木星までは何マイル? 水島精ニ 『機動戦士ガンダム00』 総まとめ編
最近サブカルの記事ばっかし書いてるなー で、今日はガンダムの話(笑)
二ヶ月ほど前に終了した『ガンダム00』。まとめ記事をまだ書いてなかったので、個人的に思い出深いシーンをざざっと振り返ってみます。例によって完全ネタバレ&細部の記憶違い、どうぞご了承ください。
では1stシーズンから
#1 プロローグ 「この世に神なんていない」 怒りに燃えた目で戦火をかけぬける刹那。『海街diary』のセリフじゃないけれど、子供であることを許されない子供ほど哀しいものはありません
#5 「宇宙を漂流する苦しさは、あなたにはわからないさ」 軌道を外れそうになったコンテナを目の当たりにしたアレルヤは、命令違反を侵してガンダムでそれを押し上げる。それまでは割りと惰性で見てましたが(笑)、この辺から中腰入れて見始めました
#7 戦闘中おんもに飛び出した刹那をひっぱたくロックオン。さらに撃ち殺そうとするティエリア そして返り討ちにしようとする刹那。「・・・・こいつら、仲わりいなあ」と、なぜか嬉しくなってしまったシーン
#11 逡巡の末、自分と同じ超兵特務機関の子供たちを皆殺しにするアレルヤ。「面白くなってきやがった・・・」
しかしその目には一筋の涙が。これが黒田節です
#13 厳戒態勢の王宮に、あえて非武装で乗り込み、穏健派のリーダーを連れ戻す刹那。CBが一番正義の味方らしかったシーンなんでないかい?
#15 ボコスカにやられ、風前のともし火のエクシア。その前に謎の赤いガンダムが降り立つ・・・ 「グレートマジンガーかよ!」とつっこんだ全国のロボットマニアが推定一万人
#18 だったかな? ようやくサジとルイスの存在意義がわかり始めるあたり。苦労してサジが買った指輪を、ルイスはもうはめられなくなっていた・・・ 『無限のリヴァィアス』のあの辺とかを思い出します
#19 家族を殺した組織に属していた刹那に、銃を向けるロックオン。だが刹那の混じりけの無い決意を察し、銃を下ろす。男子たるもの、これくらい懐を大きく持ちたいものですが
#23 「こんな世界で満足か? オレはいやだね!」 その言葉と共に四散するロックオン。その名を叫ぶ刹那に、ステファニー歌う『Friends』がかぶさり・・・ 北島康介じゃないけれど、なんも言えねえ・・・
#24 にこやかに話してたかと思ったら、次の瞬間ふっとぶクリスとリヒティ。コメディリリーフが死んじゃうっていうのは、ツライもんですね・・・
#25 「お前がこの手紙を読むころには、もうオレは死んでいるだろう」 次々と虚空に消えていくガンダムマイスターたち。刹那とアレルヤくらいは生きてるだろうとは思ってたけど、待たされた半年は長かった・・・・
グラハム迷語録 「乙女座のわたしとしては、運命の赤い糸を感じずにはいられない・・・・」「抱きしめたいな!」「まさに眠り姫だ・・・」「邪険にされたか。ならば力ずくで、振り向かせる!」 これ、ぜんぶガンダムに言ってるセリフです
びっくりギミックベスト3(登場順)
・鮮やかに脂肪を脱ぎ捨てるガンダムヴァーチェ。その中には見事にモデルサイズなガンダムが・・・ でも顔はガンダム
・とっておきの隠し玉のトランザムシステム。古いアニメファンとしてはV-MAX発動とか思い出します
・セラヴィーの背後から人面ソの如く飛び出てくるセラフィムガンダム。これ、やっぱりキワモノ変形だよね
では続きまして2ndシーズンを
#1 アロウズの暴政を目にし、怒りをあらわにする刹那 「何も変わっちゃいない。こんな世界、オレもロックオンも望んでない!」 お前も変わってないよな、とつっこみながらも嬉しくなるシーン
#2 主役メカダブルオー初発進。シリーズ開始から約一年。ようもこんだけひっぱりました・・・
#3 「なぜ泣く?」と問う刹那に、「あなたが泣かないからよ」と答える姫。泣かせます
#7 あっさり結ばれてしまったアレルヤとマリー。夢破れ、静かに歩み去る大佐の背に涙
#8 偶然再会を果たす刹那とルイス。「彼はまだ、君のことを・・・」 せっちゃんのせっかくの気配りが、子熊の茶々で台無しに
#11 これまたひっぱってくれたダブルオーライザー。発動の瞬間、周囲の人間全てがスッポンポンに。間違いなく『アク○リオン』の悪影響かと
