« June 2008 | Main | August 2008 »

July 30, 2008

この村大好き! エドガー・ライト 『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』

20080730174031殉職率90%を誇るといわれる都会の戦場・七曲署。エンジェルはそこに勤める腕利き刑事。非道な悪は決して許さず、狙った獲物は逃がさない。そんな彼だったが、ある日同僚のねたみを買ったことから、ド田舎の山土豊土(さんどほうど)村に飛ばされてしまう。
だが事件がエンジェルをホットくファズはない(はい、ここ笑うとこ)。彼が着任するや否や、村では奇怪な殺人事件が続発。エンジェルは芸風をダーティーハリーから金田一耕介にシフトして犯人を追うが、よそ者を嫌う村人たちは彼への協力を拒み、捜査は発砲、もとい八方ふさがりに。孤立したかに見えたエンジェルだったが、彼にはただ一人だけ自分を信じてくれる相棒がいた。

この映画の存在を知ったのは今年初めの『映画秘宝』誌にて。まだ日本に来てもいないのに、なぜか2007年ベストの第8位にランクイン。その時この映画には、「何かある!」と思いました。ただその時点では劇場公開は全くメドが立っておらず、とりあえずDVDスルーされることだけが決まっておりました。その後「納得いかねー!」というファンたちが署名を集め、無事スクリーンで見られることになったのは周知の事実です。

んで、その記事を読みますと「横溝正史的な因習の深い村を舞台に繰り広げられる、壮絶なガンアクション」みたいなことが書いてあったんですね。ほんでワタクシ「『クリムゾン・リバー』にガンファイトを足したような(それなりにマジメな)映画かのう」と予想してたんですわ。確かに記事の文章は間違ってませんでした。ただし、決してマジメな映画ではありませんでした(笑)

普通のアクション映画なら十分かっこよく見えるはずのスーパーコップのエンジェル。彼はペンギン村なみにのどか~でまった~りしたド田舎で、懸命に警官としての職務を遂行しようとするのですが、そもそもこんな平和極まりない村に警察なんて要るのか? 要らねえだろ(笑) そんな空回りぶりがおかしくもあり、やるせなくもあり。
四角四面のカチコチポリスだったエンジェルも、パートナーを組む事になったダニーと触れ合ううちに、次第に角が取れてきます。この辺はみていてなかなか和むところでありました。パートナーが可憐な美女ではなく、太っちょのアクションオタクというのがチト悲しいところですが。関係ないけどこのダニーさん、知人に外見がそっくりな人がいて、なんだか他人と思えませんでした(笑)

しかしこういう和みムードは序盤だけ。次第に(ある意味)ショッキングな映像が多くなり、ヤマ場には怒涛の銃撃戦が待っています。こんなド田舎でなぜガンファイトが? 見ればわかります。
そういう刺激の強いシーンもありますが、全体的には人、特に中高年に優しい空気が流れているのがいいですね。そう、お年よりは殴ってもいいけれど、殺してはいけません。あ、殴る方も普通はダメか。ええと、まあおじいちゃんおばあちゃんは大切にしましょう。
そういえばわたしが見たとき、お客さんの中には腰のえらい曲がったおじいちゃんがいました。感想をお聞きしたいところでしたが、わたしが席を立ったときにはもう見当たりませんでした。残念。

20080730174407あとわたし、これとよく似たオチの映画を知ってます。あれは確かフランスで大ヒットしたんじゃなかったかな。
気になる方はコチラをクリックしてみてください。
しかし二千三百ナンボの署名があれば、映画って公開できるんですねえ。これが目安となって、これからも映画ファンが観たい映画がちゃんと公開されるようになるといいですね!(あ、なんかマジメに〆ちゃった)

 

| | Comments (8) | TrackBack (3)

July 29, 2008

適当掲示板68&夏が噂してるわ あなたのことを ピンボールみたいで 気が置けないの

20060811185840こむぎー いろにー やけてーるおまーへのせいさああああ

皆さん! 夏、楽しんでますか! ご意見、ご感想、そのほかありましたらこちらへ書き込んでやってください。

今回は伊豆のサマーガイNO.1と言われるこのわたしが、夏に関する情報をどこよりも早く(ってわけでもないけれど)、皆さんにお届けすることにいたしましょう。早速参ります。


2006082112490920060918204727夏といえば海! そして花火!!
わが街熱海市では、今年も恒例の海上花火大会が行われます。
八月は5日、8日、17日、21日、24日の20時20分から50分に行われる予定。
時間は30分と短いですが、打ち上げ場所のかなり近くから見られるので、迫力満点です。
詳しくは下記のHPをご覧ください。
http://www.ataminews.gr.jp/hanabi/


2006082714594420080729183059夏といえば昆虫! そして恐竜!!
野外で昆虫採集・化石発掘も良いですが、都内にて面白そうなイベントが二つばかり開催されております。

「今森光彦写真展 昆虫 4億年の旅 ー進化の森へようこそ」
http://www.syabi.com/details/conchu.html
「世界最大の翼竜展」
http://www.asahi.com/yokuryu/

ただわたしは日程的にも予算的にも厳しくて行かれなさそうcrying
こういう時は手軽にいける都心の人々がうらやましいっす


2008051118484120071022120203夏といえば映画!(いつも見てるだろ)

今年一番楽しみにしてるのは、鬼才クリストファー・ノーランが前作に引き続きガチンコでバットマンに挑む『ダークナイト』ですね。
ほかにおさえておきたい作品は、
二度目の正直となるか?の『インクレディブル・ハルク』、兵馬俑がワキワキと動き出す『ハムナプトラ3』、毎年のお約束(笑)『仮面ライダーキバ 魔界城の王』など。
あと『崖の上のポニョ』もたぶん観ます。


2006111720350320070812220554夏といえば読書感想文!
当店がおすすめいたしますのは
『姑穫鳥の夏』(京極夏彦)
『夕凪の街 桜の国』(こうの史代)
『人間失格』(太宰治)・・・・はレビューしてないから、代わりに『走れメロス』

あとロバート・A・ハインラインの『夏への扉』なんかも良かろう様かと。


20080717142928さて、一昨年の五月から数えていたアクセスカウンターが、今日ようやっと100000を越えました。長い道のりだったな(笑)
むなしいので記念記事とか書きませんけど、読んでくださっているみなさん、本当にどうもありがとうございます。
SGA屋伍一でした。


| | Comments (8) | TrackBack (0)

July 27, 2008

子供はわかってくれない 伊坂幸太郎 『チルドレン』

20080727203316伊坂幸太郎氏の名前を覚えたのは4年前の『このミステリーがすごい!』で。新人さんだというのに一度に二作もランクインしていて、「勢いのある人なんだな」という印象でした。
その後読書好きの友人(Zのつくアイツです)が彼の作品を読んだというので感想を聞いてみたら、「案山子が喋ったりする話だった」という。それでわたしは思い切りひいてしまい(笑)、世間の評価が高まっていくのとは裏腹に、すっかり興味をなくしてしまいました。ところがその友人は非現実的な話とかあまり好きじゃない人なのに、不思議なことに伊坂作品にはまってしまい、何度かわたしに「面白いから読め」とすすめてきました。んで、今回とうとう根負けして『チルドレン』と『死神の精度』を読まされることに。今日は『チルドレン』の方を紹介します。

