あつ姫じゃ~っ!! ~大河ドラマ『篤姫』より② 南国純情編
肝付 「強くなりたいいいいいいいい!!」
西郷 「・・・・びっくりしたなあ、もう。どうしたんでごわすか、えなり殿。藪からバカボンドに」
肝付 「わたくしはああ! つよくうう! つよくなりたいのですうう!」
西郷 「わけを言いなさい、わけを」
肝付 「実はわたくし・・・恋に落ちたのです でもいまのヘナチョコの自分じゃ、とても思いをつたえられません・・・・ もっと強くなって、彼女をあらゆるものから守れるようになりたいのです!」
西郷 「ほほう・・・ それは殊勝な心がけでごわすな。それで、相手はどのような方なんでごわすか?」
肝付 「あおいさん・・・です。ぽっ」
西郷 「げえっ!! えなりどの! はやまるでない! あなたはまだ若い! あんなオナゴと一緒になったらいずれ血を見ますぞ!」
肝付 「失敬な! あなたにあおいさんの何がわかるというのです! あのようにしとやかで慎ましくて優しい女性はこの世にふたりとおりません!!」
西郷 「いままであんなに痛い目にあわされてきたというのに・・・・ 惚れてしまえばあばたもえくぼか? それとも根っからのマゾなのか・・・・」
肝付 「何をぶつぶつ言われておるのです! とにかく教えてください! どうすれば強くなれるのです! 強いってなんですか? タカモラさん!!」
西郷 「そうでごわすのう~ とりあえず世界チャンピオンでもぶっとばせば、確実に強いといえるでしょうのう」
肝付 「なるほど・・・・ っていきなりハードル高すぎますよ! レベル1でラスボス倒せって言ってるようなもんですよ、それ!」
西郷 「さっきの勢いはどうしたんでごわすか! 一週間ぶっ続けでプレイしてレベルを100まで上げればいいだけのこと! 幸い近々世界チャンプが来日されるそうでごわす。名前は確かペルーだったかチリーだったか、南米みたいな名前でごわした。北米の人でごわすけどね」
肝付 「あの・・・・せめて鹿児島チャンプかゴーヤチャンプルくらいになりませんか」
西郷 「(聞こえてない)そしてさらに幸いなことに、ここにカリーについて詳しく知る男がおりもうす! 先日USAから帰られたばかりの、ジョン・マンジュウローどのでごわす!」
ジョン 「ノーノー ミーはマンジローね」
西郷 「これは失礼いたした! マンジ固めどの! こののび太くんにヤツの情報と攻略の仕方を教えてやってはくださりませぬか」
ジョン 「・・・・マー イイでショー まずペリーはとてもベリービッグな男ネ。全長78.3メートルで排水量2450トン。必殺技はメニーメニーあるビッグキャノンね。こいつを食らったらまずまちがいなくゴーツーヘブンよ」
肝付 「あの・・・・ それは人間なんですか?」
ジョン 「あとイシュ格闘技はルールがファーストに重要ヨ! ペリーはアンフェアな条件をたくさん出してくるとおもうけど、何があっても断固NO!の構えね!」
肝付 「・・・・はあ」
ジョン 「ワンモア。人に時間を尋ねるときは、『ホッタイモイジルナ!』 このアクセントを忘れないことネ!」
西郷 「そういえば焼き芋の季節ももうじき終わりでごわすのう・・・ さびしか・・・」
肝付 「もうわけがわかりません」
西郷 「それにしても、なんでよりによってオカツどのなのでしょう・・・」
肝付 「なんでオカツ殿の名前がここで出てくるんですか」
西郷 「え?? だって先ほど『あおいさん』と確かに・・・」
肝付 「勘弁してくださいよ~ わたくしが好きなのはド○モのCMで共演してる『蒼井優』さんですってば。なんでわたしがあんなオカツメンコと」
西郷 「ああ、そうでごわしたか! 納得いき申した! がはははははは!」
肝付 「まったく悪い冗談にもほどがありますよ~ あははははは!」
オカツ 「はははははは ・・・・話は全部聞かせてもらった」
肝付・西郷 「ひいいいいい!!」
オカツ 「お前ら、家族に何か言い残しておくことはあるか?」
西郷 「どうかお許しください! おいどん、まだ新婚なんでごわす!」
肝付 「ぼく、まだ童貞なんです!」
オカツ 「・・・・わかった伝えておこう ちえすとおおお!!(ずびゃ)」
Comments
まいどです。
>あつ姫じゃ~っ!!
