この村大好き! エドガー・ライト 『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』
殉職率90%を誇るといわれる都会の戦場・七曲署。エンジェルはそこに勤める腕利き刑事。非道な悪は決して許さず、狙った獲物は逃がさない。そんな彼だったが、ある日同僚のねたみを買ったことから、ド田舎の山土豊土(さんどほうど)村に飛ばされてしまう。
だが事件がエンジェルをホットくファズはない(はい、ここ笑うとこ)。彼が着任するや否や、村では奇怪な殺人事件が続発。エンジェルは芸風をダーティーハリーから金田一耕介にシフトして犯人を追うが、よそ者を嫌う村人たちは彼への協力を拒み、捜査は発砲、もとい八方ふさがりに。孤立したかに見えたエンジェルだったが、彼にはただ一人だけ自分を信じてくれる相棒がいた。
この映画の存在を知ったのは今年初めの『映画秘宝』誌にて。まだ日本に来てもいないのに、なぜか2007年ベストの第8位にランクイン。その時この映画には、「何かある!」と思いました。ただその時点では劇場公開は全くメドが立っておらず、とりあえずDVDスルーされることだけが決まっておりました。その後「納得いかねー!」というファンたちが署名を集め、無事スクリーンで見られることになったのは周知の事実です。
んで、その記事を読みますと「横溝正史的な因習の深い村を舞台に繰り広げられる、壮絶なガンアクション」みたいなことが書いてあったんですね。ほんでワタクシ「『クリムゾン・リバー』にガンファイトを足したような(それなりにマジメな)映画かのう」と予想してたんですわ。確かに記事の文章は間違ってませんでした。ただし、決してマジメな映画ではありませんでした(笑)
普通のアクション映画なら十分かっこよく見えるはずのスーパーコップのエンジェル。彼はペンギン村なみにのどか~でまった~りしたド田舎で、懸命に警官としての職務を遂行しようとするのですが、そもそもこんな平和極まりない村に警察なんて要るのか? 要らねえだろ(笑) そんな空回りぶりがおかしくもあり、やるせなくもあり。
四角四面のカチコチポリスだったエンジェルも、パートナーを組む事になったダニーと触れ合ううちに、次第に角が取れてきます。この辺はみていてなかなか和むところでありました。パートナーが可憐な美女ではなく、太っちょのアクションオタクというのがチト悲しいところですが。関係ないけどこのダニーさん、知人に外見がそっくりな人がいて、なんだか他人と思えませんでした(笑)
しかしこういう和みムードは序盤だけ。次第に(ある意味)ショッキングな映像が多くなり、ヤマ場には怒涛の銃撃戦が待っています。こんなド田舎でなぜガンファイトが? 見ればわかります。
そういう刺激の強いシーンもありますが、全体的には人、特に中高年に優しい空気が流れているのがいいですね。そう、お年よりは殴ってもいいけれど、殺してはいけません。あ、殴る方も普通はダメか。ええと、まあおじいちゃんおばあちゃんは大切にしましょう。
そういえばわたしが見たとき、お客さんの中には腰のえらい曲がったおじいちゃんがいました。感想をお聞きしたいところでしたが、わたしが席を立ったときにはもう見当たりませんでした。残念。
あとわたし、これとよく似たオチの映画を知ってます。あれは確かフランスで大ヒットしたんじゃなかったかな。
気になる方はコチラをクリックしてみてください。
しかし二千三百ナンボの署名があれば、映画って公開できるんですねえ。これが目安となって、これからも映画ファンが観たい映画がちゃんと公開されるようになるといいですね!(あ、なんかマジメに〆ちゃった)
























































