« February 2009 | Main | April 2009 »

March 31, 2009

一発パン太くん

WBC二連覇記念

そのいち

090331_182725090331_182743 真
 
 実

 一

 郎


そのに サムライジャパンって

090331_182800090331_18281520070115194612 監
 督
 ご
 め
 ん
 な
 さ
 い


そのさん WBCって

090331_182832090331_182848090331_182904 世
 界
 ふ
 し
 ぎ
 発
 見


そのよん すぐに影響されるやつら

090331_182920090331_182938090331_182955baseball

baseball

baseball

baseball

baseball


そのご ニャア少佐 ゼータ編

090331_183128090331_184406090331_183144 B
 |
 R
 a
 y
 発
 売
 記
 念


そのろく 暁を覚えず

090331_183013090331_183027090331_183045090331_183102 ようやく桜も咲き始めました


次回未定

| | Comments (4) | TrackBack (0)

March 30, 2009

十周年だよ! 全員集合! 『仮面ライダーディケイド』を語る①

090127_131943平成ライダーも気がつけば十作目。オレも歳をとるわけだ・・・・
というわけでcoldsweats01今日は平成版仮面ライダー最新作『ディケイド』のあらましを説明いたします。

町の古い写真館の一人娘・夏海は、ある時奇妙な夢を見る。どことも知れない荒野で、壮絶な戦いを繰り広げる無数の怪物たち。そして仮面の男たち。
ちょうどそのころ、写真館には門矢士(かどや つかさ)という青年がいついていた。ぶっきらぼうながら、写真に対しては純粋な情熱を見せる士。
そんなある日、夏海が夢で見た怪物たちが現実に出現し、町を破壊し始める。窮地に陥った夏海を助けたのは、謎のベルトで変身した士だった。ひとまず怪物たちを退けた士の前に、今度は紅渡(くれない わたる)という青年が現れる。渡はこう言った。
「世界が崩壊を始めています。これを止めるため、あなたは九つの世界を旅しなければなりません・・・・」

前にも書きましたが、かつては『仮面ライダー』において、過去の主人公が一同に会するのは年中行事でありました。が、平成に入ってからは各作品の世界観があまりにも異なるためか、新作は「前までのことは忘れてくれ」という形で始まるのが通例となっていました。
しかしこの『ディケイド』は「パラレルワールドを行き来する」という話なので、これまで登場したライダーたちとの共演を強引に実現。そもそも『ディケイド』とは「十年期」という意味の言葉で、十周年のお祭り企画で何か変わったことをできないか・・・ということから考え出されたアイデアのようです。

ただ、登場する過去作品の主人公たちは、オリジナルと微妙に設定が異なっています。それでいてオリジナルを知っていると、ニヤリとしてしまう描写が随所にあったりして。
この辺のオタクっぷりは名アレンジャー會川昇ならでは。例えば「クウガ編」において、ユウスケが相棒から拳銃を受け取るシーンとか、「キバ編」において名脇役「糸矢」をちょろっとだけ出したりとか、過去作品の設定を本当によく研究してあります。
ところが會川さん、中盤において降板するとの噂が・・・・ やめちゃイヤン! えー、がんばって最後まで続けてほしいものであります。

また、主人公の「ディケイド」にも歴代ライダーたちの意匠・設定が各所にあしらわれています。
列挙してみますと

クウガ・・・・副主人公として出演
龍騎・・・・カードシステム・モンスターとの合体技
ファイズ・・・・「~ドライバー」というベルトの名称
ブレイド・・・・カードシステム・カードのホログラムを突き破る描写
電王・・・・姿の全く異なるフォームチェンジ
キバ・・・・コウモリ型のマスコット

あれ? これくらいか? もっとあったような気がしたんですが・・・・

個人的には冒頭の「クウガ編」で「やっとシリアス・ハードな作風が戻ってきた!」と喜んでいたんですが、以降、回を重ねるにつれ最近のコミカル路線に戻りつつあるのがちょっと・・・ いや、コミカルなのが嫌いってわけじゃないんですけど、二年続いたし直前には戦隊やってるので、そろそろライダーに従来の空気を取り戻してほしいなーと。
とまあ、そんな不満も少々ありますが、かつて胸躍らせたヒーローたちの姿がブラウン管に映し出されると、否が応でもテンションは上がろうというもの。そう、この番組を一番楽しめるのは、最初からずっと脱落しないで九年間つきあってきた人たち。いやあ、『クウガ』から『キバ』まで欠かさずつきあってきて、本当によかった!

090330_174622そんな『ディケイド』は制作側の都合のため、やや短めの全三十話となるようです。各世界を2話ずつで回っていくと、残りがあと12話あるわけですが、そのあたりの展開がどうなるのか気になるところであります。
また、五月には『電王』との共演となる劇場版が、八月にはまた別のメインとなる劇場版が予定されています・・・・ わかったよ、つきあえばいいんだろ!?(←いいカモ)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 27, 2009

アドルフに告いじゃう ブライアン・シンガー 『ワルキューレ』

090327_182243本日は最近すっかりアメコミ監督となっていたブライアン・シンガーの最新作『ワルキューレ』を紹介いたします。

第二次大戦もたけなわのドイツ。暴政を極めるナチス党を憂いた一部の将校は、ヒトラーの暗殺を計画する。だが未だヒトラーの周辺は堅牢であり、計画は困難を極めた。そんな中、一人の男が前線で負傷しベルリンに戻ってくる。彼は名をシュタウフェンベルクと言い、やはりナチスに強い反感を抱いていた。グループは彼を新たな計画「ワルキューレ作戦」の遂行者に任命し、今度こそヒトラーの命を奪わんと画策するのだが・・・

アドルフ・ヒトラーは1945年4月30日ベルリンにて自決。この歴史的事実は動かせないわけです。となると、お話の結末はおのずと限られてきます。
①見事に大失敗して全員極刑
②成功するが、すぐに影武者が後を次いで暗殺の事実は闇に葬られた
③世で知られてるヒトラーの自決は、実は暗殺を偽装したものだった
④この世界はパラレルワールドで(略)

というわけで、史実の間隙を縫ってどう意外な展開を用意してくれているか・・・・ ワクワクしながら見てたわけですが。さすがに途中であることに気がつきました。

「あれ? これ事実をもとにした話だったのか?」

ガチョーン。となると、もう結末はわかったも同然ですね・・・・ というわけでそっからあとはなんとなく流し見になってしまいました。だってシンちゃんったら今までずっとエンタメ畑の人だったじゃない!? いきなり「今度のは人間の本質を描いた歴史ドラマだから」って言われても、アタシにだって心の準備ってものが・・・・ バカ!
でもまあ、知られざる歴史秘話を教えていただいたという点では勉強になりました。ハイ。

さて、ドイツといえば第二次大戦を描いたドラマでは、極悪非道の連中として描かれることが通例でした。国民一人残らずヒトラーに忠誠を誓っている、まるで感情のない冷血サイボーグのような描かれ方。ところがジャック・ヒギンズの冒険小説『鷲は舞い降りた』のあたりからでしょうか。「ドイツの中にもそれなりにいいヤツはいたんだよ」という作品がポツポツと出てきます。
この『ワルキューレ』も、そうした作品の一つと言えます。ただ面白いのはそれを作ってるのがドイツ人ではなく、むしろ彼らに迫害されたユダヤ系のシンガーだということ。「ボクはナチスは許せないけれど、当時のドイツの人全てが悪人だとは思っていない。立派な人もいた」 ・・・・そういうことが言いたいのかな? その公平な見方には、まったく同意であります。シンガーはゲイでもあるので、「○○はみんな○○だ」という考えに怒りのようなものを感じるのでしょう。

