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November 21, 2008

新赤かべ物語・前編 ジョン・ウー 『レッドクリフ PART1』

081121_181038今を去ること1800年前、中国のグルメ界は熱く燃えていた。権力にものを言わせて、全国の味を統一しようと図る魏のソースー。それに対し、伝統の味を守らんと呉の国の将軍ショウユは叛旗を翻す。この対立に割って入ったのが、後に食の国の大軍師となる塩カツ小梅。
「とんかつにふさわしいのはキッコーマンでもブルドッグでもない。食塩こそがもっとも豚肉のうまみを引き出すのだ」
かくして洋上に敷かれたレッドカーベットを舞台に、時を越えて語り継がれる伝説の味勝負が幕を開ける・・・

さすがに今回はワルノリが過ぎた気がします・・・ 不朽の名作『三国志』を、『男たちの挽歌』『フェイス・オフ』で知られるジョン・ウーが映画化。その第1部であります。
まずタイトルの「クリフ」とはなんぞや、と疑問に思っていたら、意外なところから判明いたしました。『ポニョ』の英語タイトルが『ポニョ・オン・ザ・クリフ』というのですね。なるほど。
で、この『三国志』というお話、どこが泣き所かと申しますと、「ど真ん中のあたりが一番盛り上がる」というとこです。お話は五合目あたりをすぎると、以後放物線を描くようにだんだんと尻すぼみになっていきます。あんまりにもしょぼくさいので、吉川英治先生などは最後の方は丸々ダイジェストで流してしまったほど。横山光輝先生にいたってはそっくりカットしておられました(笑)
だから「どうせ全部できないのであれば、一番派手なところを存分にやろう」という今回の目論みはある意味正しい。魚で言えばマグロの中落ち、ヒラメの縁側みたいなもんですね。

さて、わたしも一応かつては『三国志』の愛読者でございました。ほんでもって「いつかはわたしも曹操や関羽のようなひとかどの男になるのだ・・・・」なんて悦にいってたものです。

・・・・・・・・

あああああ!! 尻から血が出るほど恥ずかしい!!

それはともかく、かつて三国志になじんだ身としては、キャラクターがそれなりに「らしく」描写されていたのが嬉しかったです。
劉備が草履を編んでいたり、曹操が「人材欲しい欲しい病」だったり、孫権妹がお転婆娘だったり。「そうそう、こんな人だった」と昔馴染みに再会したような気分でした
そんな中、従来のイメージとやや異なっていたのが周瑜。原典では孔明の引き立て役にすぎず、かっこ悪い場面ばかり目立ってたような。孔明の口車にまんまとのせられて、さんざん利用されたあげく、最後は「もう用ないから。バイバイ」みたいな、そんな扱いだったと記憶しています。
周瑜 「ひどい! あたしのことだましたのね!」
孔明 「キミとはしょせん一夜限りの関係だったってことさ。ゴチ♪」
ていうか何気にひどいヤツですね、孔明・・・・ 女の敵だわ!

しかし『レッドクリフ』ではその周さんが、なかなかかっこよく描かれておりました。孔明に協力するのも原典のようにだまくらかされてではなく、「志を共にするものは、目と目を合わせればわかるのよ。うっふん」みたいなそういう感じでした。その辺は『男たちの挽歌』ジョン・ウー節です。

そのジョン・ウー流の「男の美学」、今回も随所に見受けられました.言うなれば、「荒々しい男たちがつかの間に見せるほのかな優しさ」ってとこでしょうか。
鬼神のごとき戦いぶりをみせながら、陣営では笑顔で子供たちに勉強を教えている関羽。軍事演習に水を差されたというのに、子供の笛をよく鳴るように削ってやる周瑜。わかりやすい悪者の曹操でさえ、関羽の心意気に打たれて、討ち取れるところを見逃してやったりしています。
少女マンガで言えば、ヒロインにやけに冷たいニヒルな二枚目が、雨の中こっそり子犬を拾っているような、そんなニュアンスに通ずるものがあります(ないか)。

