お父さんは17歳くらい McG 『ターミネーター4』
前作『ターミネーターさん』から6年・・・ つにに待望の続編『ターミネーターよ~ん
』が公開されました。このタイトルはどっちかといえば前のほうがふさわしかったような・・・ それではあらすじから。
西暦200X年。人類は自律型スーパーコンピューター・スカイネットの攻撃により、核の炎に包まれた。だが人類はまだ滅びてはいなかった・・・
マシンの支配に対し、懸命に抵抗する人類解放軍。その中に後に「救世主」と呼ばれることになるジョン・コナーの姿もあった。
ある作戦の際、コナーはスカイネットが新型殺戮マシン「ドラミネーター」の開発に着手したことを知る。どんな事態にも秘密道具で対応し、タイムスリップまで可能。そして愛くるしい外見で子供たちを魅了する。
そのあまりの恐ろしさに、コナーは戦慄するのであった・・・・
さらにお話には未婚の父やマー君までもが絡み合い、てんやわんやの大騒動へと発展していくのであった。
さて、映画ファンの皆様の感想をざざーっと読ませていただいたところ、「そこそこ面白かったけど、1・2には遠く及ばない」という意見が大勢を占めるようです。まことにごもっとも。なんだって原点が一番偉いですし、シリーズものというのは後に行くほど矛盾点や苦しい設定が増えていくもの。この『T4』も、つっこみどころが満載です。
ですが・・・ ですがね。ここでわたしの「かばってあげたいスイッチ」がピキピキピキーンと作動しましたよ。だいたい男ってもんは、ガードの固いツンケンした美女より、外見が微妙でも脇の甘いうっかりちゃっかりした娘に萌えるもんじゃないですか? なあ、兄弟!?
というわけで今回は『T4』を褒めちぎり、かばいまくります。
まずは萌えたのはバイク型のモトターミネーター。通称「モッチー」。ため息の出るようなアクロバット走行を見せてくれますが、倒す方法がメチャクチャ簡単。萌え
ジャイアントサイズのハーベスト(通称ベッチー)がまたいい。トランスフォーマーとはまた違った、本当にできそうなリアルな造形。そして背中を丸めて輸送艇に「よいしょ」と乗り込むところがなんとも可愛い。萌ええええ!!
また、今回コナーと並んでお話をひっぱる謎の男マーカス(通称マー君)。最初こそヒーローっぽくはないけれど、人と関わっていく内に、悩みながらも自分のなすべきことを見つけていく。こういう男は好みです。いや、ゲイ的な意味ではなく。
あとマジメに誉めるべき点として(あっ)、冒頭では一士官にすぎなかったコナーが、いかにして人々の「希望のともし火」となっていったのか。この辺の過程はなかなか上手に描かれていたと思います。
さてお次はみなさんのありがちなツッコミに、このボクチンが答えていきます! 題して「なぜなにターミーネ-ター4」。ラストまで完バレしてますので、未見の方は避難よろしく!