一方で、この映画を見ていると、なんとなくドイツ人の気質みたいなものもおぼろげながら伝わってきました。何度も立てられたヒトラー暗殺計画はなぜ失敗したのか。幾つかの不運な状況もありましたが、それよりも彼らがルールや手順、もしくは理想型にこだわりすぎたからでは・・・・と思わずにはいられません。
二度の大戦における敗因の一つも、「より高性能な兵器作るべく開発にばかり力を入れすぎたら、質より量&ガッツで攻めてきた連合側におされてしまった」という説があります。
まあ理想が高いこと、完璧を期すことはいいことです。しかしそれも過ぎると本来の目的が果たせなくなってしまうわけで。反面、シュタウフェンベルク(いいにくい名前だ・・・)らがわが身も顧みず決起したのは、やはりこの「理想を重んじる」という気質から来てるのかな、とも思いました。

090327_182313そんなわけで「ドイツ人ってこんな人たち」ということを教えてもらったという点でも、勉強になりました。
でもわたしがこの映画で学んだ最大の教訓は「事後確認はしっかりやっておこう」ということ。
いいですか? 遠足はお家に帰るまでが遠足、暗殺は死体を確認するまでが暗殺です。

なんか今日はけっこう過激なこと書いちゃったなー。公安さん、シャレですから、シャレ。

| | Comments (22) | TrackBack (12)

March 25, 2009

たった一人の一号 和智正喜 『仮面ライダー 誕生1971』

090325_173351本日はわたしが21世紀に入って刊行された書物の中で、もっとも偏愛している「小説」『仮面ライダー』の第一部を紹介します。

時は1971年。城南大学の若き研究助手、本郷猛は、同僚の楠木美代子とドライブを楽しんでいるとき、突然謎の怪物に襲われる。本郷が意識を取り戻した時、彼の体は見知らぬ施設のベッドの上にあった。謎の組織「ショッカー」の魔の手にかかったのだ。
だが本郷の体はまた別の一団の手により、ショッカーから奪い去られる。彼らは自分たちを「アンチショッカー同盟」と名乗った。そしてその奪取の際行われた戦闘で、本郷は自分が改造手術により、計り知れない感覚・膂力を得たことを知る。アンチショッカーの一員らしき男、ハヤトは本郷にこう言った。

「本郷猛、『ショッカー』と戦う人間となれ」

最初の仮面ライダー「本郷猛」を主人公としたリメイク作品には、劇場版『THE FIRST』および『THE NEXT』があります。
が、この作品は時代設定を現代に移し変えたそれらとは違い、原典と同じ1970年代を舞台としております。
そしてこの世界には「仮面ライダー」は彼一人しかいません。

誕生から現代に至るまで、多くの少年たちに親しまれてきたヒーロー「仮面ライダー」。シリーズを重ねるごとにその名を持つヒーローは増え続け、現時点では軽く60名以上はいます。
しかし本来「仮面ライダー」は一人であるはずだったのでした。そうならなかったのは、テレビで本郷猛を演じた藤岡弘の、不慮の事故のため。藤岡氏が撮影できる状態ではなくなったため、スタッフは急遽仮面ライダーには「二号」が存在したことにしてしまいます。この二号が明るい性格で、バチッとした変身ポーズまで決めてしまったことにより、ライダーの人気はウナギのぼり。代替わりによる成功に気をよくしたスタッフは、以後も定期的に新しいライダーを作り続け、そして現代に至っているというわけ。
実は藤岡氏が演じていた初期はそれほど人気があったわけでもないようです。もし彼が事故らなかったら、『仮面ライダー』は『ロボット刑事』や『変身忍者嵐』のような、石ノ森氏が作りあげたマイナーヒーローの一人としてみなに記憶されることになったかもしれません。

で、この作品はオリジナルの最初の方向性どおり、仮面ライダーに二号も三号も存在せず、永遠にただ一人の存在だとしたら・・・という設定のもと作られています。
そんなハードボイルドな設定もさることながら、わたしが心魅かれるのは「ヒーローがなぜ戦い続けるのか」、その理由が古今の作品の中で、もっとも納得のいくものだったから。

以下は作品からの引用。
「人間は寿命が来たら死ぬ。だからといって、病に苦しむ患者を助けることを躊躇う医者がいるか? 火の中にとりのこされた人間を救わず、引き返す消防士がいるか?」「おまえの仕事は、暗闇にとり残された人を救うことだ」
「『ショッカー』を倒すことなんか、二の次でいい」

実はわたしは「正義」という言葉があんまり好きではなくて(笑)。大人になればなるほど、「正義」を名乗る人々の胡散臭さが、ついつい鼻につくようになってしまいました。
実は同じことは石ノ森先生も感じておられたようで、原作版において、ライダーは自分のことを「正義の味方」とは一度も名乗っていません。
そんなひねた大人にとって、本郷猛の「戦う理由」はとても心地よく胸に響いたのでした。

このほかにもわたしのツボにささりまくるセリフやシチュエーションがてんこ盛り。「どうして、なぜそこでこんなにも欲しかった言葉を言ってくれるんだーっ」状態の乱れうちです。アメリカに『ダークナイト』があり、『スパイダーマン』があるのなら、日本にはこの小説版『仮面ライダー』がある。そう自信をもって言い切れる作品であります。

090325_173731それほどな大傑作にも関わらず、レーベルが消滅したためにこの作品は1部、2部が刊行されたところで、永らく未完となっておりました。が、先日6年ぶりにエンターブレインより完結編を含めた合本版が出版されました(画像は当初出版された第一部)。完結はすっかり諦めていたので、書店にてその本を見つけたときには「うがうあうあうああああ!!」と叫んでしまうところでしたcoldsweats01
おいおい二部・三部も紹介していこうと思っております。

最後は作中に出てくる、今から38年前に語られたある言葉をもって締めるといたしましょう。

「せめて、見たかったな。もう少し先の世の中を」
「未来は、いい世界になってるだろう ・・・・・・そうだよな」

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 23, 2009

やられても×2 なんともないない♪ 三池崇史 『ヤッターマン』

090323_182157♪うーーーー わんわんわん!
うーーーーー チ○チ○チ○!

・・・・いきなり失礼しました。本日はメガヒット中の劇場版『ヤッターマン』を紹介します。
あらすじは・・・別にいいか。どこをどう切ってもあの『ヤッターマン』です! あの世界が見事に再現されています!

実は『ヤッターマン』というのは『タイムボカンシリーズ』の一作であり、この前に『タイムボカン』という作品があるのですが、わりとみんなの記憶に残ってるのはこの『ヤッターマン』の方。今回アニメに映画にリメイクされてるのにそれがよく表れています。その理由はたぶん『ヤッターマン』の方がより「下品」だから(笑)
「子供っていうのは、やっぱり股間にものがあたった時の金属音が好きなんだよね」(三池崇史・談)
あと子供にとっては変身する・しないというのも大きな要素かと。

血みどろバイオレンス職人(だと思ってる)三池崇史監督のところに、なぜこののんきなアニメの企画がもちこまれたのか。『映画秘宝』によりますと、実は最初にオファーが来たのは『ガッチャマン』の映画化だったとか。ところが三池氏の返答は次のようなものだったそうです。「『ガッチャマン』をやるのであれば、『ダークナイト』級のスタッフが必要。残念ながら、今の日本にそれだけのスタッフはいない。だが『ヤッターマン』であれば、今の我々にしか出来ないものができるはず」
ふんふん、なるほど。っつか、三池さんってアニメお詳しいんですね・・・・ しかし世界にこういうのが日本のスタンダードだと思われるのも・・・・ ま、いいか。それはそれでgood

