怪奇! 豚鼻の呪い! マーク・パランスキー 『ペネロピ』
はーい! あたしペネロピ
意地悪な魔女に呪いをかけられたせいで、ブタちゃん
の鼻をつけてこの世に生まれてきたかわいそうなあたし(いま、21世紀よね?)。でもこんなあたしにだって、いつか素敵な王子さまが現れる・・・ そう信じて生きてきた。
だけどママが連れてくるダンナ候補といったら、どいつもこいつもキャパシティーがミニマムなボンクラばっかり。さすがにげんなりきてたところに、出会ったのはナルニア国のタムナスさん。彼なら動物が話すのには慣れてるし、ダンゴっ鼻で釣り合いもとれてる。ポークハム・・・じゃなくてポーカーに目がないのが玉に傷だけど、これこそ運命の出会い
だって・・・ そう、思ってた。だけどタムナスさんには実は秘密があったの・・・
さすがに30半ばで朝からこんな文章書いてると、心の底からむなしくなってくるな・・・(じゃあ書くなよ
)
現在公開中の一風変わったファンタジック・ムービー『ペネロピ』。たぶんこの名前は求婚者がわんさか押し寄せたという、オデュッセウスの奥さんから取られたんでしょうね(人妻なのに・・・)。
あらすじを読むと上記のような少女漫画的ベタベタラブストーリーが連想されて、なにやらむかついてくるんですけど、予告で見たそれこそ絵本から抜け出てて来たようなビジュアルにひかれて、わざわざ遠方まで見に行ってきました。
顔面のパーツで何が一番不恰好か。それは鼻、特に鼻の穴だろう・・・と鼻の穴のでかいわたくしは思うわけです。ですから漫画では鼻はよく簡略化され、シラノはでかい鼻を持つがゆえに「一生チェリーボーイさ」と嘆くわけです。
そしてこのペネロピ、少女漫画としては(映画ですけど)異例なまでに「くわっ」と鼻の穴を強調したフェイス。おきて破りもここに極まれりです。ところが不思議なことに、劇中でいわれてるほど醜くは見えません。むしろクリスティーナ・リッチの童顔とあいまって、独特の可愛らしさを有しています。これで金持ち、邸宅付きなんですから、ほかに何を望みましょうや(いかん! 心の声が!)
登場人物の多くはペネロピほどわかりやすい形でないにせよ、みな何かしら呪いに囚われています。それは偏見だったり憎悪だったり、ある種のこだわりであったり。はたまたプライドだったりギャンブル中毒だったり・・・
童話で呪いを解くのはハンサム王子と相場が決まっておりますが、実際自分の心の問題を解決できるのは、自分以外にいません。そんなことを教えてくれているという点で、『ペネロピ』は単なる甘々ラブストーリーとは一線を画した作品となっています。
普通の映画ならケチョンケチョンの目にあって、泣きながら退場していくようなヤナ奴にすら、きちんと憑き物を落としてやる優しさには好感が持てました。もっとも約一名、解放されなかった方もおりましたが・・・
そういったテーマ以外にも、予想以上のおバカ要素(後半失速したのが残念)や、期待通りの美術センスもあり、男のアタシでも十分楽しめる作品となってましたわ
うっふん
(←抜け切ってない)
きっとクリスティーナ・リッチも「名子役」「童顔」という先行イメージの呪いと、ずっと戦ってきたんでしょうね。ですがそれを逆手にとって個性を発揮している彼女の勝ちっぷりは、見ていてとてもすがすがしい。これからも特異な存在として活躍し続けていってほしいものです。実はスクリーンで彼女の姿を見るのは、まだこれで二度目なんですけどね
(一本目は『スリーピー・ホロウ』)。
世の中には、「マニア」もいます。
・・・えーとね、自爆上等!!![]()
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» 『ペネロピ』 [かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY ]
キュートでラブリーな女の子映画。
裕福な名家ウィルハーン家の娘ペネロピは、先祖にかけられた呪いによって、ブタの鼻で生まれてきた。ブタ鼻で生まれてきた女の子をありのままで好きになってくれる王子様が現われたなら、その呪いは解けるだなんて、思いきりメルヘンなオハナシなのだ。ブタ鼻レディなんてキテレツにコミカルなマンガ的設定なんだけど、コメディ色にあふれているわりにはマンガ的な軽さだけで終始していない、楽しくもロマンチックに胸キュンな物語だったな。ラブリーな映画。
ラブコメの女王リース・ウィザー... [Read More]