「結局マーカスとは何者だったのか? スカイネット(以後スカ)はなんで何年も彼を秘蔵していたのか?」
素性については冒頭の会話からある程度推察できます。大方やむにやまれぬ事情で強盗を働き、その際つい警官を撃ち殺してしまったのでしょう。
問題なのはそのあとなぜ何年もほっぽって置かれたのかということ。たぶん彼は最初からスカが計画して作ったのではなく、純粋に人類の延命のためか、迫り来る危機を予想してヘレナ・ボナムが作成したものなのでは。
でも結局使う間もなくどこかに隠されていたものを、ある時スカが見つけて「お、これ使えるじゃん」ということになったのでしょう。
「スカはなぜせっかくカイルを捕まえておきながら、さっさと殺さなかったのか?」
・・・・なんか事情があったんですよ。終了(ヲイ)
えーとですね。以前鈴木みそ先生がPCを人間に例えてこんな風に語ってました。「ジュースを買って来いと小銭を渡す。すると『お金が足りませんでした』と手ぶらで帰ってくる。よく見るとポッケに自分の金をちゃんと持っている。どうも『立て替える』ということが思いつかないらしい」
つまりコンピューターというのは、そーゆー融通が利かないというか、変にまわりくどい代物なんですよ。
あと敵がすぐに止めをささずに、やんわり逆転のチャンスをくれるのはこの手の映画のお約束です。
「超高性能と言われているくせに、なんでいつもスカの作戦は失敗に終るのか?」
これは『ドラえもん』第一話に説明があったような。「東京から大阪に行くとする。その際、車でも電車でも飛行機でも行く手段はどれでもいい。ただ出発するところと到着するところは変わらない」
つまりですね。タイムスリップして細かいところは変えられるかもしれないが、歴史の重要なポイントは変えられない、ということです。この場合は「審判の日」や「人類の勝利」が大阪にあたるかと。
でもスカさんにはそれがわからないので、懸命にあの手この手と考え続けるわけです。なんか緊張感抜けちゃいますね・・・・
「ラスト、マーカスはなぜあんなことを進んで申し出たのか? なぜジョンはそれをあっさり受け入れたのか?」
時間の復元性です。
・・・実はわたしもここはもう一言二言欲しかったんです。「ずっと考えていたんだ・・・ オレが生き返った意味を」とか言わせてくれたらもっと良かったのにィ。おっと。悪口は言わないんだった
マー君としては元死刑囚という立場なので、ずっと自分の贖罪の方法を考えていたのでしょう。あとあんな不自然なボディでいつまでも生きるつもりはなかったのかもしれません。
ジョンさんの方は少しは遠慮しろよ、と思わないでもないですが、彼は「2」「3」の経験でメカ系が自分のために犠牲になってくれることに、慣れっこになってしまったんでしょうね。
自分を殺して他を助ける・・・ これは『ターミネーター』のテーマでもあります。この時のマー君の行動が、恐らく後のカイル・リースに影響を与えたのでは。
ここまで読んで「いや、それはおかしいだろ」と思われた皆さん、その思いはそっと胸にしまっておいてください・・・
わたしはいつ何時、誰の挑戦でもうけません(笑)
すでにクリスチャン・ベールは「5」と「6」の出演契約書にもサインしてあるとのこと。順当にいくならたぶん「5」では過去への送りっこ合戦が、「6」では人類軍の勝利までが描かれるのではなかろうかと。
ただこの『T4』、アメリカでは予想より売り上げが伸びずにチョイコケしてるらしいです。この分では続編はまたかなり先になってしまう可能性も出てきました。すぐに続編が見たい人、がんばって『T4』をプッシュしましょう!
Comments
先生、ジョンは将来的にはカイル、そしてT-800(以下はっちゃん)を過去に送らねばなりませんが、その点はどうお考えですかー?
すいません。
ついいじめたくなりました。
個人的には、
>「そこそこ面白かったけど、1・2には遠く及ばない」
まさにこんな感想でした。
自分は「ターミネーター」は、ただのタイムスリップ・アクションものだけではなく、ホラーの要素も含んでると思ってるので、
人間でもなんとなく勝てちゃう、という部分が「1」と「2」に及ばない要素かな、と。
その点が今回、不死身の殺し屋ターミネーターの要素を薄めてるのではないか、と思います。
今回“タイムスリップ”してきたマー君ですが、今作だけで終わりなのでしょうか?
日本じゃ無名なのにベールと並んで主役を務めたのだから、次回作以降もなんらかの形で関わってくるじゃないか、と睨んでます。
(なぜ、マーカスは改造された?が次回描かれるのでは?)
さて、冒頭の質問は次回以降の作品のテーマだと思いますが、興行がアメリカでよくないと聞き、はたして「5」と「6」作られるのか?
マックGは僕らの期待に応えてくれるのか?
頑張ってもらいたいです。
Posted by: 大吉 | June 21, 2009 02:13 AM
こんにちは!