それはともかく今回のこの作品、かなりアニメ版に忠実に作られております。ドロンボーのインチキ商売→ゲストキャラの人情話→肉弾戦→巨大メカ戦→小型メカ戦といったフォーマットはもちろん、「ヤッターマンが勝利しているのは実は実力ではなく、ドロンボーが勝手に自滅してるため」というとこまでキッチリやってあります。
わたしが一番興奮したのはヤッターワンが中盤あんなことになってしまって、どうするのか・・・と思っていたらなんと○○○○○○○が××××こと! いやー、こんな経緯、わたしもすっかり忘れてました。

「ちょっと三池さんってお笑いむいてないんじゃないかなあ」と思ってしまったところもないでもないですが、冒頭に述べたように子供さえウケてればそれでいいのかもしれませんね。ただお父さんお母さんはお子さんと一緒に見ていると、少々きまずい思いをする場面もあるやもcoldsweats01
あとキャストにお笑い素人が多かったので、少し演技が固かったかなーと。そんな中、生瀬勝久演じるボヤッキーだけがやけに超自然体でした。この世界は、彼のためにあると言っても過言ではありません。
深田恭演じるドロンジョさまも、本当なら杉本彩あたりが適任なんでしょうが、そしたらR指定入っちゃうかもしれないし。ご本家よりもキュートながらあれはあれでありかと。っつか、割烹着着て豆腐買うシーンには不覚に萌えたし(笑)。きっと家庭環境が悪くて悪の道に足を踏み入れてしまったんだろうけど、彼女が望んでいるのは巨万の富とかではなく、平凡な家庭の幸せなんだろうな・・・・ そう思うとなんだか悲しくなってきちゃいましたcrying

不満もちょびっと書いちゃいましたけど、この『ヤッターマン』は『ドラえもん』『ドラゴンボール』という春休みの強敵を抑えて、現在堂々二週連続の1位を獲得。こうなると、もう売れたもん勝ちとしかいいようがありません。
わたしもここまで来たら、ヤッターペリカン&ヤッターアンコウの揃い踏みも見たくなって来ました。
もしあなたが『ヤッターマン』に、そして巨大メカに少しでも愛情があるのなら、この作品はぜひ劇場でごらんください。そうでない人は別にいいですcoldsweats01

090114_183017ちなみに最近よくあるエンドロール後の映像、今回は劇場でしか観られないとか。
そんなこと言いながらDVDにちゃっかり収録されてたら、怒りますよ! 三池さん!

| | Comments (8) | TrackBack (6)

March 21, 2009

適当掲示板79&素晴らしき変形玩具の世界

みなさん、こんばんは。当ブログに関するご意見そのほかありましたら、ここに書き込んでやってください。
さて、今日はすばらしい「変形おもちゃ」の世界について少々語ろうかと・・・ってそこのあなた、ひかないでください!

付き合いのながーい読者さんは知っておられると思うけど、わたしの趣味のひとつに玩具コレクトがあります。特に一つの形から他の形に変形するタイプのトイに心惹かれます。
よくできた変形玩具はひとつのマジックであり、芸術作品といえます。手に取ると、本当にこんな仕掛けをどうしておもいつくのだろうと、作り手の創意工夫、努力と研鑽がひしひしと伝わってまいります。
日本が世界に誇る文化のひとつと言っても過言ではない。ないのに・・・・ どうして一人で玩具売り場をうろついていると、みんなから白い目でみられなくてはならんのだ!

えーそれでは主にライダー系を中心として、いくつかご紹介いたしましょう。

090321_191449090321_192008まずはアニメ・映画『トランスフォーマー』に登場するコンボイ。トレーラーから人型に変形するタイプで、世界で莫大な数が売られました。
日本の変形玩具のすごさを世界に知らしめた、功労者であります。
見ていただいておわかりの通り、画像のものには握り手がついていません。探してみたのですが、どこへやったのかわからず。
管理がずさんだとこういうことになります。よいこのみんなは気をつけてね!
『トランスフォーマー』は夏に実写映画版第二弾が公開予定。一応楽しみです。


090321_192247090321_192335つづきまして『ウルトラマンガイア』に登場した戦闘機「シグファイターEX」
画像のように六角形の筒状のものが、戦闘機形態へと変形します。
このシリーズはほかにも幾つかありまして、やはり六角形のものが戦車、ヘリ、潜水艦に変形するものでした。
で、わたし他にも幾つかもってたんですが、あちこち探してみても見つからず。
管理がずさんだと(略)

よよよよよよcrying


お次は『仮面ライダー響鬼』に登場したライダーの小道具、「ディスクアニマル」

090321_192456090321_192612090321_192748090321_192857
shine

shine

shine

shine

shine


090321_193024090321_193104090321_193202090321_193244
shine

shine

shine

shine


ディスク状のものが、鷹、狼といった動物の形態へと変形します。
ちなみに「ディスクアニマル」はその年の「グッドデザイン賞」に輝いたトイであります。


今度はちょっとこれまでとは毛色が違いますが、『仮面ライダーカブト』のCORシリーズ。

090321_193507090321_193529090321_193834090321_193900
thunder

thunder

thunder

thunder


ボタンを押すと外部装甲が弾けとび、
中から全く異なったシルエットが登場するシリーズ。
装甲の飛び方が黒ヒゲ危機一髪くらいに豪快で、ついついクセになります。
余談ですがカブトの水嶋ヒロ君は今度映画『ドロップ』に出るそうです。ガタック役の佐藤祐樹くんも『少年メリケンサック』に出てました


最後は、ここ二年ばかし玩具を自粛してたわたしを、再び呼戻してくれた憎いヤツラ。『仮面ライダーディケイド』の「FFRシリーズ」
かなりスラリとした人型から、動物型、武器にライダーが変形するシリーズです。
090321_194042090321_194425090321_195106090321_195736
impact

impact

impact

impact


画像はクウガと龍騎。クウガはクワガタ型に、龍騎はドラゴン形態に変化します。
このシリーズは見た目的にもギミック的にも、かなり高水準。
ま、クウガはひっくり返してみると、ちょっとカッコ悪いんですけどね。龍騎も実はすごいポーズをしています・・・


090321_194520それでは最後にもう一度言わせてもらいます。

「変形玩具は、世界に誇る日本の文化であるッッッ!!」

とらんす、ふぉ~~~~む!!(ガキャゴキャ)

| | Comments (6) | TrackBack (0)

March 17, 2009

1、2の三バカトリオ 小林まこと 『青春少年マガジン 1978~1983』

090317_174157時は1978年春。横浜は鶴見のアパートで、一人の若者が死にかけておりました。
青年の名は小林まこと。漫画家を志して都会に出て来たものの、アシスタントもアルバイトも長く続かず、出版社に持ちこんだマンガはことごとくボツ。しまいには腐ったエビチャーハンを食べて生死の境をさまよっていたのでした。
そんな時。小林青年の運命を変える一本の電話がかかってきます。なんと少年マガジンの新人賞に応募したマンガが、見事入選を果たしたという。ほどなくして小林氏は『1、2の三四郎』という作品で正式にデビュー。しかしそれは彼にとって、新たな地獄の幕開けでもあったのでした。

この作品については昨年暮れに書いた漫画家マンガの記事でも紹介したのですが、その後単行本で再読して、改めて大傑作であることを確信しました。そういうわけで再チャレンジです。しゅうさんとかにさんにはそのうち強制的に貸し付けるので、できれば以下の文はその後で読んでくだされば嬉しいです。

