ポター・ウォーズ エピソード5 デヴィッド・イェーツ 『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
早いもので『ハリポ』劇場版ももう5作目ですよ。この分なら最後までいけそうですね。
4作目までをおおざっぱにまとめた記事はこちら
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2006/02/jk_55f7.html
「名前が放送禁止の『あの』暗黒卿、よみがえる!」
その報せに震撼するホグワーツ共和国。だがパニックを恐れた議会は事実の隠蔽を図り、ホグワーツへと監察官を送って、ネチネチと圧力をかける。
事態を危惧した若き次代(ジダイ)の騎士、ハリー・スッカリオッキクナッチャッターと仲間たちは、上層部に叛旗を翻して、学園の一室にたてこもる。そして日米安保条約に対し「断固反対」を訴え続けるのだが・・・・
このあらすじからわかるように(・・・・)、今回のテーマは「学園紛争」。「体育祭」が舞台だった前作と比べますと、いかんせん重苦しい空気が漂っております。
そんでハリーの当面の敵となるのが、校則で生徒を締め上げるオバちゃん教師。「ピンクの電話」の声の甲高い方を太らせたら、こんな感じになるんじゃないでしょうか。
そんな一見地味くさい印象の『不死鳥の騎士団』、わたしは意外に面白く観られました。昔、理不尽な校則や高圧的な先生にむかついたことのある君たちなら、そして卒業式にお礼参りをしたビー・バップ・ハイスクールなあなたなら、きっと楽しめることと思います。
ネタバレにならん程度に目立った点を幾つか。
まずハリーの仲間の新顔に、ルーナという女子が加わります。言うことがいちいちトンチンカンな不思議ちゃんで、雰囲気とか顔立ちが千秋にそっくり。っていうか、これ、千秋ですね。こないだ『のび太の新魔界大冒険』にも出てたし。
物語の合間に、ハリーの初恋の模様も描かれます。そのお相手は中国系のチョウというお嬢さん。すっかりオトナっぽくなったハーマイオニーを見送って、どうしてヨンピルに手を出してしまうのか? まったく理解しかねます。まあ人の好みはそれぞれですけど。
そしてやっとこ復活したらしいヴォル・デ・モードさんも大暴れいたします。これまでは評判のわりにはどこかしょぼくさかった彼ですが、今回にいたってようやくラスボスらしい風格が出てまいりました。ただ、まだ復活したてでお肌が弱いのかどうかしりませんが、「顔にパック貼りっぱなし」というのはいかがなものでしょう。
不満な点を一個。実はわたしが『ハリポ』で一番楽しみにしているのは、「怪獣バトル」だったりします。今回も怪獣が出てくることは出てくるんですが、これがどうにもまあ、覇気の乏しいヤツでして。特に戦うわけでもないし。ただ「怪獣バトル」自体はクライマックスで意外な形で出てきたので、それでガマンすることにしました。本当にちょびっとだけでしたけどね・・・・
ヴォル 「ハリー、わたしの味方になれ! 暗黒魔法の力は素晴らしいぞ!」
ハリー 「イヤだ! お前はぼくの父を殺した!」
執事 「ハリー様、残念ながらあの傷はお父さまご自身のグライダーによるものです」
ハリー 「ああもう! わけわかんねー!」
タイトルは『ハリー・ポッターと魔法のプリンセス』だそうで。ミンキーモモとか出てくるかもよ(信じないように)
Comments
おはようございます♪TBコメントありがとうございました、
わたしも、ハーマイオニーというかわいい子が近くにいながら何故あの子なの〜?って思っちゃいました☆
次回は魔法のプリンセス?(笑)
そんなカワイイタイトルなんですね、びっくり^^
Posted by: mig | July 24, 2007 09:19 AM
こんにちは!
TB&コメントありがとうございました^^・
こちらのTBですが、反映されないようで・・・また後で試してみますね。
最初の頃に比べて、複雑でダークな雰囲気が漂ってきましたね~
もう児童文学というよりも大人のファンタジーって感じですね。
次回の予告ですが、
ヴォル『仲間になれ!』
ハリー『嫌だ!!お前は父を殺した!!』
ヴォル『・・・息子よ!!私が父なのだ!!スーハ―スーハ―』
ハリー『う・嘘だぁぁぁぁ~~~』
ってのはどうでしょう?パクリですが(笑)
Posted by: 由香 | July 24, 2007 11:08 AM
>migさま
レス遅れてすいません
>何故あの子なの〜?って思っちゃいました☆
なんでなんでしょうね~ いわゆる「東洋の神秘」というヤツにくらっときちゃったのかもしれません
>そんなカワイイタイトルなんですね、びっくり^^
すいません。ウソです(^^;)
本当のタイトルは『ハリー・ポッターと謎のプリンス』。「ハリポタ王子」とでも略せばいいでしょうか
Posted by: SGA屋伍一 | July 25, 2007 06:09 PM
>由香さま
TBの件、申し訳ありません。ココログさんはどうもこの手の不具合が多いようで
>最初の頃に比べて、複雑でダークな雰囲気が漂ってきましたね~
そうですね「わかってる いつまでも 夢見る少年じゃいられない」ってところでしょうか(BY相川七瀬。古い)
>スーハースーハー
どうもイマイチなダース・ヴォルデモードに何が足りないのかわかりました
「仮面」だ!
