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October 03, 2008

戦え! イクサー75 『仮面ライダーキバ』を語る③

081003_1738022008年、ファンガイアと人類、そしてキバの戦いは続いていた。王の鎧の真の姿「エンペラーフォーム」を我が物としたキバ=渡。ファンガイアたちの頂点に位置する「チェックメイト・フォー」の出現。戦いはますます激しさを増していく。そんな中、渡は「青空の会」のエースである名護に正体を知られてしまう・・・
一方22年前。数々の戦いを通じ、音也とゆりは互いへの思いを一層深めていた。しかし謎の美女、真夜が音也に近づいてきたことにより、二人の絆は危機を迎える。

いつの間にやら35話まで進んでしまっていた平成ライダー第9作『キバ』。今回は井上敏樹作品にありがちな傾向と、「1986年」に込められた意味について考えてみます。

まずミスター平成ライダーと言っても過言ではない井上敏樹氏が好んで使うモチーフについてあげてみます。実は彼の作品で完全に見たのはそれこそ『アギト』と『555』くらいなんですが(『シャンゼリオン』は半分くらい)。ちなみに彼についての私見はこの辺に書いてあります。

①夢を追うものと夢に裏切られたものの対比
第1話から一貫してヴァイオリン製作に情熱を傾ける渡くん。一方でロッカーの夢を追いかけていた友人・ケンゴにはある悲劇が・・・ 『アギト』における翔一←→涼、『555』における真里と啓太郎←→巧と海堂などが思い浮かびます。夢の素晴らしさを説く一方で、それを失った時の怖さも描く。この人そういうの好きですね・・・

②性格の歪んだサブライダー
一応正義の陣営に属しているのに、悪役以上に性格の歪んだライダー。これまた井上氏が好んで用いるキャラ設定です。『アギト』の木野、『555』の草加、『響鬼』の朱鬼・・・・など。特に草加雅人の陰険さは未だに強烈な印象を残しています。
本作品でこのポジションにあたるのが、仮面ライダーイクサとなる名護啓介。キバに負けても「○○が足をひっぱったからだ!」とほざいたり、ファンガイアを倒すのをそっちのけにしてキバ打倒に血道をあげたり・・・ 「性格に問題あり」とはこういう人のことを言うのでしょう。
最近少し毒が薄まってきて、このままタダの面白い人になってしまうのでは・・・と危惧してましたが、強力なライバル・ケンゴの出現によって、再びダークサイドの花を咲かせそうな予感。無残な殉職シーンも十分期待できそうです(ひどい)

③使用者がころころ変わるライダーシステム
基本的に仮面ライダーというのは、ある特定の人物でなければ、そのライダーにはなれません。本郷猛以外、誰も仮面ライダー1号にはなれないように。
ところが井上作品には、「適正さえあえば、誰でもライダーになれる」アイテムが良く出てきます。『アギト』のG3システム、『555』における「王のベルト」・・・・ 本作品では名護や音也が専ら使用する「イクサシステム」がそれにあたります。装着者にとんでもない悪影響が及ぶ、という設定もお約束です。

④人知れず死んでいくヒーロー
大きな仕事を終えたあと、裏路地かどこかで、誰に知られることもなく(あるいはわずかな人に見守られて)息絶えていく戦士・・・
この代表格は、なんといっても『鳥人戦隊ジェットマン』のブラック=凱さん。幸い『キバ』ではまだそういう人はいませんが、終盤に向けてこういうパターン、いかにもありそうです。わたしの予想では最有力候補は過去編の主人公である紅音也氏(笑)。ま、外れたらいいな、とは思いますけど。

⑤ひっぱり続ける過去の事件の真相
『アギト』における「あかつき号事件」や、『555』における「流星塾」の悲劇なんかですね。
恐らくアメドラ『X-ファイル』なんかを意識してたんじゃないかと思います。
『キバ』では渡くんがどのようにして誕生したのか、過去キバが人類を滅ぼそうとしたのはなぜか・・・・という謎がひっぱられ続けています。大体想像つくけれど(笑)

⑥ベタベタな恋愛描写
先の『ジェットマン』を「戦うトレンディドラマ」と言い切った井上氏。過去の作品では特に『555』に小ッ恥ずかしい描写がよく見られました。

ここから論点を「1986年が持つ意味」に移します。1986年と言いますと、まだ「トレンディドラマ」という言葉はありませんでしたが、それの前身といえるようなドラマはたくさんありました。そして数年後には9時台のテレビ欄を「愛」とか「ラブ」とかいう言葉が埋め尽くすようになります。いま思いかえしてみますと、それこそ韓流ドラマに負けないくらいのベタベタな描写がたくさんありました。海に指輪を投げ捨てたり、路上で高らかに「愛してるんだ!」と叫んだり・・・・ 書いてるだけでユデダコになりそうなwobbly
しかしまあ、井上氏はいまの時代にはあまり見られない、そういう熱さ、泥臭さが好きなんでしょうね。そう思って残り十数話耐えることにいたします。
あと1986年というと、ハレー彗星が地球に接近した年でもあるんですけど・・・・ これは話に関わってくるのかな?

081003_173905第三のライダーにしてラスボスである「サガ」も登場し、ますます盛り上がってきた感のある『キバ』。ベテラン井上氏の力技に期待することといたします。つか、マジで頼むぜ先生! もうこの際謎解きとかは適当でいいから!(アワワ)

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Comments

こんばんはshine

一昨日ひきこもりデーだったので、録りためていたキバをイッキミしました。
ちょっと見ない間に、渡くんのママがあのひとだったり、
母娘でイクサになったり・・・いろいろビックリ。(どんだけ見てなかったんだかsweat02
キライだった名護啓介のことも、渡くんちのお風呂に勝手に入ってきたあたりから
急に好きになってきたし(笑)
キバの最終形態にもビックリしたcoldsweats02もはやライダーじゃないじゃん!!

それとひきこもりついでに、グレンラガンもイッキミしてしまいました。
最初の方だけ見るつもりが・・・とまらなくなっちゃってsweat02
めっちゃハマったーー!!
アニメで脚本が劇団新感線の人って珍しいですね。
途中何度も、「え?これって最終回?」みたいな盛り上がりがcoldsweats01
かわいかったシモンのイケメンっぷりには、ドラゴンボールで悟空が悟飯を連れて
登場した時くらいビビりました。

Posted by: kenko | October 08, 2008 at 12:16 AM

>kenkoさま

優雅な一日を過ごされてたようですね~
で、『キバ』面白くなってくたでしょ?
名護さん・・・・ すっかりコメディリリーフですよね・・・
このままじゃ終らないと思いますが・・・

最終形態については劇場版で先に知っちょりました
最近のお子さんはメカっぽいものより、ああいうモンスター系のものの方が好きみたいですね

>グレンラガンもイッキミしてしまいました

ちょwww kenkoさん早すぎwww
脚本の方は相当なオタクさんで、双葉社の編集さんでもあるんです
恐らく上川隆也さんは劇団関係のコネかなにかでひっぱってこられたんでしょうね

シモンの成長ぶりにも目を見張りましたが、いつまで経っても老けないリーロンにもびびりました(笑)

Posted by: SGA屋伍一 | October 08, 2008 at 09:26 PM

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