いまからいいことを言います。
「週間連載は、戦場である」

ああ・・・ つくづく自分の才能が恐ろしい・・・

アホですいません。
週間マンガはマンガの花形であります。収入的にも知名度でも、漫画家の頂点と言っても過言ではない。しかしそこでは想像を絶するような過酷な戦いが行われているのです。出版社同士の戦い、漫画家同士の戦い、そして漫画家自身の戦い・・・・ そしてこのフィールドでは恐ろしいことに、時々死人が出ます。

以下は作品からの引用

「3日や4日寝ないのは当たり前 20時間くらい何も食わないのも当たり前 たばこは呼吸のように一日7箱 缶コーヒーは一日10本以上 締め切りのストレスで胃はボロボロ 逃亡したこと数回・・・・」

さすがに最近は講談社の雑誌もマメに作家を休ませるようにしていますが、人気絶頂期の少年マガジンにおいては、これほどまでに作家に負担を強いるものだったのでした。
小林氏が4年間その戦いに耐え切れたのはなぜだったのでしょう。創作の喜び、読者からの励まし、息の抜き方が上手だったこと・・・・ そして何より、彼にはかけがえのない「戦友」がいました。

一人は小林氏と新人賞を争った小野新二氏。そのテクニックと仕事量は並外れていて、つねに「へっへっ」と笑っている軽妙な男。
もう一人はマガジンにおいて『三四郎』と争うほどの人気漫画だった『タフネス大地』の作者、大和田夏樹氏。初対面の小林氏に挑戦状を叩きつけたほどの、血気盛んな若者(もっともその数分後には意気投合してたりするんですが)。

彼ら三人は過酷な締め切りの合間を縫ってバカなことばかり繰り返していたので、いつの間にか編集部から「新人3バカトリオ」と呼ばれるようになります。

彼らが若さと情熱の赴くまま、はしゃぎまわる姿は読んでいてとても楽しい。そして彼らの語る言葉ひとつひとつが、シンプルながら、重く、切ない。

「なんで来ねぇんだよ!! 待ってたのに」「ヘッヘッへッ どうせ仕事なんかできねえくせによ」
「オレが子供のころ、どんな環境で生きてきたと思ってんだ・・・」「もう貧乏ともおさらばだ やくざみてぇな連中との付き合いもおさらばだ」
「い・・・ いかんぞ・・・・」「この手をはなしたらいかんぞ・・・・」
「風呂に入っててもさぁ・・・ 怖いんだよ・・・」「沈みそうで・・・・ 怖いから・・・・」「両脇をしっかりおさえてないと入れないんだよ・・・・」
「ヘッヘッヘッ どいつもこいつもナイーブだぜ ただガンガン仕事すりゃあいいだけのことなのによ」
「ああ これか? 動かねぇんだよ 親指と人差し指が」「でも・・・・ 指が動かなくて、どうやって漫画描くんだい?」「描けるさ・・・ こうやってガムテープでよ ペンと指を固定するんだ ヘッヘッヘッ」
「あれが・・・・ あれが・・・ 最後の会話かよ~」
「肝臓全滅・・・・ あと三週間もたないって・・・」
「う・・・・ うううう・・・・ うううううう~」
「あいつ・・・ 自分でオレは天才だって言ってたけど・・・・ 本当に天才だったな・・・・」

ここには青春のほぼすべてがあります。歓喜があり、慟哭があり、栄光があり、挫折があり、野心があり、不安があり、出会いがあり、別れがあり・・・・ そして友情と漫画があります。
「ほぼ」と書いたのは「恋愛」についてはスルーされてるから(笑) その辺の話もなかったわけではないようですが、あえて書かないあたり、小林先生のシャイな人柄がうかがえます。
またしても感傷的なレビューになってしまいましたが、深刻なところと同じくらい、笑えるところもたくさんあります。軽妙な絵柄の効果もあり、「暗い」というイメージからは程遠い作品。なので、キツイ話が苦手な人も安心して読んでください。

090317_174223先生は愛ネコ家でもあるので、今度はぜひ実録のネコエッセイなども描いてほしいところ。
この漫画、わりかし早目から紹介していたせいか、「大和田夏樹」で検索すると当ブログが1ページ目でヒットしてしまいます。そのようにして来られた方、すいません。ここには大した情報はありませんcrying

単行本巻末には「大和田夏樹氏の著作権継承者を探しています」とのメッセージがあります。何かご存知の方いらっしゃいましたら、講談社までご一報ください。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 15, 2009

南の虹のドロシー バズ・ラーマン 『オーストラリア』

090315_182218これはまだ、『X-MEN』が結成されるはるか以前の物語である・・・・

ヒロインは後に「ミセス・ブス」と呼ばれることになるイギリスの伯爵夫人サラ。彼女は夫がいつまで経っても出張先のオーストラリアから戻ってこないことに豪を、もとい業を煮やし、自ら彼の地に赴いて連れ戻そうとする。
豪州に着いた彼女を出迎えたのは、夫がつかわした荒くれの牛追い男「ドロンボー」だった。
ブスとドロボーが運命の出会いを果たしたとき、オーストラリアを舞台に雄大で激しい恋と冒険の物語が幕を開ける・・・・

オーストラリアといえば観光地として日本でもすっかりおなじみのところですが、考えてみたらかの地を舞台にしたお話ってほとんどなかったような。ぱっと思い出せるところでは、忘れられがちな世界名作劇場の名作『南の虹のルーシー』、アボリジニの子供たちの隔離政策を描いた『裸足の1500マイル』(未見)・・・・ あとは『ファインディング・ニモ』のクライマックスとか。田中邦衛主演の『タスマニア物語』というのもあったか。とにかく圧倒的に少ないですね。

「ならワシが作っちゃるわい、おんどれりゃー!!」とオーストラリア出身のバズ・ライトイヤー(違)監督が言ったかどうかは知りませんが、この映画は珍しく彼の地を舞台にした波乱万丈の娯楽大作となっております。知られざるオーストラリアの近代史を知る上でも、貴重な作品と言えるでしょう。

なんでもラーマン監督は最初この映画に、恋愛映画の定番的な二つのエンディングを用意していたそうです。で、結局どちらも採用せず、「これまでにない」三つ目のエンディングを新たに作ったとか。そのエンドがどれほど意外なものなのかは、皆さんの目で確かめてみてください。

ただ確かに恋愛映画でもあるんですが、わたしが良かったのはこの映画の真の主人公がサラでもドローヴァーでもなく、白人とアボリジニに生まれた少年・ナラだったということ。とりあえずわたしはそう解釈しましたcoldsweats01
最近トシのせいか、子供ががんばってる姿に弱いのです。

以下から徐々にネタバレしていきますので、未見の方はご注意ください。

taurus

taurus

taurus

taurus

そんなわけで特に気に入ったのは、中盤で黒人の子供になりすましたナラが、たどり着いた街で映画『オズの魔法使い』に見入るところ。「映画が観たい」という前からの願いがかない、しかもその題目がサラから聞いた『オズ』だったとわかった時、彼の胸はどれほど高鳴っただろう・・・と思うと、ついついにやけてしまいます。

そしてクライマックス。太っちょの会計士の残したハーモニカ、共に働いた仲間の犠牲、おじいちゃんの神通力、サラが教えた『OVER THE RAINBOW』、子供たちと共に生きていくことを決意したウルヴァリン・・・・
彼ら一人一人の願いと決意が一つになって、どん詰まりだったナラの前に虹の道を開いていきます。こういうの、スバラシイですよね。