そんなわけで、思ったよりも楽しめた『レッドクリフ PART1』。これなら後編も観にいってもいいかな♪

081121_181056ところで『三国志』の映画というと、わたしは1990年に中国で「第1部 大いなる飛翔」と銘打って製作されたものを思い出します。駆け足ながらも、桃園の誓いから赤壁の戦いまでを二時間でまとめた(!)快作でした。
それから第二部を二十年間待っておりましたが、先日オン友さんから「国の事情でお蔵入りになった」と教えていただきました。orz・・・・・・

いや、たぶん『レッドクリフ』は大丈夫だと思うんですけど。

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Comments

こんばんわ。
TFと平行して勇者シリーズまた見てるまさとしです。
「ダ・ガーン」の前年にやっていた「ファイバード」と
「ガオガイガー」の前年にやっていた「ダグオン」いう
作品ですがこれがなかなか面白いです。知ってる声優
の作品はとっつきやすくてありがたい。
と前置きはここまでとして・・・・・・・
>ワルノリ
いや、君のその創作センスはなかなか見事だと思います。
あつ姫といい何がその創作力を引き出すのか
ご教示いただきたいものです。
>かっこ悪い場面
だから、孫策とのカップリングも意識してやってよ(しつこい)
>絵
どちらも横山版ですよね?
曹操がいい感じです。
では。

Posted by: まさとし3055 | November 21, 2008 09:36 PM

>まさとしさま

おはようございますだ

「ファイバード」と「ダグオン」、両方見てなかった・・・orz
自分がチェックしてたのは「ダ・ガーン」「マイトガイン」「ジェイデッカー」「ガオガイガー」ですね。「ジェイデッカー」は特に好きです。あと「ファイバード」の松本保典さんも好きな声優さんです

ワルノリ、フォローしていただいて恐縮です
思いつくコツは・・・なんも考えないことでしょうか(笑) 仕事中にぼーっとしてるとよくネタが思い浮かびます(マジメに仕事しろよ)

>孫策とのカップリングも意識してやってよ

承知(笑) 今度その場面読み返してみるだす。吉川版にもあるよな?

>どちらも横山版ですよね?

はい。横山タッチ、意外と難しい・・・・ まあ曹操は目つきのいやらしさがうまく描けたかと思います(笑)

Posted by: SGA屋伍一 | November 22, 2008 09:29 AM

こんばんは~♪
SGA屋伍一さんは三国志を読破されているんですね~
で、楽しまれたようですので、ジョン・ウー監督も本望でしょう、、、

それにしても関羽と趙雲の見せ場がカッコ良かったわ~
あまりにも燃えてしまったので一日置いて2回目鑑賞した私♪
2回目の時はもっと燃えました!!どこでポーズとるか分かっているので、「来た来た来た~」と小声で叫んで拳を握って、、、ああ~いい迷惑。

ところで、周瑜のトニーちゃんですが、「傷だらけの男たち」の時に中井貴一に見えたと記事に書いてしまったんです。
今回のトニーは一瞬タケちゃんマンに見えたけど(汗)、、、でもでもトニーは好きなの~~~髪型がイケないのよ~~~彼は長髪が似合うのに~~~

Posted by: 由香 | November 22, 2008 11:28 PM

なにしろ原典をおもいきし換骨奪胎してるもんだから、三国マニアからは"俺の三国志じゃねぇ"的反発が噴出するものと予想され、じっさい前評判ではそういう声も多く聞かれましたが、鑑賞後の反応はマニア層においてもわりと肯定的なようですね。
上でもお書きのように、端々にマニア心をくすぐる演出を散らしているのが効いたのかもしれません。

金城武の孔明も変人ぽくて面白かったけど、劉備役の人の面構えはこれまで視た劉備役者の一等賞を差し上げたいです。
関羽役は、NHK大河『北条時宗』でクビライだったバーサンジャブさんじゃないですか!
エンドクレジットによると関平役の人もモンゴル系らしき名前なので、ひょっとして実の親子だったりするのかしら?
(でもどこに出てたんだ関平?)


