韓龍大決戦 シム・ヒョンレ 『D-WARS』
本日は韓流ムービーの新たなる挑戦、『D-WARS』を紹介いたします。
むかしむかし。七つ集めるとどんな願いもかなえられる「ドラゴンボール」という宝玉があった。世界征服を企む悪の怪人キムチ書記長は、そのひとつが冬子という娘の体内に隠されていることをつきとめる。怪獣テポドンを操って冬子を襲おうとしたキムチ書記長だったが、冬子の恋人、ソナ太の捨身の行動により、その野望を阻まれたのだった。
時は流れ。LAで新しい生活を始めた冬子は、雪の降る夜、死んだソナ太とそっくりの男と遭遇する。しかし時を同じくして、キムチ将軍も世界を征服すべく、再び行動を起こしつつあった・・・
細部は異なりますが、だいたいこんな話だったかと。
わたしはバクチはしません。なぜか。むいてないからです。
家族で麻雀をやった時も、「お前はすぐ顔に出る」と、いいようにむしられておりました。あと昔パチンコにはまっていた友人がこんなことを言ってました。「何が何でも負けを取り戻そうとして、熱くなっちゃう人はやらないほうがいい。ダメな日はダメな日でさっとあきらめないと」 で、わたしはまさにその、引き際の悪いタイプだったりします。
そんなわたしがやるバクチめいたことといえば、食玩やガシャポンで目当てのものを狙うこと、そしてヤバ目な映画を観ることくらいです。
トレーラーや情報を見て、「良さそうだな」と思う反面、なんか危険な香りがする映画ってありますよね。そんで他の人のレビューを見ると、こぞって大不評だったりして。
それでも、いや、それだからこそあえて観にいく。友よ。男にはダメとわかっていても、行かなきゃいけない時があるのです。
で、結果から申しますとこの『D-WARS』、大変面白かった! ・・・・普通の意味でも、別の意味でも(笑)
どうやったらこの映画を十二分に楽しめるのか、不肖わたくしめが攻略法をお教えしましょう。
この映画主な舞台はLAなんですけど、冒頭で韓国の昔話が語られます。問題はその昔話に、なぜかスターウォーズのストームトルーパーが出てくるところ。そんで序章において語られた悲劇のカップルが、なぜかLAに転生してきたりします。普通は韓国で生まれ変わるのが筋だと思うが・・・・・
ほかにもこんな調子で、三分に一回は強烈なボケをかましてくれます。ですから元気な人はその度にすかさずつっこんでやってください(ただし、まわりの迷惑にならないように)。「そんなの面倒くせーよ」という人は、寝てていいです。ただ開始から40分くらいしたら目を覚ましてください。携帯のアラームでもセットしておいて(ただし、まわりの迷惑にならないように)。
そして全体の真ん中くらいで、この映画の最大の見せ場がやってきます。LAにどっと襲い来る怪獣軍団。一匹の巨大な怪獣が人々を襲う映画はたくさんありましたが、大小さまざまな怪獣がいっぺんに街をこわしまくる映画はなかなかなかったと思います。特にひきつけられたのが、一番のデカブツが高層ビルに襲い掛かるシーン。怪獣ファンにとっては感涙ものの映像です。
米軍もがんばってます。通例この手の映画では引き立て役になることが多い軍隊さんですが、この『D-WARS』においては『ゴジラ』の自衛隊の二割増くらいハッスルされてました。
しかしこの最大な見せ場も、実は本筋とはあんまり関係なかったりします(笑)
そんなわけで『D-WARS』、正真正銘掛け値なしの地雷ムービーであります。しかし個人的にはやけに気持ちの良い、踏み応えのある地雷でした。あなたがもし怪獣を愛しているのなら、勇気を持って思いっきり踏んでみてください。ただそうでないひとは まちがってもそばにいってはいけません。怪我します。
あと去年『ベオウルフ』の時にも書きましたが、日本の冬は、やっぱり怪獣映画ではないでしょうか。ここのとこ海外勢にたよってばっかりですので、わが国でも気合の入った怪獣映画が復活することをココロより願います(←『ギララの逆襲』)。


Comments
どのブログでも最低、ヒドイ、あはは


な評価しかない、この映画をよくぞ良い、と言いました
これが、本国では大ヒット、というからコリアの方はよくわかりません
ね。
強い思いを持った人は転生しても、その思いを忘れない
というのが韓国の価値観なので、だからやたら転生モノが多い
んですかね。
転生しても忘れないんですから生きている内に忘れるなんて
事は絶対ない、んでしょうね。
だから色々問題が起こるんでしょうね。
はぁ~
Posted by: 犬塚志乃 | December 12, 2008 10:47 PM
>犬塚志乃さま
何度でも言います。面白かった(笑)
そして要注意
あちらでは『グエムル』も相当ヒットしましたから。コリアの方々は根っからの怪獣好きなんでしょう
>転生しても忘れないんですから生きている内に忘れるなんて
事は絶対ない、んでしょうね。
いや、けっこうあるみたいですよ
「記憶喪失」は韓流ドラマの定番みたいなので
Posted by: SGA屋伍一 | December 13, 2008 07:34 AM
伍一さんおはようございます☆
あ、これ韓国ムービーだったんですね!
