新たなる福音 庵野秀明 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 Aパート
時は近未来。「セカンドインパクト」と呼ばれる未曾有の大災害から十数年。それを引き起こした巨大生物「使徒」が再び姿を現す。国連により設立された特務機関「ネルフ」は、対使徒用の汎用人型決戦兵器「エヴァンゲリオン」をもってこれを迎え撃つ。そのパイロットに選ばれたのは、何も知らされぬまま突然呼び寄せられたネルフ司令の息子、碇シンジだった・・・
十年前一大ブームとなり、社会現象まで巻き起こしたアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』が、新構想による四部作の劇場版として帰って参りました。自分もそのフィーヴァーに参加した者の一人ですが、この『エヴァ』という作品、素直に「好き」とは言いがたいところがあります。まずいたずらに主人公を追い込むストーリー展開が好みではありませんでしたし、自分の持つ幼い部分やダークサイドを、シンジ少年を通じてまざまざと見せ付けられたのもかなり堪えました。一方でその映像が持つ圧倒的なパワーや、予測不可能な物語にひきずられて、一刻も早く先が知りたくなる・・・・ そんなアニメでありました。
十年前、庵野監督はこんなことを言っていました。「シンジくんって昔の監督がモデルなんですかってよく言われるけど、そうじゃない。シンジくんは今の僕です。実際に14歳の少年を演じられるほど僕は幼いわけで」
自分もこの十年、どれだけ成長したかと言えば、いささか心もとない。そんな現実を突きつけられそうで、観るのが怖くもありました。ですがいざフィルムが流れ出すと、意外に客観的に作品を楽しむことができました。十年前と比べ、わかるようになった部分もあれば、逆に理解しづらくなったところもあり。また冒頭で「つながらないや・・・」と受話器を置くシンジくんを久しぶりに観て、なんとも言えないゾワゾワしたものを感じたとき、(ああ、『エヴァ』は本当にわたしの一部となってるんだな・・・・)と強く感じました。
前も今回も強く目に付いたのは、次の二つの点。「なぜシンジはエヴァに乗ることにあれほどにまで後ろ向きなのか?」「なぜ碇ゲンドウは実の息子にあれほどまでに冷たいのか?」
まず前者から。それまでいわゆる「ロボットもの」において、最初からロボに乗るのを嫌がった主人公というのは例がありませんでした。考えてみればカート経験もないその辺の中学生をフェラーリに乗せて、「グランプリを取って来い」というようなもの。「無理に決まってんだろ!」というのはごく当たり前の反応です。
しかしまがりなりにも動かすことができ、十分に戦果を挙げてるんだからもっと喜んだっていいのに・・・と、以前は思いました。
聖書の使徒行伝にはこんな言葉があります。「受けるより与える方が幸福である」 つまり私利私欲のために行動することより、自分を犠牲にして誰かのために働くことこそが、真の幸福につながるという意味です。
これに関しては「よくわかる」から「全然わからない」まで、それこそ反応は人それぞれだと思います。で、シンジくんはそれがかなりわからない部類の人間。
実の父からさえろくに誉めてもらえず、命をかけて戦っているのに見返りは無に等しい。これでは「誰かのために動く」ことに積極的になれなくても無理はありません。そんな彼が「エヴァ」に乗ることに喜びを見出せる時はくるのでしょうか。
後者の疑問について。これに関しては前作?の完結編においてそれらしい理由が語られましたが、わたしがむしろ納得したのは、映画『ロード・トゥ・パーディション』のあるセリフ。ぎこちない関係にあった長男に、父はこう語ります。
「そうだな、お前はむしろオレに似ている」
あるいはマンガ『F』 の、父が息子について語る場面。
「まるで自分の出来の悪いイミテーションに、自分の女を寝取られたようなものだからな」
自分をどうしても好きになれない人にとって、幼い自分のそっくりさんに目の前をウロチョロされるというのは、拷問に近いくらい恥ずかしいことのような気がします。