一言でいうと、陣内という青年を中心にした連作短編。この陣内、いつでもどこでも自信満々で、無関係な事件に首をつっこんでは、周りの人々にいらぬ説教を垂れております。変わり者といや変わり者ですが、「超変人」というほどでもなく、「まあこんなヤツもいるかもね」程度の変人。
そんな彼や友人たちの周りで一風変わった事件・問題が起き、エピソードの終わりには意外な真相が明かされる、というスタイル。ですからジャンルとしては、やはり変種のミステリーとなるのだと思います。ただ普通のミステリーと違うのは、陣内が何も推理しないということ(笑)。彼が衝動のままに行動しているうちに、気がつくと真相が明らかになっている、というパターンが多いです。恐らく伊坂氏が重要視してるのは「謎」よりも、「人生の滑稽さ」ということなのでしょう。

面白かったのはこの本の構成。まず最初に陣内が学生時代に銀行強盗に出くわしたエピソード「バンク」があります。ついで家裁調査官になった彼の後輩が遭遇する事件を扱った表題作、さらに陣内が公園で発見した不思議な現象についてのお話「レトリーバー」、そしてまた家裁調査官としての活躍?を描く「チルドレンⅡ」、最後に陣内と友人たちのなにげない一日にまつわる「イン」へと続いていきます。家裁調査官となった陣内を現在の陣内とするならば、
「過去→現在→過去→現在→過去」
という順序になっております。こういう流れにすることで、陣内が実父への鬱屈した思いをどのように解消したのかが、少しずつ明らかになるような構成となっております。

わたしは何が嫌いといって「威張るヤツ」「自信満々なヤツ」ほど嫌いなものはないので、本当なら陣内みたいな人間は到底好きになれないのですが、伊坂氏のかもし出すユーモラスな空気ゆえか、あまり嫌味には感じませんでした。
ただ、陣内よりも明らかに好感がもてたのは彼の友人の永瀬くん。彼は「生まれつき目が見えない」というハンディを背負っているのですが、それゆえに類まれな明敏さと洞察力を持っています。だからといっておごるでもなく、もちろん卑屈でもなく、極めて自然体。そんな永瀬君はなかなかかっこよい。
思ったのは、本を読むということは、盲人の感覚とほんの少し似ているかもしれない、ということ。言語のみを材料として、細部を補完・想像し、脳の中に像を結んでいく。この作業が上手にできるようになればなるほど、本読みとしてハイレベルになれるような気がします。

わたしが一番気に入ったのは最後の一編「イン」。陣内の演奏を恋人の優子と聞きにきた永瀬くんは、自分に近寄って来た陣内にある違和感を覚えます。(キミは本当に陣内なのか?)
このやや不安を感じさせる出だしが、一転して愉快極まりない真相へとつながっていきます。
「優子とべス(盲導犬の名)がずっと助けてくれるわけがないんだ、と。ただ、その特別が、できる限り長く続けばいいな、と甘いことを考えてもいる」
そんなことを胸のうちでつぶやく永瀬くん。たぶんその「特別」は、ずっとずっと長く続くはず。なぜだかそんな風に思わせるラストがとても気持ちいいです。

20080727203352というわけで、思ったよりも現実的で(笑)、予想よりかなり楽しめた伊坂作品。『死神の精度』ではまた違った世界を見せてくれますが、それについてはまた。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

July 26, 2008

中年は宇宙を目指す マイケル・ポーリッシュ 『庭から昇ったロケット雲』

20080726152836ちょっと不思議な夢みたの
わたしは宇宙飛行士で あなたは農夫
(坂本真綾 『うちゅうひこうしのうた』)


巨大な隕石の飛来により、地球が未曾有の危機に直面した「アルマゲドン事件」より十年。当時NASAの管制官を務めていたビリー・ボブ・ソーントンは、まだ宇宙へ行く夢を諦めてはいなかった。すでにNASAを退職し、父の残した農場で汗する日々であったが、コツコツと手製のロケットを組み上げ、来るべき打ち上げの日に備えていた。
だがミサイルにも使用される燃料を大量に買い付けたことがきっかけで、ビリーはFBIから危険人物としてマークされてしまう。度重なる妨害に、周囲からの嘲笑。そして膨れ上がっていく借金(笑)
それでも家族からの励ましを支えに、ビリーはなんとかロケット完成にこぎつける。その彼の前に一人の男が立ちはだかった。それは驚くべき事に、十年前隕石を破壊するために自らの身を投げ出し、宇宙に散ったと思われた「あの男」だった・・・・


ま、だまされる人はいないと思いますが、この映画は『アルマゲドン』とは関係ありません。たぶん。

少年は宇宙を夢見るもの。こんなわたしですが、少年時代には『銀河鉄道999』や『ガンダム』を見て、それなりに宇宙へ思いを馳せたりもしました。『学研まんが 宇宙のひみつ』を読んで、無限の世界に胸をときめかせたりもしました。
しかし受験やら思春期やらを経験していく内に、そうした宇宙への思いというのは次第に薄れていってしまうもの。だって普通の飛行機のパイロットでさえ難関なのに、宇宙飛行士となったらさらにそのはるか上を行くチョナン・カンもとい超難関です。これはいい年こいて三児の父となってなお、そうした夢を捨てきれない男の物語です。

わたしが思い出したのは、旧約聖書にある『ノアの箱舟』の話。大洪水が来るという神のお告げを聞いたノアは、それに備えるべく大きな箱舟を作り始めます。
ノアの話を聞いたほとんどの人々は、それを信じずに「気でも触れたか」とあざ笑います。しかしノアは一人ではありませんでした。彼には、自分を信じて共に箱舟を作ってくれる、七人の家族がいたのです・・・

この映画は「宇宙飛行モノ」であると同時に、一人の父親と、彼を信じる家族の物語であります。途方もなく大きな夢を持つ父親を、目をキラキラさせて応援する子供たち。時に衝突することがあっても、彼の願いをかなえてあげたいと思う妻。いつしか男の夢は、家族の夢と同じになっていきます。ビリーさんには五回の離婚暦があるそうですが、この際それは問わないことにいたしましょう。
宇宙までの直線距離は100キロメートル。大体東京から熱海(笑)までの距離と一緒です。水平ならばなんてことない長さですが、垂直となると話は別です。すさまじい重力の縄目を断ち切って、男は念願の宇宙へと飛び立つことができるでしょうか?