私の場合、一番印象に残っている三国志の映像作品は、知名度いまいちの劇場アニメ版三部作です。
シナノ企画制作ながら横山版準拠でないこのアニメ映画、映画館で第一部を視たときは本当に感激したものです。
第二部、第三部と続くにつれてレベルダウンしていったのは残念ですが、今でも日本で作られた映像の三国志ではこれがベスト作品だと思います。
このアニメ、いま調べてみたら、赤壁効果で無料公開されてますね。
http://weekly.yahoo.co.jp/80/sangoku_douga/index.html
まあ、PCの小さい画面で視ると迫力に欠けますけど。

Posted by: 秦太 | November 22, 2008 11:55 PM

>由香さま

お返しありがとうございます
一応読んだことは読んだんですが、適当に飛ばし読みした部分もちらほら・・・ これを機に再読してみようかとちらっとだけ思いました。本当にちらっとだけ(笑)

関羽と趙雲、かっこよかったですねー 赤ん坊を抱えてダッシュするところは、原作でも趙雲の一番の見せ場なんですよ。だから趙雲の絵は、決まって赤ん坊を抱いてる図だったりします
関羽はクライマックスのキッとにらむところも決まってましたが、序盤の曹操軍に取り囲まれて奮戦するところがいかったです。あれだけの多勢に囲まれながら、一寸の迷いすら見せないとは・・・

>周瑜のトニーちゃんですが、「傷だらけの男たち」の時に中井貴一に見えたと記事に書いてしまったんです。

わたしの「トニー=貴一説」もだいぶ信憑性を帯びてきました。今度論文にまとめて学会に発表しようかと思ってます


Posted by: SGA屋伍一 | November 23, 2008 09:45 PM

>秦太さま

こんばんは 明日はよろしくお願いします

>鑑賞後の反応はマニア層においてもわりと肯定的なようですね。

そのようですね。文句をいうのは割りと「一通り知ってる」くらいの人たちが多いような
あと心底愛している人の中には、最初から見る気がない人もいるみたいです(笑)

>(でもどこに出てたんだ関平?)

ええ!? 関平出てきてたんだ! きっと関羽が教えていた子たちのうちどれかが関平だったんですよ!

>知名度いまいちの劇場アニメ版三部作です。

それはもしかして渡哲也が声をあてていたやつかな? 存在は知ってますけど、見たことはないです。今と違ってシネコンもなかったし、近所では上映しなかったような

アニメ版「三国志」といえば、日記に書いた二部作以前にも、やはりテレビスペシャルでアニメ化されてたことがありました。『三国志』とアニメってけっこう相性がいいのかもしれません

Posted by: SGA屋伍一 | November 23, 2008 11:06 PM

こんばんはー
キャーなんでこんな面白い記事が書けるんですか,伍一さん・・・
孔明と周瑜の妖しい会話がいいですね~。←腐女子目線

三国志って全然興味なくて・・・(漢字が覚えられない)
トニーと金城さんと胡軍さんを目当てに観にいったのですが
ジョン・ウー監督のアクションのカッコよさにしびれました。
あ,おっしゃるように「男の美学」も・・・。

これを機会に三国志を読破してやろう!という気は起きませんが
(漢字を読みたくない)
映画の続編はとっても楽しみですね~~


Posted by: なな | November 24, 2008 12:26 AM

 最後にパート2の予告があります、と字幕で出た時、
ニック・フューリーが来て孔明をアベンジャーズに誘う
んじゃないかとハラハラしました。
 え?私だけですか?