十年前の庵野さんもきっと、「自分が大嫌いな」人間であったことでしょう。しかしその後「一生守ってやりたい」と思える伴侶を得て、少しは自分が好きになれたのか。
続く「破」「急」「?」を観ていけば、この二つの疑問について、また新たなことがわかるような気がします。
私感はおいといてこの『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』、一本の映画としてよく出来ていると感じました。テンポ、ヴィジュアル、カタルシス、見事に三拍子そろっております。予備知識の無い人でも、「SF・アニメ自体ダメ」というのでなければ、まず楽しめるんじゃないでしょうか。先ごろ同様の形式で公開された『Zガンダム』の出来が微妙だっただけに、この完成度には感心いたしました。何事にも背を向けてきた少年が、戦いを通じて自分の居場所を見つける話ととらえることができますし、いわゆる一つの「ボーイ・ミーツ・ガール」の話としても観ることができます。ただこの「ガール」が実は・・・・ というのが『エヴァ』の一筋縄ではいかないところ。
シンジに裸を見られても一向にたじろがないことや、「自分の父親を信じられないの?」「あなたはわたしが守るもの」というセリフの意味が、最初に観た(聞いた)時はよくわかりませんでした。しかし一度最後までこの作品に付き合った今では、大変よくわかります。
『エヴァ』に関しては思うところがいろいろとありすぎるゆえ、相当堅苦しい記事となってしまいました。Bパートではも少し肩の力を抜いて、設定・デザインの面からオタクらしいネチネチとしたツッコミを入れてみたいと思います。
Comments
某ヨドバシ梅田で流れていたテレビ版「奇跡の価値は?」に
久しぶりに見入ってしまったまさとしでございます。
>新劇場版
使途の順番とか新6号機の存在やら、大分手を入れてるようですね。
どっかのブログでは「綾波がウン十倍えろい」と言うコメントまで(笑)。
>後者の疑問
不幸というか不幸せな(?)時間が
長かったヒトほどその傾向があるようで、何よりも幼児虐待が増えてる原因はもしかしてそういったところも絡んでるのでは?と
考えてしまいます。
不完全でも自分を愛せるようになる時と言うのは
傍にありのまま自分を受け入れてくれるヒトが
現れた時がターニングポイントかも?とこの10年、考えています。
>十年前の庵野さん
アニメ「カレカノ(言うまでもなく彼氏彼女の事情な)」にも似た
ニュアンスなシーンがあります。
んで「エヴァ」で気に入ってるキャラは?と聞かれたら何と、
私は最近お姉さん型も結構好きなのでは?
と気が付かせてくれるミサトさんだったりします(えー
「サービスサービス!」
ではでは。
Posted by: まさとし | September 08, 2007 05:54 AM
おはようございます。
Bパートもあるんですね~楽しみ♪
このレイちゃん(レイちゃんですよね?)、なんだかちょっとオトナっぽい?ドキっとしました。
10年前にブームに乗り損ねた分際ではなかなか物を言いづらいのですが、
今回の新劇場版、おっしゃる通り1本の映画としてすごく面白かった!と素直に思いました。
使途のデザインとかグレードアップしててグロさ倍増で、そういうのを見せてもらえるだけでもワクワクして楽しかったです。
初めて観た時にはよく分からなかった部分が、この10年でいろんな人がエヴァについて語っているのを見聞きしたり、自分なりに考えてみたりして、わりと冷静な目で観ることができたからかも?
『破』はいつごろ公開なんでしたっけ?早く観たいですね♪
Posted by: kenko | September 08, 2007 09:43 AM
>まさとしさま
おばんです
>奇跡の価値は
巨大な布団がおっこちてくる回ですよね。あのエピソードはわたしも好きですよ。思えばシンちゃんが一番幸せだったころかもしれない・・・
>どっかのブログでは「綾波がウン十倍えろい」と言うコメントまで(笑)。
いやー、そんな変ったようには見えんかったけど・・・ えろい目で見るからえろいんじゃい!!