#13 メメントモリ攻略戦。耐えて耐えて耐えて耐えて、耐え抜いた末にぶっ放す。『00』全編で一番燃えたバトルシーンかも
#15 「刹那、お前は変われ。変われなかった俺の代わりに」 夢の中で刹那を諭すロックオン兄。死んでからもご苦労なことです。つか、弟にもなんか言ったれ
#17 軌道エレベーターが崩壊する中、不幸にも出会ってしまったスミルノフ親子。そして子は親にむけて引き金を引く。だが親の口から出た言葉は「許せ・・・」だった・・・
伊藤由奈の歌う『trust you』の後、いまわの際に蘇る記憶。「子供には、なんて名前をつけるの?」
個人的『00』のベストシーンはここかもしれません
#20 別れ際のアニューとライルのやり取り。恥ずかしくて書けませんが、見ている時はほろほろ泣いておりましたよ
#21 ついに親の仇を討ったルイス。だが彼女の精神はその瞬間カミーユ・ビダン状態に。やっぱし復讐は何も生み出しませんね・・・ としみじみ物思いにふけってしまうシーン
#24 「本当は寂しがりやだってことも知ってる・・・・」 クビを締められながらも、命がけでルイスをくどきおとそうとするサジ君。ええ男になりました
これまでしぶとく生き延びてきたヒロシことアリー・アル・サーシェスも、ロックオン弟の手でとうとうあの世に。劇場版でサイボーグ化して出てきたりして・・・
#25 まさかラストバトルが初代ガンダムVS先代ガンダムの戦いになるとは思いませんでした。まあ燃えたからいいんだけど、ダブルオーって「世界を変える機体」じゃなかったんか?
船を下りたアレルヤ。やっとふっきれたライル。肉体を捨てた(・・・・)ティエリア。そして最初とまったく変わってない刹那。
皆が落ち着くところに落ち着き、これでようやく大団円かと思いきや
「ガンダム00、劇場版決定」
って、それどういうオチですか・・・
まあいまどき珍しくもないオチではあります。ほどほどに期待して待つことといたしましょ・・・
« 青春デンディケディケディケ 『劇場版 超仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』 | Main | 深夜特急プラス1 マチュー・カソヴィッツ 『バビロン A.D.』 »
Comments
SGAやん、こんばんわ。
自家用車車はホンダインサイトに決めて
契約しちゃいました。
このところダブルオーはおろかアニメすら
ユーチューブや動画チャンネル以外
本当にまともに見てないけど
あちこちのレビューみて状況把握は万全(笑)。
>メメントモリ攻略戦
アリオスの格納庫トランザム(電池状態?)が
大うけだったようで。
>ヒロシ
スローネひろしが通称になりつつあるようで・・・。
サイボーグって、ゴ○テ○か
「のしイカにしてやる:笑」
ダブルオー劇場版は木星関わりですかね?
んで、私は久しぶりに「ガンダムW」の小説版読んでます。
やっぱトールギスいいわ!
全ガンダム作品でガンダム以外
気に入ってる機体がこれなのも
かなり変わってるかも。
「任務・・・・・完了!」
では。
Posted by: まさとし3055 | June 05, 2009 12:09 AM
>まさとし3055さま
おはよっすー
>自家用車車はホンダインサイトに決めて
契約しちゃいました
す、すげえ・・・ い~な~
そういや夕方のニュースでプリウスの新型がバカ売れしてるとかいう話をしてました
わたしはせめてあと四年ラパンで乗り切りたい・・・
>アリオスの格納庫トランザム(電池状態?)が
大うけだったようで。
そうそう。言われてみればこのエピソード、必死に動いているのはダブルオーだけで、他の三機はひたすらじーっとしてました
>サイボーグって、ゴ○テ○か
ズバリそれです。「の・・脳が痛い」
当時のスプラッタブームがそのまんま反映されたキャラでしたな・・・
>ダブルオー劇場版は木星関わりですかね?
おそらく・・・ ガオガイガーにプラネテスにナデシコに、木星がキーとなる話もけっこうあるもんですね
>私は久しぶりに「ガンダムW」の小説版読んでます
前にも書いたけど、『00』は『W』をいろいろホーフツとさせる作品でした。残念なのはトールギスに匹敵するような敵メカが出てこなかったことかなー マスラオやらスサノオやらも、デザイン的には好きでしたが
ではまた
Posted by: SGA屋伍一 | June 05, 2009 07:50 AM