女王の奇妙な愛情 シェカール・カプール 『エリザベス ゴールデン・エイジ』
ロリ 「あなたは美しい・・・」
エリ 「震えるぞハート」
ロリ 「愛さずにはいられない・・・・」
エリ 「燃え尽きるほどヒ~ト」
ロリ 「でもごめんなさい。浮気しちゃいました」
エリ 「貴様・・・ いったい何人の唇をその言葉で吸いとった!?」
ロリ 「(ニヤリ)お前は今まで食ったタクアンの枚数を覚えているか?」
U・・・・ UREEEEEEEEE!!
あ、わかんない人すいません。インド人監督シェカール・カプールによる、一大歴史絵巻の続編。実はわたし前作見てないんですけど
、どっかんどっかんの艦隊戦が見たくて行って来ちゃいました。『エリザベス ゴールデン・エイジ』です。
熾烈な後継者争いを勝ち抜き、見事ダイエー帝国の社長の座をもぎ取ったエリ。「この会社に命を捧げます!」そう誓ったはいいものの、そこはやっぱり生身のオンナ
恋もしたいし遊びもしたい。
そんな彼女の前に現れたのは、傘下の企業「トゥモロー・ワールド」の若社長。ワイルドで飾らない彼の甘~い
言葉に、エリのハートは年甲斐もなくときめいてしまう。
しかし彼女が色恋にうつつを抜かしている間に、元社長のマリはかつての部下を使って、エリをトップからひきずりおろすべく陰謀をめぐらしていた。さらにライバル大手のサイベリアグループはスキャンダルを作り上げ、ダイエーを破滅させようと大々的にバッシングを展開する。どうするエリ!?
えー、このあらすじからわかるように(つっこまない)、前半は基本昼メロです。体も乙女だけどハートも乙女なエリザベス。ちょい悪系の二枚目探検家ローリーに、つんつんしたり、でれでれしたり、メソメソしたり。
しかし流石は名君。いざというときにはぺカーッと後光を放ってヒットマンや敵艦隊を圧倒します。さしずめ「エリザベスパーク」とでもいいましょうか。あれはまちがいなく中にハロゲンランプか何かが仕込まれています。
興味深いのは、やはりライバルであり親戚でもあるメアリ・スチュアートとの確執でしょうか。この点、源平絵巻の源頼朝の立場と似たものがあります
頼朝が主人公の場合→「ああ、本当は殺したくないのに・・・
」
義経が主人公の場合→「とっとと始末しちまえよ! ったく
」
この作品ではどちらかというと・・・・ 言うまでもありませんね。
ほかに見所はといいますと、当時の宮殿の豪勢なセットなど。なんていうか面積は広いはずなんだけど、無駄に柱がでかくて通路が狭いような。この映画、宮殿内部の場面がかなり多いので、「2時間宮殿じっくり見学ツアー」に参加しているような気分にもなれます。もちろん宮殿にはウラの部分もあり、時折牢屋とか拷問部屋といったえぐいスペースにも案内してもらえます。きっと「エリザベスも一歩間違えばこうなったんだ」ということを強調したいんでしょうけど、わしら、歴史知ってるからねえ(笑)
先ほども述べましたように監督はインド人。結果としてここでエリザベスが勝利を収めたため、イギリスの植民地政策にはますます拍車がかかることになり、インドはこのあとイギリスに搾取されまくるわけですが。カプール監督はそのあたり撮っていてなにか思うことはなかったのでしょうか。とりあえず作品からはあまり政治的なメッセージは感じられませんでした。
それでは最後にもう1ネタ
ロリ 「女王陛下にちなんでバージニアと名づけました」
エリ 「わらわが年老いたらどうするのじゃ?」
ロリ 「はっ ババージニアと・・・・」
エリ 「こいつ処刑ね」
女性に年と目方の話は厳禁です。以上。
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Comments
すいません・・・
今回どっちのネタも、いまいちネタ元が分かりません・・・しょぼん
どっかんどっかんの艦隊戦が観たくて行かれたのなら、
もしかしてガッカリなさったんではないですか?
