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December 23, 2009

終らない旅、旅立ちの夜 『仮面ライダーダブル&仮面ライダーディケイド MOVIE大戦2010』

091223_190437早いもので2010年もあとわずか・・・ って、あれ? 今年2009だよね? フライングしてるよ! このタイトル!
というわけで、いってみます。劇場版仮面ライダーシリーズ最新作。
最初にちょっと説明しておきますと、本作品はまず衝撃の結末を迎えた『ディケイド』のその後が語られるAパート、『W』の前日談であるBパート、そしてムニャムニャとムニャムニャがムニャムニャしてしまう特別編からなっています。今回はかなーりネタバレしてますんでその点お気をつけください。まずは『仮面ライダーディケイド 完結編』から。

世界の破壊者とされ、全ての仮面ライダーの敵となったディケイド。夏美たちの前から姿を消した彼は、孤独な戦いを続けていた。ライダーを倒していくディケイド=士。そしてとうとう彼の前に、かつての友であるユウスケが立ちはだかる。

まあぶっちゃけ基本的な流れは夏の『オールライダー対大ショッカー』と変わりませんでしたね(笑)。ゲーム性の強かった『オールライダー』序盤に比べると、こちらの方は「マジで殺っちゃてる!?」という分だけ悲壮感が濃くなっていますが。
ちなみにわたしはテレビシリーズの29話直後で、世界が夏の劇場版と30話以降に枝分かれした・・・と考えるのが一番しっくり来る気がします。でも今回ディケイドとムニャムニャは「前に会ったことがある」って感じだったしなー

さて、今回最も印象に残ったのは、ディケイドや他のライダーが復活するくだり。彼らが再び蘇ったのは、なんと命をもう一個もらったからでもなくド○ゴンボールのおかげでもなく、彼らが「人々の思い出に刻まれることによって」だったのでした。
もともと『ディケイド』はファンタジックというか不条理的要素の強いお話でしたが、この「思いによって蘇る」というのは、まるで映画『ネバー・エンディング・ストーリー』みたいです(原作は未読

ほかには前回最強だったJさんVSディケイドや、現代の技術でグングン飛んでいくスカイライダーなんかに目を奪われたっす。あと紅渡がびしっと「ディケイドに物語はありません」と言い放つシーンとか。
しかしあれですね。とてもシリアスだったお話が、「ショッカー」が出てきた途端ギャグっぽくなってしまうのはなぜなんでしょう。


続けて『仮面ライダーW ビギンズナイト』いってみましょう。
クリスマスも近づいたある日、風都に「死んだ家族の姿を見た」という奇怪な噂が流れる。事件を調査する翔太郎とフィリップ。しかし彼らの前にも、死んだはずの師・鳴海荘吉が姿を現す。

実は自分、いまのところ『W』で一番好きなシーンは第一話アヴァン・タイトルかもしれない(笑)。夜闇を背負ってWが爆炎と共に誕生するあのシーンを大スクリーンで見られたのは嬉しかったですね。

魂の継承というテーマもツボでした。翔太郎くんが帽子にこだわっているのには、あんな理由があったとですね。「半人前に帽子は似合わねえ」「男が帽子をかぶるのは、目元の冷たさと優しさを隠すため」だったかな。つまり「しまりのない顔のヤツは、帽子をかぶっても意味がない」ということですね。こりゃまた厳しい

まあそんなしまりのなかった(笑)翔太郎くんが異世界のとはいえ、かつての師と再会して「いい顔をしている」と言って貰えたのには、こちらもついついもらい泣きしてしまいましたですよ。荘吉さんがなぜガイアメモリーを手にしていたのかは謎ですが、まあそれはこれからおいおい明らかになるんでしょう。なるといいなあ。


さて、このあと二つの世界はいつの間にか融合していて、Wとディケイドは戦場にて合間見えます。このあたりすごく強引(笑)。恐らく時空を越えられるディケイドが、Wの世界に飛んできた、と考えるのが一番自然ではなかろうかと。

思えば『マジンガーZ対デビルマン』から、強引共演は東Aさんのお家芸でした。ディケイドの旅もまだ続いてるようですし、その内またなにかあることでしょう。個人的にはキカイダーやイナズマンなどの石ノ森ヒーロー大集合!なんてのが見てみたいです。

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Comments

SGAさんこんばんわ♪

この2010も夏劇同様『楽しければいい』みたいなお祭り感覚の要素が強かったですけども、ダブルはともかくディケイドはTVからの完結編も担っていたので、今回の内容に関しては自分もちょっと微妙だったかもしれませんねぇ・・。ショッカー首領という夏劇の設定の方がしっくり来てたかも?ディケイドvs夏海キバーラのように結構シリアスなムードも多いかと思ったんですが、『そこのお前!服装が乱れてる!』なんていうゾル大佐のセリフとかで急に落とすもんですから、時折険しい顔付きで観てた自分が馬鹿らしくなってしまいましたw

逆にダブルの方は色んな『原点』みたいなものが明らかになって面白かったですね。本当の核心部分には触れていないようでしたが、翔太郎の帽子のこだわりやフィリップの名前の由来など、核心じゃないけど知って得するみたいなネタの数々も良かったですし、お目当てのファングジョーカーやスカルもカッコ良くて申し分無かったです♪