なるほどスカって謎多いですね。
もとは巨大サーバーが知能をもったことで暴走するんだけど、融通がきかないというのは納得できます。
マーくんはなかなか魅力的なキャラなんで、次回生かしてほしいなあと。
演じた俳優さん、さっそくキャメロン監督の「アバター」にでるらしいっすよ。
次回はいよいよT800過去へ転送ですかね。うきうき。←うかれてる。笑
T4、アメリカじゃこけたけど世界での収入でなんとかいけますよね・・
メカもののトランスフォーマーとかぶるのは痛い、、
Posted by: アイマック | June 21, 2009 10:20 AM
こんにちは♪
SGAさんのレビューにはいつも笑わせてもらってますが
」て(笑)
今回のはいつも以上に吹きました。「よ〜ん
>そこそこ面白かったけど、1・2には遠く及ばない
まさにそんな感想でした。。。
でもSGAさんの「かばってあげたいスイッチ」は素晴らしいです。
私も大好きなシリーズなんだから、もっと褒めてあげればよかったな。
私はやっぱり1作目が好きで、オープニングや音楽やシュワちゃんのモンスターっぷりやとにかく何もかもが大好きなんだけど、
サラとカイルのラブストーリーにも子供心に萌えてたんだと思うんです。
ませたガキですね。そして急に女の子ぶってすみません。
そんなワケで今回、マー君とブレアのラブにちょっとだけキュンとしました。
もちろんモッチーやベッチーにも萌えた!
とくにモッチーが良かったです♪
Posted by: kenko | June 21, 2009 02:13 PM
きましたね~伍一さんの得意分野!
大絶賛だ~★
マーカスに同情している人も多いようで、わたしのその一人になっちゃいました。
なるほど、突っ込みどころは伍一さんの文読んでなかなか納得しました
あと2回もやらなくていいよと思ってるわたしですが、

次回はよっぽど評判良かったら見ようかな
それよりジョニーデップとのクリスチャンベールの次回作の方が気になるの
Posted by: mig | June 21, 2009 02:45 PM
>大吉さま
またまたいらっしゃ~い
>ジョンは将来的にはカイル、そしてT-800(以下はっちゃん)を過去に送らねばなりませんが、その点はどうお考えですかー?
いい質問だね! きっとなんとかすんだよ! もっとぶって!
・・・・T-800がはっちゃんなら、600はロクさんでXはエッちゃんかなあ
自分はT1/T2、及びホラー系にはそれほど思い入れがないもんですから、単純にロボが豊富に出てくる「3」「4」の方が面白いなーと感じてしまうんですよね。・・・・はぐれ外道とお呼びください
わたしもマー君はあれだけじゃもったいないと思ってます。機械の心臓とか開発して取っ付ければ、また動くようになりませんかねえ? また一歩、人間から遠のいちゃいますが
あるいはマーカスのほかにも被験者は数多くいた・・・とか
ますます収拾がつかなくなる予感(笑)
今回それなりにキリよく終ってたので、「すぐにでも続きが見たい!」ってわけではないですが、予定通り作っていってほしいですね~
Posted by: SGA屋伍一 | June 21, 2009 06:04 PM
>アイマックさま
ご来訪ありがとうございまする
スカさんの設定って、最初はそんなに考えてなかったと思うんですよね。しかしシリーズを重ねるにつれ単に「すげえコンピューター」というだけでは済まされなくなってきたというか(笑)
今回はやりませんでしたけど、あそこまで「タイムトラベル暗殺」にこだわるところにはなんか微笑ましいものを感じます。男の美学ならぬ、コンピューターの美学ってヤツなんでしょうかねえ
『アバター』の情報はわたしもちらっと目にしました。またしてもロボット系というか、ゴツゴツしたパワードスーツが登場するようで
タイタニックから10年余・・・ とうとうキャメロンの新作が拝めるんでしょうか
>次回はいよいよT800過去へ転送ですかね。うきうき。←うかれてる。笑
いやいや! 人類存亡の危機なんですから! 浮かれている場合じゃありませんよ! うきうき♪(あれ?)