>不幸というか不幸せな(?)時間が
>長かったヒトほどその傾向があるようで
家族に恵まれてなくてもがんばってる方たちもおられるんで一概にはいえないんですが、自分の身内にも一人いますね・・・・ よく出来た旦那をみつけて幸せいっぱいなはずなのに、いつもどこかで「自分は損をしている」という思いがあるようです
ミサトさんはいいですね。今回の劇場版を観ていて、以前よりも彼女の気持ちがわかるような気がしました
>「サービス!サービス!」
これ出てきた。萎えた(笑)
Posted by: SGA屋伍一 | September 08, 2007 08:33 PM
>kenkoさま
おばんです
>このレイちゃん(レイちゃんですよね?)
はい! 毎度似てませんが!(笑) 綾波にしては黒目がでかかったかも、です
>今回の新劇場版
いろいろ見回ってみましたが、『エヴァ』に思いいれの強い人ほど、新劇場版を「認めたくない」という思いが強いような気がします。某睦月さまはもっと柔軟な考えを持っておられるようですが
>使徒
なんかね、萌えた(笑) どつかれて「きゅーん」と泣くところとか、つい「可哀相!」と思っちゃいましたね(笑) 今回登場順に「サキっぺ」「シャーミン」「ララミー」と呼んでます
>『破』はいつごろ公開なんでしたっけ?
最初は来年早春となってましたが、早くも「早春」の部分が外されてました(笑) さっさと決めんかい! どうせ遅れるんだから(あわわ)
Posted by: SGA屋伍一 | September 08, 2007 08:43 PM
こんばんわ。
いやはや・・・大変大変興味深く読ませていただいた記事です。
≫自分をどうしても好きになれない人にとって、幼い自分のそっくりさんに目の前をウロチョロされるというのは、拷問に近いくらい恥ずかしいことのような気がします。
この部分は、自分でさえ恥ずかしくなるほどにかなり納得してしまいました・・・。私もね、シンジの中に自分の姿を観ていたんですよ。そしてまたアスカにも自分の姿を投影していました。だから・・・あの2人のキャラは理解できるのに好きじゃない。
自分にちいとも似ていない不思議ちゃん「レイ」に走ってしまったのもそれが故です。
いろいろ意見はあるかもしれないですが、私もね、一つの作品としてホントに良く出来ている映画と思いました。文句の付け所がありません。
しいて言うなら・・・レイちゃんの乳首はもっと控えめにして欲しかった・・・・・(泣)
Posted by: 睦月 | September 09, 2007 02:21 AM
>睦月さま
おばんでございます。エヴァフリークの睦月さまに読んでいただいてうれしゅうございます
>あの2人のキャラは理解できるのに好きじゃない
ここまではわかります。でも
>不思議ちゃん「レイ」に走ってしまった
なぜ!?(^^;) だって睦月さん女の子でしょ? 男オタならよくある話ですが・・・・ ただ『序』部分の綾波は確かにそんじょそこらの男より男らしく、ハードボイルドですけど
ちなみにわたし、テレビシリーズのシンジくんは嫌いじゃありません。むしろ可愛いとすら思っています(オエ)
きつかったのは『Air/まごころを、君に』のシンジくん・・・・
>一つの作品としてホントに良く出来ている映画
エヴァの「わけわからなさ」「おさまりの悪さ」を愛しているの方々は、このまとまりっぷりが気にいらなかったようですね・・・・ むずかしいものです
>レイちゃんの
心を清らかにすれば、きっと透き通って見えるはず!
Posted by: SGA屋伍一 | September 09, 2007 10:42 PM
こんばんは~、SGAちゃん♪
私ね、昨日、エヴァ初めて見ましたよ!第一話と第二話。
見たというより、見させられたって感じですけどね^^;
なので、この記事、あまりネタバレしてなくて助かりました!
碇シンジ、誰かとくっつくわけですね★
「碇」って、「オキテ」って読むんだと思ってました。ごめんなさい。
あのねあとね、みさとが、方向音痴なとこ、すごい見てて笑いました!
