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December 30, 2009

決定! 2009バカデミー賞! 幕内編

ちゃんら~ん
太陽系で十名くらいの人が注目してくれている(希望的観測)バカデミー賞。いよいよ幕内編の発表です。
まずは特別賞から

091111_173403チェコアニメ傑作選
トルンカ・ポヤル編
シュヴァンクマイエル・その他編

新宿のケイズシネマというところで行われていた特集上映。わたしはAプログラムとDプログラムを鑑賞いたしました。
作者の異なる短編集ということで、ランクからは外しましたが、この手作り感溢れるセンス・オブ・ワンダーの世界は、まことに素晴らしきものでありました。

続けて「えこひいき賞」

091214_124416劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
劇場版仮面ライダーディケイド&仮面ライダーW MOVIE大戦2010

おめでとう! 平成ライダー! 前人未到の六連覇達成です!
いやー、もう説明すんのも面倒くさい(笑)
あとこの一年三作体制、お金がかかるのでやめていただけません?(と言いながら、結局毎回つきあうやつ)


それではいよいよ本番。まずは32位から21位までざざざざーっと
090620_141310第32位 チョコレート・ファイター 考えるな! 味わえ!
 同  ウルヴァリン X-MENゼロ 兄弟は仲良く!(これ去年も言ったな!)
第29位 動物農場 民衆はブタだ!
 同   ダイアナの選択 仲良きことは美しきかな!
 同   Disney's クリスマス・キャロル きよしとこの夜!
第26位 ターミネーター4
またまたアイル・ビー・バック!
 同   マーシャル博士の恐竜ランド ヤクがほしい! 仕事がほしい!
第21位 新劇場版ヱヴァンゲリヲン:破 今日の日はさようなら!
 同  マン・オン・ワイヤースパイダーマンは実在した!
 同  地下鉄のザジ ちかてつー!!
 同  ミツバチのささやき フンガーフンガーフランケン!
 同  パチャママの贈りもの(来年レビュー予定) ぱちゃままー!!

はアはアwobbly この時点ですでにだいぶ体力を消耗いたしました。年々体が衰えてきていることを実感しております・・・ それでは上位20位の発表です。

20060424162837第20位 ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢 アードマンとアガサ・クリスティーの融合・・・なのか? 今年は新作が見られてよかった♪
第19位 劇場版交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい  まさかいまごろ『エウレカ』の映画が観られようとは(しかもテアトルタイムズスクエアで)。これもパチンコの恩恵なのか
第18位 ベンジャミン・バトン 数奇な人生 若返るのも楽じゃないってか。どっちかといえば、ゼメキスあたりが好きそうなネタですが
第17位 フィッシュ・ストーリー本年度構成賞 「ああ! まともに終って本当によかった!」と心から思えた作品。
第16位 カイジ 人生逆転ゲーム 映画ファンにも原作ファンにも評判よくないけど、大盛りラーメンによる眠気が吹き飛ぶくらい面白かったっす
090306_184748
第15位 少年メリケンサック 久しぶりに見たクドカン。彼らしさが一番いい形で出ていたと思います
第14位 動くな、死ね、甦れ!(来年レビュー予定) 伝説の監督ヴィターリー・カネフスキーの自伝的作品。懐かしき日本の歌も登場
第13位 グッド・バッド・ウィアード いやあ、韓国の方もこういう馬鹿馬鹿しい映画作れるんじゃないですか! 無茶苦茶は楽しいね♪
第12位 スラムドッグ$ミリオネア 本年度アカデミー賞受賞作品。この記事では勘違いで多くの人を惑わしてしまった。反省coldsweats01
第11位 チェンジリング 他の方たちのベストでは、もっと上位に行きそうな作品。イーストウッドにしては、珍しく女性層からの熱い支持が多いような気がする。

さあ、とうとうここまで来たで~! ベスト10いってみますか!

091221_181133第10位 カールじいさんの空飛ぶ家 感動冷めやらぬピクサーの新作。ある方に聞いたんですが、プレハブ程度なら風船で家を飛ばせるらしいです。誰かやってみて!
第9位 私の中のあなた 巷で言われてるような「お涙ちょうだい」的な映画とは、ちょっと違うと思うのですが。そう言いながら、わたしも轟々泣きました。男塾卒業生失格です
第8位 屋根裏のポムネンカ 今年一番ワクワクさせてもらった映画のひとつ。なんせ予告編だけでまぶたがじんわり来ちゃいましたから。本編はむしろ笑えましたが
第7位 サマーウォーズ この年の夏、僕は90歳のおばあちゃんに恋をしました。笑って泣ける『犬神家の一族』。すけきよー!!
090403_175557第6位 ウォッチメン 二十年越しの夢の企画が、ついに実現。思ったより儲からなかったみたいだけど、そんなことは細かいことです
第5位 GOEMON 本年度邦画大賞 「GOEMONと紀里谷和明を勝手に応援する会」会長としては、本当は1位にしとかなきゃいけないんだが(笑) ・・・どうかお見逃しください
第4位 チェイサー 本年度どん底大賞 久々に映画でトラウマが出来ちゃいましたよ♪ 近場でやってくれなくて、藤沢までわざわざ観にいったのよね・・・
第3位 ヘルボーイ・ゴールデンアーミー本年度アメコミ映画大賞 なぜだ! どうしてお前らそんなに面白すぎるんだ! 地獄の妖怪たちが繰り広げる驚異のネタ百連発。『ホビットの冒険』もいいけれど、デル・トロさーん、はやくこっちにも帰ってきてーんheart04
第2位 グラントリノ 「暴力の巨匠による最後の暴力授業」(BY深町秋生) 好みから言えば『ヘルボーイ』の方がよっぽど好みなのですが、この力強さの前にはひれ伏さざるをえません。「お前にあんな思いをさせるものか」「友達なんだ!」この二つの言葉を思い出しただけで、鼻水がダダ漏れ状態でありますcrying

そして栄えあるベスト1は
090513_171049『劇場版天元突破グレンラガン 螺巌編』

でありました。
実は一回目見たときは前作「『紅蓮編』の方が良かったな」なんて思っていたのですが、二回目に一人で見たら目・鼻・口から出水がとまらなくなり、危篤状態に陥りました。
まさに『紅蓮編』と合わせて、五年に一度会えるか会えないか、そういう映画であったと思います。


燃えた・・・ 燃えたよ・・・ 真っ白にな・・・・
大変申し訳ありませんが、営業は明日から本格的にやります。先日積極的にどーたらとか言ってたのは、どこの誰だったかな。

数少ない常連のみなさま、本年度も大変お世話になりました。それでは良いお年を

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December 29, 2009

決定! 2009バカデミー賞! 幕下編

さあ、今年もこの時期がやってきました! ・・・・って、昨日とまったくおんなじ書き出しじゃねえか!
・・・そうです。ちょっとかったるいんです

・・・・・

でもがんばろう!

わたくしSGA屋伍一が2009年度中にスクリーンで観た75本の映画を、新作旧作洋画邦画まとめてふりかえります。
昨年までのあゆみはこちらを参照されたし。

それでは順序良くどん尻から行きましょうか。わたくしの海より広い心をもってしても「なんだかなー」と思ってしまった4本。

090415_141007 ワースト4位:『カムイ外伝』
この映画の悪口、あんまし言いたくないんですよね・・・ で、次

ワースト2位(同着):
マンマ・ミーア!
REPO!

