« 第9回くらい黒白ネタ合戦 | Main | 第4回SGA屋漫画文化賞 »

December 23, 2007

波乗りコディー アッシュ・ブラノン&クリス・バック 『サーフズ・アップ!』

20071223211644みなさんはサーフィンはお好きですか? こう見えてもわたし、昔は「伊豆の青きウェイブライダー」なんて呼ばれたことが・・・ありません。すいません。正直ネットの波ですらよく溺れます。
でも台風が迫っている荒れた海でチャプチャプはしゃいでる波乗り野郎たち(死ぬぞ!)を見ていると、はまってしまった人たちにとっては、「命の危険を冒してでも抗しがたい」そんな魅力があるんだろうなと思います。

で、今回はペンギンがなんとサーフィンに挑む奇天烈CGアニメ『サーフズ・アップ!』の紹介です。
主人公は南極に住むしがないイワトビペンギンのコディ。彼は幼き日伝説的サーファー「ビッグ・ジー」と出会ったことにより、いつか自分もサーファーとして名を馳せることを夢見ていた。そんな折南の島「ペンギン・アイランド」でサーフィン大会が開催されることを知ったコディは、スタッフに懇願して、その大会に出場させてもらうことになる。だが島に着くやコディは前チャンプ・タンクの挑発に乗せられ、見事に大敗。すっかり自信を失ってしまう。そんな時、彼は「ギーク」という謎めいた男に出会うのだが・・・・

最初に疑問に思うのは、やはり「なぜペンギンがサーフィンを!?」というところですね。ペンギンは極地に住むもの。サーフィンは温暖な地方でやるもの。つまりこれは「極地にも温暖化の影響が押し寄せている」ことを警告しているに違いありません。この未曾有の危機に我々はどうしたら良いのか? その答えは「戦いをやめ、友情を築きあうこと」・・・・ えーとね、たぶん違います(笑)
実際は
(バーにて)
プロデューサー 「ねえアッちゃん、なんかいい企画ない?」
監督 「そっすねー。ペンギンがサーフィンやる話なんかどうです?」
プロ 「ええ!? なんで!?」
監督 「いやー。なんかパッと思いついちゃって」
 
(数日後)
プロ 「ああ、アッちゃん、例のペンギンの話ね」
監督 「やだなあ。アレ冗談ですよ」
プロ 「企画通ったから」
監督 「マジ!?」

こんなとこじゃないかと。
こうした経緯はともかく(ってこれ妄想だろ)、大事なのはエンターテイメントとしてどうかということです。
まずコディとギーク、そしてコディの友達のチキン・ジョー。こいつらが微妙に可愛くない。けれどもそれはそれで味があるというか、ひょうきんなコメディアンのような趣があります。あと「可愛さ」はときどき出てくる三人の子ペンギンが補ってくれています。
ギャグの方はブラック風味だけどイヤミでない程度。毒があるのにキレがある、って感じ。「南極ではお父さんが食べられるのはよくあること」とかね。これって「ピーターラビット」からの伝統なんでしょうか。
で、何より感心したのは幻想的な「波」のビジュアルの数々。特に波がうねってチューブ状になったところを通り抜けていくシーンには、運動からきしのわたしにすら、「サーフィンっていいかもしれない」と思わせるものがありました。

えー、ただ全体的にこぢんまりした印象が強く、ペンギンに興味のない人には多少物足りなく感じられるやも。ぺンギン好きなわたしでさえ、サービスデーで『アイ・アム・レジェンド』の直後でなければスルーしたやもしれません。
跡鑑賞しながら少し不思議な感覚に襲われたんですね。見るのは初めてなのに、なんか前にも見たことあるような。いわゆるデジャヴってやつです。
勝利より友情を大切に・・・・ すっとぼけた主人公の友人・・・・ ジェットコースターのようなヒロインとの並走・・・・説教好きなオヤジの正体は実は・・・・  あれ? これもしかして『カ○ズ』!?