けっこうあっさりしてましたよね、艦隊戦。
私はとにかく、ケイト女王を観たくていったので
かなり満足だったんですが・・・衣装も素敵だったし
エリザベスパーク!!ってナイスネーミング〜なはは
そうそう、どらん猫読みました、ようやく。
猫なのに予想外にバイオレンスな内容でビックリしました。
「帰ったきた〜」の後書きによると、作者のはるきさん
よくよく悩んだ末の復帰作だったんですね〜
Posted by: kenko | March 03, 2008 at 05:31 PM
>kenkoさま
お返しのコメント・TBありがとうございます
ネタ、わかりづらくてごめん
最初のは『ジョ○ョの奇妙な冒険』から
なんで『○ョジョ』なのかというと、わたしがエリザベスとマリー・スチュアートの対立を知ったのが『ジ○ジョ』のあるエピソードだったから(笑)
今度お兄さんに借りて読んでみてね。3巻目に出てます
最後のネタはただのダジャレ・・・
艦隊戦、確かにあっさりしてたけどほかもいろいろ楽しめたのでよかったです。船ごと体当たりするシーンは二重の意味で燃えたし燃えてたし(笑)
>どらン猫
まあはっきり言って猫のヤクザものだよね(笑) ちょっとひいちゃったでしょうか
あとがき、わたしの持ってる文庫版にはついてないな・・・
Posted by: SGA屋伍一 | March 03, 2008 at 09:27 PM
こちらにもー。
あっ、でもって冒頭のネタは元がわからないであります。
みそぢだったら知らないとダメ?
前作から10年くらいあいているので、今更ラブラブ・モードなのには違和感を覚えてしまいました。



内容としては圧倒的に前作の方が好みでしたが、ケイトのオーラは今作の方が凄かったです。
私は、メアリー・スチュアートも印象的だったりしましたー
本心が読めなくて、表には出てないけどプライドが相当高そうだなぁーとか思って。
こういう侮れない女性って、職場に一杯います。
だもんで、またしても自分のおかれている環境についても自分なりに考えさせられた映画でした。
Posted by: となひょう | March 04, 2008 at 08:50 PM
>となひょうさま
こちらにもコメント・TBありがとうございます
>みそぢだったら知らないとダメ?
いやいや、これはマニアックな少年漫画なんで(一応天下のジャンプ連載ですが)、お洒落なレディだったら知らなくても無理なくてよ?
一応前作チェックしてから観たかったんですがねー こういうときに限ってテレビでやってくれないし(笑) 配給会社もツメが甘いよなー
>メアリー・スチュアート
どうもいまひとつズレてるおばさんという感じでしたが、あんな風に命を捧げた者たちもいたわけですから、彼女だってそれなりのカリスマ性を持ってたんでしょうね
ちなみに上の漫画では「美貌の23歳!」「男たちに大いなる安らぎを与えた!」と書かれていました。そんでエリさんは上のイラストのように極悪に書かれてたのでした(笑)
となひょうさんの職場も色々大変そうですね・・・
メアリーさんのように「裏切られた!」ということがないよう願っております
明日にでもお返しにうかがいます~
Posted by: SGA屋伍一 | March 04, 2008 at 09:44 PM
こんにちは!