ああっ migさんごめんなさい(笑)
やはり自分はミュージカルには愛されない運命と思い知った次第。

090506_140049そして栄えあるワースト1位は

バーン・アフター・リーディング

でした。コーエン兄弟・・・ いくらなんでも気の抜きすぎだろ・・・
わたしはどうやら最後の最後で、「へへ~ん。ば~か」と言われてしまうような映画が嫌いみたいです。
三回目の年男にしてやっと気づいた事実(遅すぎだろ)


さて、次は可も不可もなし、限りなくプラマイゼロに近い三本
090420_135825チェ 28歳の革命
ワルキューレ
レッドクリフPART2

どれもつまらなかったわけではないんだけど、途中でうとうとっと来ちゃったり(笑)、面白かったというより「勉強になりました」という映画。ま、勉強も大事ですよね。


お次は「どっちかといえば良かった」8本。参ります。

090518_184013ワールド・オブ・ライズ
007 慰めの報酬
チェ 39歳 別れの手紙
20世紀少年 第二章
ヤッターマン
ラースと、その彼女
バビロンA.D.
リリィ、はちみつ色の秘密

イマイチ決め手に欠けたり、中盤ちょいとダレたところもあったけど、もとは取ったというか、得るものがあったと思えた作品。『チェ39歳』の冒頭&ラストシーン、『ヤッターマン』のボヤッキーなどはけっこう好きです。

次いで「まずまず良かった」12本参ります。

090630_1829447つの贈り物
ディファイアンス
トランスフォーマー・リベンジ
アズールとアスマール
ノウィング
モンスターVSエイリアン
ナイトミュージアム2
20世紀少年最終章
090721_190113セントアンナの奇跡
ソウⅥ
・ひとりで生きる(来年レビュー予定)
・戦場でワルツを(来年レビュー予定)

こちらは自信を持って「よかった!」と言えるものの、思い入れがそれほど持てなかったり、突き抜けたものがもう少しほしいなあ、という映画ですね。まあ『アズールとアスマール』や、『戦場でワルツ』をの独特なヴィジュアルなどは十分突き抜けてたんですけど。

それでは最後に「かなり良かった。が、」という十三本。

090315_182218きつねと私の12か月
アラトリステ
オーストラリア
超仮面ライダー電王&ディケイド
スタートレック
G.I.ジョー
レスラー
ウェディング・ベルを鳴らせ!
090610_175511イングロリアス・バスターズ
2012
・牛の鈴音(来年レビュー予定)

こちらは本当によかったし思いいれもそれぞれあるんだけど、なぜか上位作品より下になってしまった作品たちです。来月になったら上と入れ替わってる可能性もあります。自分、気が変わりやすいので
注目すべきは例年「えこひいき賞」に居座り続けているライダー映画が、こんなところにぴょこりと顔を出しているところでしょうか。

ああ・・・ くたぶれた・・・ たらたらやってたら2時間半もかかってしまった(笑)
残る上位30作とアレは明日発表予定です。

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December 28, 2009

第六回SGA屋漫画文化賞

さあ、今年もこの時期がやってきました。第六回SGA屋漫画文化賞です。
2009年中にわたしが読んだ中で、特に面白かった漫画をジャンル別に勝手に表彰します。もちろん賞品・賞金は一切ございません。てゆーか、くれ

それでは張り切ってまいりましょう。

090123_171708少年漫画部門:荒川弘 『鋼の錬金術師』

いよいよ最終決戦の章を迎えた通称「ハガレン」。「2009年末か2010年初頭あたりに完結」と聞きましたが、予想通り今年中には終りませんでした(笑)
難敵を一人、また一人と退けていくエドと仲間たちですが、まだまだ戦いは終りそうにありません。ざっとみて、あと三巻くらい?
現在放映中のアニメ第二期もなかなかいい感じです。またしても原作より先に終っちゃいそうな予感・・・

20080224205847青年漫画部門:奥浩哉 『GANTZ』 

あはは・・・・ またこれですか! 青年漫画部門、三年連続の制覇です。
このまま連載終了まで居座ってたりしてね・・・(ありうる)
主人公玄野帰還の熱も冷めやらぬまま、一気にカタストロフィーへと向かう物語。2000年から続いているこの大河SFも、いよいよ終局が見えてまいりました。
再来年には二宮和也・松山ケンイチが演じる映画版も控えております。果たしてどうなりますことやら。


091228_124000少女漫画部門:高見まこ 『一十郎とお蘭さま』『仲蔵狂乱』

いやア、今年は本当に少女漫画を読んでなかったんですねー(いつもそんなに読んでないけど)
というわけで、「少女漫画テイスト溢れる」この二作品を。時代劇専門誌『乱』にて掲載されてました・されてます。
前者は「てめえ男のくせに、いちいちときめいてんじゃね~っ」とつっこみたくなったこともしばしばでしたが、不器用な欅一十郎の純情に泣かされましたでございます。後者は中村仲蔵の波乱の生涯を描いた作品。現在単行本一巻が発売中です。


20070815182237ギャグ漫画部門 大和田秀樹  『ガンダム創生』(『機動戦士ガンダムさん』から)

時は1979年。アニメーションの歴史を変えようと、一本の作品に情熱を傾ける男たちがいた・・・
のちに伝説となる『機動戦士ガンダム』の製作現場を、大和田氏お得意のハイテンションなノリで再現した作品。
今年ロカルノ映画祭で特別賞を授与された富野監督が、打ち切りを告げられて雨の町をさまようシーンは、涙なくしては読めない(なのになぜこの部門)


090810_122854翻訳部門 ジェフ・ローブ ティム・セール 『バットマン:ロング・ハロウィーン』

毎年毎年「今年もこれだけでしたよ・・・」と嘆き節だったアメコミ部門ですが、今年はなぜか例年になく再販・出版が相次ぎました。その中から一本選ぶとするなら、この作品を。
ゴッサムシティを舞台に繰り広げられる仁義なき戦い、もしくはフィルムノワール。映画『ダークナイト』に多大な影響を与えた作品でもあります。
世評高い『フロム・ヘル』はまだ未読。柳下さんごめんなさい。


091009_132119アニメ部門 今川泰宏 『真マジンガー 衝撃!Z編』

堂々完結?した『ガンダム00』にしようかとも思ったのですが、やはり我が郷土A海市を粉々にしてくれたこの作品を。
見覚えのある様々な景色がアニメになって出てくるというのは、滅多にできない経験でありました。
思いっきり続編につなぐような形で終ってしまいましたが、『グレート編』は実現するんでしょうか。


090317_174157大賞:小林まこと 『青春少年マガジン』

この漫画は昨年もとりあげましたが、その時点ではまだ単行本になってなかったんですね。そんでまとまってからちゃんと読み直してみたら、いかに素晴らしい作品であるか、あらためて気がつきました。
青春のすべて(ただし恋愛以外)が、この漫画につめこまれています。
これ、映画にしたいなあ。だれか機材とスタッフとお金を提供してくれないかなあ。