それでは今回は『南の虹のルーシー』主題歌「虹になりたい」と共にお別れします。

090315_181602忘れないわ 星降る夜に 誓った言葉 このともし火を 消しはしないと
忘れないわ 茜の朝に 誓った言葉 若葉に染まる春を 呼ぼうと
斧撃つ響き 道開く歌声
こだまが胸に 弾んでくるの
この大空の 虹になりたい
希望に届く 虹になりたい

・・・エエ歌や・・・・ 富士山には月見草が似合うと申しますが、豪州には虹がよく似合うようです。

| | Comments (12) | TrackBack (4)

March 13, 2009

愛という字のもとに ~大河ドラマ『天地人』より③ 「その時、歴史がもがいた」の巻 

兼続 「樋口兼続です」
景勝 「上杉景勝じゃ!」
兼続 「いやー、大殿様も無事亡くなられましたなあ」
謙信 「わたしはすでに死んでいる・・・・」
兼続 「ひえっ!!shock
景勝 「あー、はいはい。あとのことはまかせて成仏してください」

ひゅ~ どろどろ~

兼続 「あー、びっくりした。それにしても殿、意外と度胸あるんですねえ」
景勝 「『ドンと来い、超常現象』っつってな。それはともかくあのオッサンが世継ぎをキチンと決めとかなかったから、俺らがいろいろ困ることになるんだよなあ」
兼続 「殿・・・ いま誓約書か何か書かしとけばよかったんじゃないですか?」
景勝 「
兼続 「ふ~ では本日のゲストをご紹介いたします。現在殿と真っ向から対立中の、上杉景虎さまでございます!パチパチパチpaper
景勝 「カネツグ~annoy てめえいい加減長澤まさみとか呼んでこいよ!」
兼続 「も~ 殿ったら相変わらずムッツリスケベなんだからheart04
景虎 「お二方・・・・ 話しても良いかな?」
兼続 「ああ! 失礼しました! どうぞ思う存分語っちゃってください!」
景虎 「それじゃ言わせてもらおう・・・・ わたしは美しい!」
景勝 「・・・・・・・gawk
兼続 「・・・・・・・gawk
景虎 「さらに武力・知力にも優れていて、オマケに可哀想な境遇と来ている! このドラマでわたしほど主人公にふさわしい男はいない! 景勝殿、潔く当主の座、あけわたしてもらおう!」
兼続 「うわ~ いきなりあんなこと言っちゃってくれてますよ!」
景勝 「こいつ、一昨年の大殿と同じタイプだよな~」
兼続 「ぶっちゃけ、名前継いでますからね。そんなことより殿、何か言い返してやってくださいよ!」
景勝 「えーと、景虎くんな。悪いけど歴史じゃオレが継ぐことになってるから。終了
兼続 「・・・・・またミもフタもねー」
景虎 「ふふふ。史実など恐れるに足らん! 後の上杉景勝は、実はわたしが成りすましていたことにしてしまえばよいのだ!」
景勝 「アホか! そんなメチャな展開、N○Kが許すわけねーだろ! 原作者の火坂雅史先生だってお怒りになるわ!」
景虎 「N○Kなどファンたちの助命嘆願書を集めて丸め込めばよいわ! 『このドラマは史実に基づいたフィクションです』というテロップを添えてな! 火坂某だって心配することはない! 彼とて駆け出しのころはムチャな話ばかり書いておったしの!」
兼続 「『関○原死霊大戦』とか『竜馬○活』とか?」
景勝 「しっ! 誰にでも触れられたくない過去はあるものだ・・・・ 誰かさんにとってのガオレンジャーとかな!」
景虎 「なにを! わたしは戦隊ものに出ていたことを恥じてはいないぞ!」
景勝 「いやいや。出てたことが、っつーより演技がね~(笑) あのころに比べれば、お主もずいぶん成長したものよsmile
兼続 「平安時代から生きてる狼男で、ビリヤードが得意とかいうわけわかんねー設定でしたね」
景虎 「ぐぬぬ言わせておけば・・・・annoy セクスィー部長兼下ネタ番長の分際で!」
景勝 「そりゃ沢村の方だ!
景虎 「お主にだって恥ずかしい過去ならいろいろあろうが! (資料見ながら)『ゴジラ FINAL WARS 』X星人役・・・・ これはなかなか恥ずかしいのでは?」
兼続 「『アキハバラ@DEEP』のシャア専用ザク役もすごいですよ」
景勝 「か~ね~つ~ぐ~ オメエどっちの味方だ!」
兼続 「おっと失礼。ていうか二人とも武将ならこんなみみっちいやり方じゃなくて、堂々と戦で決着つけてくださいよ!」
景虎 「望むところよ! それじゃ後日戦場であいまみえようぞ! やる気マンマンだぜェ~!!」
兼続 「殿も何か一言!」
景勝 「・・・・全部お前に任せる。じゃっpaper
兼続 「とォーのォーッッッ!!

090313_183755

| | Comments (4) | TrackBack (0)

March 11, 2009

今度のウィルは戦いません ガブリエレ・ムッチーノ 『7つの贈り物』

090311_180549その球体を7つ集めると、どんな願いでもかなえることができる・・・というのはまた別の話。ウィル・スミスが『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノと再び組んだ『7つの贈り物』を紹介いたします。

これもいわゆるネタバレ厳禁系の映画でして。ただネットの波を泳いでいると、どうしてもバレとぶつかってしまうものなんですよね。そういうわけでチョイバレくらいの状態で鑑賞いたしました。でもメインとなっているのは、意外な真相よりも、主人公の心の葛藤と、彼が選んだ「手段」。ちなみに宇宙人から職不足まで、いっつも何かと戦っているウィル・スミスですが、今回は特に何とも戦いません。ちょっとさびしい・・・・

すんごく気をつけて書くと、見ず知らずの人々にビッグなプレゼントを贈って回っている男がおりまして。一体彼はなんでそんなことをやってるのか、その最終目的はなんなのか・・・というお話。いわれなき善意+少しずつ謎が明らかになっていく構成は、ミミ・レダー監督の『ペイ・フォワード』などを思い起こさせます。

じゃあ早々とネタバレいきます。避難はいいですか? それじゃカウント・ダウン!

seven

six

five

four

three

two

one

たーいむぼかーん!impact

・・・・失礼しました。昨年は『つぐない』『ミスト』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』など「贖罪」をキーワードとした映画が目立ちましたが、これまた「罪とか罰とか」をテーマとした作品です。

主人公はあることで重大な罪を犯してしまいます。彼が人々に善行を施して回っているのは、そのつぐないのためだったのでした。
我々から見ると、彼の行動(特に最後のもの)は「筋違い」と感じられるかもしれません。もっとほかにやりようがあるんではないかと。よいか悪いかはひとまず置いといて、彼がそうした理由というのは、聖書をもとにして考えると、いろいろ納得できます。

この映画には、ちょこちょこキリスト教に関連した表現が出てきます。例えばタイトルの「7」という数字。聖書では神が設けた取り決めに関して、この数字がよく使われます。冒頭で「神は七日で世界を作った」というモノローグがありますし、「七つの大罪」なんて言葉もあります。
また登場人物の一人エズラは、ユダヤ人であることが察せられます。聖書にもエズラという名の模範的な人物が出てきますが・・・ ま、これは偶然の一致かも。

そして聖書には「目には目を、歯には歯を」という言葉があります。これはよく「やられたらやりかえせ」みたいな意味で使われてますが、実際は古代の刑法の一つで、ある人物が誰かの体の一部を傷つけたなら、加害者は等価のものをもってあがなわねばならい、というおきてです。
主人公が奪ってしまったものは七人の命でした。彼は自分一人の体で、どうやったら七人の命をあがなうことができるか懸命に考えます。