ストーリーはシンプルだし、セリフもベタです。ですがベタベタというほどではなく、終盤はむしろサラリとしてるくらい。また、宇宙科学とド田舎の風景の組み合わせ・・・・宇宙服で馬にまたがる主人公や、木製の納屋に格納されたロケット・・・・が、シュールな空気をかもし出していて、不思議な印象を残してくれます。

『庭から昇ったロケット雲』は現在東京ほかで絶賛上映中・・・と言いたいところですが、この映画人気ないのか、はたまた夏のスケジュールに押されてしまったのか、関東ではすでに有楽町の一館でしかやってません(涙)。おまけにそこも今月いっぱいで終了。興味のある方、『アポロ13』『オネアミスの翼』『スペース・カウボーイズ』などが好きな方はお早めにご覧ください。

20080726153406さて、ビリーさんは次回作でまたあの人と共演されるとのこと。今度は『ケイン&リンチ』という殺伐としたテレビゲームが原作だとか。
仲良きことは美しきかな、ですね


| | Comments (0) | TrackBack (2)

July 24, 2008

英雄がいっぱい 『HEROES』

20080723195010ブログ初めてはや三年半が過ぎましたが、海外ドラマの記事は初めてざます。っていうか、海外ドラマを最後にマジメに見てたのはいつだ? 『V』以来か?
というわけで、現在地上波で深夜にこっそり放送されてる『HEROES』ご紹介いたします。

時は現代。アメリカを中心に、各地で特殊な能力に目覚め始める人々が現れる。空中浮遊、超回復能力、時間操作、未来予知・・・ 彼らのうちの何人かは恐ろしい未来のビジョンを見てしまう。大爆発と共に消滅するNY。
「この惨劇をとめなければ」
バラバラの状態から、少しずつめぐり合い、力をあわせていく能力者たち。しかし彼らのそうした行動を快く思わぬ者たちもいた・・・・

海外ドラマに興味がないわけじゃないんです。「見たいなー」と思うものはこれまでにも幾つかありました。特に『LOST』は今でも何とかして見たいと思ってます。でも大抵気づいた時にはすでに第3シーズンだか第4シーズンまで進んでいて、とても追いつくのは無理な状態。
しかしこの『HEROES』に関しては前々から注目していたせいか、第1回放映をなんとか見逃さずにすみました。よかったよかったhappy01

最初に知ったのはアメコミか特撮の掲示板で。あらすじを読むと「なんだかX-MENみたいだなー」と。ぶっちゃけこの『HEROES』はスーツを着ないX-MENの話といっても過言ではありません。彼らの多くはX-MENの誰かと能力がかぶってますし、劇中で「X-MENのキティ・プライドは・・・・」なんてセリフもありましたし。能力を得た者たちが、それぞれバラバラの反応を示すところもと似ています。
ただ『X-MEN』と違うところがあるとするなら、それはプロフェッサーXのような確たる指導者がいないということ。それゆえ彼らは序盤ではその能力をもてあまし、独りでもがき苦しむことになります。

このドラマの特色としてあげられるのが、その登場人物の多さ。群像劇は数あれど、こんだけキャラクターがうじゃうじゃ出てくるドラマはそうないでしょう。それぞれ非常に判別しやすく描かれているので、たぶん混乱することはないと思いますが。とりあえずメインの6人を紹介いたします。

☆ピーター・ぺトレリ
実質的な主人公。人を深く思いやる看護士。他人の能力をコピーできる能力を有している。
一応主人公らしいいのだけど、ナヨナヨしていていまひとつ頼りない。性格はいい子なんだが
政治家で飛行能力があるぶっとんだ兄貴がいる

☆クレア・ベネット
多感な十代の少女。能力はX-MENでいうと、ウルヴァリン(どんな傷もたちまちなおってしまう)。それをいいことに一回に一度は大体大けがをしている。体は大事にしよう
怪しい組織に所属している、ちょっと危ないパパがいる。

☆ニキ・サンダース
裏人格が現れると半端じゃなく凶暴になってしまうチャットレディ。そのおっかなさはメインキャラのの中でも1,2を争う。おイタをやらかして逃亡中のダンナと、年の割りに大人びた息子がいる

☆マット・バークマン
万年交通整理のダメ警官。同僚にも妻にも先に出世されてしまっている
人の心を読める能力を得るが、それが原因で変人扱いされたり、新たな家庭の問題を発見してしまったり、まるでいいことなし

☆ヒロ・ナカムラ
日本人サラリ-マン。時間を止めたり巻戻したりすることができる。キャラクターの多くが深刻に悩んでいる中、一人「おれはヒーローだ!」と素直に喜んでいる。その姿は微笑ましくもあり、恥ずかしくもあり

☆モヒンダー・スレシュ
能力者の出現を予知していた教授、チャンドラ・スレシュの息子。特異な能力のない、普通のインド人。父の遺志をついで、能力者たちを探そうとする

他にもラリって未来を予知する画家や、怒ると放射能をまき散らかす男などが登場します。そんな彼らの脅威となるのが
・クレアパパの所属する謎の組織。能力者を監視したり監禁したりしている
・「サイラー」と呼ばれるサイコキラー。能力者を専門に狙っているが、自身もまた念動力ほかを有する
・闇社会の大物リンダーマン。13話の時点で未だ登場せず

20060911200640果たして彼らを待ち受けるのは人類の新たなるステージか? それとも暗黒の未来か?
『HEROES』は現在地上波でシ-ズン1(全23話)の13話までを放映。シーズン2(全11話)がDVDで発売中。そして今秋からシーズン3が本国で放映開始。
この「人気がある内は際限なく続ける」というのがアメドラの困ったところですね・・・ 果たしてどこまでついていけるやら。

| | Comments (9) | TrackBack (0)

July 20, 2008

チカチカマシン猛レース ウォシャウスキー兄弟 『スピードレーサー』

20080720195234さあー 始まるよ! 世界中から命知らずのレーサーたちがあつまった、ピカピカマシン猛レース。今日勝利の栄冠を手にするのはだーれかなー 一斉にスタートラインに向かった! 最初は5番スピードくんのマッハ号。ここんとこ人気も実力も急上昇~ お次は4番レーサーX。いかなる時もマスクはぬがない。怪しさ満点だ! 続いていこう、キャノンボール・テイラー。何回もの優勝暦を誇る、偉大なるチャンピオン! でもマシンが紫色で、ちょっと趣味が悪いぞ! 最後はご存知、妨害専門のゼロゼロマシンに乗った、一番の悪知恵コンビ、ブラック魔王とケンケンだ~! 今日も汚い手を使うらしいぞ♪ 

原作はハンナ・バーべ・・・じゃなくて、1967年に竜の子プロダクションが製作したアニメ『マッハGOGOGO』。それなりに人気を博しましたが、この作品がブレイクしたのは、むしろ海を渡ったアメリカで。『スピードレーサー』のタイトルで放映されたこのアニメは全米のお子様たちのハートをガッチリつかみ、初放映以来、なんとほとんど再放送が途切れたことはないといいます。OH~ アメリカ国民よ・・・・ なんでキミたちはそんなに『マッハGOGOGO』が好きなんだ!?
そんなわけで誕生から40年を経て、とうとうハリウッドで大々的に費用をかけて劇場版が製作されました。

この映画、恐ろしいほどにツッコミどころ満載です(笑)。本当に、5秒に一回はつっこめます。まるで先をいく車が豪快にインをあけて、「どうした? もっと攻めてこいや!」とこちらを挑発しているかのよう。例をあげますと