お次は映画ベストの方いってみます。

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December 26, 2009

適当掲示板91&五周年記念:04年から08年に観た映画を振り返る

毎度どうもです。SGA屋伍一です。当ブログに関するご意見・ご感想その他ありましたら、こちらにお寄せください。

さて・・・ こないだの12月20日を持ちまして、この「SGA屋物語紹介所」もとうとう五周年を迎えてしまいました。こんな役にも立たねえ文章をもう五年間も書き散らしていたわけですね。本当にバカじゃねえの(笑)

そんなめでたい節目だというのに、なぜかブログの方はやや盛り下がっている感が否めませんcoldsweats01 これはハテナやらmixiやらとtwitterやらに手を広げすぎて、最近営業をすっかりさぼっているからです。押しも押されぬ人気ブログならともかく、ウチのような零細企業がそんなことを言っていると、こういうことになります。

そんな中にもあって向こうさんから来てくださるお客様というのは、本当にありがたい限り。わたしもそういう方たちのところには積極的に自分から出向くようにしますので、どうぞ引き続きお見捨てなきようcrying っていうか、まだ続けんのかよテメーは

さて、五周年記念ということで色々ネタを考えてみたのですが、そういえばここを始めてまもなくやったのが2004年の映画ベストだったことを思い出しました。そんなわけで、2004年から2008年までの五年間の映画と共に、当ブログの歩みを振り返ってみます。そうです。どうでもいい自分語りです。おまけに超ハンパ。それでも「つきあってやってもいい」という方は以下をご覧になってねheart04


200703201802592004年
1位:CASSHREN
2位:シービスケット
3位:ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
4位:ULTRAMAN
5位:スパイダーマン2

世間的には『ハウルの動く城』や『世界の中心で、愛を叫ぶ』が注目されていた年。あと小田原にシネコンがポコポコ二つ立ち、シネコンブームの幕開けとなった年でもありました(代わりに老舗のオリオン座は閉館・・・)

ブログを始めたのは暮れだったので、もっぱら『風雲児たち』ファンサイトや高野正宗さんの『興味と妄想』に寄生獣してた時代。本当に人目を気にせずに選んでますね・・・・ いや、今も気にしてないけど。たださすがに6位に『デビルマン』とか選んでるのは我ながらすげえと思います。
今選んだら上と入れ替え可能な作品は、『Mr.インクレディブル』『シルミド』『ファインディング・ニモ』など
あとこのころのわたしって、年に30本くらいしか映画観てなかったのね・・・(それでも観すぎだとよく言われた)


042005年
1位:魁!! クロマティ高校 THE MOVIE
2位:ミリオンダラー・ベイビー
3位:ローレライ
4位:スターウォーズ エピソード3 シスの復讐
5位:シンデレラマン

世間的には『ALWAYS 三丁目の夕日』などが注目を集めていた年。
まだまだミニシアターなど眼中にないころでしたが、1位の『クロマティ高校』は珍しく東京のミニシアターまで行って観てきました。ミニシアターはそれが二度目(一度目は2002年の『ピンポン』)
このころは映画記事に関してはごく少数の方をのぞけば他とほとんどお付き合いがなく、ほぼ一匹狼状態でレビューを書いておりました。どっちかといえば大河ドラマ『新選組!』関連の記事の方がブログの中心でしたし。
上と入れ替え可能なのは『チャーリーとチョコレート工場の秘密』『バットマン・ビギンズ』『皇帝ペンギン』など。特に『皇帝ペンギン』はその後DVDを買ったら観れば観るほど好きになってしまい、今選んだらたぶん余裕で1位になってしまうと思います。


200605272038352006年
1位:ドラえもん のび太の恐竜2006
2位:トンマッコルへようこそ
3位:デスノート二部作
4位:キングコング
5位:ナルニア国物語第一章 ライオンと魔女

世間的には『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』や『ダ・ヴィンチ・コード』などが注目を集めていた年。
この年の中ごろから、こういう↑ヘボ絵・ショボ画像が付くようになりました。ブログに個性を出せれば・・・と思って始めたのですが、「個性があればいいってもんじゃないな」とあとで気づきました。で、今に至るまでやめるタイミングが見つからずダラダラ続けてるわけです。それは当店自体にも言えることですが。
1位はオリジナルへの思い入れが深すぎてこの順位に。上位に入れ替え可能な作品は『X-MEN ファイナル・ディシジョン』『ウォレスとグルミット 野菜畑で危機一髪!』『男たちのYAMATO』『ゲド戦記』『時をかける少女』など。豊作じゃん。というか、この年から徐々に鑑賞本数が増え始めてるんですね・・・


200706291731302007年

1位:アポカリプト
2位:河童のクゥと夏休み
3位:硫黄島からの手紙
4位:新劇場版ヱヴァンゲリヲン:序
5位:キサラギ

『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』『スパイダーマン3』『HERO』などが注目を集めていた年。
このころから他の映画ブログと交流するのが楽しくなってきて、一匹狼はどこへやら、いろんなところへ押しかけるようになりました。ほんで時々ひんしゅくをかったりcoldsweats01 この「コメントをもらったら自分もそちらへコメントを返す」という慣例、一体誰が最初に始めたんでしょうねえ。全体の四分の一程度だった映画記事は、いつの間にか半分を占めるまでになりました。
入れ替え可能な作品は『ラストキング・オブ・スコットランド』『世界最速のインディアン』『レミーのおいしいレストラン』など


080923_2344592008年

1位:劇場版天元突破グレンラガン 紅蓮編
2位:ジャンパー
3位:ダークナイト
4位:つぐない
5位:アフタースクール

『崖の上のポニョ』や『レッドクリフpart1』が注目を集めた年。
前年にこっちへ流れてきたミニシアター作品にいいのが多かったため、このころから月一か二くらいで、東京までそっち系の作品を鑑賞しに行くようになってしまいました。その分映画への出費は増えましたwobbly おまけにわざわざそっちまで観にいったのに、あとからこちらでもかかったりして(笑) そんなジレンマは現在も続行中です。
入れ替え可能な作品は『ミスト』『俺たちフィギュアスケーター』『チェブラーシカ』『イントゥ・ザ・ワイルド』『WALL・E』など。豊作ですね。


さて、2009年度のベストは、漫画ベストのあとに二回にわけてお送りいたします。

なんでも三年後の2012年12月には、世界は滅亡しちゃうんだとか。じゃああと三年続ければいいわけか。楽勝じゃん! ・・・なんてこと言いながら、明日にはダンプに吹っ飛ばされてるかもしれませんが。

でもまあ、とりあえずまだ続くのです。やっぱウェブ上におけるわたしの中心は、ここなもんですから。
数少ない常連の皆様、本当にいつもありがとうございます。それではまた。
代理↓
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December 23, 2009

終らない旅、旅立ちの夜 『仮面ライダーダブル&仮面ライダーディケイド MOVIE大戦2010』

091223_190437早いもので2010年もあとわずか・・・ って、あれ? 今年2009だよね? フライングしてるよ! このタイトル!
というわけで、いってみます。劇場版仮面ライダーシリーズ最新作。
最初にちょっと説明しておきますと、本作品はまず衝撃の結末を迎えた『ディケイド』のその後が語られるAパート、『W』の前日談であるBパート、そしてムニャムニャとムニャムニャがムニャムニャしてしまう特別編からなっています。今回はかなーりネタバレしてますんでその点お気をつけください。まずは『仮面ライダーディケイド 完結編』から。