TB&コメントありがとうございました
ケイトの神々しさは『ハロゲンランプ』でしたか・・・どうりで眩しかったはずです。
メアリーは頼朝主役の時の義経扱いでしたね~
刑事が主役の時のFBI扱いでもあるような気が・・・
何故かババージニアでグサグサッときました
もうちょっとお揉み・・・いや、重みのある物語を期待していましたが、純情な女ごころに苦悩する50歳の女王の物語でしたね~
ケイトが好きなので満足で観ていましたが
Posted by: 由香 | March 05, 2008 at 10:35 AM
>由香さま
お返しのコメント・TBありがとうございます
>ケイトの神々しさは『ハロゲンランプ』でしたか・・・
ケイトだけにケイ光トーだったかも・・・ つまんないですね、はい
エルフの奥方のときもあんな風に「ぺかー」とすごんでましたよね。アレは怖かった・・・
>メアリーは頼朝主役の時の義経扱いでしたね~
そうですねー。どっちかと言えばメアリーの方が日本人が好みそうな題材だと思うんですけど
>何故かババージニアでグサグサッときました
・・・・・
えーとね。由香さんの心はいつまでも乙女ということで
っていうか、まだそんな年じゃないじゃないですか! たしか・・・
わたしも幾つになっても20代のハートでがんばりたいと思います・・・
昼メロ部分にはちょい辟易したところもありますが、豪華絢爛で飽きませんでした。この二部作とケイトさんの熱演のおかげで、エリザベス陛下はかなり世間の好感度があがったんじゃないでしょうか
Posted by: SGA屋伍一 | March 05, 2008 at 09:05 PM
こんにちは。
SGA屋伍一さんのファンフィック続編キボン。笑
えりにまりにろりに・・・なんか面白かったっす。
そうやって考えてみてればノレタかなあ;…どうもイマヒトツでした;
戦闘シーン、お馬さんに感情移入して(爆)ハラハラドキドキ。
あんな海でも泳げるのね;?!
Posted by: シャーロット | March 08, 2008 at 03:38 PM
>シャーロットさま
さぞかしアホな記事に呆れられたことと思いますが、お返しのコメント・TBありがとうございます
>続編キボン
そうっすねー。今度はエリザベスの晩年を描くということで『エリザベス シルバーライフ』なんてどうでしょう。きっと彼女は老いても恋愛に関しては現役バリバリなんじゃないかという気がします。なんせ永遠の乙女だから
>あんな海でも泳げるのね;?!
むかーし明智光秀の甥っ子が馬で湖を渡ったという逸話がありますが、実際に実験してみたら馬単体では問題ないものの、人を乗せるとうまく泳げなかった、ということです
よほど達者な乗り手、よほど頑強な馬だったらもしかして可能かも?
Posted by: SGA屋伍一 | March 08, 2008 at 08:22 PM
こんばんわ。
そういえば、ライラのダイモンって、ジョジョのスタンドみたいだと
思いませんか?
まあ・・・それは置いといて(苦)。
≫えー、このあらすじからわかるように(つっこまない)、
前半は基本昼メロです。
ですねー。
この作品に歴史大作とか史実的要素を強く求めると、ちょっと肩透かし
かもしれませぬ。
ケイト・ブランシェットのワンマン映画って言っても過言じゃないような
映画ではありましたが・・・同じ女性として共感できる部分がたくさん
あったので満足できた1作でございます♪
≫ババージニア
ブハハハ!!最高っす!
ババアと処女は紙一重ってことで・・・・(苦笑)
Posted by: 睦月 | March 09, 2008 at 01:27 AM
>睦月さま
あはは、やっとネタをわかってくれるひとが現れた
お返しのコメントありがとうございます
ダイモン=スタンド、確かに一理あります
でもスタンドがとっても便利なのに比べると、ダイモンはいまいち役に立ちませんねえ
たしかに「ケイトワンマンショー」な趣はありましたね
小林幸子風から岸田今日子風からジャンヌ・ダルクまで、様々な顔をみせてもらいました。まさしくケイトファンにはたまらない内容だったでしょう
ただ、彼女って男性ファンってどのくらいいるんでしょう・・・
ちなみに史実ではローリー卿はあれくらいでは済まなかったみたいです。二股はやっぱ罪が重いですね
>共感できる部分がたくさんあった
権力目当てに言い寄ってくる男がたくさんいるのでしょうか? でも自分の愛は真実ですから!(←怪しい)
Posted by: SGA屋伍一 | March 09, 2008 at 08:53 PM
こんにちは!