Posted by: 犬塚志乃 | November 24, 2008 09:37 PM

>ななさま

こんばんは
ワルノリ全開でお届けしました こういうネタばかりかましていると、いつの間にか職場で孤立しちゃったりします。気をつけましょう

>(漢字が覚えられない)
>(漢字を読みたくない)

ちょっとちょっと! ななさん、国語の先生でしょー
得意分野じゃないですか!
それとも仕事でいやというほど接しているから、趣味では関わりたくないのでしょうか。ちなみに中国での字体はもっとややこしいらしいです・・・

ジョン・ウーといえば二丁拳銃!が得意技なのですが、さすがに1800年前にそれは無理だったようで・・・
でも槍をぶんぶん振り回すアクションも、なかなかいけてました!

Posted by: SGA屋伍一 | November 24, 2008 09:55 PM

>犬塚志乃さま

どなたもこなたもアメコミヒーローに匹敵するだけのパワーがありますからね
ただアベンジャーズに加入するにはリングネームが必要みたいです

Posted by: SGA屋伍一 | November 26, 2008 06:10 PM

>魏のソースー
>塩カツ小梅

塩カツ小梅「80万の軍勢の船のたき木で焼いた料理です」

魏のソースー「むむ?なんと!うーまーいーぞー
(今川版ミスター味っこ風)

塩カツ小梅「包丁人味平では火炎放射器で焼いたカツオのたたき、
が上手い、と出ていました要するにそういう事です。」

魏のソースー「その発想は思いつかなかったー

Posted by: 犬塚志乃 | November 27, 2008 12:00 AM

SGAさんこんばんわ♪

コーエーの『無双シリーズ』のせいですっかり三国志の世界がゲーム脳となってしまってるので、トニー周瑜を見て『オッサンじゃねーかよ!』と理不尽な憤りをしてしまった自分ですwそいえば自分、トニーの鎧姿って初めて見たかも?正直『THE MYTH/神話』の鎧姿ジャッキーとおんなじくらいアンバランスに見えてしまいました(^^;)

まあそんな違和感や個人的偏見が付き纏ってたウー・クリフでしたが、三国志ファンを楽しませる要素は幾つもあったように思えますね。自分も三国志の名シーンの1つである趙雲の単騎駆け抜けや、朝青龍似の関羽が愛用の青龍偃月刀をブンブン振り回して敵兵をバシバシはたきまくるシーンは爽快でしたね~♪

Posted by: メビウス | November 27, 2008 10:10 PM

>犬塚志乃さま

火炎放射器は普通に武器として使った方が有効だと思います
問題は1800年前という年代ですが、諸葛孔明なら時代に先駆けて開発できるでしょう。たぶん

つか、格闘系の中華料理マンガなら、そのものズバリの『中華一番!』というのがあったなあ

Posted by: SGA屋伍一 | November 28, 2008 08:11 AM

こんにちわ。

≫あああああ!! 尻から血が出るほど恥ずかしい!!


尻から血が出たら・・・それは病気です(涙)。


やっぱりSGA屋さんも三国志ファンでしたのね。
なぜ三国志というのはこう男子の心を惹き付けてやまないのでせう?

この作品、2008年興行収入NO.1なそうですねー。
その動員の約半分は女性というのだから驚きです。
男の戦いの物語に、あえてラブテイストを入れたあたりが
女性ファン獲得に繋がったんでしょうねえ。


そうそう。ウチのクローゼットをのぞいてみたら、ひっそりと
『真・三国無双』があったので、プレイしてみました。もちろん趙雲で。


すぐ死ぬんですけどおー。
どうしたらいいんですかあー?
趙雲、メッチャ弱いんですけど~

Posted by: 睦月 | November 28, 2008 10:50 AM

>メビウスさま

年末でお忙しいところご来訪ありがとうございます
実は自分、『三国無双』ってよく知らないんですよ。そちらの周さんはもっと若々しいのでしょうか。自分はやはり横山光輝のデザインがまず最初に思い浮かびます

>トニーの鎧姿って初めて見たかも?