「なんであんなに激しくぶつかってんのに板金がほとんどへこまないんだよ!」「スピード・レーサーって、それ人間の名前かよ!」「ドリフトしすぎだよ! 普通に走った方が速いだろ!」「あんなスプリングで車がピョンピョンジャンプできるわきゃねーだろ!」「なんだよ! 真田博之チャンバラしねえのかよ!」「子供と猿がうるさいよ! もっと静かにさせろよ!」

・・・・・す、すいません・・・ ちょっと息切れが・・・・wobblydash
まあ材質とドリフトの問題はテレビゲーム『グランツ-リスモ』ほかの影響かと思われます。

ところが細部はメチャクチャ強引なのに、中心を流れるテーマは意外としっかりしています。

「レースの結果は全て前もって決められている。レーサーは全てスポンサーのコマでしかない」

あるオーナーからそのことを告げられ、深く悩む主人公。そんな彼を、周囲の大人たちは暖かく励まします。

「レーサーたちは金のために走っているわけじゃない。真に観客たちを感動させることが出来たとき、彼らは芸術家になれるんだ」

そうした励ましの言葉ひとつひとつが、クライマックスにおいて全て結実していく。こういうセリフを大事にする映画って、いいですよねgood
また、「レース」を「映画」に置き換えるとウォシャウスキー兄弟の言いたいこともわかるような。すなわち
「俺たちは金や会社のために映画を作っているわけじゃない。アーティストとして、観客たちの心を揺さぶるために作ってるんだ」と
それだったら兄弟もハリウッドを出て、インディ系でがんばらないといかんのやないですか? という疑問はわきますが、それはまあ置いておいて。

旧作への愛情がそこかしこに感じられるのも嬉しいところです。マッハ号の多彩な機能を忠実に再現したり、アニメOPの最後のシーンを実写でそのまんまやってみたり。
一方でレースシーンはメチャクチャ放題のやりたい放題(笑) 中盤などは、マジで『チキチキマシン猛レース』と化しています。もうレースというか、車を使った格闘アクションですね。
ところがこのレースシーン、「面白くない」という意見がけっこうありまして・・・・ えー、なんで? だってレースの最中に蜂の巣投げたりすんですよ? これ、面白くないですか?

・・・・まあこういうのを面白がれるのは、それこそ青っパナを垂らしたガキんちょくらいなものなのでしょう。もしあなたの心にそんなガキんちょが住んでいるのなら、迷わずこの映画をごらんください。

20080720195245『スピードレーサー』は現在全国の劇場で爆走中。『インディ』も『ポニョ』もぶっちぎりだぜ!(現実は厳しいが・・・・)

| | Comments (12) | TrackBack (5)

July 18, 2008

ニャンフーパン太 第十四撃

っていうか今回パン太くん出番一回だけ・・・・


そのいち ドリームワークスにケンカを売る!

14p1114p12 
 26
 日
 公
 開
 !


そのに ドリームワークスさん、今のは聞かなかったことにしてください

14p2114p22
 ネ
 コ
 大
 好
 き
 !


そのさん 続・意地をかけて

13p5113p522007021113291414p31 そ
 れ
 で
 も
 戦
 え
 !


そのよん ニャア少佐 「大気圏突入」

14p4114p4214p4314p44 燃
 え
 上
 が
 れ
 ×
 3


そのご ニャア少佐 「ジオンの脅威」

14p5114p5214p5314p54 
 rock

 rock

 rock

 rock


そのろく 訴えないでください

14p61 次
 
 回
 
 未
 
 定

| | Comments (7) | TrackBack (0)

July 16, 2008

社長・島鋼鉄 マーヴル・コミックス 『アイアンマン』

20080716175057本日は映画化で話題沸騰中(か?)のアメコミヒーロー『アイアンマン』、その背景についてご説明いたします。ちなみに「IRONMAN」で検索するとボディビルの雑誌が最初にヒットします。お間違えのないよう。

アイアンマンの誕生ははるか昔の45年前、ベトナム戦争の時代にまで遡ります。富豪にして発明家のトニー・スタークは、兵器開発のためベトナムを訪れていた際、うっかり地雷を踏んでしまい重傷を負います。そのままゲリラたちに拉致監禁されてしまったトニーでしたが、驚くべきことにそんな状況にありながら、こっそり無敵のハイテクアーマーを開発することに成功します。ゲリラの基地を壊滅させたトニーは本国へ戻り、「アイアンマン」としてヒーロー活動を始めます。そして志を共にするキャプテン・アメリカ、マイティ・ソーらとヒーローチーム「アヴェンジャーズ」を結成します。
当初は「アーマーが生命維持装置としての役割も果たしているため、一生脱げない」という「夏場はどうするんだ!?」的な問題もありましたが、現在は改良されたため一応着脱が可能となっております。

「富豪でヒーロー」というと、バットマンを思い浮かべる方も多いことでしょう。しかしアイアンマン=トニーがバットマンと違うのは、その心のもろさ。
すでに故人である父の影に怯えたり、ストレスのあまり酒に溺れてアル中(!)になったり、ダークサイドに堕ちて過去の自分に消滅させられたり(!?)、さらに一昨年のクロスオーバー『シビル・ウォー』では「ヒーローたちは全員正体を明かして政府の保護下に入るべきだ」と言い出してかつての仲間たちから大ひんしゅくをかったり・・・・
「こんなヤツがヒーローなんかやってていいのか?」と思わずにはいられないほどの不安定ぶりです。

そんなトニーの前に立ちはだかるのが、かつてのチームメイトで、マーヴルユニバースで最も尊敬されているヒーロー「キャプテン・アメリカ(通称キャップ)」。
こちらは第二次大戦中(!!)、政府が開発した超人血清の力によって驚異的なパワーを得た・・・という設定のヒーロー。戦時中は前線において、無数のジャパ・ナチを地獄に叩き落したという右翼臭漂うキャラクターですが、60年代以降は世相を反映してか、大国の欺瞞に嫌気がさして政府と対立する、なんてエピソードも出てきます。
何かと悩むことの多いマーヴル・コミックスのヒーローたち。キャップとて例外ではありません。しかしどんなに苦しもうと、心の底にある信念と理想は揺らぎません。少なくともトニーのように酒に頼ったり周りに当り散らしたりはしません。
トニーにとってキャップはまぶしくもあり、強いコンプレックスを抱かせる相手でもあります。永遠に越えられない偉大すぎる父親のような存在でもあります。

『シビル・ウォー』はキャップの暗殺という最悪の結末で幕を降ろしました。その悲劇はトニーの心にどのような影を残していくのか。残念ながらわたしの知っている情報はここまでです(涙)。もう本当にどこでもいいので翻訳のほうなんとかしてください。

20080716175014劇場版は日本では9月末に公開予定。主演はロバート・ダウニー・Jr.。わたくしこの人「クスリでつかまった」ってことくらいしか知らないんですが、そんな心の弱そうな彼にこそトニーの役はうってつけかもしれません(笑)

すでに本国では大ヒットを記録。予告映像ではかなりいい感じだったので、9月末を心待ちにしております。わくわく

| | Comments (2) | TrackBack (0)

July 14, 2008

ゴースト フィラデルフィアの幻 M・ナイト・シャマラン 『シックス・センス』

20080714174411本日は異色ホラーの傑作『シックス・センス』について語ろうかと思います。
なぜいま『シックス・センス』かと申しますと
①旬の映画ネタが尽きた
②夏なので怪談話でも
③もうじきシャマランの新作『ハプニング』が公開されるので