シュワ知事、今度は何秒出てくれるのかしら(笑)
Posted by: SGA屋伍一 | June 21, 2009 06:29 PM
>kenkoさま
こんばんは! 毎度お世話になってます。感謝してますよ~ん
(笑)
暑さのせいでしょうか・・・最近いけない電波をついつい発信してしまって、もうダメかしらあたくしと思う今日このごろです
で、寛大に読んでくださってどうもありがとうね
もうベッチーが「ゴゴゴゴゴ」と登場した時点で、ボクのハートはスイッチオンでした(笑)
T1は・・・ いきなり素っ裸の男がニ連チャンで登場したのにちょっと吹いた思い出が・・・ ときめきメモリアルを汚してごめんなさい

でも愛する女のために命を懸けるカイル・リースには燃えました。このキャメロンの黄金パターン、思えばこれが元祖だったんだよね
あと珍しく女の子ぶるkenkoさんに萌えますた
オフ会実現の際はアキバか(笑)科学博物館などご案内したいなーと
今も横浜でこんなおいしそうな企画やってんですけど
「海のエジプト展」
http://www.asahi.com/egypt/
Posted by: SGA屋伍一 | June 21, 2009 06:41 PM
>migさま
こんばんは! ようこそいらっしゃいマシーン!
いや・・・ 自分の得意分野はアーティスティックでハートフルでアバンギャギャギャ・・・・ ギャ! ・・・・舌噛んだ
人間ウソはよくないですね
そうです! ロボとバカが得意分野です!
思えばギャラの関係だったのかもしれませんが、さして美形でもない無骨系のサム・ワージントンが演じていたからこそ、あのマーカスというキャラは光っていたような気がします。途中からはメカ半見えで文字通りテカってましたけど
わたしのこじつけは冗談半分というか、冗談全部で読んでいただけたら幸いです
クリスチャン・ベール、もう次回作が決まってるんですね。よく働くなあ。世界のみんなは早くまたバットマンやってくれないかと、じりじりしながら待ってると思いますけど
Posted by: SGA屋伍一 | June 21, 2009 06:49 PM
SGAさんこんばんわ♪
ロボットダイスキーな性分としても、この4は自分も自分なりに結構プッシュした方なんですが、やっぱりシリーズモノや続編モノは秀逸な前作を超えられないジンクスみたいなものがありますねぇ。確かに自分もシリーズの中ではT2が一番好きですけど、やっぱり時代や世代などが変われば見方も変わってくるとは思いますし、色々斬新な試みを取り入れた新しい作風も受け入れないと後々のシリーズもちょっとつまんなくなっちゃうかもしれませんね。
>そして背中を丸めて輸送艇に「よいしょ」と乗り込むところがなんとも可愛い。萌ええええ!!
結構細かい所見てますねw
自分はモッチーがジョンに体のあちこちをいじられてしまって、ヤツの手籠めにされてしまったところに萌えましたぞっ!兄弟!
Posted by: メビウス | June 22, 2009 12:54 AM
>メビウスさま
ようこそいらっしゃいマシーン!
>やっぱりシリーズモノや続編モノは秀逸な前作を超えられないジンクスみたいなものがありますねぇ。
それは言わない約束(笑)。でも自分の青春時代(遠い目)には、「二作目ブレイク」というのがけっこうあったんですのよ
『ランボー』『ダイハード』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『インディ・ジョーンズ』、ほんでこの『ターミネーター』
どれも一作目のときより二作目の時の方が大層話題になっていたような
問題は三作目からだな(笑)
結論:三作目以降は、ハードル低めに広い心で鑑賞しませう
>モッチーがジョンに体のあちこちをいじられてしまって
メビウスよ・・・ ゾフィー兄さんからの忠告だ・・・
そういうギャグはここだけにしておくのだ。会社でやると女子が寄り付かなくなるぞ!
Posted by: SGA屋伍一 | June 22, 2009 08:17 AM
こんにちは~♪
何故こんなに面白い映画がアメリカでコケ気味なのか・・・不思議で不思議でしょうーがない私。
せめて日本では大ヒットして欲しい!!
貢献するため公開中にまた劇場に行かなくちゃ♪
まぁ~1,2が名作だったのはそうなのですが(3は除く、だいたいジョンが猿っぽ過ぎる・笑)、ターミネーター好きの誰もが想像していた未来の図を、よくぞ詳らかに見せてくれましたよ~ああ楽しい♪
ベイルは製作されれば(汗)5,6にも出るのね~
葛藤しながらカイルを未来に送るんだろうなぁ~で、、、救世主となって人類を救うのね~楽しみ!