世界の破壊者とされ、全ての仮面ライダーの敵となったディケイド。夏美たちの前から姿を消した彼は、孤独な戦いを続けていた。ライダーを倒していくディケイド=士。そしてとうとう彼の前に、かつての友であるユウスケが立ちはだかる。

まあぶっちゃけ基本的な流れは夏の『オールライダー対大ショッカー』と変わりませんでしたね(笑)。ゲーム性の強かった『オールライダー』序盤に比べると、こちらの方は「マジで殺っちゃてる!?」という分だけ悲壮感が濃くなっていますが。
ちなみにわたしはテレビシリーズの29話直後で、世界が夏の劇場版と30話以降に枝分かれした・・・と考えるのが一番しっくり来る気がします。でも今回ディケイドとムニャムニャは「前に会ったことがある」って感じだったしなー

さて、今回最も印象に残ったのは、ディケイドや他のライダーが復活するくだり。彼らが再び蘇ったのは、なんと命をもう一個もらったからでもなくド○ゴンボールのおかげでもなく、彼らが「人々の思い出に刻まれることによって」だったのでした。
もともと『ディケイド』はファンタジックというか不条理的要素の強いお話でしたが、この「思いによって蘇る」というのは、まるで映画『ネバー・エンディング・ストーリー』みたいです(原作は未読coldsweats01

ほかには前回最強だったJさんVSディケイドや、現代の技術でグングン飛んでいくスカイライダーなんかに目を奪われたっす。あと紅渡がびしっと「ディケイドに物語はありません」と言い放つシーンとか。
しかしあれですね。とてもシリアスだったお話が、「ショッカー」が出てきた途端ギャグっぽくなってしまうのはなぜなんでしょう。


続けて『仮面ライダーW ビギンズナイト』いってみましょう。
クリスマスも近づいたある日、風都に「死んだ家族の姿を見た」という奇怪な噂が流れる。事件を調査する翔太郎とフィリップ。しかし彼らの前にも、死んだはずの師・鳴海荘吉が姿を現す。

実は自分、いまのところ『W』で一番好きなシーンは第一話アヴァン・タイトルかもしれない(笑)。夜闇を背負ってWが爆炎と共に誕生するあのシーンを大スクリーンで見られたのは嬉しかったですね。

魂の継承というテーマもツボでした。翔太郎くんが帽子にこだわっているのには、あんな理由があったとですね。「半人前に帽子は似合わねえ」「男が帽子をかぶるのは、目元の冷たさと優しさを隠すため」だったかな。つまり「しまりのない顔のヤツは、帽子をかぶっても意味がない」ということですね。こりゃまた厳しいwobbly

まあそんなしまりのなかった(笑)翔太郎くんが異世界のとはいえ、かつての師と再会して「いい顔をしている」と言って貰えたのには、こちらもついついもらい泣きしてしまいましたですよ。荘吉さんがなぜガイアメモリーを手にしていたのかは謎ですが、まあそれはこれからおいおい明らかになるんでしょう。なるといいなあ。


さて、このあと二つの世界はいつの間にか融合していて、Wとディケイドは戦場にて合間見えます。このあたりすごく強引(笑)。恐らく時空を越えられるディケイドが、Wの世界に飛んできた、と考えるのが一番自然ではなかろうかと。

思えば『マジンガーZ対デビルマン』から、強引共演は東Aさんのお家芸でした。ディケイドの旅もまだ続いてるようですし、その内またなにかあることでしょう。個人的にはキカイダーやイナズマンなどの石ノ森ヒーロー大集合!なんてのが見てみたいです。

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December 21, 2009

天まで上がる ピート・ドクター 『カールじいさんの空飛ぶ家』

091221_181035ピクサー総括記事で予告してから、はや一年・・・ ようやくこの映画について語ることができます。待望のピクサー最新作『カールじいさんの空飛ぶ家』(原題は『UP』)。「人間が主人公なのはピクサー初」ということですが、Mr.インクレディブルは人間とは認められないということでしょうか。・・・まあいいや。あらすじいきます。


冒険家マンツに憧れるカールとエリー。大の仲良しの二人は、成長してやがて夫婦として結ばれる。しかし彼らが老境に入った時、エリーはカールをひとり残して逝ってしまう。その後カールは土地をめぐるごたごたで老人ホーム行きが決定。だが彼は家に大量の風船をくくりつけ、住んでいた町から空中へ「脱走」することに成功。エリーといつか一緒に行こうと約束していた南米の瀑布をめざす。ただ、その空飛ぶ家にはカールが知らぬ間に、一人の珍客が紛れ込んでいたのだった・・・・

いろいろ意見を見て回ると、某御大(ジ○リのあの人)を初めとして、「冒頭が一番良かった」という方が多いようです。たしかに素晴らしいクォリティです。結婚から死別に至るまでの濃密な数十年を、数分の間で見事に描ききる超絶技巧。しかもセリフはほとんどなし。ただ子供たちは逆についていきがたいかも。病院でエリーが意味ありげに泣いているシーンなんて、きっとよくわからないことでしょう。
ピート・ドクター氏はそういう手法を取ることで、まず大人たちの心をつかみたかったんだと思います。そして夢を忘れた彼らに、大空を飛ぶことを思い出してほしかったのでしょう。先のような意見が多かったことを考えると、どうもこの試みは失敗した感がありますが。

ただわたしがピクサーに期待してるのは感動とかドラマよりも(この辺も毎回きちっとしてますが)、まず発想の豊かさであり、アホらしさなので、その点では今回も十分期待に応えてくれました。

そもそもこのお家に風船を着けて飛ばす、というアイデアが秀逸です。普通こんなこと思いつきませんよ。いくらヘリウムガスが空気よりカールかろうと、さすがに家までは飛ばせねえだろ・・・・などということを言ってはいけません。飛ばせるんですよ! うん!

さらにメインとなる頑固じいさんとメタボ少年とUMAと○○を○すことができる犬。こいつらがそろいもそろってキャラ立ちまくりです。この珍妙な面々がお家をひっぱってぞろぞろ行進しているだけで、たまらくおかしい。実はみんなとある事情で誰かの愛情を欲しているという、泣かせる背景があるんですけどね・・・・ でもやっぱり笑えます(笑)

ほかにも「これさえあれば大丈夫~ あっ」とか「あっ リスだ」とか「お前声が変だぞ」とか窓ガラスをきゅきゅきゅ~とか、どうしてこうもアホなことを次から次へとひねり出せるのか。その才能には脱帽というほかありません。

空飛ぶ家で楽チン楽チンと思いきや、実際はほとんどひっぱって歩くハメになる、というのもおかしいですね。まるで安住の地を確保したはずなのに、実際はその家が(ローンなどで)当人のかせとなる・・・ということを皮肉っているよう。おっと真面目なことを言うのはやめましょう。
でもまあカールじいさんが精神的に飛び立つことをとどめていたのは、やはりその家だったわけで。そのことに気づいた時、じいさんは本来の自分をようやっと取り戻します。

ピクサー作品が優れていることのひとつにクライマックスの盛り上がりがありますが、これまたこちらのテンションをガンガンあげてくれました。なんせ築何十年という家が、ぶつかったり攻撃を受けたりキリモミ状態になったりするわけです。すぐにもぶっ壊れそうで非常に不安。このあたりのアクションは宮崎アニメにも似ていますが、ナウシカでもラピュタでも、主人公の乗ってるメカはもっとしっかりしてたような。