そういえば武侠アクションの『HERO』でもヨロイは着てなかったような。ちなみにトニー・レオンの自分のイメージは「中国の中井貴一」って感じです。確かに中井貴一のアーマー姿というのは、あまりしっくり来ないですね

>三国志ファンを楽しませる要素は幾つもあったように思えますね

そうですねー 奮戦する趙雲を見て「あれ欲しい」という曹操とか。ニヤニヤしながら見ておりました。趙雲といえば、せっかく連れて戻ってきた
子供を劉備がぶんぶん投げるというエピソードは省かれてましたね。賢明だと思います 
あと張飛が頭悪そうなところもなんか嬉しい(笑)

Posted by: SGA屋伍一 | November 28, 2008 09:56 PM

>睦月さま

お返しありがとうございます

>尻から血が出たら・・・それは病気です(涙)。

血がドロリとしてたら内臓から出てる恐れがあるので要注意ですが、さらさらしてたら普通に痔みたいです
・・・・レディ相手にすいません

>なぜ三国志というのはこう男子の心を惹き付けてやまないのでせう?

やはり古の豪傑というのは、無条件に青少年男子をひきつけるものがあるんですよね。ガンダムやキン肉マンにあこがれる気持ちとあまり変わりません(笑) で、これがなぜ女性層に受けてるのかはさっぱりわかりません。ラブテイストもあるかと思いますが、ジョン・ウー流の様式美にひかれたんでしょうか

>『真・三国無双』

たぶん呂布というゴリラみたいなメチャクチャ強いヤツがいるかと思います。そいつである程度ゲームに慣れてから趙雲でリトライしてみるのはいかがでしょう
ボーイハントと同じですね。ブ男・・・初級者向け イケメン・・・上級者向けみたいな 
にしても、趙雲だってけっこう強いはずなんだけど?


Posted by: SGA屋伍一 | November 29, 2008 08:11 AM

伍一さん
こんにちは〜、
ブーリンのTBいってなかったようなので再度送ってみたけど届いたかな?

伍一さんのおネエ語、面白かった〜

レッドクリフ、日本でもめちゃヒットですねぇ。
こんなにあたるとはわたしも読みが甘かった(笑)

続編は忘れた頃にやってくるようなので
それまで覚えてるかなー?
ヴィッキーチャオが好きなのでヴィッキー目当てで観るつもりです(笑)

Posted by: mig | November 30, 2008 01:30 PM

>migさま

お返しありがとうございます
TB届いてましたよー ご丁寧に、こちらもありがとうございます

レッドクリフ、なんでこんなにヒットしてるんでしょうねー? 時代は強くたくましい男を求めてるってことなんでしょうか? だったら断然アタシの出番じゃなくって?(ってまたオネエ言葉に・・・)

最近は短期間での二部作、三部作が流行ってますよね。もろに続きものの場合は、せいぜい半年くらいのスパンで勘弁してほしいものです
来年は『チェ・ゲバラ』二部作が楽しみだ~

ヴィッキー・チャオは『少林サッカー』の時のほうが可愛かったかな。あのクリクリ坊主姿に、不覚にも萌えてしまいました(笑)

Posted by: SGA屋伍一 | December 01, 2008 09:03 PM

 作中、トニー・レオン扮する周喩が牛を盗んだ兵士を
「牛を盗んだことは不問とする」と許しお百姓に牛を返す
場面がありました。
 良い話みたいに見えますが、牛を盗んだ兵士は全く反省していませ
んよね?
 また同じことをするかもしれないのに…。
 勝手に名裁きされた様にも見えますし。

 
 これ冷凍ギョーザに例えたら、
「冷凍ギョーザに殺虫剤を入れたモノは不問とする」
と言って日本の企業に冷凍ギョーザを持ってきて
「さぁ、これをおみやげにどうぞ。」と言われるようなものですよ。

 そんな裁きを日本の企業に相談もしないでやったら、
「一本では弱いが団結すると強い」なんて言っても
同盟する気なんておきないと思います。

 
 反省させないから、何度も同じことをしてしまうんでしょうかね?

