仮面らいだーディケイド 怒涛の14話~19話総集編
そのいち 電王の世界
「電王の世界へようこそ
この世界でのあなたの役割は、劇場版のエキストラとなって
所在なさげにその辺に突っ立ててくれることです」
「おお! それなんかラクそうでいいな!」
「ではいきますよー
カメラスタート!」
「降臨・・・ 満を持して・・・」
「しいたけは体にいい!!」
「・・・・・・・」
「涙はこれで拭いとけ!!」
「いいよね? 答えは聞いてない!」
「・・・・・・」
「クライマックスだぜ!」
「はい撮影終了! どうもありがとうございました~」
「・・・・・なんか、釈然としねえな」
そのに カブトの世界
この世界でのあなたの使命は、目にも止まらぬ速さで動く『カブト』を捕獲することです」
「・・・そんなスカイ○ィッシュみたいなヤツをどうやって捕まえるんだ?」
「なに、簡単です」
「こうやってクヌギの木にあま~い蜜を塗りたくりましてね・・・
どれちょっと味見
(うちゅー)
ん、悪くない」
「・・・・自由研究にはまだ早いぞ」
そのさん 響鬼の世界
「いよいよ最後のステージですね。響鬼の世界へようこそ
あなたのこの世界での使命は、ズバリ『鬼』になることです」
「鬼になれと言われてもな・・・
第八のチャクラでも回せばいいのか?」
「またそんな一部の人にしかわからないことを・・・」
ミイミイ
「この可愛らしい子猫を、思い切りピシャン!とひっぱたけばいいのです
ただそれだけのこと」
ミイミイ
「なんだ。それしきのこと、楽勝楽勝!」
ミイミイ
「楽勝ラク・・・・」
「だめだ・・・ やっぱりオレにはできない!」
「信じてたよ・・・ あんたええ人や・・・」
「それでいい。それでいいのよ杜子春!」
「ディケイドだけに、でけんど~なんつって。ははは」
「・・・・つまらん」
世界の危機は果たして救われたのか。つづく
おまけ ライダー名作劇場 フランツ・カフカ原作 『変身』 第三回
ある朝、二代目仮面ライダークウガこと小野寺ユウスケは、自分が一匹の巨大なクワガタムシに変形していることに気づいた。
それを知った両親は、その晩激しく言い争うのであった
「なんてことだ・・・ これも君の育て方に問題があったせいだ!」
「ひどいわ! あなた! みんなアタシのせいだっていうの!?」
「でも・・・ そうね・・・
考えてみれば、朝ごはんにおがくずばかり与えていたのがいけなかったのかしら・・・」
「なにい! あれはコーンフレークじゃなかったのか!?」
つづく
Comments