・・・でも吉川晃司っておやっさん役でこれから先テレビの方にも出るんでしょうかね~?いつも通りの顔無しverだったらなんかテンション下がりそう・・

Posted by: メビウス | December 25, 2009 11:16 PM

>メビウスさま

こんちはっす! 最近出遅れ気味ですいません・・・

>ディケイド

今回はTV版の衝撃のラストのせいもあって、ついつい期待値が高くなってしまったのが悔やまれます(笑) 楽しんだことは楽しんだのですけど、夏版との差別化のためにもう少しほろ苦いENDでもよかったんじゃないかな・・・と。まるきり個人的な意見ですけどね
鳴滝さん=ゾル大佐というのもかなり強引でしたw

で、『W』を続けて見ると、こっちの方はお話がまとまってるのがよくわかりますね(笑) だから『W』の方がいいってわけではなく。『DCD』はとっちらかってるところが魅力なわけですから。まあ両方それぞれの持ち味が出ていたところは良かったと思ってます

吉川さんはインタビューで「いつでもやります!」的なことをおっしゃってたので、期待してていいんじゃないかなー

Posted by: SGA屋伍一 | December 26, 2009 12:46 PM

こんにちは。
W。ええ、私も未だに一番好きなのは1話のアヴァンです(笑)
未だに何度も見直しちゃいますね。
でも、1話冒頭がいい、何度も観ちゃう、今観てもやっぱりいい始まり方だったよね、というのは、作品の良さの象徴なんでしょうね。
あれで相当の継続視聴者を掴んだと思いますし。
平成なんだけど、「敵から脱出した正義の味方」「敵と変身システムは一緒」=「影を引きずっている」は、正に原点。
斯く言うワタクシも、翔太郎が某舞台の某キャラだったり某UHF局ドラマの誰々さんだったから(←あっても何の自慢にもならん知識)観始めてこうなったわけですから、やっぱり面白いんですよね。
Wのことだけになってしまいましたが、最後までうまく行って尻すぼみにならないといいですなぁ。

では、よいお年を。

Posted by: 高野正宗 | December 31, 2009 02:40 PM

>高野正宗さま

骨休み中にわざわざお越しいただいて大変ありがとうございます
m(_ _)m

あら? 高野さんもあそこが一番お好きですか。わたしゃてっきりフィリップ君のああいうシーンやこういうシーンだとばっかり・・・
十年平成ライダーを見てますけど、恐らく今までで一番気合の入ったアヴァン・タイトルではなかろうかと
まさかあとあとこんな風にして使われることになろうとはねえ~(笑)

「影をひきずってる」ということですが、そろそろ変身システムの「負」というか「悪魔」の部分が出てきてしまいましたね。まあ「W」のこったからあまり暗い展開にはならないとは思いますが、これから先がちょっと心配です(質がじゃなくて、キャラたちがね)

あとわたしどうしても「あいのり」というと、某局の合コンドキュメンタリーを思い出してしまいます。悪魔とラブワゴンで結ばれるまで無期限旅行・・・ 素敵過ぎる!

えー昨年はいろいろ遊んでいただいてどうもありがとうございました!本年もどうぞよろしく

Posted by: SGA屋伍一 | January 01, 2010 01:59 PM

最終日にやっと観てきました!
映画って普通は金曜日に終わるのに、なぜか日曜までやってておかげで観に行けました。
物議をかもしまくったディケイド最終回にもめげず、大胆な構成でしたね(笑)
劇場内の子どもたちのリアルなざわめきが面白かったです。

そうそう、今回のディケイドは悲壮感が強くて、観てたらなんだか泣けてきちゃいましたよ。士たちが可哀想で。
お話は結局なにがなんだか分からなかったけど
「物語がない」んなら、しょうがないですよね・・・

ダブルはテレビの14話まで観てから映画に行って、今日15〜18話までを観たんだけど面白い!かなり気に入ってます!
鳴海荘吉かっこよすぎ!
あとフィリップ君がファングになる16話と、きりひこさんが帰らぬ人となる18話が素晴らしかったです。
来週からはアクセルが活躍しそうですね♪

Posted by: kenko | January 19, 2010 07:15 PM

>kenkoさま

おはよっすー
この白倉さんというプロデューサーは何かしら実験的なことをやりたがる方なんですよね
とはいえお話がいったんぷちっと切れた時には、また「夏の劇場版に続く!」とかならないか心配になりました・・・

最後は明るく終ってよかったですけど、ディケイドはいろんな意味で不憫なヒーローでした。なんだかんだいってほかの作品がなきゃ成立しないヒーローだし、なんかスタッフからも嫌われてるっぽいし、すでにみんなWに夢中で忘れられかけてるし・・・ 僕は忘れないからね! たぶん!

でもWも面白いですよね。本当に先の18話の「絶交でもなんでもしたまえ」「オレたちゃなんだ!」のくだりには、拳にぐっと力が入ってしまいました
ただ霧彦さんに関してはちょっと納得いってません! まだまだ使いようがあるキャラだったのにもったいない~

Posted by: SGA屋伍一 | January 20, 2010 07:14 AM

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Tracked on January 21, 2010 03:08 PM

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