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February 13, 2008

『ザ・リング』に挑んでみる J・R・R・トールキン 『指輪物語』 「旅の仲間」下2編

20080213185150冥王サウロンが鍛えし、強大な力を持つひとつの指輪。その指輪が主のところに戻る時、世界は再び暗黒に帰すという。
数奇な運命により「指輪」を持つこととなったフロドは、そうなることを阻止すべく、仲間たちと危険な逃避行を続けていた。だがサウロンの追撃の手は容赦なく、ついにフロドは追い詰められ、深手を負わされる。すんでのところでフロドを救ったのは、ようやくかけつけた仲間の魔道士・ガンダルフだった。エルフの森で目が覚めたフロド待っていたのは、人間・エルフ・ドワーフ合同の「指輪会議」と、新たなる任務だった・・・

オッス! おらゴクリ! 忘れたころにやってくる、わしらはいいスメアゴルだよ! 悪いけどここらの記事(第一回第二回第三回)読んで思い出してけろ! うけけ!

さて、今回は「旅のなまか」編のラスト下2巻部分をいくよ! ちょっと下1部分も含んでるけど、細かいことはいいっこなしだよ!

指輪会議の結果、バカ旦那には8人の仲間とともに、指輪をモルドールの火山まで捨てて来い、ちゅう命令が与えられた。まったくおえらいさんってやつはいつの世もきつい仕事は下っ端に押し付けて、自分らは高みの見物ときたもんだよ!
まあとにかくそんなわけで「運命の九人」が選ばれたわけだよ! 1号は赤ちゃんで予知能力者。2号はアメリカ出身で空を飛び・・・ あれ? なんかと間違ったよ!
ところがこの九人、なかなかまとまりがない。出発してすぐ雪山ルートか地下鉄ルートかもめだす始末。結局は最初は雪山ルートにしたんだけど、遭難しかけて退却。んでもうひとつの「モリヤ鉱道」を行くことになったわけだけんど・・・ ここには気色悪い魔物どもがたくさん住んでるところなんだよ! 今風に言うとダンジョンってやつだな。ウケケ!
ガンダムのじいさまが「だいじょぶだいじょぶ」って言うから、みんなおっかなびっくり入っていったわけだけど、これが全然だいじょうぶじゃなかったんだよ! 四方八方からはオークの大群が押し寄せてくるし、「だいじょぶ」と言っていたじいさんにしてからが、途中でバルログとかいうやつともみ合って転落→生死不明。出発には遅れてくるわ、人(サルマン)を見る目はないわ、ドアの開け方にてこずるは、色々やきもきさせてくれるジイ様だよ!
それにしても、集結したとたんに脱落者とは、どうよこれ。 ちょっとは八犬士やゴレンジャーを見習ってほしいもんだよ! 
んで、このあたりで気になるのが、原作と映画との怪物たちの違い。まず鉱道に入る前に、一行は海だか湖から出てきた得体の知れない化け物に襲われるんだけど、評論社文庫版の挿絵では、左上図のような気色ワリィ代物が描かれてるんだよ。ところが映画ではまるっきりの巨大タコ(もしくはイカ)。ピージャクの趣味丸出しだよ!

あとバルログつーのもじいさまは「ダークエルフの成れの果て」とか言ってたような気がする(本当はもう少しややこしい経歴があるみたいだよ)んだけど、映画じゃ思いっきり牛の怪獣みたいだったよ! そういえば「バルログ」ってどっかの格ゲーにもいたような・・・ ちなみにシンダール語で「力の悪魔」って意味らしいよ! ウケケ!

そんでそのあとロスロリ園というところでエルフのおばさんにすごまれたりして、いよいよ「旅のなまか」編の最終章へ。指輪の力に目がくらんだボロミアことボロやんは、そいつをよこせとバカ旦那に迫る。それでバカ旦那はみんなの前から姿を消すことにするんだけんど。
映画ではなんだか「もう誰も信じられない」という感じで、仲間たちから離れたようにスガヤゴルには見えたんだよ。ちょっとこいつ薄情だよ、と思ったな。でも原作読むと「これ以上みんなに悪影響を与えないように」、むしろ仲間たちを気遣っての行動だったことがわかるんだな。バカ旦那! 誤解してすまんかったよ! おわびに今度ウサギの生肉あげるからよ!

こうして旅のなまかはあっという間にテンテンバラバラに。本当に欧米のやつらは自己主張ばっかり強くてまとまりがないよ! こっから先はまた次回だな!(いつだ・・・)

では最後にポエムのコーナーまずは谷山浩子さんの(『真っ暗森の歌』の節で

真っ暗モリヤ 不思議な鉱道
深くてやばい 真っ暗くらいくらい

・・・なんかもの足りんの。もういっちょ行ってみるよ

出会いは オーク千万の むなさわぎ

20080213185107
なんか書けば書くほど泥沼にはまっていくようだよ!