恐らく彼は強迫観念にも似た義務感で、これらの贖罪を行っていったんだと思います。序盤でエズラと話た後、取り乱していたことにそれがよく表れていました。その姿はあまりにも痛々しく、それだけだったら確かに歪んだつぐないのように見えます。

でも彼の最後の最後の行動だけは、自分の純粋な願い・・・・心から「そうしたい」と思ったゆえなんではないでしょうか。わたしは彼のそんな願いを、否定する気にはなれません。

090311_180609この映画で特にほめたいのは、「こんなに悲しいラブストーリーがあっただだろうか!?」とか「今年一番泣ける愛の物語!!」とかそういうコピーで売り出してないところですね。配給さんもやるじゃないですか。

ただそのせいか客足の方はいまひとつな模様・・・・ 難しいもんですね~wobbly


| | Comments (4) | TrackBack (1)

March 10, 2009

仮面らいだーディケイド 戦慄の第二話~第七話プレヴュー

そのいち クウガの世界

090310_130258みなさん、こんにちは
仮面ライダーディケイドです

「クウガの世界」にやってきたはいいものの、
未だにこの世界での自分の目的がわかりません

オレはいったいどうしたらいいんだ・・・・


090310_130332「そうくよくよすんなよ!good

ユウスケ!

「何のために生まれてきたか・・・・ そんなの簡単にわかることじゃないさ
オン・ザ・ロード。誰も旅の途中 本当の自分自身に出会うため
新しい明日へと続く道を探すんだよ
じっくり腰をすえて考えればいいじゃないか!good

090310_130405ありがとう。お前、いいヤツだな

だけどそれじゃいつまで経っても話が先に進まないんだよな・・・・・

「・・・・・・・

そんなことオレに言われてもナア」


そのに キバの世界

090310_130503デ 「そういうわけで今度は『キバの世界』に来てみました」
ク 「え!? じゃあオレの世界に来た意味は?」
デ 「知るか! 今回は半年ちょいしかやらねえから、さっさと消化していかねえと後がつかえちまうんだよ!」
? 「あの~」
デ 「おう! お前がこの世界の仮面ライダーだな!」
キ 「はい。キバと言います」
デ 「あれ? ちょっと前にも会ったことなかったか?」
キ 「その辺はややこしくてボクにもよくわかんないんです・・・」

090310_130906キ 「実はボク、悩みがあるんです・・・・」
デ 「おう、なんだ? 言ってみろ!」
キ 「ボク、本当はこの世界の王様にならなきゃいけないんです
   でも自分にとてもそんな資格があるようには思えなくて・・・・」
デ 「そんなことか。簡単簡単♪
   こうやってクジをつくってだな。1番、2番、王様・・・・と
   うまく王様ひいてくれよ~」
キ 「・・・・・・・・」

090310_130619ク 「あ、オレが王様だ」

デ 「てめえ! 空気読めよ!」

ク 「悪ィ。じゃあとりあえず2番が1番に電気あんま・・・・」

キ 「すんじゃねえ!!


そのさん 龍騎の世界

090310_130737デ 「そういうわけで今度は『龍騎の世界』にやってきましたー」

龍 「どうも。龍騎です。
   あなたのこの世界での役目は、裁判員となって犯罪者に判決を下すことです」

デ 「おう! それわかりやすくていいな!
   しかもタイムリーなネタだ!」

090310_130816
龍 「で、わたしたちが担当する裁判の内容ですが・・・・」

デ 「あー、いい、いい。そいつ死刑ね。はい終了」

龍 「ちょっとアンタ! なんでそんなにやる気なさげなんだ!?」

デ 「全三十話なんだよ! まいていかねえと!


おまけ ライダー名作劇場 フランツ・カフカ作 『変身』

090310_131008ある朝のこと

二代目仮面ライダークウガ、こと小野寺ユウスケは、
自分が巨大なクワガタムシに変身していることに気づいた

「ええ!?
マジ!?」


090310_131112「・・・・・・
とりあえず寒いからもう一回寝なおそう」


クワガタは寒さに弱い


つづく(ええ!?)

| | Comments (4) | TrackBack (1)

March 07, 2009

君は、刻の涙の向こう側を見る 水島精二 『機動戦士ガンダムOO』セカンドシーズンその2

090307_185421リボンズの暗躍のもと、世界への統制を強めていくアロウズ。その動きに反感を抱いた一部の軍人たちは、軌道エレベーターを占拠。アロウズの横暴を世界に訴える。だが全てをもみ消そうとするアロウズの暴走により、事態は誰もが予想し得なかった惨事へと発展する。
世界が再び混乱に向かおうとする中、ソレスタル・ビーイングはリボンズの掌中にある巨大コンピューター「ヴェーダ」の奪還を計画する。しかし彼らのうちには、リボンズの命を受けた「イノベイター」が潜んでいた・・・

いよいよ終わりまであとわずかとなった『OO』。今回は各キャラとこの作品のテーマについて思うところをダラダラと語ってみます。ちなみに今までの記事は以下の通り
ファーストシーズンその1
ファーストシーズンその2
セカンドシーズンその1

ガンダムの乗り手「マイスター」はおろか、敵方の「イノベイター」にもそれぞれ「対」となる存在がいる『OO』。
ところが、肝心の主人公である刹那・F・セイエイにはその「対」が存在しません。ただ一人絶対的な存在だからこそ、彼が主人公を務めていると考えることもできます。
しかし比較対照となるキャラはいろいろいます。まず第二部に入ってグン、と存在感を増した沙慈・クロスロードくん。彼は「戦いなくしては平和は得られない」と考える刹那、ひいてはCBに対し「あくまで非戦をつらぬく」という立場をとり、作品全体のアンチテーゼとなっております。彼には現代日本の青少年と、刹那たちの橋渡しをする役割もあります。

二人目は第一部とほとんど変化のないミスター・ブシドーことグラハム・エーカー。自分はこのキャラの存在意義がなかなかわからなかったのですが、最近になってようやくつかめてきました。
我々は戦争・暴力を忌避していますが、ひとたびそれに大義名分が立つと、途端にそれらを賛美する傾向があります。その大義名分とは、武士道精神とか、「何かを守るため」とかそういうものです。グラハムはそうした「暴力を崇める者」の代表なのだと思います。かつては刹那もそうだったように。

沙滋を刹那の「裏」、グラハムを「逆」とするなら、「対偶」となるのがイノベイターの長、リボンズ・アルマーク。彼もまた世界平和のためにいろいろと布石を打っているわけですが、そのやり方も理由もCBとは大きくかけはなれています。リボンズと刹那はお互い二回しか会っていませんが、「お互いを革新させた」という点において、限りなく重要な存在となっています。

「戦うことしか生きる道が見つからない」と語っていた刹那。しかし彼にも、ようやくそれ以外の道が見つかりそうな雰囲気になってきました。果たして彼は戦いを捨てることができるのか、それともやはり戦いの中で散っていくのか・・・・ できれば前者であってほしいものです。


他のマイスターたちについてもちょっとずつ語っておきましょう。
まずティエリア。彼の最大のヤマ場はセカンドシーズン前半で、「イノベイターにつくか、CBにつくか」悩んでいたあたりかと思われます。既に彼はその問題にははっきりカタをつけていますので、そういう意味では「もう終った」キャラといえるでしょう。あとは生きるか死ぬかです。

アレルヤもマリーをいったん連れ戻した時点で、ほぼ終了しているような気がします。残りの課題は心変わりしてしまった嫁を、また自分のところに引き寄せることができるか、というとこでしょう。裏の人格ともまだ完全にケリがついてないようです。