そうかと思えば時折はっとするほど美しい映像もあり・・・ 本当に盛りだくさんで、「ピクサーよ今年もありがとう」と言いたくなる作品でした。「早く見せろやコラ」とごねておりましたけど、こんなんが毎年一本でも見られるだけ、ありがたいのかもしれません。というのは、本国での公開時こんな悲しいお話があったから。
・・・ああもう! おじさんこういうのダメなんです!!cryingcryingcrying

まあわたしゃ死後の世界とか信じちゃいないんですが、少女が最後に思い描いたものが、雲の上を行く小さな家のヴィジョンだったなら、それはとても素晴らしいことだと思ったのでした。

091221_181133ピクサーの次回作は日本では夏公開となる『トイストーリー3』。さらには『カーズ2』や、弓使いを目指す王女さまの話、イモリの話などが控えている模様。これからもそのどアホウな世界に期待しております。

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December 18, 2009

アポカリプトまであと三年 ローランド・エメリッヒ 『2012』

091205_125007おすが 「こんばんは! おすがです! 見ないなんてバカ!」
チーゴ 「こんばんは! チーゴです! 何その服! 全然似合ってない!」
おすが 「いやー、このコンビ久しぶりね。『紀元前一万年』以来? わしらエメリッヒ番かい!」
チーゴ 「そういうことですね。いやー、しかし今回も大傑作だったなあ」
おすが 「あんた一体何を見てたのよ! 大体今回発想からしておかしいのよ。なんでいまどきマヤ文明の予言なわけ?」
チーゴ 「それは黙示録とかノストラダムスはもうやってしまったからです。それにね、マヤを侮ってはいけませんよ。あの演技力は神がかり的です。恐ろしい子!」
おすが 「どこの子よ! 要するにちょっと上っ面を変えただけで、やってることはいつもと同じじゃない!」
チーゴ 「この時期は大衆がこういうのを求めてるんですよ。冬休みは地球が滅亡しないと物足りなくないですか? もはや風物詩ですよ風物詩」
おすが 「ちょちょちょっと! 公○に聞かれたらまずいわよ!wobbly あとさ、主人公がまた子連れの独身男。なんで最近のハリウッドのこの手の映画って、いっつもバツイチ男か男やもめなわけ?」
チーゴ 「さあ・・・ きっと合衆国憲法で決まってるんですよ・・・ それよりやはりこの映画の命は映像ですよ! このクラッシュ映像のきめ細かさは史上最高峰です!」
おすが 「うんまあね・・・ その点だけは認めてやってもいいわよ。ただそこにいたるまでがダラダラ長いのよね。それにこの異変に科学者が気がついて政府に直談判しに行くって流れ、『デイ・アフター・トゥモロー』とまったく同じじゃない!」
チーゴ 「そうですね・・・ その点に関してはわたしも認めます。今回ストの影響で脚本も自分で書かれたそうですから」
おすが 「道理で まあ脚本に関しちゃ思ったほど悪くはなかったかしら。よくもないけど」
チーゴ 「まあ冒頭の部分に関しちゃ、エメリッヒに慣れてる方だったら、最初の30分は寝ててもいいかも。携帯のアラームをオンにしといて」
おすが 「ほかのお客さんに迷惑でしょうが! あと映像がすごいのはわかるんだけど、走っていく地割れが明らかに主人公の逃げ足に合わせてくれてるわよね。その時点でもう『こいつは何があっても生き残るな』って読めちゃうのよね。結末が」
チーゴ 「だからこそ安心して見られるんじゃないですか! やっぱりみんな夏休み・冬休み映画にはそういう『お約束的』なものを求めてるのですよ。夏の『×××××』の評判がイマイチだったのは、その辺で裏切られたからです
おすが 「こじつけもそこまでいくと立派だわよ」
チーゴ 「あとこの映画はですね、主演をあの演技派ジョン・キューザックが務めてるんですよ! いやあ、今回も迫真の演技だったなあ」
おすが 「ジョンの輝かしい経歴に、汚点が着いてしまったわね・・・ 数年後には黒歴史じゃないかしら」
チーゴ 「大丈夫です! ジョンは『コン・エアー』にだって出てますから! それにね、この映画はいままでと違っていて、エメリッヒがアメリカの敗北を初めてはっきりと描いているんです。画期的じゃないですか! 恐らくこの作品が彼のターニング・ポイントになるでしょう」
おすが 「あいつの折り返し地点なんてどうだっていいわよ!」
チーゴ 「とにかく『2012』、今世紀始まって以来の大傑作です! こんなものやあんなものまで飛んできちゃいますよ! 見ないなんてバカ!」
おすが 「前と同じで恐縮だけど、くれぐれも自己責任で見てね・・・

20070901084004

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December 15, 2009

サムのがばいばあちゃん サム・ライミ 『スペル』

091215_075557わたくし、ホラーはあまり得意ではありません。もともと怖がりな性分なものですから。
でもあまりにも「大傑作!」「衝撃の結末!」なんて噂を聞くと、その言葉にだまされてつい観にいってしまうことも稀にあります。去年でいうと『ミスト』なんかがそうでした。

今回ご紹介する『スペル』も、馴染み深いブロガーさんたちが大絶賛されていたので、おっかないのを我慢してがんばって鑑賞してきました。その結果は?
その前にまず、あらすじから紹介いたしましょう。

とある銀行で働くOLのクリスティンは、恋に仕事に一生懸命な女の子。いろいろ順調に行っていた矢先、一人の老女が不動産ローンの延長を申し込みにやってくる。昇進のことが頭にあったクリスティンは彼女の願いを退けたのだが、実はその老女は魔術に通じたジプシーであった。駐車場で老女に襲われて以降、クリスティンの周囲には奇怪な現象が起きるようになる。果たしてクリスティンは老女の呪いから逃れて、無事彼氏とゴールインすることができるのだろうか・・・・

えー、最初はかなりおっかなかったですshock こういうのに慣れてないせいもあるし、予期せぬところから「ガバッ」と襲い掛かってくるおばあちゃんが怖い。またひたひたと迫ってくる得体の知れない存在がこれまた怖い。

「こんなの見るんじゃなかったよー! 帰りたいよー! おかあちゃーん!(でもお金もったいないしー!)crying
状態でありました。

ところがクリスティンが呪いを解こうとパパイヤ鈴木みたいな霊能者に相談するあたりから、ちょっとムードが変わってきまして。愛する彼との結婚を果たそうと、懸命にがんばるクリスちゃん。その空回りっぷりがなんだかだんだんおかしくなってきます。そうやって余裕が出てくると、悪魔の嫌がらせもなんだかいちいちユーモラスというか、シャレが効いてるように見えてきたりして。「あー、ハエがこういう風になっちゃうの、あるある」みたいな。
そういえばこの映画、ホラーでありながら血はほとんど流れていなかったような。代わりに痰というか粘液はてんこもり(笑)。
そんなテンションが終盤に向かうにつれどんどんエスカレートして、最後の衝撃の結末には、思わず大爆笑でございましたhappy01sweat01