・・・などの理由によります。ほぼネタバレしてるので、未見の方はできれば避難してください。
それではまじめにあらすじから。

児童心理学者として名高いマルコムの家に、ある日一人の男が押し入る。彼はかつてマルコムが担当した子供の一人であった。男は「なぜ救ってくれなかった」とマルコムを責めると、彼に向けて銃の引き金を引く。そして自分の頭をも吹き飛ばしたのだった。
それから数年後。マルコムはいまだ自信を取り戻せないでいた。妻とのコミュニケーションも、あれ以来うまくいっていない。そんな折、彼はコールという少年に出会う。いつもなにかにおびえているコール。マルコムは彼を助けようと懸命に努力を重ねる。最初こそぎこちなかったものの、やがて打ち解けていくコールとマルコム。そしてコールは自分が何に怯えているのかを打ち明ける。「ぼくは死んだ人が見えるんだ・・・・」

この映画が日本で公開されたのは1999年秋。恐怖の大王が降りてこなくてみんなほっとしてたころですね。わたしが最初に知ったのは夏ごろに、とある映画紹介番組(たぶん『シネマ通信』)で。幽霊の描写やそれに怯える少年の姿に、「こんな怖い映画、誰が観るかあああああああ!!」と思いましたcoldsweats01

ところがそんなに鳴り物入りでもなかったのに、公開されるやもっぱら口コミで大ヒット。噂を聞くとなんと「感動する」という。さらに映画冒頭には、ブルース・ウィリスからの「この映画にはある秘密があります、まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」というメッセージがあるとか・・・・・
(余談ですがこのころってまだネットもそんなに普及してなかったんですよね。もし今のような状況であれば、どっかでネタバレとぶつかってたかもなあ)
まあそんな風に噂を聞いているうちに、好奇心がムラムラムラムラと湧いてきたんですね。結局好奇心が恐怖心に勝ちました。でも鑑賞時はかなりびびっていたのをおぼえております(笑)。

で、観てみたらやっぱりなかなか怖かったですshock 一番怖かったのは、コールがいじめで曰くつきのタンスに閉じこめられてしまうところ。その手のモノが登場するシーンは全体からすれば本当にわずかなんですけど、基本的にBGMがほとんどなかったので、そうした「静けさ」にもかなり不安を掻き立てられました。

しかしコールの告白を聞いたマルコムが、彼を信じてともに問題を解決しようとするあたりから、いつの間にか恐怖は薄れ、心拍数も平常値に(笑)。そして心温まるシーンの後の例の結末に、見事にアゴをはずしてしまったというわけです。

『ミスト』の記事でも書きましたが、『驚愕の結末』とうたわれている映画で、本当にたまげる作品はごくわずかです。ちなみにわたしは作中の「秘密」というのは、「たぶん少年の言っていることが嘘八百(あるいは妄想)なんだろ」と勝手に決め付けていました(笑) ところが予想もしなかったような真相が待っていたので、さらにびっくらこいてしまったんですね。

そして『シックス・センス』が優れているのは、単に「おどろく」というだけではなく、観終わった瞬間にもう一度最初から確認したくなる、というところ。そんで見直していくと、まったく物事が変わって見える。こういう映画、いまんとこ他には今年の『アフタースクール』くらいしか思いつきません。

で、わたしの場合、一回目より二回目の方がより感動しました。
ラスト近く、ひとまず事件を問題を解決したコールはマルコムにこう言います。

「ぼくたち、もう会えないんだね」
「会えるフリをしようよ」

一回目の時は「別にまたいつでも事務所に訪ねていきゃいーじゃねーか」と思ったんですね。でも二回目の時は少年がなぜそう言ったのかわかりました。
幽霊がこの世にとどまっているのは、「遣り残したこと」があるからです。その「遣り残し」をクリアしたなら、幽霊はもうこの世にはいられなくなります。
遠からずマルコムが「遣り残し」を果たすことを予感したコールは、もう二度と彼と会えないことを知っています。それでも涙をぐっとこらえて、さわやかに別れを告げる。そんな少年のけなげな姿に、とめどなく鼻水がこぼれおちたのでした。

ある評者はこの映画を「奇跡の脚本」と讃えました。そしてもしかすると、シャマランにとっても「奇跡の作品」だったのかもしれません(笑) その後も彼は何本か映画を撮っていますが、どれもこの『シックス・センス』には到底及ばないような・・・・(『アンブレイカブル』や『ヴィレッジ』は好きですけど)

20080714174425何気にこれ以降、シャマラン作品はずっと劇場でチェックしているわたし。そろそろお別れしなきゃいけないかな・・・・

・・・・と言いつつ、たぶん『ハプニング』も観にいってしまうでしょう。あははcoldsweats01

| | Comments (4) | TrackBack (0)