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2年前のトロント映画祭でyueと1時間半も並んだのに二つ前で切られて{/face_naki/}(当日チケット完売{/ase/})
見逃してからずっーと公開を待ってた映画、ついに日本上陸{/ee_1/}
3月公開を前に、試写で観てきました〜。
その昔、ゴシップでブタの鼻をつけた主演のクリスティーナ・リッチの写真載せたけど
一応これ、コメディ。
不幸にも先祖の罪の呪いを受けて、生まれつき豚の鼻を持って生まれてしまった女の子ペネロピ。
呪いを解く為には良家のぼっちゃんと結婚させて幸せになることだと信... [Read More]
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≪ストーリー≫
社交界でも注目を浴びる名家・ウィルハーン家に、ブタの鼻と耳を持ったペネロピが生まれる。娘をマスコミや世間から守るため、両親はペネロピを死んだ事に。こうして彼女は、屋敷の中だけで生きてきた。先祖の悪行によって一族にかけられた呪いを解く方法は、ただ一つ。ウィルハーン家の“仲間”、つまり名家の人間にありのままの彼女を愛してもらうしかない。だが7年もお見合いを繰り返しているのに、彼女の顔を見ても逃げ帰らない男性は現れず…!?(goo映画より)
めちゃくちゃ好きな映画です♡
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Tracked on December 10, 2008 at 09:44 AM


Comments
、こんにちは。
男子もコレを観るんですね(笑)
そう、私もタムナスさんとして登場すれば、ブタ鼻の彼女とちょうど似合うのにーって思いました。
ブタ鼻って、人間の鼻に似ているからまだマシかもとか考えたりしました。
ゾウの鼻だったらもっとイヤですよねぇぇ?
Posted by: かえる | March 23, 2008 at 11:15 AM
おおおお コチラを見られたんですね!
ジャンルブタ映画の好きな 熱の意味「マニア」のコブタにも大満足の作品でした。
一見、だれもがもっているコンプレックスや親子関係、マスコミのあり方を皮肉った内容に見えるのですが、根底に流れている物が優しさがあり、気持ちのいいハッピーをもらえる映画でしたよね~
ファンタジーと現実の混じり具合もいい感じで好きな映画でした~
Posted by: コブタです | March 24, 2008 at 08:31 AM
>かえるさま
こんばんは
>男子もコレを観るんですね(笑)
オトコ
が見たっていいじゃない!
会場でほかに男性は映画ファンらしきおじさんと、彼女に無理やりつれてこられたっぽいあんちゃんくらいでした
>タムナスさん
幼女を裏切るかどうしようか、悩んでいたところも一緒でしたね
>ゾウの鼻だったらもっとイヤですよねぇぇ?
あんまし考えたことないっすね(笑)
ま、人間外見より中身っすよ、中身!
ブタの鼻だろうがゾウの鼻だろうが関係ない!(ホントに?)
Posted by: SGA屋伍一 | March 24, 2008 at 07:27 PM
>コブタさま
こんばんはっす
昨日『ノーカントリー』を見てきまして。そんでうちのめされまして
」
「やっぱり人間は愛と優しさを大切にしなきゃいけないな
そう思いました(笑)
でもこの映画は単に優しいだけじゃなく、差別問題を上手に皮肉っているところも良かったです
>ファンタジーと現実の混じり具合もいい感じ
そうですね。ギリギリ現実にあるかも・・・ そんな風に思わせるお話でした(ねーよ)
あー、でもたまにペネロピちゃんみたいな娘、東スポとかで見かけますね
Posted by: SGA屋伍一 | March 24, 2008 at 07:38 PM
こんばんは、SGAさん。
男子なのに、楽しめちゃったんですね♪良かったー。
そうそう、誰しもコンプレックスの一つや二つ、あって当然なんですよね。
人間生きていると、悩みがつきないですからねー。
笑ったシーンですが、レモン記者が、本物の富豪の息子とガラス越しに対面して、手を合わせちゃうあのシーン、結構笑いました。
クリスティーナがジェイムズ・マカヴォイと鏡越しに話をするシーンを思い出したら、余計面白かったです。
後半はレモン記者に笑わされてばっかりでしたわ。
最後のシーンも好きだし♪