私も、いつも知ってる場所で迷っちゃうんだよね~。
そいから、ビールとつまみしかない冷蔵庫とか、つまみを夕飯にして、「好き嫌い言うな!」ってセリフとか、人一倍喜んで友達が引いてました。
本当は睦月さんとこに行こうと思ったんですが、あそこは人気ブログなんで・・・ちょっと・・・下手なこというと、2chに晒されて炎上、というハメになったら怖いですからね★
また見たら話しに来ますね~!
Posted by: とらねこ | September 10, 2007 06:58 PM
>とらねこさま
エヴァデビューおめでとうございます。アニメオタクへの第一歩ですね!(まあそう首振らんと)
なかば強制だったようですが、つまらなくはなかったでしょ?
>碇シンジ、誰かとくっつくわけですね★
まあくっついたり融合しちゃったり、いろいろあるんです(おっとネタバレか?)
そういえばミサトさんととらねこさん、重なるところが多いかもしれません。美人なのに飾らないというか(誉めてる)、自分の欲望に正直というか(誉めてない)
上では文句つけてますけど、テレビアニメ史上屈指の傑作であることは確かです。できたらがんばって続きも見たってください。あとブログにも書いてほしいですね。ソフィスケイトなイメージを崩したくないかもしれませんが(笑)
Posted by: SGA屋伍一 | September 10, 2007 09:38 PM
こんにちは〜。
私もエヴァ見ましたよ!!
12年前は小学生で、なぜかすごく綾波が好きでした。
リツコさんとかミサトさんはベトベトした大人って感じで好きでは
なかったんですが、
いま20になって改めて観てみて、
逆にミサトさんら大人陣がすごく好きになってしまいました。
というより、この物語が大人目線(ミサト)で描かれてることに
気付いたんですね。
昔は、無機質で誰のものでもない綾波が個性的で好きだったんですが
今ではあまり存在感の無い子だな〜と思うように(笑)
映画はなんかエンタメに仕上がっていましたね。
個人的には、テレビ版のあの独特の間が好きだったので
劇場版では尺の都合からか間がなくなってしまったのが
残念です。
Posted by: みずぐきまり | September 11, 2007 06:48 PM
みずぐきさん、こんばんは
>12年前は小学生
それくらいじゃないかなって思ってましたが、小学生にあの話はきつくなかったですか?(^^;) トラウマとかできませんでしたか?
ちなみにわたしはもう大学生でした
>なぜかすごく綾波が好きでした。
エヴァって女性ファンは誰に萌えるのだろうとずっと思ってましたが(シンジくんはあんなだし、カヲルくんは出番少ないし)、「綾波」だったのか・・・・・! 十二年目にして初めて知る真実(笑)
>この物語が大人目線(ミサト)で描かれてることに
気付いたんですね。
月並みな言い方をすれば、庵野さんも前よりは人の気持ちがわかるようになったってことですかね。苛立ちをぶつけてしまったことを悔いて、もう一度シンジときちんと向き合うミサトさん。「大人」だなあと思いました
>独特の間
あれって「時間(セル画)稼ぎ」の意味もあったようですが、たしかにアニメでは他にほとんど見ない演出でしたね
あと残り20話分の情報量を180分でどうやって処理するのか・・・ ちょっと不安
Posted by: SGA屋伍一 | September 11, 2007 09:54 PM
トラウマ>
当時はちょうどエヴァ世代の中学生の姉が大ハマりしてて、
私は横で観ているだけでした。
話も所々しか観てなかったんで、
なんでシンジ君があんなに悩んでるか分からなかったんですね。
(ゲンドウとの確執は理解してましたが)
で、最近になって旧劇場版含めてテレビ版を通して観て、
シンジ君は自分の居場所探しのために悩んでたんだな〜と。
特にテレビ版の1〜4話が好きです。
女性の萌え>
一番はカヲル君じゃないですかね??