July 11, 2008

あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より⑨ 明日の将軍はキミだ!の巻

あつ姫 「あつ姫じゃ~っ!!」
小松 「小松帯刀です」
西郷 「西郷吉之助にごわはんど」
家定 「ども。家定です。ちゃんらーん」
小松 「将軍様・・・ まだ本調子でないみたいですね」
家定 「いやー、ここんとこ映画の仕事が続いちゃってさーwobbly。ちょっと過労気味」
西郷 「オーバーワークもほどほどに。ちょっぴり死相が浮き出てるでごわすよ」
家定 「おいおい~sad 縁起でもねえこと言うなよ~」
あつ姫 「そういえば将軍様、あの件はいい加減決めてくださいました?」
小松 「あの件とは?」
西郷 「『いま一番そそる女子アナNO.1は誰か?』って話ですよ。おいどんはやっぱり山本モナが・・・・」
あつ姫 「アホか!punchannoy 次期将軍は誰にするかって話だよ!」
家定 「あれかー。色々難しくってさー」
あつ姫 「まだ決めてねえのかよ! あんたももう余命わずかなんだから、ちゃっちゃと決めてくれねえと困るって前に言っただろ!!」
家定 「あの・・・ そういう言い方、何気に傷つくんだけど・・・・」
小松 「姫様はどちらを推してるんでしたっけ」
あつ姫 「あたしはも~ヨシトミくんにぞっこんheart04 だって彼、とってもイケメンなんだもんnote
小松 「お父上はもっとギラギラした方でしたけどね」
西郷 「姫様! 斉彬さまからの密命を忘れたのでごわすか!」
あつ姫 「あんな桃太郎侍のことなんか知るもんですか! あたし一人をこんな嫉妬と愛欲の渦へ叩き込んで! 日々どんなに辛い思いをしていることか・・・・weep
家定 「その割りには毎日パクパクムシャムシャよう食っておるのー」
あつ姫 「だまらんかい!pout そうだ! ついでにF4のみんなもつれて来てもらおうっとnote そんであたしの四天王になってもらえばいいんだわ! ああ、もう考えるだけでヨダレがでちゃう。じゅるじゅるheart04
家定 「・・・・その場合、このドラマのタイトルはどうなるのじゃ?」
小松 「『花より大獄』ですかね」
西郷 「そういえば大河ドラマの第一作って、あの方が主人公だったそうでごわすね」
家定 「ああーっ! 今思い出したけど大老も決めなきゃいけないんだったーっ!!wobbly アッコよ、どっちがいいと思う?」
あつ姫 「てめえにゃ自分の意見、っつーもんがねーのか!! 大体候補は井伊と誰よ!」
小松 「越前福井藩主の松平春嶽さまです」
あつ姫 「マツタケに春菊かあ・・・ どっちも今そんなに食いたいもんじゃないし。井伊大老でいいだろう?なんつって。あははhappy01
mobilephoneトゥルルルルルル(着信音)
あつ姫 「はーいnote あっこでーすheart01
幾島 「姫様!! 幾島は苦しゅうございます!!crying
あつ姫 「(プチ) ま、理由はそれだけじゃなくてな。ほら、あいつの地元でいま『ひ○にゃん』とかいうキャラが人気じゃん? この際江戸城に移籍してもらえば、庶民のハートは確実ゲッツ。天下の流れはこっちのもん!ってなわけよsmile
小松 「わたしは反対です!pout ひこ○ゃんをそんなオトナの醜い政治の道具に使わないでください!」
あつ姫 「徳川の役に立てるのじゃぞ!pout ひこに○んだってのどを鳴らして喜ぶわい!」
西郷 「朝廷と協力してることを明らかにするために、『せ○とくん』を借りてくる、という手もありもすが」
あつ姫 「バカか!impact 却下だ!」
小松 「本当に西郷さんってセンスないですよねー」
西郷 「あんまりでござる!crying 姫様はともかくえなりどのまで!」
小松 「その『えなり』って言うの、いい加減やめてくださいよ!」
家定 「静まれ・・・・」
一同 「わいわいがやがやdash
家定 「者ども静まらんかぁーっ!!annoy
一同 「coldsweats02(しーん)」
家定 「わしゃ、やっぱり新タイトルは『花より断罪』がええと思うhappy01
20071221193854西郷 「大河ドラマ『あつ姫』、いよいよ明後日最終回でごわす」
小松 「もうあの笑顔に会えない・・・・weep
あつ姫 「勝手に終わらすなあああああ!!punchpunchpunch

| | Comments (2) | TrackBack (0)

July 08, 2008

なんてったってクリスタル スティーブン・スピルバーグ 『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』

20080708150431はるか昔の第二次世界大戦中、ナチスドイツにたった一本のムチで立ち向かったタフな男がいた。彼の名はインディ・ジョーンズ。その超人的な活躍によってナチスドイツは崩壊。世界には平和が訪れた。
それから二十年後。スーパーヒーローを引退し、今やごく普通の教師として穏やかに暮らしているインディは謎の集団に襲われる。新たな敵、ソビエト連邦が世界征服に乗り出したのだ。
「もうこの年ではアクションは無理だ・・・」 そう思い込んでいたインディだったが、ロッキーやランボーやマクレーン刑事らの「俺たちだってまだまだやれるぜ!」という励ましを受け、再び戦場に戻る決意をする。
ソ連に狙われたE・Tと出会ったインディは、彼を故郷に返してあげるために宇宙船の発着場へ向かう。その発着場とは神秘のベールに包まれた土地・南米であった・・・

もうさすがに少し冷め始めてますが、インディの復活がこんなに熱狂的に歓迎されるとは正直驚きました。ここのところ往年のヒーローたちの新作が幾つか発表されていますが、その中でも特に喜ばれている気がします。考えてみりゃ不在の19年の間にインディを越えるような冒険ヒーローが誕生したかといえば、ちょっとこころあたりがないですからねえ。
一年に1,2回しか劇場に行かないような人から、すれっからしの映画ファンまで虜にしてしまうインディ。日陰者のわたしとしては少々それがねたましかったりします(笑) マスクもマントもない薄汚れたおっさんが、どうしてこれほどまでに多くの人の心をとらえるのでしょうcoldsweats01 ・・・・ま、考えてみたらその「よれよれ」「くたくた」なところが素朴でひたむきに見えて、逆に魅力なのかもしれませんね。そして扱う武器がムチというのがなんともまた。ムチですよムチ。マシンガン持った連中にムチです(笑)。普通ならまずかなうわけないんですけど、その絶妙なムチさばきで悪者たちをビシビシうちのめす様は確かに爽快です。
ただ主演のハリソン・フォード、当然ですが前三作と比べると、すっかり白髪とシワが目立つようになってしまいました。それでも老骨にムチ打ってがんばってハードアクションをこなされております。そんな彼を見ていると、思い出すのは生涯現役だった名レスラー・ジャイアント馬場氏。「いけ! そこだ! 16文だ!」と全日ファンのような暖かなまなざしで見守ってあげることにしましょう。

で、今回はさすがにハリソン・フォードの風貌にあわせて、前作から19年後という設定になっております。鉤十字の紋章は姿を消し、代わりにインディを脅かすのは例の赤い国旗。ただ、悪く描かれてるのはソ連だけでなく、「赤狩り」に血道をあげているFBIもなんだか秘密警察のよう。そんな60年代の描写がこれまでと違って目を引くのですが、それも序盤まで(笑)。謎を追い、お宝を求めて南米に飛んで以降は、すっかりいつもの『インディ』です。

メインの舞台は南米。ヨーロッパや中東と違って、キリスト教が伝えられたのが比較的最近の土地であります。アマゾン、ピラミッド、水晶のドクロ、黄金都市伝説といった中南米を彩るモチーフが多数登場。一昨年のナスカ展や昨年のマヤ・アステカ・インカ展に行った者としては色々楽しませてもらいました。

さて、この『インディ』シリーズの魅力は、なんといっても「あとをひかない」ところだと思います。見終わったあと、もう、何にも残らない、みたいな。スタッフロールが流れ出した瞬間に全て忘れてしまう、みたいな。夏のかんかん照りの時に一気にのどに流し込むアサヒスーパードライのように、とてつもなくのど越しさわやか(笑)
だからこそ『インディ』は何度も見ても楽しめるんですよね。この『クリスタル・スカルの王国』も、思わずもう一回続けて見ちゃおうかと思ったくらいです。

そんなですから、今までの作品もほとんど覚えておりません(笑)。辛うじて覚えている箇所をあげるとするなら

☆『失われた聖櫃』・・・・でかい岩がごろごろころがってた。クライマックスがえぐかった
☆『魔宮の伝説』・・・・ヒロインがやかましかった。トロッコがガンガン走ってた
☆『最後の聖戦』・・・・お父さんといっしょ。ペトラ遺跡でウルトラクイズ

・・・・こんなところでしょうかcoldsweats01

あとこの作品の重要なモチーフである「水晶のドクロ」について少々。「夢を壊すな!」という方はこっから先は読まないでください。
オーパーツの代表的な例とされてきたこの「水晶のドクロ」、人力でコツコツみがいて作ると軽く300年はかかるため、「古代の超技術?」「エイリアンの遺物?」といわれ続けてきました。ですが少なくともルーブル美術館においてあるブツは、少し前に調査の結果「表面に機械を使用した跡が判明。ブラジル産の石を使って1867~86年にドイツ南部の工房で制作された」ことが明らかになってしまいました。