いつもながら他愛ないレビューなのに何故か面白いと感じます。
周囲の評価とは裏腹に(因みに会社は戦国時代スキー
ばかりなので幕末関係は当然評価は低い)何故かちょろちょろ
見ちまってます。
>おかつ
この人の父親役の中の人は
よく「報道ステーション」で流れてる老後保険のCMに出てるので
気に入らないシーン(特におかつに「口出すな」とか)で「青春時代」を歌いだすと家族に大うけします。その心は?
・・・・父親は年金もらって引っ込んでろー(おい)。
まんじろーが顔良すぎるのと、サイゴーさんが今一
印象薄いかなという感があります。
斉彬サンキャラ立ってるのは中の人が桃太郎侍だから(爆
ではでは。
Posted by: まさとし | February 20, 2008 11:44 PM
>まさとしさま
いつもご拝読ありがとうございます
大河ドラマの視聴率ってだいたい戦国高・幕末低ですよね。わたしの周囲でも「興味ない」という意見が多いですけど、『風雲児たち』で見知った顔が色々出てくると、やっぱり嬉しくなっちゃいます
調所さまなんか『風雲児』以外で見たことなかったしね
>父親役の中の人
あんまりこの人の出てるドラマって見てなくて、かろうじて『ナースのお仕事』の部長?さんという印象
>斉彬サンキャラ立ってるのは中の人が桃太郎侍だから(爆
「ひとつ非道なお由羅の方を・・・」
退治できないんだな、これが
Posted by: SGA屋伍一 | February 21, 2008 07:25 AM
>お由羅の方
緋村抜刀斎ですからね、強いってもんですよ。
>斉彬
でも、この人大河じゃ良い人っぽい?ですよね。
なんか新しいこと始めたりすると良いことなんですかね?
日本人って保守的な人多いのにどうして歴史のドラマだと
こういう革新的な人は良い人なんでしょう?
今現在身の回りにいたら、はたしてどう思うでしょうか?
結局、当時の目線や価値観が大事といっても、今に生きている
人でしかないから、昔昔の価値観はわからないから、
そこから抜けようとする人に親近感を抱くんでしょうね。
なんだかんだ言おうと私もそのひとりなのでしょう。
「藩の財政はよくなる、必ずだ!その為には幾らかかるかな~」
>「お前ら、家族に何か言い残しておくことはあるか?」
海のリハ○「お前達北斗七星のそばの星が見えるか?
見えるか。じゃあ、さようなら」
ドカバキ
西郷「い、今帰ったぞ」ボロボロ
奥さん「ウチの人はこんな顔じゃなか」
Posted by: 犬塚志乃 | February 21, 2008 10:23 PM
>犬塚志乃さま
>緋村抜刀斎ですからね
声あててたんでしたっけ。剣心さんのモデルは河上彦斎だそうですけど、今回はたぶん出てこないでしょう
>この人大河じゃ良い人っぽい?ですよね
大河じゃ、というより悪く書かれてる話を見たことがないですねえ
先見の明があったこともそうですけど、西郷たちをひきつけていた人的魅力や、志半ばで倒れた悲劇性なんかも「よく書かれる」理由じゃないでしょうか
自分の努力をパーにされそうな調所さまがヤキモキする気持ちもわかりますけどね
Posted by: SGA屋伍一 | February 22, 2008 08:39 PM