周りでエヴァ知ってる女の子なんかみ〜んなカヲル君が好きで、
絶大な支持を受けてますから(笑)
同人誌とかでもシンジ人気ありますよ、可愛いんで。
綾波はやっぱルックスですね〜。
あ、でも私は昔も今も一番好きなのはトウジです(笑)
逆に嫌いなのは、加地リョウジ(笑)
独特の間>
あれは「時間稼ぎ」ですよね〜〜(笑)使い回し多いですし(笑)
Posted by: みずぐきまり | September 11, 2007 11:10 PM
>みずぐきさま
やっぱり小学生ではいかに早熟といえど、あれの全てを理解することはできませんよね~
つか、最後のほうは大学生にもよくわからんかった(^^;)
小難しい解読本がいっぱい出てたっけな
>シンジ君は自分の居場所探しのために悩んでたんだな〜と
テレビでは「ここにいていいんだ!」と言ってましたもんね。映画では完全にぶっ壊されてしまいましたが・・・
>一番はカヲル君じゃないですかね??
そうですか。26話中たった1話しか出てこないというのに・・・ さすが最後の使徒だけのことはある
自分はトウジもリョウジも好きですね。というか、意外と『エヴァ』って嫌いと言えるキャラクターがいないんです。強いて言うなら、一人目のレイちゃんがちょっと怖すぎるくらいかな
>「時間稼ぎ」ですよね〜〜(笑)
今回はシンジとミサトが駅のホームで向かい合ってるところが飛ばされましたね。まああれはいい例だと思うんです
問題なのは終盤レイとアスカが同じエレベーターの中でずーっと黙ってる場面。息が詰まりそうでした(笑)
Posted by: SGA屋伍一 | September 12, 2007 08:05 AM
SGA屋伍一さんこんばんわ♪遅れ馳せながら観て参りましたっ。
正直シンジのダークサイドであり欝っぽい内面描写を描いたシーンが、新劇では極力抑えられていたのは救いでもありました(^^;)ストーリー上必要な描き方なんでしょうけども、テレビのレリエル戦の合間に出ていた電車で自問自答するシーンなどは見ていてちょっとウザイな~って感じたんですよね(汗)新劇でもその電車の中で悶々シーンがありましたし、出て来た瞬間『うわ・・』っとちょっと不満たらたらな顔をしていた自分です(^^;)
エヴァファンは星の数ほどいますから当然エヴァの見方も星の数だけあると思いますが、ロボットダイスキーな自分としてはやっぱりエヴァと使徒の戦いがメインでしたね。前半のサキエル戦も興奮しましたが、後半の『ヤシマ作戦』は鳥肌が立ってしまう程の迫力で感無量♪緻密な絵コンテも相乗効果で素晴らしかったです。
後から知ったんですがその『ヤシマ作戦』の絵コンテを担当したのはあの樋口真嗣だったようですね。さぞかし力が入っていた事でしょうw
Posted by: メビウス | October 16, 2007 08:27 PM
>メビウスさま
やっとご覧になられましたか(笑) メビウス様は内面描写よりハードのリアリティ&インパクトにひかれておられたようですね
>レリエル戦の合間に出ていた電車で自問自答するシーン
レリエルって白黒マーブルのビー球みたいなやつでしたっけ。あそこがいわゆる「電車問答」の初登場回でしたよね。わたしはそれまであんまりああいう表現を見たことがなかったので、素直に「面白いな」と思いました。問題は後続の作品までいろいろこういうのをやりだしたことですね。芸術的なレベルに達してるものもわずかながらあれば、目も当てられないほど悲惨なものもあり・・・・
>後半の『ヤシマ作戦』は鳥肌が立ってしまう程の迫力で感無量♪
準備段階もけっこう目を見張りましたが、なんと言っても燃えるのは一度ふっとばされた初号機が、必死で立ち上がってまた陽電子砲をかまえるところですね。前の庵野監督って、あんまりこういう「燃える」描写をやらない人だったような気がするんですが
>『ヤシマ作戦』の絵コンテを担当したのはあの樋口真嗣
ちょうど仕事が空いたのかな(笑)。樋口さんにもここらでカッチリしたアニメをぜひつくってほしいもんですが
Posted by: SGA屋伍一 | October 16, 2007 10:40 PM