・・・・・・・

そんな紛らわしいことをしやがったやつは、どこのドイツだーっ!!(自爆どかーんimpact

20080708150841ただ世界には他にも十個以上のクリスタル・スカルがあるそうなので、その内のどれかは本当にアステカから出土したものかも・・・ わたしはそう信じます。信じればきっと夢はかなうよね! インディ!


| | Comments (18) | TrackBack (10)

July 06, 2008

適当掲示板67&上半期に観た映画でも振り返ってみようかな、と

数少ない常連の皆様、毎度ありがとうございます。常連でないみなさんもどうもです。ご意見、ご感想その他ありましたらこちらへお寄せください。

さて、ネタがありません(最近毎回言ってるよな)。というわけで手抜き企画として2008上半期に観た映画の復習でもしてみます。毎月のまとめは「はてな」の方でこっそりやってるんですが、寄る年波のせいか、年の初めに観た映画はこうやってたまに思い出さないと完全に忘れちゃいそうなんですよ

あー、ヨシエさん、今日のご飯はまだかの? え? さっき食べたばっかり? このネタも前にやった?

・・・・・・

そんなスポンジのような脳みそにも深いインパクトを与えてくれた作品群を、月ごとにピックアップして参ります。

fuji1月

2008010908113220080130182000ルイスと未来泥棒
テラビシアにかける橋

『ルイス』は今年初笑いhappy01だった作品。ディズニーの新たなチャレンジ精神を感じさせてくれました。
70周年記念作品だったのに、あまりに扱いが小さかったのがちと不憫。
『テラビシア』は今年の初泣きcrying作品。哀しい現実を認められずつっぱり続ける少年と、周囲の大人たちの暖かなまなざしにポロポロと泣けてしまったのでした。かういふオトナに、わたしもなりたい


2月snow

2008022218244620080324190815レンブラントの夜警
潜水服は蝶の夢を見る

実は同じ日に観た二本。
『レンブラント』はチビデブオヤジが一枚の絵に注ぎ込んだ反骨精神と、いわゆる「滅びの美学」に心惹かれました。初めて入ったテアトルタイムズスクエアのでかさにも感動。
『潜水服』は基本寝たきりの人の話を、ここまで色彩豊かに描けることに驚嘆しました。それは主人公であるジャン・ドミニク氏の素晴らしさでもあるわけですが


3月tulip

2008031216352720080331192716ライラの冒険 黄金の羅針盤
ジャンパー
ダージリン急行
ノーカントリー

3月はいつもより多く映画を観たのでその分豊作でした。『ライラ』と『ジャンパー』は今年公開された中でも、最もサービス精神に富む作品。・・・・だと思うんだけどいろんなところで叩かれてましたcoldsweats01 でもその分よけいに愛情が深まってしまいましたheart04
確かにサービスが偏りすぎて「キミたちバランスのこととか考えてないだろ」というところはありますが、こういう腐りかけのコンビニ弁当みたいな映画、わたしは大大大大大好きですheart01heart01heart01
しかし時には珍しい味のカレーが食いたくなる時もあります。『ダージリン急行』はそんな映画。いろんなシーンを思い返すたびに、ニタニタ、ニマニマしております(あぶねーな)。
そして本年度アカデミー作品賞を受賞した『ノーカントリー』。正直トミー・リー・ジョーンズの「おやっさんがあーたらこーたら」というのは「わっけわっからん♪」なのですが、二匹のケダモノの行き詰る追跡劇にずいずいと引き込まれました。


4月cherryblossom

2008040919442020080416180142クローバーフィールド
ヘンリー・ダーガー 非現実の王国で

4月は個性際立つ二本を。
『クローバーフィールド』は久々に気合の入った怪獣映画というだけでも嬉しい作品。加えて製作者自らが一般投稿サイトにネタをばらまいたり、ありもしない会社のサイトを作ったり・・・という遊び心にも楽しませてもらいました。
『ヘンリー・ダーガー』はもしかしたら劇場で初めて観た人文系ドキュメンタリー映画。結局その人が考えていることなんて、その人自身にしかわからないもの(もしかしたらその人にもわかってないのかも・・・)。それでも人は答えを捜し求める。そんなことを強く感じさせられました。


5月bullettrain

2008051713561120061229175749つぐない
ミスト

5月は今年最も衝撃的だった二作品を。
きっと世の中には夢も希望もないんだね! そうさ! 明日はきっとお先真っ暗さ!
教えてくれてありがとう! ジョー!&フランク!

・・・・そんな気分にさせてくれる映画。


6月rain

2008062019200820080627182813アフタースクール
俺たちフィギュアスケーター

つい先日観たばかりの二本。方やユルユルな、方やおゲレツなユーモアセンスで、『つぐない』と『ミスト』で受けたダメージを見事に回復させてくれました。やっぱ人間、愛と勇気と平和だよね!
単に「笑える」というだけでなく、奇抜なアイデアや微妙に感動させてくれる力技にも感心。


・・・・とゆーわけで上記14作品。
「出来がいい」「内容が深い」という点でベスト5を選ぶと

1.潜水服は蝶の夢を見る つぐない  3.ミスト アフタースクール 5.ヘンリー・ダーガー

となりますが、単に自分の好みという点では

1.ジャンパー 2.アフタースクール 3.俺たちフィギュアスケーター 4.クローバーフィールド 5.ライラ

となります。
今夏以降は『ダークナイト』『ホットファズ』『アイアンマン』『ハルク』『ハムナプトラ3』『デトロイト・メタル・シティ』などが楽しみです。あ、バカ映画ばっかりだ・・・・

| | Comments (6) | TrackBack (1)

July 04, 2008

ウンコに抱かれて眠れ 田村裕 『ホームレス中学生』

20080704185456たまには売れ筋の本でも紹介してみましょうか。
もう何ヶ月も前のことですけど、実家に寄った折、父から一冊の本を手渡されました。

「これ面白そうだぞ。読んでみるか?」

タイトルは『ホームレス中学生』。さすがパパン。流行の最先端を突っ走っておられます

内容はいまさら申すまでもないでしょうが、一応手短に。お笑いコンビ『麒麟』(「ジ」は付かない)の田村裕さんが、自分の悲惨な体験をつづった本。

それは明日から夏休みが始まろうかという、胸が躍る日の出来事。自宅に帰った中学生の田村くんを待っていたのは、自宅が差し押さえられたため外に運び出されたの家財道具の山でした。

「これからはみんな自分でたくましく生きてください。(我が家は)解散!」

その一言とともにどこかへ消えてしまう父親。事情で親戚も頼れない田村くんは、近所の「まきふん公園」で寝泊りし、その日その日をなんとか生きていくのですが・・・・

まるで『電波少年』を地で行くようなサバイバル生活。もっとも田村くんがホームレスなのは本の中ほどまで。以降はなんとか人間並みの暮らしをしながら、学校に通い、やがてお笑いの仕事を目指すまでが書かれています。
その内容については信憑性を疑う声もありますが、それはまあ置いといて。一読してこの本がなぜこんなに売れているのかよくわかりました。