それではみなさんまたいずれ。

わしらのいとしい、いとしい、いとしいシトおおおお!!


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Comments

>ロスロリ園

なんか萌え〜な香りがしますね!?

Posted by: かに | February 15, 2008 10:28 AM

>かにさま

密かに「硬派な兄貴」と尊敬していたあなたから、「萌え」などという言葉を聞きたくはなかった・・・・

それにいたのはロリっ子じゃなくて大○増だったし

Posted by: SGA屋伍一 | February 15, 2008 09:28 PM

>萌え
 ほら宇宙人ジョーンズも「萌え~」という時代ですから
慰めになりましたか?
>ロスロリエンの年増
 あ、なんかそう言うと怖い気がします
ガラドリエ●「エルフは皆長寿なのです(おだやかな顔して
心はゴゴゴゴゴ)」
 あそこはカカア天下なのでダンナのケレボルンの影が
薄いのです(笑)

Posted by: 犬塚志乃 | February 17, 2008 02:06 PM

>犬塚志乃さま

>宇宙人ジョーンズ

また知らん名が・・・・
ソウロンの魔力は大気圏をも越えるのでしょうか

>>ロスロリエンの年増

実際それなりの年じゃなかったかと。やばい、こんなこと言ってると組織に殺されちゃう

>ケレボルン

そんな人もいたような・・・ 映画ではいたかいなかったかすら思い出せません

Posted by: SGA屋伍一 | February 17, 2008 11:25 PM

スガヤゴル!
うーん、ちょっと想像しちゃいました。二重人格なSGAさんだったら怖いです。

てか、順調に読み進めていっているのですね~♪
原作本は面白いですが、人によっては読みずらい・・という人もいるのに、SGAさんは偉いですね~★

私は、キノコが大好きなので、ホビットになれそうです。
ガラドリエルさま素敵でした~。
ピージャクのオバケも楽しいです。

Posted by: とらねこ | February 22, 2008 11:34 AM

>とらねこさま

>二重人格なSGAさんだったら怖いです。

信じてください。わしらはいいスガヤゴルです
(みんな死んじゃえばいいよ!)
今の声は!?

>順調に読み進めていっているのですね~♪

正直に申しますと、「旅の仲間」編はすでに昨年秋くらいに読了してました。が、そこから先が止まってます。決して飽きたわけじゃないんですが・・・・
もう二・三冊読んだらまた中つ国に戻る予定です

>私は、キノコが大好きなので、ホビットになれそうです

純真なとらねこさんならきっと指輪の魔力にも負けないことでしょう
わたしはどっちかっていうとキノコ嫌い(特にしいたけ)で肉好きなんで、よくてドワーフ、悪くてオークでしょう

ガラドリエルさんはいま女王やらボブ・ディランやらでいそがしそうですね。せめて女王だけでも観にいってこようかな・・・

Posted by: SGA屋伍一 | February 22, 2008 08:49 PM

 『ホームズの帰還』の原題が「リターン・オブ・ホームズ」
なので『王の帰還』はこれからとったのでしょうかね
 一番えらいのはコナン・ドイル先生ということでしょうか?

 
 意外なのですが宇宙人ジョーーズの名前をご存知なかったのですか

 いえ、私は管理人さんがこれは知ってるだろう、と思うネタしか
書かないが信念(笑)なんですが、あと知らなくてもウケをとれる(笑)
 
 宇宙人ジョーンズとは、缶コーヒーのボスのCMで
トミー・リー・ジョーンズが『宇宙人ジョーンズ』の名前で出てきて、
マジボケをしたりディープインパクトと共演たりするシリーズです

 
 あ、自称宇宙人の小倉ゆうこ、とも共演しました。
 なので、ほんとうに宇宙人だったんだ
ゆうこりん、と思いましたよ

 
 宇宙人ジョーンズはマイナーなネタだったのかなぁ~とも
思いましたがノーカントリーの記事で書いてる方いましたよね
 なので、SGA様映画よく見ていますし金曜ロードショウのCMで
よく流れるので知ってると思っていました

Posted by: 犬塚志乃 | April 18, 2008 08:24 PM

>犬塚志乃さま

トミー・リーがボスのCMをやっていたことは知ってましたが、宇宙人の役だとは知りませんでした。というか、見ていたとしてもほかの事考えていたのかもしれません
とりあえずアカデミー賞で色物から返り咲けたようでよかったです

そういえばアメコミにも「ジョン・ジョーンズ」という名前の火星人ヒーローがいました

Posted by: SGA屋伍一 | April 19, 2008 08:22 AM

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