Posted by: 犬塚志乃 | December 28, 2008 08:31 PM

>犬塚志乃さま

すいません・・・ その場面まったく覚えてません
わたしがトイレにいってる間にやってたのかな?

とりあえずこの映画は現実の社会問題とは関係なく
「うおー 関羽つえー」「うひょー すげー数の船」
と、そういうノリで楽しめばいいんじゃないかと思います

Posted by: SGA屋伍一 | December 28, 2008 10:28 PM

 ええー覚えていないんですか
長坂が終わって気がゆるんだんですね~


◆閑話休題
 映画レッドクリフに私設をいうことをお許し願いたい
 うわー吉川先生みたい

 
 中国の歴史だとああいう悪いことをした奴を許す、って話が
多いんですよ、だから牛の話に反応しちゃいまして
 
 日本だと悪い奴が「あっしが悪うございました」ってなりますが、
なんか中国の歴史だと悪い奴が反省するのは、あんまりない、ような
気がしまして。
 あんまり反省しないのかな?だから平気でよく裏切るのかな?
と思いました。

 昔話じゃん。とも思いますが、
 レッドクリフでやったということは、まだまだ通じる価値観
なんでしょうかね。


>そういうノリで楽しめばいいんじゃないかと
 実はけっこう素直な気持ちで楽しみめました
それは本当ですよ
 
 関羽すげー、とか見れました。
 墨攻を見た時、黒い気持ちになったのと正反対
でした


 
 トニー・レオンさん、が出た三国志に対抗したのか?
ライバル(?)のアンディ・ラウさん、も三国志に出演し、これから
公開するみたいですが…ああ、スタッフは微妙に豪華です

 サモハン、マギーQ

Posted by: 犬塚志乃 | December 31, 2008 10:19 AM

>犬塚志乃様

「○○人だから○○」という考え方はしたくないのですよ
そりゃ彼の国にも問題を起こす人や反省しない人はいるでしょうけど、そんな人はどこの国にだっていますから。礼節を知る人がどこの国にもいるのと同じように

Posted by: SGA屋伍一 | December 31, 2008 01:51 PM

 SGA様がしたくない、という考えを書いたことには申し訳ない、
と適当掲示板75に書きました。
 ですがSGA様がしたくない、という話とサイトが荒れる話というのは
別でしょう。
 SGA様が好きな事を書いていても荒れる時は荒れる、と
思います。
 話題が彼の国の事でなくてもでしょう。
 それだけSGA様も管理するのは大変ですよね

 私もSGA様が返事をしやすいように書いてるのですが
どうも上手くいかない時もあります。
 これでもマジメに書いています、もしかして他の皆さんは
マジメに書かないで軽いやり取りをしていてSGA様もそれで
良いのでしょうか?
 いや、それもちがうかもしれません。 

 ですが「ふん」ぽい、みたいに短い返事を出されるとやっぱり
ショックです。
 「まずいことを書いたなぁ」、と思ったらそれだけではなく何か
別の話題も加えよう、と思います。
 
 SGA様は深夜のお仕事、らしいし、返事に時間をかけたくない、
時もあるのはわかります。

Posted by: 犬塚志乃 | January 03, 2009 09:49 AM

 レッドクリフで気になったこと・・・

 
 馬の出産を終えたあと・・・


周喩「この馬の名前は荊州にちなんで・・・萌萌(もんもん)にしよう


 なぜなのでしょう!?
なぜ荊州にちなんで萌萌(もんもん)なのでしょう?
 草かんむりしかあっていません!?

 
 もしかして奥さんに萌えたのでしょうか!?

Posted by: 犬塚志乃 | January 02, 2010 06:13 PM

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