伍一さんの描くヨン様は爽やかだ〜
寝てていいの!?って思ったら
40分後からは目を覚ましてってウケましたわ〜
Posted by: mig | December 13, 2008 10:44 AM
>migさま
こんばんは! ご来訪ありがとうございます!
これ、舞台はLAだしキャストもほぼアメリカ人なんで、わたしもてっきりハリウッドムービーだとばかり思ってました
で、記事書く際に調べて初めて韓国製だと気づきました・・・・
この絵でヨンさまとわかっていただけましたか。ありがてえ(笑)
で、この映画ははっきり言ってmigさん向きじゃないです(笑)。くれぐれもご用心を。migさんは韓流映画をあまり見ないようなので、心配いらないかもしれませんが
韓国映画でおすすめなのは『トンマッコルへようこそ!』
これ映画館でダダ泣きしちゃいました
Posted by: SGA屋伍一 | December 13, 2008 08:21 PM
こんにちわ。
ヨン様、ステキです。
あえて地雷を踏んだくせに爆死していない我々は、きっとこの映画を
心底楽しんだに違いないとそう信じています。
ぶっちゃけ、『グエムル』も相当つまらなかった私なので、
韓国製の怪獣ものとはほとんど相性が悪いに違いないのですが・・・・
それでもなぜ観てしまったのかは、初めてタコを食べた人の気持ちに
近かったからだと思うのです(←意味不明)
これを観終わってから、あるカップルと同じエレベーターになったときに。
彼氏がしきりに「ヒドかったなあ。こんなにヒドイとは思いもしなかった
よ。」とグチっていて。それを受けて彼女が、「んじゃ、なんであたしの
こと誘ったのよ。」と静かに怒っていたのがとても面白かったです。
Posted by: 睦月 | December 15, 2008 04:38 PM
>睦月さま
お返し、カムサハムニダ
映画の楽しみ方も本当に様々。地雷には地雷なりの楽しみ方があると思います
手足の1,2本ふっとんじゃったような気もしますが、気にしない、気にしない♪(←しろ)
『グエムル』は近年では一番アタマに来た映画でしたねー(笑) ただそれはわたしの好みじゃなかったということで、あの作品のパワーとかオリジナリティとかは認めてます
初めてタコを食べた人・・・ もしかしたら変態さんかもしれませんね。でも尊敬すべき変態さんだと思います。彼(彼女?)のおかげでわたしたちはたこ焼きとかタコ刺しとかおいしく食べられるわけですから(話が横道それてるなー(^^;))
>彼女を怒らせた彼氏
バカなヤツだ(笑) デート時には自分の好みよりも二人で盛り上がれそうな映画を選ぶべきだろうが! 今の時期だったら・・・ 『容疑者Xの献身』とか?
でもその彼とは、なんかいい友達になれそうな気がします
Posted by: SGA屋伍一 | December 15, 2008 08:07 PM
>「何が何でも負けを取り戻そうとして、熱くなっちゃう人はやらないほうがいい。ダメな日はダメな日でさっとあきらめないと」
これはノーカントリーにも言えることののような・・・
「失うものを取り戻そうとして~」なんてセリフもありましたし。
ところでスシ王子や小林少女は見ないのでしょうか?
この映画を軽く(?)越える地雷映画ですが。
私としては見て良かった気はするような?
損した気分にはなりませんでした。
「キャシャーン」「デビルマン」を越えた、とも
言われています。
この2作品そんなに悪くないですよね。
Posted by: 犬塚志乃 | January 03, 2009 11:50 AM
こんにちは~♪
地味記事に遊びにいらして頂き、、、感激で~す
で、、、この映画ですが、SGA屋伍一さんのあらすじを読むと、えらく面白そうな内容なのに、何故こんなことになっちゃったんでしょう?(笑)
いや~~~楽しい地雷映画でしたよ~
最初っから「ぷぷっ[E:delicious」と笑いながら観ていたのですが、途中からは宴会みたいに楽しい気分でツッコミまくって、、、家族でストレス発散致しました!誰が面白いツッコミを入れるか競ったりして~
ということで、なんだかんだと楽しめた映画でございました。
楽しそうなのに観ていてテンションが下がった『ナイトミュージアム2』なんかより好きかも♪
Posted by: 由香 | February 04, 2010 09:05 AM
>由香様
おはようございます~ こちらこそさびれたブログに毎度お返しありがとうございます
うん、映画って面白いですよね。一流のスタッフがそろっていても、一歩舵取りを間違えるととんでもない方向に行ってしまうという・・・
しかしこれほどまでに大暴走して、しかも憎めないという作品にはなかなかお目にかかれるものではないですね(笑) わたしも映画いろいろ観てますけど、このレベルにまで達してる作品はちょっと思い出せません
由香さんとこのお子さんたちにも好評だったようでなによりです
やっぱりどうせ踏むなら、ちまちました地雷より、盛大にドカーンといくようなヤツを踏みたいですよね!
Posted by: SGA屋伍一 | February 05, 2010 07:40 AM