で、いまんとこ一番葛藤してるのは二代目ロックオン、ことライル。アニキ同様ひょうひょうとしたキャラで登場した彼ですが、精神面ではややもろいところがある模様。彼がアニューとくっついたのはやや唐突だったような気もしますが、彼女だけが先代を知らず、アニキと彼を比べなかったところにライルは魅かれたのかもしれません。
そんなわけで、兄貴へのわだかまりと、アニューを撃った刹那への憎しみを乗り越えることが、彼にとっての課題といえます。

この辺はOPを見るとよくわかります。問題の多く残ってるマイスターほど、登場時間が長い(笑・秒単位の違いですが・・・)


さて。
アトム、ガンダム、エヴァとつづいてきたSFロボットアニメ。このジャンルには「王道」とも言うべきテーマがあります。すなわち、「人間は自分と異なるものを受け入れることができるか」というもの。『OO』のテーマもやはりそのあたりに収束していきそうです。
初代ではその悲願を達成するものを「ニュータイプ能力」としたわけですが、水島監督は違うものを見ているようです。戦火を拡大するのがテクノロジーならば、夢をかなえるのもまたテクノロジーであると。
ただそれだけじゃやはり心もとないので、それを補うのが人々の純粋な願いや、マリナ様たちのお歌、というところなんでしょう。

090307_185357ひいきの黒田洋介氏が脚本を書いてるということで、熱心におっかけてきた『OO』。その黒田節、最近は期待に違わぬ炸裂ぶりで、多少お話が強引でもいいセリフが来ると、つい感動してしまう自分がいますcoldsweats01

というわけであますところあと4回。固唾を呑んで見守っていこうと思います。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 06, 2009

悲しみのアンジー クリント・イーストウッド 『チェンジリング』

090306_184729副題は「イーストウッドをほめちぎる!」ということで。珍しくお茶ラケなしであらすじいってみましょう。

1920年代のLA。シングルマザーのクリスティンは、電話の交換手をして一人息子を懸命に育てていた。あるとき彼女のその最愛の息子ウォルターが、忽然と姿を消してしまう。
数ヵ月後、クリスティンは警察から息子が見つかったとの報せを受け、狂喜する。だが彼女の前につれてこられた子供は、明らかにウォルターとは別人だった。それでも「あなたのお子さんです」と断言するLA市警。その少年までもが彼女のことを母と呼ぶ。果たしてウォルターはどこへ消えてしまったのか・・・・

フィクションではたま~にこういう話ありますよね。考えられる真相としては「政府の陰謀」「宇宙人と取り替えられた」「ヒロインは実は仮想現実世界の住人で、プログラムにミスが生じたために(略)」などがありますが、驚くべきことに、これ実話だったりします。

クリント・イーストウッドはわたしが最も信頼している監督の一人であります。かようにまず拾ってくる話のネタ、およびそのアプローチの仕方が興味深い。『ミリオンダラー・ベイビー』では女子ボクシングというマイナーな世界を扱い、『硫黄島二部作』では知られざる歴史秘話を紹介するとともに、ステレオ形式で日米双方から第二次大戦を描くという実験を試みていました。

次いで映画として非常にスリリングであります。この『チェンジリング』は実はかなりくたびれた状態で鑑賞し、最初の方はうとうとしかけていたのですが、見ているうちに見事に眠気が消し飛びました。登場人物がどうなるのか、話がどこに向かっていくのか・・・・ 結末を見届けられずにはいられない。こういう「物語」の「基本」がきっちりなされています。

そして訴えかけてくるメッセージが奥の深いもので、非常に明快であります。それでいて決しておしつけがましくはなく。
彼の作品を見ていると、「人が一人いなくなるということに、命が失われるということに、どれほどの重みがあるのか」「あまりにも非情な境遇にあって、果たして人は己の尊厳を保ちつづけることができるのか」いつも考えさせられます。
本当にハリー刑事のころにパンパンジャンキーたちを撃ち殺していた人と同一人物とは、とても思えません。

以下はぼちぼちネタバレしはじめます。未見の方はご避難ください。

bleah


bleah


bleah


bleah


bleah


bleah


薄幸のヒロインを演じるのは「世界の姉御」アンジェリーナ・ジョリー。しかし今回はマシンガンをぶっ放すわけではなく、なよなよ、はらはらと泣き崩れる演技が目立ちます。クレジットに名前がなかったら、到底彼女とはわからなかったことでしょう。
しかし中盤においてとうとうブチ切れた彼女が、「言うべきことを言ってやるぜ!」と啖呵を切る場面があり、そこからは「ようやくいつもの姉御が帰ってきた!」と思いました(笑) やはり母は強しというべきか。 

暮れに見た『永遠のこどもたち』でも非情によく似たシーンがありました。みなが「もう終ったことだから」と言う中、一人ヒロインだけは「今もあの子の存在を強く感じるんです」と言う。母が子を思う気持ちは、いつの時代も万国共通なんですね。一方で最近ではやりきれない事件も時々あり・・・・

わたしがこの映画で一番感動したのは、一度逃げかけたウォルター少年が、共に捕まっていたデヴィッド少年を助けに引き返すくだり。あれほどの恐怖を味わいながら、彼は人としての優しさを失っていなかったのだな、と。そしてわずか10歳の少年にどうしてこれほどの強さが備わっていたのか・・・・と。

普通なら「終わり」となりそうなところで、この映画、なかなか終りません。途中から大体どういう結末か予想がついてしまったので、「もういいじゃないですかー」と思ったのですが、最後まで見ると、監督がそこまで続けた意味がわかります。

現実はいつだって重く厳しいものです。だからこそ希望が必要なんでないの?ということをイーストウッドは訴えます。
そうです。どんなに重いテーマを扱っていても、最後はさわやかに締めてくれるから、自分は彼の作品が好きなのです。

090306_184748そのイーストウッドの次の作品は、退役兵とアジア系移民の心の交流を描いた『グラン・トリノ』。今回は主演も努めております。日本公開は来月・・・・て早!
ささやかれていた俳優引退説も撤回され、彼のこれからの活躍にますます期待してしまいます。


| | Comments (14) | TrackBack (10)

March 03, 2009

野生の狼の牙 ジャック・ロンドンあれこれ

20060411170702趣味の読書コーナー。本日は20世紀初頭に英国で活躍した作家(とずっと思ってましたが、最近になってようやっとアメリカの作家であることを知りました。あーハズカシ)、ジャック・ロンドンについて語るであります。ジャックでロンドンというと「切り裂き」の方を思い浮かべる方もおられるかもしれませんが、たぶん関係ありません。
昨年は色々とロンドンの名前を聞くことが多い年でした。映画『イントゥ・ザ・ワイルド』で主人公が愛読していたり、短編集『火を熾す』が翻訳されて話題を呼んだり・・・ あ、そんだけか。

まあそんなわけで、わたしも学生時代に読んだ三つの作品を思い起こしたりしておりました。
その作風はワイルドでシンプルで骨太。雄大な自然を舞台に、迫り来る脅威に対し、いかにして生き残るか・・・
そんなストーリーを好んでいたようです。

まず最初に紹介しますのは日本で最もよく知られている彼の作品『白い牙』。アメリカの極北の地を舞台に、狼と犬の合いの子「白い牙」の放浪の旅が描かれます。が、この話で一番すごいのは本筋とあんまし関係ない第一章。雪原を行くキャラバンが、狼の群れに付けねらわれ、夜毎に一人、また一人と消えていく描写はホラー以外の何物でもありません。谷口ジロー氏もこのエピソードに感銘を受けたお一人のようで、ある雑誌でこの部分だけ漫画化されておられました。
現在は新潮文庫版がもっとも入手しやすいようです。