Posted by: SGA屋伍一 | July 25, 2007 06:15 PM
SGA屋伍一さんこんばんわ♪TB&コメント
そういえばハリポタはシリーズ毎に色々な怪獣やらモンスターが出てきて、美麗CGで動きまくるその姿はシリーズの見所の1つのような気がしますね。
『賢者の石』ではケルベロス。『秘密の部屋』では確か大蛇。『アズカバンの囚人』では狼男で、前作の『炎のゴブレット』はドラゴン。個人的に前作のドラゴンは凄かったと思いますね。そう考えると今回は見映えのあるモンスターはいなかったかも。ハグリッドが連れてきたデカイ緑の巨人いましたけど、なんかひ弱なハルクに見えましたw
Posted by: メビウス | July 25, 2007 09:13 PM
メビウスさん、こんばんは
もしかしたら昨日もコメントくださったでしょうか。そうでしたら申し訳なかったですね
メビウスさんもよく覚えておいでですね~
一作目ではゴブリンも思い出深いです(鼻に杖を突っ込まれたヤツ)
ドラゴンとのバトルもなかな壮絶でしたけど、一番迫力があったのは二作目の大蛇(バジリスクというヤツ)との戦い。あれが作品のヤマ場でしたし
>なんかひ弱なハルクに見えましたw
いい得て妙です(笑) 『千と千尋』のでかい赤ん坊をグロくしたようでもありました
厳密には「怪獣」とは言いがたいですが、終盤出てきた召還獣のようなヤツはなかなかかっこよかったですね
Posted by: SGA屋伍一 | July 25, 2007 09:57 PM
サリーちゃんの顎のラインがいい感じです。
ハリー・スッカリオッキクナッチャッターくん、
ほんとにすっかりおっきくなっちゃってました。
あんなマッチョな青年に成長するとは・・・
ハーマイオニーちゃんはますます女らしく、
ロンはすっかりオッサンぽくなって・・・子供の成長ってあっという間ですね。
全体的にハデなシーン少なめでしたけど、一番おぉ!と思ったのは
ダンブルドアが戦うシーンでした。
それと予言がいっぱい並べてある部屋のビジュアルも神秘的で良かったです。
次回がいよいよクライマックスなんでしたっけ?
早く観たいけど、終わっちゃうのもなんだか寂しいですね。
Posted by: kenko | July 28, 2007 01:30 PM
kenkoさま、こんばんは
>サリーちゃん
わたしが最初に名前を覚えた魔法使い。あのころは他にも「魔女っ子○○」というのがたくさんありました
>ほんとにすっかりおっきくなっちゃってました。
今回よせばいいのに過去の名場面を挿入してあるもんですから、変貌ぶりが余計にくっきりとわかってしまいました(^^;)
一作目からまだ六年しか経っていないのに・・・ 向うのお子さんは成長早いですよね
スネイプ先生やマグゴナガル先生は全く変ってませんね。当たり前か
>ダンブルドア先生
本格的な戦闘シーンは今回が初めてでしたっけ? ヨーダよりもかなり様になってました
>予言がいっぱい並べてある部屋
あれ・・・ あのあとどうしたんでしょうね(笑)
>次回がいよいよクライマックスなんでしたっけ?
あと二つ残っています。一つが上にあげた『謎のプリンス』。来年末公開予定。ほんでその次が完結編となる『死の秘宝』。先日ようやっと原作(英語版)が出版されました。こちらは2010年夏に公開予定だそうです
Posted by: SGA屋伍一 | July 28, 2007 09:14 PM
こんにちわ。TB&コメントどうもありがとうございました。
『学園紛争』
今作から原作をまだ読んでいないながらに、私も楽しめましたよ。
これから読む分には、素晴らしい予告になています。
確証はないんですけど、ハーマイオニーはロンと怪しくないですか?
ハーマイオニーは、ハリーよりロンを意識しているような気がしてるんだけど。前作で一緒に踊った彼とは、文通は続いているんでせうかね。
いいなぁ、若いって素晴らしいなぁー
スケキヨ君ストラップが気になります~♪♪♪
Posted by: 隣の評論家 | August 18, 2007 09:09 PM
>隣の評論家様
お返しありがとうございます
わたしは原作の方は上下本になったあたりからリタイアしてます
相当はしょってると思うのだけれど、あまり慌しくは感じませんでしたね
>ハーマイオニーはロンと怪しくないですか?
そういう見方もありますか・・・ 確かにケンカばかりしてる相手といつの間に・・・というのはよくあるパターンですもんね。つーか、ハリー、ハーマイオニーも少しは意識してやれ
>スケキヨ君ストラップ
うん、マスクド・レイフ・ファインズがスケキヨさんにしか見えなかったという、ただそれだけなんです・・・
Posted by: SGA屋伍一 | August 19, 2007 08:56 PM