Posted by: 由香 | June 23, 2009 11:14 AM
>由香さま
すばやいお返事まことにありがとうございます
アメリカでもそれなりに儲けてはいるようですが、制作費のことを考えるとトントンのようで・・・ あ、『GOEMON』もそうでしたっけ(笑)
同時期に『スタートレック』があったのもまずかったみたいです
>3は除く、だいたいジョンが猿っぽ過ぎる・笑
そんな・・・ 猿じゃダメなんですか?
恋愛の対象にはなりませんか?(なりません)
今回の未来描写を見ていて、やっぱ一作目もあそこだけは作り直したほうがいいのでは・・・と思いました(笑)
>葛藤しながらカイルを未来に送るんだろうなぁ~
今回特に笑えたのが、この「お父さんが自分よりかなり若い」ということですね。ジョンの複雑な心中を考えますとおかしくてたまりません
まあ「お父さんとめぐり合えて大感動!」というわけにはいかなかったでしょうね~
Posted by: SGA屋伍一 | June 23, 2009 07:31 PM
こんばんは
いつも面白い SGAさんの記事ですが
今回は特についつい真剣に読んでしまいましたー
そっか~,けっこうつっこみどころもあったんですね,これでも。
いやいや,T3に激怒していたものとしては(単にコナー役がタイプじゃなかっただけ)
ベイル=コナーというだけで,もう大満足なんですが。
アントン君も超かわいいじゃないすかー!
・・・って,ぜんぜんこの作品の本当の魅力に触れてないかも。
でも,これ,まだ5も6もあるんですね。
ふーーーーーん・・・・
あんまりひっぱるとお話のつじつまが合わなくなったりしないかなぁ。
マー君の心臓移植シーンでは,だあれも止めなかったのが
ちょっと気の毒にもなったのでした。
それにしても一気に暑くなりましたね,ここ数日。
クーラーのない職場環境(職員室にしかない)では
汗疹とのバトルが始まりました。とほほ。
Posted by: なな | June 25, 2009 01:00 AM
>ななさま
おはようございます!
暑さのせいか、最近書く文章もふっきれてます(笑) まあ一生懸命つじつまがあうように考えてみました。「考えるべきこと」はもっとほかにいろいろあるような気もしますが。将来のこととか地球のこととか
今回みなさんの感想を読んでいてあらためてわかったのは「『3』ってそんなに評判悪かったのか・・・・」ということでした(笑)
わたしとしては『3』もけっこう面白かったし、意外と深い内容だと思ってるんですがね~ ま、たぶんそんな人は世界に10人いるかいないかだろうけど
そうそう、心臓移植の件についてふれるのを忘れてました。「血液型は同じなんか?」「拒絶反応とかないんか?」とわたしも思いましたが・・・・ まあ偶然一致しちゃったんでしょうね!
>あんまりひっぱるとお話のつじつまが合わなくなったりしないかなぁ
いや。それは『2』の時点ですでに・・・ ゴホンゴホン

わたしも外仕事なんで最近の暑さにはまいってます。ななさんも夏バテにはお気をつけください~
Posted by: SGA屋伍一 | June 25, 2009 07:43 AM
再度失礼。
今作の批判のひとつとして、「主役が誰なのか?」というのが上げられてると思います。
ベールはワーシントンに食われてるとか。(個人的には、役は全うしたと思いますけど)
かくいうのも、ジョン・コナーの性格が『2』『3』、そして『4』では異なってるのが、ジョンを主役足らしめない部分かな。
『2』のジョンは、まさに全世界の少年の切望の対象で、まだ幼い少年の部分が大半を占めていたと思います。
次の『3』では、まともな定職にも就かずに(まぁ、就けないんですけど)、フラフラと望みの無い生活を送る浮浪者。
そして、『2』では「僕のロボット」だったT-800(正確にはT-850)に父親のようだったと台詞があったのに反抗的。
このことから考えるに、『3』のジョンは遅れた反抗期だったのでしょう。
そして、時は流れて『4』。未来の反乱軍の指導者と言われ続けたのに、蓋をあけて見てみれば一士官に過ぎなかった。
この時点で『1』『2』の見ていた観客はちょっと白けたんじゃないかな。
(観客が望んでいたのは、もっとカリスマ性のあるジョンだったはず)
感動、といより命がけの再会となってT-800との出会いも、敵として認識。
『2』の頃の少年性はなし。(いい大人が子供っぽくては困るけど、シリーズ見てきた者としては、何らかのリアクションを求めたい)
と、まぁ以上に挙げたようにジョンは性格が変わっていってるんですよね。
大人になってるとも言える。
『2』『3』『4』とジョンの役者が変わってしまっているのも一因。
あとは、一番上のコメントにも書いたように「ターミネーターに勝てちゃう反乱軍」がジョンのピンチ感を煽れなかったず、そして勝てなかったからイマイチヒーローっぽく感じれない。
長々と失礼しましたが、
もし、六部作まで作られたなら、「オチ」はなんとなく読めたかな?