次にとりあげるのは『白い牙』と並んで代表作とされている『野性の呼び声』・・・・と言いたいところですが、さきほど調べていて、わたしがずっとそのタイトルだと思っていたものは『太古の呼び声』だったことが判明いたしました・・・・ ああ紛らわしい。ちなみに『野性』の方はアラスカで酷使されていた犬ぞり犬が、己の野性に目覚めていく・・・という話のようです。翻訳によって『荒野の呼び声』だったり『野生の呼び声』だったりして、本当に紛らわしい。ちなみに原題は『The Call of the Wild』。現在では光文社古典新訳文庫のものと、『荒野』のタイトルで出ている岩波文庫版が手に入りやすい模様。今度買ってこよう・・・

で、わたしが読んだ『太古の呼び声』の方。原題は『Before Adam』。全然違うじゃねえか!
原始人が太古の環境の中でいかに生き抜いていったかを、淡々とつづったストーリー。序章で作者は「夢の中でよみがえった祖先の記憶をもとにして書いた」と述べていますが、たぶんウソです。『はじめ人間ギャートルズ』か『紀元前一万年』のようなお話かと思われる方もおられるかもしれませんが、登場人物は素っ裸な上、言葉もろくにしゃべれないので、それらよりももっと「猿」なお話。たぶん『イントゥ』のクリス君が理想とした暮らしは、彼らのようなものだったのでは・・・ と思われます。
現在は新品は手に入りにくいようです。古本屋かオンラインで探してみてください。

最後に紹介するのは『海の狼』。霧の都ロンドンでうっかり海に落ちてしまった青年ワイデンは、幸い通りがかった船に救助されます。ところがその船の船長が「海の狼」と恐れられる荒くれ男で、ワイデンは乗組員の一人としてこき使われることに・・・・
品のない言い方をしますと、文学オタクのなよなよした青年が、ワイルドな海の男たちに無理矢理包茎をむかされてしまうような、そんなお話。
人間が主人公で、しかも自分に近いタイプだったため、一番感情移入できた作品でした。ワイデンが船の下っ端と険悪になり、お互い威嚇のために包丁をガリガリ研ぎあっている場面などは、今でも強烈に覚えております。これまでに数回映画化もされているようです。わたくしちっとも見かけたことありませんが・・・・
かれこれ10年以上前にトパーズプレスで出版されたものが、オンラインでなら入手できるようです。

20060427154444
先日上京した折、某大書店をブラブラと歩いていたら、つい図書館で借りそびれていた『鉄の踵』というロンドンの著書を見つけました。自然をテーマとした上記の作品群とは違い、「ヒトラーの出現を予見した社会派小説」であるとのこと。奥付を見たら「1987年4月20日初版第二刷」とありました。すごいよ紀○国屋。これからのんびり読んでみようと思います。
『ジャック・ロンドン放浪記』や短編集も、機会があったらチャレンジしてみたいっすね。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

March 01, 2009

ギターでは殴るものではない 宮藤官九郎 『少年メリケンサック』

090301_175413ぼく パンク・ロックが好きだ
中途半端な 気持ちじゃなくて
ああ 優しいから好きなんだ
ぼく パンク・ロックが好きだ
(THE BLUE HEARTS 『パンク・ロック』)

SPEED、ユニコーン、バービー・ボーイズ、リンドバーグ・・・・ なぜかここに来て音楽界に押し寄せている「再結成」ブームの波。そしてあの伝説のパンクバンド「少年メリケンサック」も25年ぶりに復活が決定した。ただ問題は、誰もそれを「復活」だと思っていなかったことにあった・・・

某レコード会社のダメOL、かんなは・・・ってまた「かんな」ですか! 最近流行ってるんですか? この名前 ・・・某SNSの動画コーナーで、成層圏まで突き抜けたあるバンドを発見する。彼らの名は「少年メリケンサック」。そのパワーに魅了されたかんなと社長は正式に契約もしてないうちから、彼らの全国ツアーを決定。だがメンバーの一人にあってかんなは驚愕する。なんと彼女が見た動画は25年前の解散ライブのものだったのだ。

それでも強引にメンバーをかき集めるかんな。だがギターとベースは犬猿の仲で、ドラムは重度の痔、ボーカルは身体障害者、そして演奏は超ど級の下手っぴい。果たしてこのツアーは無事成功するのか?(するわけない)


えー、まずパンクロックとはなにか。すいません。よくわかりません。
いろんなところから聞いてきた適当な情報によると、70年代に誕生したセックス・ピストルズを始祖とする音楽ジャンルで、過激な歌詞とファッション、パフォーマンスなどをウリとしている。ただヘビメタと違うのは、彼らの音楽には大抵社会へのメッセージがこめられているとか。詳しい方、間違ってたらバシバシつっこんでやってください。

わたしがパンク・バンドと聞いてまず思い出すのは、80年代後半人気だったTHE BLUE HEARTS。異常にクビのすわりが悪く、目をむき出し、舌を突き出して声を張り上げるメリケンサックの姿は、まさしくブルーハーツのスタイルそのまんまでした。あるいは、こういうのがパンクのスタンダードなのか。忌野清志郎さんもこんな感じですよね。
周りにブルーハーツのファンが多かったので、わたしもいつの間にか彼らの曲が好きになったりして。って言うか、メチャクチャ下手糞なコピーバンドまで組んでたの・・・・ ああああああ!! 顔から血が出そうだ!ヾ(.;.;゚Д゚)ノimpactimpact


えーと、映画の話ね(_ _;
わたしがこの映画を見たかった動機・・・ それは「壊れた宮崎あおいが見たかった」。それに尽きます。その点期待は十分に応えられました。
出世作『ユリイカ』(見てないけど)を初めとして、深刻な役が多かった彼女だけど、なかなかどうして、コメディエンヌもいけるじゃないですか。あるいは、昨年一年全然違う演技を見ていたから、余計に面白く感じられるのか。
なんでも彼女は『篤姫』で死ぬほど忙しかったのにも関わらず、本作品への出演を熱望したそうです。
・・・・・こいつバカだ。

しかし「バカな子ほどかわいい」とはよく言ったもので、そんなバカ丸出しな彼女が、メチャクチャかわいい。『篤姫』の時の三倍はかわいい。ぴょこぴょこ跳ねてるあおいちゃんを見ているだけで、とってもしやわせな気分になれます。そして彼女にベタベタとさわりまくるオヤジどもを、片っ端から叩き殺したくなりますannoy
だのに映画を見ていると、いつの間にかろくでなしで不潔で屁臭くて脂っこいオヤジたちに、肩入れしている自分がいました。このノリはチャウ・シンチー作品や『俺たちフィギュアスケーター』にも通ずるものがありますね。

ヘンテコなロードムービーとしても楽しめますし、登場する楽曲がそれにさらに輪をかけてヘンテコ。
「ん、このメロディ、ナイスフィーリング♪」という曲より、「なんじゃあ!! こりゃあ!!」と頭が破裂しそうな曲の方がかえって耳にこびりついたりするもんですよね(そして気がつくと口ずさんでいたりするshock)。そんな歌のオンパレードです。

090301_175444『真夜中の弥次さん喜多さん』で轟沈した自分には、久々にヒットしたクドカン作品でした。
「いまの音楽業界はふにゃらけている!」とお怒りの皆さん、ぜひご覧ください。

しかしこれ、地上波放送はまず不可能でしょうね・・・・


| | Comments (10) | TrackBack (5)

« February 2009 | Main | April 2009 »