愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より⑩ 「雪国を出たら、また雪国だった」の巻
兼続 「らんらんらんらんらんらん引越しくん♪ はい!」
景勝 「・・・・・・・」
兼続 「らんらんらんらんらんらん引越しくん♪ はい!」
景勝 「・・・・・・・」
兼続 「ひっこしく~~~ん!!」
景勝 「やかましいわ!! 黙ってやらんかい!!(#`Д´)」
兼続 「いやー、どうせ引っ越しやるなら楽しくやりたいじゃないですか! ていうか殿、寝っころがってないで手伝ってくださいよ! 明日中にはここ引き払わなきゃいけないんですから!」
景勝 「うるせえ! オレはまだ納得したわけじゃないからな!」
兼続 「なにをごねてるんですかー そりゃまあ住み慣れたところから移るのはおいイヤかもしれませんが、領地は増加で収益もアップで、こいつは言ってみれば栄転ですよ。栄転」
景勝 「収入の問題じゃない・・・ あのサルの命令で動かなきゃならんというのが腹立つんだよ!」
兼続 「仕方ないじゃないですか、わしら豊臣グループの一員なんですし。会社があそこに行けと言うなら行くしかありません。サラリーマンの辛いところですよ」
景勝 「あーあー フリーできままにやれてたころはよかったよなー」
兼続 「身内で壮絶な殺しあいやったり、信長にあと一歩で滅ぼされそうになったりね」
景勝 「どうしてそんなに暗いことばっかし思い出すんだよ! ネガティブなヤツだな!」
兼続 「あんたの下で30年も働いてりゃネガティブにもなりますよ! それより引越し引越し! 早くすませないと!」
景勝 「しかし名残惜しいの~ 兼続、お主は新潟といえばどんなイメージがある?」
兼続 「・・・・殿・・・・ 本当のところは引越しをさぼりたいだけなのでは?」
景勝 「そんなことは(ちょっとしか)ないぞ! 『会津編』に移る前にいまいちど新潟県について振り返っておいたほうがいいだろ?」
兼続 「はあまあ。新潟県のイメージといえば・・・ 米と山と・・・・ 米と山と・・・・ 豪雪地帯?」
景勝 「それっぽっちしか思いつかんのか!」
兼続 「まだ他になにかありましたっけ?」
景勝 「そうだな・・・ やはり越後といえば悪商人の出身地。そしてエッチのアフター・・・・」
兼続 「その辺でやめておいてください」
景勝 「まあその線でいくと一番やばいのは越中だがな。なんせフンドシの名産地でもあるし」
兼続 「だからやめてくださいって言ってるでしょうが!! 向こうの人たちから怒られますよ! 」
景勝 「唐突ですが日本文理ナインの諸君、おつかれさまでした」
兼続 「さいわい会津は気風がガチガチにお堅いところらしいです。そこでじっくり修行してエロ気を抜いてもらうといいです」
景勝 「いやー、これは自然の本能だからな。ド○ッグを抜くようなわけにはいかんよ。というか欲求不満で暴れ出すかもしれん」
兼続 「んッとに骨の髄までムッツリスケベなんだから・・・・」
景勝 「んでこれから行く福島県にはなにがあるのさ」
兼続 「ええと・・・ 米と山と・・・ 猪苗代湖?」
景勝 「ぜんぜん変わり映えせんのう」
兼続 「そうそう、雪もけっこう降りますよ」
景勝 「降らんでええわい! ようするに俺らサルのいいように振り回されてるだけじゃねえか!」
兼続 「ま、そういわずに殿。これもあと少しの辛抱です」
景勝 「というと?」
兼続 「もうじき政権交代するらしいです」
景勝 「ではもうサルの顔色をうかがわなくてもすむようになるのだな? ばんざい民○党!」
兼続 「はあ。でも状況はむしろ悪化します」
景勝 「なんじゃあ! そりゃあ!」
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