このお話の力は、そういった手の込んだ怪奇現象はもちろんのことですが、ヒロインのキャラにも負うところが大きいと思います。
基本的に性格の素直なよい子なんだけど、どこか天然っぽいというか不思議ちゃんなところがあり。普通は「わーっcrying」と取り乱して泣きそうな場面でも、なんだか「ぽかーんcoldsweats02」としていたり、一度思い込んだら「ええっ」と思っちゃうような行動にも出たり。かと思えば泣きながらでかいアイスをもりもり食っていたり。はっきり申しましょう。萌えました(笑)
この子だったら例え地獄に堕ちたとしても、きゃあきゃあわめきながら、それなりに元気にやっていくんじゃないでしょうかcoldsweats01

あとそんなに見てるわけじゃありませんが、ライミ作品のキャラクターって、うっかり屋さんとか、その場の感情に流されやすい人が多い気がします。そんな等身大の彼ら・彼女らだからこそ、見ていてすっと感情移入できるわけで。やきもきすることも多いですけどね(笑)

さて、冒頭の流れでわたしはあるライミ作品を思い出しました。それは彼の代表作のひとつ、『スパイダーマン』。思えばあの話も、つい年寄りに冷たくしたがために、あとあとまで苦しむことになる、という話でした。
ライミさんはおじいちゃん・おばあちゃんが大好きなのでしょうか。それとも昔老人に冷たくしたことがあって、それを悔いているのか。「年寄りの少しのわがままくらいかなえてやらんかい! それもできんようなヤツは、地獄に落とされても当然だ!」・・・・そういうことが言いたいのかな? 

でもこの映画の場合、やっぱりどう考えても逆恨みですよね~(笑)。

091215_074540というわけで、苦手なホラーであるにも関わらず、まんずまんず楽しむことができた『スペル』。

でも・・・ あの・・・ 怒らないで読んでくださいね?
この映画を「大傑作!!」と絶賛しているひとたちって、やっぱりちょっとどこかおかしいと思います(笑)

ですが、わたしはそんな愉快な皆さんが大好きです。これからもお付き合いのほどよろしゅ~

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December 14, 2009

仮面らいだー MOVIE大戦2010

現在絶賛公開中!

じょしょう

091024_131412「というわけでまたまた『W』の世界にやってきましたー」

「ああ! あれほど『二度と来るな!』と言ったのに! さっさと帰ってくれ!」

「この世界でのオレの役割は、お前の悩みを解決することらしい・・・」

「相変わらず人の話聞いてないし!」


091024_131920「さあ、お前の悩みを聞かせろ!」

「・・・ったく、しょうがねえな~ ほら、オレこんな体質?じゃないですか。時々意識が混ざっちゃって、自分が誰だかわからなくなっちゃうことがあるんですよね~」

「わかった・・・ そういうことは人生の先輩たちに聞くのが一番だ。似たような経験をしている人たちを紹介してやる。ついてこい!」


だいいちぶ ウルトラの世界

091214_123842「紹介しよう、ウルトラマンAさんだ」

「じぇやっ」

「AさんはTACの北斗星司隊員と、南夕子隊員が合体してこのような姿になられるのだ」

「じぇやっ」


091214_123501「ええ!? 男女で合体!? それってつまり・・・・」

「・・・・これ以上話をすすめるとBPOに怒られそうだな

次行くか」

「じぇやっ」


だいにぶ またまた電王の世界

20080207174940「紹介しよう、仮面ライダー電王さん(クライマックスフォーム)さんだ」

「おう! なんか用か!」

「ああー こんな人いましたね、そういえば

電王さんは、どうやって自分の意識をはっきりたもってるんですか?」


091214_124013「どうやってかだと? そりゃあなあ」
「先輩はひっこんでてくださいよ」
「泣けるで!」
「聞いてない!」
「誰か助けて~」
「・・・・24人のビリー・ミリガン状態だな。これは悪い例だ。次行こう」
「んっとにあんたってひとはアテになんねえなあ」


だいさんぶ 石ノ森の世界

091214_124111
「紹介しよう。人造人間キカイダーさんだ」

「これはまた・・・突き抜けたデザインの人?だな・・・・」

「君、人のこと言えないだろ」

「キカイダーさん、オレ、時々本当の自分がどっちなのかわからなくなっちゃうんです。どうしたらいいでしょう?」


091214_124416「それは君の中で善の力と悪の力が戦っているんだ! 悪の力に負けちゃういけない!」
「それにしても見れば見るほどグロいデザインですね」
「まあ当時この人?見て吐いたお母さんがいる、っていう伝説があるくらいだしな」
「お前ら言わせておけば・・・ 電磁エンド!」
ビリビリビリ
「ぎゃあ!」
「あんたが真っ先に負けてるじゃないですか!」


おまけ

091214_124612「うーん、今日は少し肌寒いな。

気温何度だろ?」

「そんなときはWくんを呼ぼう

おーい、Wくーん」


091214_124713「へい、なんすかー」

「うーん、この色だと・・・ 大体10℃前後ってとこかな」

「あの、俺サーモスタッドじゃないんで」


ネタバレごめんないさいでした


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December 09, 2009

カナダの彼方に ポール・ジェンキンス 『ウルヴァリン:オリジン』

091208_181205ここんとこず~っとお寒い状況にあったアメコミ翻訳ですが、なぜか最近ちょっとした活況を呈しております。ヴィレッジ・ブックスから『トップ10』、みすず書房から『フロム・ヘル』、そして小学館プロダクションから『ダークナイト』(これ、再販だけど。ちなみに同タイトルの映画と内容は異なります)、『ウルヴァリン・パーフェクトガイド』、そして『ウルヴァリン:オリジン』。
まあ片手で足りる数ではありますが、ここ数年ずっと年に一作程度だったことを考えますと、この時期にこんだけ集中しているのは嬉しい驚きであります(問題は財布の中身がついていかないこと・・・)

とりあえず今日は小プロさん、久々のマーヴル作品となった『ウルヴァリン:オリジン』を紹介いたしましょう。
その前に少しウルヴァリン=ローガンというキャラの解説をば。

ウルヴァリンがコミックに初めて姿を現したのは、1974年11月に刊行された『インクレディブル・ハルク』181号。その約半年後、『X-MEN』の新メンバーに加わった彼は、以後徐々に人気を伸ばしていき、ついにはスパイダーマンとならんでマーヴルの中でも1,2を争うほどのトップスターへと成長していきます。

彼の人気の秘密のひとつは、「過去が謎めいている」ことでした。ほかのメンバーのほとんどには、それぞれ出自や家族に関してきちんとした設定があるにも関わらず、ウルヴァリンに限ってはただ「不明」。これはスタッフが考えるのが面倒くさかったのでは・・・とわたしは睨んでいますが、彼の人気が上昇するにつれ、その過去にも後付け的な設定がどんどん加えられていきます。
改造手術・記憶操作をされているらしいこと、第二次大戦にも参加していたということ、さらにはどうやら100歳以上のじいさまらしいこと。
こうした後付け設定や、断片的な過去のエピソードが増えるにつれ、様々な矛盾が生じるのはごく当たり前のこと。そうした時、決まってマーヴルは「実はあれは植えつけられた偽の記憶でした」とごまかすのでした。

やがてウルヴァリンの過去はどこまでが真実でどこまでが偽なのかさっぱりわからない、複雑怪奇な様相を呈していきます(そこがこのキャラの魅力の一面だった、ということも否定できないのですが)

