察しします
ハガレン最近のテンションはすごいですよね! 一個前のマスタング大佐を思うみなの気持ち、そしてエンヴィーの最後には泣けたっす
イズミさんの旦那は錬金術使えないのになんであんあに強いんだ?(笑)
『一十郎』は毎回お約束のようにあった「あ~~~ッ お乱(蘭)さま
」がクセになってつい(笑) どっちかってえといまやってる『仲蔵狂乱』の方が面白いけどね
そうそう、伊平さんのライバルいい味出してきたね
Posted by: SGA屋伍一 | December 30, 2009 04:59 PM
>昨日の深夜にコメントをくださった方
あっ、ココログって名前無しでもレスできるのかょ~。
SGAやん悪い、それ俺よ・・・・・悪かった。
でもよくぞ見破ってくださいました(笑)。
>マスタング大佐
どこか憎たらしい性格してる割には何故か俺は
奴が気に入ってるらしい・・・・・。
Posted by: まさとし3055 | December 30, 2009 10:20 PM
こんばんは!
そう、年末ギリギリにコミック本が出たんですよね!『仲蔵狂乱』。買わなきゃ~♪
おもしろいとは、期待がふくらみます。
Posted by: アンバー・タカコフスキー | December 30, 2009 11:41 PM
>まさとし3055さま
やはりあなたでしたか(笑)
そりゃあもう、長い付き合いですから
わたしも最近よく名前入れ忘れるので、人のことは言えないのです
>マスタング大佐
彼は根は素直ですからね
22巻でも結局はみんなの説得を聞き入れたし
Posted by: SGA屋伍一 | December 31, 2009 12:44 PM
>アンバー・タカコフスキーさま
こんちはっす。実はこないだ第一回から切り抜いて、持っていこうかとも思ったんですがね(笑) 単行本になったみたいなのでまあいいかな、と
こういう知られざる天才の話って、なんか興味がわくのですよ
読んだらぜひ感想聞かせてください♪
Posted by: SGA屋伍一 | December 31, 2009 12:52 PM
SGAさーん!新年あけましておめでとうございます!!
昨年もお世話になりました。今年もよろしくです
ようやくマンガベストを上げたので持ってきました。
ハガレンもそろそろ佳境なんですね。
完結したら読んでないところから全部買って、
イチから読みなおそうと思ってます。(最近のだめでそれをやった)
「GANTZ」もイッキに読みたいなあー
「フロムヘル」も興味あります。ジョニデ主演映画の原作?
映画の方は明日か明後日UPできれば・・・
またお邪魔しますね♪
Posted by: kenko | January 03, 2010 12:52 AM
>kenkoさま
こんばんは。本年もよろしくお願いいたしまする
漫画ベスト、お待ちしてましたよん
ハガレンはいまテンション高いですよー 作者の計算どおりにストーリーが流れていってる感じですね
わたしも完結したらまた読みなおそ
『GANTZ』は一昨年くらいに5冊分たっぷりつまった総集編が3号出たんです。あれでだいぶ助けられました(笑) 映画化で盛り上がる頃にまた出るんではないでしょうか
『フロム・ヘル』はその通りジョニデ映画の原作です。原作ファンからは映画の方、けっこう不評なんですよね。わたしゃ観てないんですが
それでは映画ベストの方もお待ちしてます!
Posted by: SGA屋伍一 | January 03, 2010 06:59 PM