Posted by: とらねこ | March 27, 2008 at 01:00 AM
>とらねこさま
おはよっす。お返しありがとうございます
男子でも楽しめましたが、ワタクシ男子でも変な方なので、平均的男子が楽しめるかというとちょっと疑問です(笑)
実際、男性が書いたレビューってあんまり見ませんね・・・
コンプレックスは誰にでもありますよね。特に吉川晃司と布袋寅泰(自爆)
>レモン記者が、本物の富豪の息子とガラス越しに対面して、手を合わせちゃうあのシーン
あの瞬間、きっと二人の心は通い合ったんだと思います
っていうか、袖にされて可愛そうでした(笑)、あの富豪Jr
あのレモン役の方、他の映画にも色々出ておられるということでしたが、今度別の作品もチェックしたいな、と思いました
Posted by: SGA屋伍一 | March 27, 2008 at 08:03 AM
SGA屋伍一さん☆
あははー
笑わせてもらいました
SGA屋さん30代半ば?わたしと同じくらいなんですねーって歳のことはいいんですが(笑)
タムナスさん、この映画で一気に女性ファン増やしたみたいです☆
昨日ちょうど「つぐない」観てさきほどレビューupしたんですけど、あちらもハマっていました〜。
今後も期待出来そうです★
クリスティーナリッチはハマってましたね〜
あの豚鼻つけてても可愛いって彼女くらいじゃないでしょうか
Posted by: mig | March 27, 2008 at 10:30 AM
こんにちわ。
相変わらず面白いレビューでございます(笑)。
楽しませていただきありがとうございます。
クリスティーナ・リッチって、私の麗しのジョニー・デップと
一番多く共演した女優さんなんですよ。
キムタクと松たか子みたいなもんです・・・
キイイ!!ブタ鼻のくせに!!
とはいえ、とても素敵な作品でした。
いつのころからか『少女』の次元から足を踏み外してしまった私
ですが・・・こんな私でもこのファンシーな世界観を楽しむことが
できて安心しましたです。
腐っちゃいない・・・
Posted by: 睦月 | March 27, 2008 at 12:36 PM
>migさま
お返しありがとうございます
30半ば・・・・
そう、あと数ヶ月でかっきりまん中に達しますね(笑) ま、トシの話はどうでもいいっすね
『つぐない』は予告見ても全然興味なかったんですけど、migさんのレビューを読んでたらなにやらムラムラムラムラしてきました(あぶねーな)
>あの豚鼻つけてても可愛いって彼女くらいじゃないでしょうか
そうですね。っていうかあんなメイク他で見たことない(笑)
migさんもよかったらぜひチャレンジしてみてください
Posted by: SGA屋伍一 | March 28, 2008 at 08:05 AM
>睦月さま
毎度バカバカしいお話におつきあいくださり、まことにありがとうございます
>クリスティーナ・リッチって、私の麗しのジョニー・デップと
一番多く共演した女優さんなんですよ
ああ! そういえばそうでしたね。最近はむしろヘレナ・ボナム・カーターと絡むことが多いのですっかり忘れてました
『スリーピー・ホロウ』でもリッチが童女にしか見えず、「イカボッドって、もしかしてロリ?」と思っちゃいました(怒らないで~)
そりゃあもう年齢的には「少女」とは言いがたいかもしれませんけど(笑)、睦月さんの文章はエネルギーに満ちていて、「まっつぐ」で、「純粋だなあ」と思いますよ
汚れてしまったのはきっとわたしの方・・・ だってもう10日フロに入ってないし・・・ あ、冗談ですから!
Posted by: SGA屋伍一 | March 28, 2008 at 08:14 AM
こにちは。
>>人間外見より中身っすよ、中身!
・・・むーん、それってホントかしら??
こちらにコメントを残していらっさるお嬢様方はみな美人ばっかりぢゃん。笑
私もコメントしたから一応その仲間入りだわっ。→自称なるしすとシャーロット(エクソシストぢゃないよ;爆)わははー
あ、何気に一番年上だな、こりゃ。ぢばく・・・
いいのよ、歳の差なんて(違っ)
Posted by: シャーロット | March 31, 2008 at 05:16 PM
>シャーロットさま
お返しありがとうございます
>こちらにコメントを残していらっさるお嬢様方はみな美人ばっかりぢゃん
そうか・・・ やはりオレの嗅覚は間違っていなかったーっ!!