そこで「ここらへんで、いい加減きっちり決めようや!」と踏み切ったのが2002年マーヴルの総編集長であった、ジョー・カザーダ。かくして鉄の爪を持つ野獣戦士の真実の過去が、ついに明らかにされることになったのでした。

舞台は開拓時代のカナダ。とあるお屋敷に身寄りをなくした一人の少女がもらわれてくるところから、お話は始まります。その少女、ローズは屋敷の主人の息子ジェイムズや、使用人の息子ドッグと友情を築きますが、身分の壁はやがて彼らに悲劇をもたらすのでした。

なにこの名作劇場みたいな設定(笑)。『秘密の花園』か『嵐ヶ丘』をほうふつとさせます。
このストーリーからもわかるように、この『ウルヴァリン:オリジン』、通常のアメコミとはかなり異なるカラーの作品です。スーパーヒーローが出てくるわけでもなく、奇抜な格好をした悪者が出てくるわけでもない。アンディ・キューバートの格調高いアートとあいまって、文学的な香りさえ漂っているように感じられます。

ただこれ、これ以上はネタバレにならんように説明するのがむずかしいな・・・ ええと、まあやがてローズと後のウルヴァリンは、ある事情でお屋敷を出ることになり、二人であてどのない旅に出ることになります。そして少年ウルヴァリンは厳しい環境の中で、自分の内に眠っていた「野性」と直面することになるわけですが・・・

少年ウルヴァリンが慕うローズが、後のジーン・グレイとよく似てるところが心憎いというか、何かを暗示しているというか。『X-MEN』 においてウルヴァリンは数々の悲恋を経験することになるわけですが、その第一歩がここで描かれます(笑)

やはり目を魅かれるのはそのアート。原色をなるべく抑え、全体的に緑や青系統、はたまたセピア調でまとめられた背景は、見るものを100年前のカナダにそのまま連れていってくれるかのようです。狼や森林といった自然の描写がまたいちいち美しい。こうしたアートを眺めていると、やはり全編オールカラーという形式は力強いなあと、しみじみ思うのでした。

091208_181237先日公開された映画『ウルヴァリン:X-MENゼロ』は、明らかにこのコミックを下敷きにしておりますね。冒頭5分だけですが・・・・

と、いうわけで30年に渡って謎だったウルヴァリンの「オリジン」が明かされる本作、アメコミファンならまちがいなく「買い」でしょう。
とはいえコロコロ設定が変わるアメリカン・コミックス。この真相も「実は偽の記憶でした」とか言い出す可能性も、また捨て切れません・・・

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December 07, 2009

俺たちゃアパッチ野獣軍 クウェンティン・タランティーノ 『イングロリアス・バスターズ』

091207_172348時は第二次大戦たけなわのころ。米軍は悪の枢軸たるナチス・ドイツに対し、極秘裏にある特殊部隊を送り込む。クリーブランド・インディアンスの名選手だったブラッド・ピット。数々の乱闘事件で名を馳せてきた名スラッガー、イーライ・ロス。巨大なナイフで相手を切り裂くドイツからの外国人選手。そして映画監督なのに野球の監督として間違えて連れてこられた、なんとかとかいう方。
彼らはナチスにベースボールのなんたるかを知らしめるため、海を越えて遠征に赴く。

いつの時代も定期的に作られる映画に、「ナチスもの」あるいは「ナチス関連作品」があります。今年は特に多かったような。直球勝負な『ワルキューレ』から、収容所に材を取った『縞模様のパジャマの少年』、さらに『ディファイアンス』や『愛を読むひと』や『セントアンナの奇跡』や・・・・・ 現在も『カティンの森』や『誰がために』などが公開中、あるいは待機中であります。こうしたナッチ関連作品って、題材が題材だけに、どうしても重苦しくなってしまうんですよね。当たり前っていや当たり前ですが。
が、この『イングロリアス・バスターズ』には、ナッチ系映画にしては珍しい馬鹿馬鹿しさがありそうで、強い吸引力を感じたのでした。あ、一応言っておきますけど、冒頭のあらすじはネタです(つまんねーネタだ・・・)。

真面目にあらすじをちょこっと説明しますと、まず最初にナチスがフランスでユダヤ人狩りを行っている場面から始まります。ついでアメリカから派遣されたナチ狩り専用部隊「バスターズ」のエピソードがあり、さらにそのあと舞台はパリへと移り・・・と、全部で五部構成となっております。
こういう映画、探せば他にもあるんでしょうけど、わたしはあんまり見たことなかったので、この構成にまず嬉しくなってしまいました。バラバラだった要素が、やがてひとつの点に向かって収束していく・・・そういう話、好みなんですよね。

さらに普通の娯楽作品と違って、ひとつひとつの場面がけっこう長く、セリフも多め。こういう風に構成を入り組ませたり、場の空気を丁寧に描写したり、台詞回しに凝ってみたり・・・というのは、どっちかといえば小説の方がむいていると思います。が、少なくともわたしは、この映画ではそうした小説向きのやり方が、まずまず成功しているように感じました。「映画にだって、これだけできるんだぜ~」というタラちゃんの自慢げな顔が目に浮かぶようです。

ほんでこの映画に流れている「場の空気」、これがまた独特でして。本当なら緊張感が張り詰めているような場面でも、どことな~くユーモラスなムードがあったりします。ドキドキするというより、むしろ「これからどうなっていくんだろう?」というワクワク感の方を強く感じました。

一方で、キャラクターの方はそんなに入れ込める人がいなかったようなcoldsweats01  どの人もほどほどに好感が持てて、ほどほどにむかつく(笑)。ブラッド・ピット演じるバスターズの隊長なんかはあまりにも非人間的で、こちらの理解を拒むようなところさえあります。
メロドラマ好きの監督だったら、この人をもっと内省的なキャラにして、やがてもう一人の主人公であるショシャナと恋に落ちる・・・なんて風にもっていくんでしょうけど、登場早々にして「そんな展開はありえないな」と確信いたしました(笑)
そんな中比較的「こいつ、いいなー」と思ったのが、ナチスの若き英雄ツォラー兵卒。明るくさわやかで、手柄にもおごらず、何より映画好き。きれいなお姉さんと映画の話で盛り上がりたいというその気持ちは、大変よくわかりましたcrying
もう一人はユダヤ・ハンターと恐れられるランダ大佐。ワルもここまで徹底していると、いっそアッパレであります。
ただ、二人とも最後の最後で「ちょっとガッカリだな」というところがありました。人間、なかなか完璧にはいかんもんです。

091207_172410そんな『イングロリアス・バスターズ』、本国ではまあまあヒットしているようですが、こちらの方ではやや微妙な具合です。これから冬休み向けの映画が殺到してくることを考えますと、興味のある方は早めに見ておいた方がよいでしょう。

最後にタラちゃんにひとつツッコミ。バットで人を殴ってはいけません! 殴るなら棍棒で!