『2』で破壊されたはずのスカイネットが、『3』で復活。
避けることのできない、審判の日。
で、その鍵は改造されたマーカス・ライトにある・・・かも?
やっぱり、主役はターミネーターだな。
ジョンはやっぱり、ああいうポジションなのかも?
Posted by: 大吉 | June 28, 2009 03:31 AM
>大吉さま
こんばんは! 何度でもおいでませ~
もうT4の主役はマーカスってことでいいんじゃないでしょうか。ダメかな?
確かにジョン・コナー、作品ごとに性格が違っちゃってますよね。それぞれで環境が激変してるので、それも無理なきことかと思われます
T4では上官の命令を跳ね除けて捕虜たちを命がけで救おうとするくだりなど、なかなかかっこよかったんですが、こんな熱血系のキャラだったかな?と思うところはありました
T3が面白いな、と思う理由のひとつがこのコナーの設定なんですよね。世が世なら救世主ともなれる青年が、この世界では、季節労働者というかフリーター(笑)
そんなところに運命の皮肉さみたいなものを感じるわけです
T4では一士官で登場というところに肩スカッシュを食らった方もおられるでしょうけど、サバイバルの訓練を積んでる以外はそれほど普通のあんちゃんと変わらないコナーが、どうして「救世主」として祭り上げられるようになったのか・・・・ その辺の謎に答えてくれた点でも、この作品を評価しています
T6のラストシーンはとりあえずすべて解決してめでたしめでたしとなったところで、「だが未来はどうなるかわからない」というナレーションがかぶさって幕だと思います(笑)
Posted by: SGA屋伍一 | June 28, 2009 08:14 PM
マーくん・・・私はマーカスさんと呼んでいたので
二回目見たら、
カイルくんがマーカスさんに、
「人間と機械の違いは埋葬してもらえるかどうかだ。
アンタは埋葬してもらえないぞ」
と言ってました。
4は娯楽作ですが・・・気どって言うなら、
「人と機械は、どうちがうか?」
が何回か言われていた気がします。
途中ジョン・コナーは
「上層部は機械のように冷酷であれという、しかしそれでは
勝利しても意味がない」という演説をします、
これも人と機械の違い、といっていいでしょう。
他にも・・・ええとあった気がします(あいまい)
マーカスさん、の存在はズバリ「人か機械か?その境界は?」
です。
マーカスさんは最後、どうも埋葬されたみたいですが、
要するにそれは(上のカイルくんのセリフを考えると)
マーカスさん、は人として埋葬された、という意味なんでしょうか?
サルベーションは救済や救世主という意味らしいですね。
マーカスさん、は兄と警官二人を撃ったそうですが、
(詳しくは語られませんが)
ジョン・コナーやカイル、他大勢の人を救うことによりマーカスさんの
魂は救済された、と信じたいです。
実は生きていて5で、出てきても一向にかまいませんが。
アクションで見る映画だと思っていますが文にすると
テーマだとか何かとかつい気どって書いてしまいます
Posted by: 犬塚志乃 | January 02, 2010 07:21 PM