>年甲斐も無く
ブラックユーモアですなぁ。
恋する気持ちに年齢は関係ないですよー。
気恥ずかしくも「これが運命の人かも!?」などとウッカリ考えてしまうもので。
それを中心に2時間近く見せられても嫌な感じがしなかったです。
ケイトがあまあまじゃないからかなぁと。
女王様と言っても傲慢な感じはしなかったんで、これもケイトが普通の女性の感覚をもちつつ、立派に仕事を遂行する責任感があるからではないか、と思ったりしました。
Posted by: アンバー | March 10, 2008 at 05:33 PM
こんばんは、SGAさん
いやー、いつも思うんですが、何しろSGAさんのつける記事のタイトルって素晴らしいんですよね。
まだ記事は読んでないんですが、「北極辺りに進路を取れ」。
これ、膝を叩いてなーるほど!と言いそうになりましたよ。
このタイトルの、「女王の奇妙な愛情」もナカナカだし。
そうそう、「目は口ほどに物を言える」なんていうのも、それがそのまま映画の邦題にしたらいいなじゃないか・・・いや、そんなことないか(笑)
で、ババージニア!!
これ、ざぶとん10枚ですね!上手すぎる!
あと、そうそう、トゥモローワールドから来たの若社長!
なんか、そんなようなこと言ってましたよね。その一言も、ナカナカです!
ちなみに、このローリー卿が、いまいちっていう人もいるみたいなんですよね。なんでだろう?
あ、義経は、私のイメージでは、司馬遼太郎の『義経』まんまだったりして。戦争は上手いけれども、世間知らずで、政治の苦手な美青年と言う感じです。
そんなに残虐なイメージはないかも??
Posted by: とらねこ | March 10, 2008 at 08:58 PM
≫ババージニア
エリザベス「みなの者、こやつの処遇はいかがいたす?」
「死刑」「死刑」「死刑」
ティエリエ「ソレスタルビーイングは全ての紛争に介入する。
ほら、一緒に頭を下げよう、そうすれば女王さまもわかってくれる
Posted by: 犬塚志乃 | March 10, 2008 at 10:17 PM
>アンバーさま
お返しのコメント・TBありがとうございます。
ご病気回復されたようで何よりです。アンバーさんが病で苦しんでると思うと胸が痛くて、わたしもここ数日眠れませんでした・・・(←調子のいい野郎だな~)
>>年甲斐も無く
あはは
。地雷踏んじゃったでしょうか
そうですね。幾つになってもときめく気持ちを大事にしないとね
とは言うものの最近はすっかり昭和枯れすすきです・・・
誰か枯れ木に水をやってください
>ケイトが普通の女性の感覚をもちつつ、立派に仕事を遂行する責任感があるからではないか、と思ったりしました。
エリザベスが、じゃなくてケイトが、というところがポイントでしょうか
実際のエリザベスはもっといい意味で狡猾な人だったと思いますけど、ケイトさんのエリザベス像はもはや史実を離れて一人歩きを始めてる感がありますね
それはそれでいいと思います
Posted by: SGA屋伍一 | March 11, 2008 at 08:02 AM
>とらねこさま
お返しのコメント・TBありがとうございます
敬愛するとらねこ先生にそこまで誉めていただけると素直に嬉しいです。っていうか調子にのります。ひゃっほうへ(^^へ)(ノ^^)ノ
いまから『潜水服』の配給会社に直談判して来ようかな。「おすぎの代わりにおスガを使え」と(笑)
>トゥモローワールドから来たの若社長!
「新世界より」(笑)いらっしゃってたので

イマイチという評判ですか。ひとによりけりだと思いますが、クライブ・オーウェンってそれほどハンサムかなあと。それとも外見じゃなくて内面の問題でしょうか。うん、アタシも二股かける男ってサイテーだと思います!
あとクライブさんは、やっぱり控えめで不幸な境遇の男の方がよく似合うような気がします
>義経
すいません。上の書き方が非常にややこしかったんでわかりにくかったと思うんですけど、これは「義経が主人公のお話における頼朝の心情」ということですね。でも考えてみたら、頼朝がいい風に書かれてるお話とって、それこそ小学生向けの学習漫画くらいしか思い当たりませんねえ(笑)
それにしても司馬版『義経』とは渋いものをお読みになられる。さすがとらねこさん
Posted by: SGA屋伍一 | March 11, 2008 at 08:16 AM
>犬塚志乃さま
こまわり君がいっぱいいるようで・・・・
「その罪、万死に値する」
Posted by: SGA屋伍一 | March 12, 2008 at 01:29 PM