まず読みやすい。素人さんが書かれてるので多少文章がぎこちないところもありますが、本好きの方なら2時間あれば余裕で読み終えられるでしょう。

次いで笑える。さすがにお笑いの方だけあって、ユーモアのセンスはなかなかのもの。特に田村くんがウンコ型の遊具(中に入れる)をめぐって近所の悪童どもと決死の戦いを繰り広げるくだりは、彼には悪いけど笑いが止まりませんでした。

そして一番重要な部分として、泣ける。後半田村くんと兄弟たちは、色々な人たちの親切に支えられて、なんとか住む場所を得ます。そして田村くんは世話になった人々へ、本の中で力を込めて感謝を述べます。この豊かな人情味が、中高年のハートを直撃するのでしょう。「食べ物を大切に」「苦労は人を成長させる」といった教訓も、同様です。
さらに別の泣かせポイントとして、溢れんばかりの母親への「愛」があります。本の中で田村君は何度も何度も「おかあさんおかあさんおかあさんおかあさん」と呼びかけ続けます。「小さいころに死に別れた」ということをさしひいても、すさまじいまでのマザコンぶり。これに比べたらリリー・フランキーなんて全然普通の人です(笑)
ただそうした強く母親を慕う気持ちが人々の心をとらえ、この本をベストセラーに押し上げているような気がいたします。
自分もなんだか母のことを思い出して切ない気持ちになってしまいました。ウチの母ですか? バリバリ生存中ですが?(ってこのネタ前にもやったよな)

ひとつ気になるのは、この本をわたしに貸した父の真意。

まさか・・・「ウチももうすぐ解散だから、いまにうちに心の準備をしておけ」と・・・ そういうことなのかよ!? パパン!!(ちなみにそれを言うなら正しくは「離散」だと思うんだが)

まがりなりにも自活できる年齢になっていて、本当に良かったと思いました(笑)

20080704185254『ホームレス中学生』は現在コミック版も発売され、今秋には映画も公開される予定。
まっ 映画のほうはわたし、たぶん観ないと思いますけど。


| | Comments (4) | TrackBack (0)

July 02, 2008

ナナちゃん 長江の怪物 周星馳 『ミラクル7号』

20080702124827セブン セブン セブン(じゃららー)
セヴン セブン セブン(じゃららー)
はるかなほしが(うおんうおーん) ふるさとだ(うおんうおーん)


近代化の波が押し寄せる中国。これはその地を舞台にしたもうひとつの『ドラえもん』の物語。
その世界では、のび太の家は恐ろしいほどにド貧乏で、母はすでに亡く、父はのび太をいい学校に通わせるために24時間働き続けていた(この辺は『巨人の星』か)。
学校ではスネ夫がジャイアンよりも強く、ジャイ子はさらに肥大化していた(でもおとなしい)。
のび太は信じていた。いつか救世主「ドラえもん」が別の世界からやってきて、自分たちをこの貧乏地獄から解放してくれるであろうことを。だがやってきたのはネコ型ロボットではなく、イヌ型ロボットであった・・・・・

『キャプテン翼』や『ドラゴンボール』など、日本のマンガからよくインスピレーションを受けているチャウ・シンチー。今回は『ドラえもん』からネタをパク・・・拝借したようです。これは言いがかりでもなんでもなく、周さん自身がはっきりと「『ドラえもん』からパクりました」と言っているので。周さんは正直でえらいな! 先生嬉しいぞ! 『ライオン・キング』の原作者もぜひ見習ってほしいな!
とはいえ『ドラえもん』はあくまでトッピング。ベースとなっているのは『E.T』と親子愛ですね。それにさらにシンチーさんお得意ベタベタネタを加えた内容となっています。

実は~ですね。中ほどまではそんなにストーリーに乗り切れなくてcoldsweats01 まず主人公のディッキー少年。根は悪い子じゃないんですけど、どうにもイライラさせられる場面が多かったです。あと香港コメディ独特のセリフ回しに「?」と感じたり、ギャグが暴走しておいていかれたり。そして「比べちゃいけない」と思いつつも、あの大傑作『少林サッカー』を思い出して物足りなく感じてしまったり。

でもね。でもですね。

自分、クライマックスのところで泣いてしまいましたcoldsweats01
そんで、ラストカットでもういっぺん泣いてしまいましたcrying

今年に入ってもう30本くらい映画を観ていますけど、泣かされたのは『テラビシアにかける橋』とこれだけ。『テラビシア』はともかくとして、アカデミー関連の秀作でも泣けなかったのに、これで泣いてしまうというのはなんだか人間としてまちがってるような・・・・coldsweats01 だってヘンテコなぬいぐるみがゼンマイみたいなアンテナから「ういーん」と電波を出してるような絵なんですよ。冷静に考えりゃどうしたって涙がひっこんでしまうと思うんですけど。・・・・まあ泣けてしまったものは仕方ないですね。そういや去年も一番ボロ泣きしたのは映画じゃなくて、テレビ番組の『仮面ライダー電王』だったしなあ(書けば書くほどドツボにはまっていくなあwobbly)。

というわけで終わったあとは「ありがとうシンチー! 大好きだシンチー!」と心の中で絶叫しておりましたcoldsweats01

この映画から特に強く感じたものは「貧乏へのこだわり」でしょうか。これまでもシンチー作品において「貧乏」は重要な要素でしたが、今回はさらにそれが際立っていました。
たぶん実際はもっといい暮らししてんじゃないかな~と思いますが、作品の中ではいつも貧乏なシンチーさん。そのきめ細かい描写は、まるで画面からすえたにおいが「ぷ~ん」と漂ってくるかのようです。
そんなビンボイズムを観ていて思い出すのは、偉大なる喜劇王チャップリン。あの山高帽をかぶったチョビヒゲの紳士も、映画の中ではいつも空っけつで腹ペコでした。
チャウとチャップ。二人の喜劇王はなぜこれほどまでにビンボイズムを大切にしているのか。それはたぶん真に生きる楽しさ・喜びを知っているのは、富める人々ではなく、貧乏な人たちだからでは、と考えます。
以前けっこうな高給取りの職人さんが、こんな言葉をもらしているのを聞いたことがあります。「おれアもううまいもの食いすぎちまって、何を食っても『うまい』って感じられねえんだよ」
それに比べると、100円のハンバーガーでも10円の「うまい棒」でも「うまい」と感じられる自分は、確かに幸せ者かもな、と思いました。そりゃあ、うな重やステーキが食いたくて夢でうなされることもないではないですが。

これから物価もますます値上がりし、貧富の差もますます広がっていくのでしょうけど、「貧乏=幸せ」と考えるなら、なんだか乗り切っていけるような気がします。大丈夫! 本当に困ったときはナナちゃんが助けてくれるから!
20080702124846つーわけで、自分、マジでナナちゃんが欲しいんですけど。
あれ、日本ではどの辺に行けば見つかるんでしょう? 夢の島あたり?
ヘンテコな円盤を見かけた方、ぜひこちらにご一報を。

| | Comments (14) | TrackBack (7)

« June 2008 | Main | August 2008 »