ごほんごほん。まあ気づかなかったことにしといてあげます。

20071223211742今年はあとイランを舞台にしたアニメーション『ペルセポリス』を観る予定ですが、レビューはこれが最後になりそう。
そんで、いよいよ2007年の漫画・映画のベストを決めてみたいと思います(自分の中だけで)。

なんかこう・・・ 非常に盛り上がってきた、って感じだな!(自分の中だけで)。

|

« 第9回くらい黒白ネタ合戦 | Main | 第4回SGA屋漫画文化賞 »

Comments

メリークリスマス!!
楽しいクリスマスをお過ごしですか?
多分、楽しいんだろうなぁ~いいなぁ~若いって・爆
我が家は全員風邪で伏せっておりまして・・・どうやってケーキを手に入れるか悩み中です。
何だか知らないですが、バチが当たったようで・・・年末ジャンボも当たれ!!

この映画、随分前から予告を流していましたが・・・ペンギンが微妙に可愛くないんですよねー
よって子どもに不評で、観に行く予定はありません。
なのに来てしまいました・・・お騒がせしてゴメンナサイです。

Posted by: 由香 | December 24, 2007 at 10:51 AM

>由香さま

いや~一層大変な状況になってしまいましたね・・・
ベリークルシミマスにサンザンクロースルという感じで

・・・・・ただでさえ具合悪いところに極寒風吹かせて大変申し訳ありません。引き続きどうぞお大事に
そうそう、ケーキは今日買ったほうが安いかもしれませんよ(笑)

わたしは昨日は映画好きのとお茶・お酒しておりました。とっても楽しかったです

>いいなぁ~若いって

いや・・・ わたしだってもう決して若くはないですけどね・・・(^^;)

>ペンギンが微妙に可愛くないんですよねー

おっしゃるとおりです(笑)。ただ脇に色んな種類のペンギンが出てきますので、由香さんがペンギン好きならやっぱり押さえといたほうがよろしいかと。主人公も動いているうちに愛嬌がでてきますしね
ただ劇場までいかずとも、レンタルDVDで十分かな、という気も確かに
します(^^;)

>なのに来てしまいました・・・お騒がせしてゴメンナサイです

いやいや! なのにわざわざコメントありがとうございました!

Posted by: SGA屋伍一 | December 25, 2007 at 08:16 AM

おはようございますw
結構イマイチだったようですね~。私はこういうCGアニメって、結構何を見ても楽しいかも・・・当てにならな~い☆
波の作り方なんかかなり凄かったように思うので、劇場の方が絶対楽しいと思っちゃったり。普通に楽しかったです私。
主人公、そんなにかわいくないかな??イワトビペンギンて確かにちょっとゴツイでしょうか。

『ハッピー・フィート』とこっち、比べてSGAさん的にはどうでしたか?
私はどっちもどっち、引き分けって感じだったりします。
やっぱ『皇帝ペンギン』にはかなわないかなあ~。

Posted by: とらねこ | December 26, 2007 at 07:35 AM

>とらねこさま

こちらにもコメント・TBありがとうございました

>結構イマイチだったようですね~

いやいや、普通に楽しみましたよ。ただスケールでもギャグでももうちょっと弾けてほしかったかなと。波のシーンは確かに大した質感でございましたが。

>主人公、そんなにかわいくないかな??

うん。子ペンギンに比べると(笑) でも一生懸命飛び回っているのを見ているうちに、いつしか感情移入できるようになりました

>『ハッピー・フィート』とこっち、比べてSGAさん的にはどうでしたか?

こっちも良かったけど、どっちかといえば『ハッピー・フィート』ですかね。無数のペンギンが踊りまくるシーンや、主人公の周りをうろちょろしていた小ペンギン「アミーゴス」が、かなり気に入っているので。

>やっぱ『皇帝ペンギン』にはかなわないかなあ~。

それはまことに同意。わたしを「ペンギン道」に開眼させてくれた映画だし。たぶんいままでの人生で一番何度も見ている映画。

Posted by: SGA屋伍一 | December 26, 2007 at 09:44 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/70832/17458332

Listed below are links to weblogs that reference 波乗りコディー アッシュ・ブラノン&クリス・バック 『サーフズ・アップ!』:

» #194.サーフズ・アップ [レザボアCATs]
爽快感がすごくあって、やっぱりこういう映画って、とっても楽しい!サーフィン好きには、たまらない映画だと思うし、サーフィンなんか、やったことのない私にも、波乗りがすっごく楽しそうに見えたよ。... [Read More]

Tracked on December 26, 2007 at 07:22 AM

« 第9回くらい黒白ネタ合戦 | Main | 第4回SGA屋漫画文化賞 »