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December 05, 2009

愛という字のもとに~大河ドラマ『天地人』より⑭ 「まだ、終らんよ」の巻

景勝 「上杉景勝じゃ!」
兼続 「直江兼続です・・・・」
景勝 「皆様のおかげをもちまして、『天地人』、無事全話終了することができました。まことに、まことにありがたい限り。うううう・・・・」
兼続 「実は殿、その件に関して、それがしお詫びせねばならないことが・・・・」
景勝 「なんじゃ? 今日は無礼講じゃ。なんでも言うてみい!」
兼続 「あのですね、その・・・・ 最終回見逃しちゃいました。てへ♪」
景勝 「・・・・・・・
    ・・・・・・・・
    ・・・・・・・・
    か~ね~つ~ぐ~!!!!!
兼続 「えっとですね。日曜の夜にちょっと用事がありまして・・・ そんで再放送の時に見ればいいかな~なんて思ってたんですけど、その再放送の時にころっと忘れてまして。いや~、よくあることですよ。てへ♪」
景勝 「てへ♪じゃね~~~~!! 大河レビュー五年目にして、初の大失態じゃわい!!」
兼続 「大失態だなんてそんなおおげさな。ちゃんと直前の回までは見てたんですよ。幸村が千姫さまに『お逃げください』といって、そしたらあの冷酷無情のタヌキ親父が『幸村が救うてくれたか・・・』と涙まで流して。いや~、感動だったな~」
景勝 「何を言っても白々しいな。いいか、兼続。『王様のレストラン』で松本幸四郎氏はこう言われた。『お客様の舌に残るのは、一番最後に食べたものの味です』と。つまりお前はその一番大事な部分を見逃したのだ! 大仏を作って目んタマを書いていないようなものだ! この不始末をどう責任を取る!」
兼続 「あ、あの、ひとついいわけしてもいいでしょうか。今年なんか終るの早くありません? 例年は12月の中旬ごろでしょ? 」
景勝 「おのれの不始末を棚にあげてお上を批判するつもりか~!!」
兼続 「ひえ~shock
景勝 「・・・だがお主の言うことにも一理ある。それはぶっちゃけすぺしゃるどらま『坂○上の雲』のせいだ。お上も迷惑な編成をしてくれるものよのう・・・」
兼続 「あの『日露戦争物語』を小説化したという・・・」
景勝 「逆だ、バカ!」
兼続 「そっちなら観ましたよ」
景勝 「なめてんのか、てめえは!!annoy
兼続 「そんで観てたら久々に大殿を見かけましてね。懐かしかったもんでつい連れてきちゃいました。大殿どうぞ~」
景勝 「げっshock
?  「シン! 物事は単純明快にせい!」
兼続 「あの・・・ シンってどなたですか?」
?  「同じ女を愛した男だ・・・・」
兼続 「うーん。どうやらタイムスリップの影響で記憶が混濁されておられるようです」
景勝 「・・・・そうそうにお引取り願え」
兼続 「は。大殿、お疲れさまでした」
?  「(運ばれながら)どんと来い! バルチック艦隊!」
景勝 「もうなにがなにやら・・・ で、兼続、武士が責任を取るとしたらもうアレしかあるまい」
兼続 「アレというと・・・ やはりこのドラマのテーマである『愛』ですか。いやん、はずかしい!」
景勝 「ばかもん! 切腹じゃ切腹! いさぎよく腹を切れ!」
兼続 「まあまあ殿、まだラストシーンを見る機会はあります。みなさん! 『天地人』総集編は12月21日より四夜連続放送です! これが最後のチャンスです!」
景勝 「・・・まあいい。今度こそしっかりチェックするのだぞ!」
兼続 「はい! みなさんどうぞお見逃しなきよう!」
景勝 「おまえがいうなああああああ!!!!!」
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December 02, 2009

スクルーじいさんの空飛ぶ夢 ロバート・ゼメキス 『Disney's クリスマス・キャロル』

091201_182820♪くーりーすーますきゃろるがー なーがーれーるーころにはー

稲垣潤一の名曲とともにご紹介します。ディズニー&ロバート・ゼメキスの最新作、『クリスマス・キャロル』です。

19世紀ロンドン。高利貸しのスクルージ老人は、名うてのひねくれ者として知られていました。人が幸せにしているだけでムカムカする。だけならまだしも、人に親切にされただけでも切れそうになる。
そんな彼にとって、クリスマスは一年のうちで最悪の日と言えました。
その最悪の日がせまったある夜、彼の前に以前友人だった男が亡霊となって現れます。彼は言います。これからスクルージの前に三人の精霊が現れて、彼を試すと。
この唐突で理不尽な展開に、果たして心のひろーいスクルーじいさんはどこまで耐え切れるのか。かつてないチャレンジが、老人を待ち受けます。

原作はC・ディケンズのあまりにも有名な小説(と言いながら、読んだことありませんでしたけどcoldsweats01)。最近でディケンズの映画化された作品というと『大いなる遺産』『オリバー・ツイスト』などが思い浮かびます。この『クリスマス・キャロル』も何度も映画化されてるようで。舞台を現代に移し変えた『三人のゴースト』というのもあったような。あとひねくれ者のジム・キャリー×クリスマスストーリーというと、ロン・ハワードの『グリンチ』なども思い出されます。

監督はつねにCGの限界に挑んでいる男、ロバート・ゼメキス。彼の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『永遠に美しく』『フォレスト・ガンプ』『キャスト・アウェイ』といった仕事を振り返ってみると、「歳月」というものに深い関心を抱いているのかな、という気がします。だとすれば、俳優を自在に若返らせたり老けさせたりできるこのモーション・キャプチャーという手法は、彼にとってうってつけのものといえるでしょう。また怪異を通じて過去・現在・未来と向き合うという原作のストーリーも、ゼメキスの創作意欲を大いに刺激したことでしょう。

息を呑むほど見事なのは、そのCGで細部まで再現された当時のロンドンの町並み。そしてその上を精霊に誘われて、じいさんがかっ飛んでいく映像がこれまたすごい。わたしは通常版で観ましたが、それでも軽く酔いました。もし3Dで観ていたら、ゲロッていたかもしれません。
これに匹敵するジェットコースター映像というと、『ハッピーフィート』のワンシーンと、上野科学博物館の360度スクリーンくらいのものではないでしょうか。

このように胸ワクワクする部分がある一方で、怪奇趣味も満載。冒頭でスクルージを尋ねるマーレイのボーレイなどは、「何もそこまで」というくらいグログロで不気味に描かれています。前作『ベオウルフ』でも思いましたが、子供のことなんざなんにも考えちゃいません。わたしが見た劇場ではチビちゃんがギャアギャア泣き出してお母様がとても困っておられました。
まあ、ファミリーに媚を売らず、まず自分の作りたいものを作る。そういう姿勢も、またあっぱれかもしれません。

そんな風におっかないところもありますが、最後にはさわやかな感動が待っています。そうです。人間大事なのはお金じゃありません。愛です。ア○ラックの言うこと何ざ真に受けてはいけません。
格差社会が問題視されている現在、実にタイムリーな作品と言うことができるでしょう。

091201_182841ただ・・・ ただ個人的な意見を言わせてもらえるなら

クリスマスなんかこの世からなくなっちゃえばいいと思います。

あんなものは、あなた、若いヤツラがいちゃつくための口実にすぎんのですよ! 決してひがんで言ってるわけではありませんよ? そもそも12月25日ってキリストの誕生日じゃないらしいし。

みんなー! 商業主義に惑わされるなー!! わたしは断固クリスマスを・・・ よせ! やめろ! 何をする!
オレはただ、本当のことを・・・ フガフガッwobbly

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