そういえばシャーロットさんもどこぞで「美しい」とか言われてましたよ
ぐへへ
・・・ってそうじゃなくて
自分がコメント送るのは面白い記事書いてる方とか、良く考えておられる方のところですよ
この作品は男性であまりご覧になった方がおられないので、お邪魔するところもレディのお宅ばっかりになってしまいましたが・・・・
そういわけで人間はやっぱり中身です。ナ・カ・ミ うふふ
(説得力のない文章とは、こういうのを言うのだなあ)
Posted by: SGA屋伍一 | March 31, 2008 at 09:22 PM
こんばんは~
TB,ありがとうございました!記事の冒頭部分にクスクス笑いながら楽しく読ませていただきましたわ。
>少女漫画的ベタベタラブストーリーが連想されて、なにやらむかついてくるんですけど・・・
あはは,私もそうですね,ファンタジーも好きな役者が出てないと見ませんし。
でもこの作品は,可愛らしいインテリアやファッションや
ちらりと覗く教訓めいたテーマなど,いろんな素敵なスパイスがあって
楽しめました。
ところで,わたくし,衝撃の事実を今知ってしまいました。
SGAさん 男性だったんですか~!!!!∑(゚∇゚|||)
いや,実は前々から「どっちだろ?」とは思っていたのですよ~
文章やコメントを読むかぎりでは,女性のように感じる時もあり・・・
グラサンの写真は「かっこいい~」と思いましたが「男装の麗人」かなぁと・・・。
でももしかして男性かな?とも思いながら,聞くのもナンなので
「いつかわかるときがくるさ」とおつきあいしておりましたの。
で・・・ホントのところ,男性なんですね???ああ~~すいません,変な質問で。
Posted by: なな | October 09, 2008 at 09:58 PM
>ななさま
お返しありがとうございます
TB送るために久しぶりにこの記事読み返してみたら・・・・ 顔から血が出そうになるくらい恥ずかしかったです・・・ その場の勢いでとんでもないこと書いてしまうことって時々ありますよね。酔ってたんだろうか・・・(朝っぱらから?)
上にも書いてますけど、この映画は予告で見た町の風景(ペネロペが初めて家出したときのシーンですね)がなんだか「ビビビ」と来たので、それだけで遠くまで観にいってしまいました。ハズレじゃなくてよかった・・・ 同じような感じで観にいって失敗したのは『リボルバー』(笑)
>SGAさん 男性だったんですか~!!!!∑(゚∇゚|||)
あははは・・・
あひゃひゃひゃひゃ・・・・
正真正銘男子です
でもハートは乙女かも? ←こういうナヨナヨした文章書いてるから、誤解を与えてしまったのでしょうか(笑) てゆーか気色悪いですよね・・・・
これからはみなさんを混乱させないためにも、硬派一筋! ハードボイルドまっしぐら! の気性で邁進してゆく所存にございます!
Posted by: SGA屋伍一 | October 10, 2008 at 08:40 AM
おはようございます
わざわざ遠方まで観に行かれたんですね~
私は1週間レンタルになるのを待って観ました。
しかも5回も観たので元を取り過ぎです(汗)
可愛らしい~おとぎ話でしたし、悪者にも憑きもの落としをしている点で(笑)、かなり好みでしたわ~
リッチ嬢のブタ鼻ちゃんも意外なほど似合っていて可愛かったですし。だから呪いから解放されたら、「あら、、、なんだか普通、、、」とか思っちゃったりして~
さて、私は一生イケメンにキャーキャー病が抜けないらしいので、今回はマカヴォイ君に思いっきり燃え上がりました!!
ウザイ感想ですが(汗)TBさせて下さいね~♪
Posted by: 由香 | December 10, 2008 at 10:06 AM
>由香さま
こんばんは。お忙しいところお出でくださりまことにありがとうございます~
そう、これは確か新宿のテアトルタイムズスクエアというどでかいスクリーンで見たんですよ。そしたら数ヵ月後に三島でかかってました。同じ日に見た『ダージリン急行』もあとから来たし・・・ 今年はそんあことばっかりやってます
五回も見たとは、よほど気に入られたんですね。由香さんもまだまだ心は乙女なんですなー
人気のアイドルを見ていて時々思うのは、整った顔よりややアンバランスな顔立ちの子が多いなってこと。ブタ鼻はさすがにいきすぎかもしれませんが
、チャームポイントが自分ではコンプレックスだというひと、けっこういるんじゃないでしょうか
>私は一生イケメンにキャーキャー病が抜けないらしいので
そいつが若さを保つ秘訣ってヤツでしょうか(笑) 苦笑いするご主人・お子さんの姿が眼に浮かびます
ではのちほどうかがいますんでよろしく~
Posted by: SGA屋伍一 | December 10, 2008 at 08:16 PM