蛇王はまだ待機中 田中芳樹 『アルスラーン戦記』
もー、少し間が経っちゃいましたけど、先日新刊『暗黒神殿』が出た『アルスラーン戦記』。この大河小説の最近の様子について語りたいと思います。
「読んだことない」という方はこちらからごらんください↓
http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2005/11/post_5ad6.html
幾多の困難を乗り越え、とうとう王都を奪還したアルスラーンと仲間たち。しかしパルスを狙う近隣の国々との戦火はいまだ絶えない。さらには、かつて王国を恐怖のどん底に叩き落した魔王・ザッハーク復活の兆しが見え始める・・・・
ファンタジーでありながら、「歴史・群像」を主に描いているこのシリーズ。しかしここ2,3巻は(たぶん)ラスボス・ザッハーク降臨の前フリのためか、やけにお化けの出番が多くなっております。特に前巻『魔軍襲来』においては、パルスの要害のひとつであるペシャワール(こないだ爆破テロあった・・・・)城塞にドバッと妖怪たちが押し寄せ、さながら『エイリアン2』状態に。そして非常に「これからどうなる!?」というところで「つづく」。「またいつ続きが読めるかもわからんのに、こんな中途半端なところで切るんじゃなーい!!」と青筋を立ててしまいました。なんせこの巻、「6年ぶり」でしたからね(笑)
しかしなんとも驚くべきことに、最新刊『暗黒神殿』はたった1年しか間を置かずに出版されました。田中さん! やればできるじゃないですか!! 「この分だと来年も出てしまいそうです。まずいな。(本人談)」 まずくない! 出さんか! コラ! ・・・えー、ご無礼の段、平にご容赦ください。そういえば最初のころは半年に一回のペースで出てたよなあ。懐かしいなあ、あの頃が(遠い目)。
まあ実際読んでみますと、ペシャワールの件はとりあえず解決するものの、あんまり話が進んでなかったりして。以前から「そろそろ出るぞー」といい続けてるザッハーくんは、この巻でも結局正式に復活しなかったり。主人公アルスラーンくんは相変わらず影が薄いし。しかし「とりあえず続きが出た」ということだけで、かなり満足してしまっているわたしがいます(笑) それに後者の不満点は、第一部の時から言えることですしね。
良かった点についても書いとかないとな・・・・
アルスラーン配下の「十六翼将」。こんだけいると当然目立つのと目立たないのといるわけですが、その中で「目立たない」方のキャラクターたちにザラーヴァント、イスファーン、トゥース、ジムサといった連中がいます。それぞれ
ザラーヴァント・・・・ヒゲ面(童顔カバー)、現場監督
イスファーン ・・・・・オオカミ少年ケン
トゥース ・・・・・鎖フェチ
ジムサ ・・・・・モンゴル人。吹き矢
くらいの印象しかなく、顔が浮かびづらいキャラでした。しかしこのペシャワール攻防前後ではかなり大活躍して逸話も増え、だいぶ肉付けが利いてまいりました。特に遊牧民族であるジムサが大邸宅に耐え切れず・・・というエピソードなどは爆笑もの。こういういかにもありそうな逸話を思いつく才能は、相変わらずですね。
また、アルスラーンの宿敵で「コンプレックスのおにぎり」と評されたヒルメス閣下。第一部ではひたすらヤなヤなヤな奴でしかありませんでしたが、一度どん底まで落ちたのが利いたのか、最近では一皮向けたというか、なかなかさばけた感じのいい悪役になっています。でもこの人、派手な散華は絶対に免れられないでしょうけど(シドい)。
予告を信じるなら、残りはあと二巻ということになるでしょうが、なんか話が伸び伸びになっているようで、さらに増えそうな予感がプンプンします。まあ増えるのはいいですよ。コンスタントに出しさえしてくれれば。忘れてませんよ。『銀英外伝』『タイタニア』『灼熱の龍騎兵』『自転地球儀世界シリーズ』・・・・ ムフフ・・・・・(わたしも大概ヤな野郎だな)
最後に、第28回読売国際漫画賞について。受賞されたのはトルコ・イスタンブールにお住まいの「メメット・アルスランさん」でした。・・・・ペン名持て、彼の意志を継ぐは誰ぞ・・・・・
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Comments
SGA屋さん、こんばんわ。
あのう・・・このたび、七色七曜バトンなるものをお持ちしてみました。
映画に関するバトンになりますので、詳細はウチの記事を見ていただければと思います。
お暇なときでかまいません、お受け取りいただければありがたく思います。尚、バトンはブログコンセプトと合わないといった事情があれば、スルーしていただいて構いません。
よろしくお願いいたします。
記事とは関係のないコメントになってすみません・・・。
Posted by: 睦月 | March 10, 2007 at 12:00 AM
おはようございます。いつもコメントありがとうございます
わたくしのバトンに対する姿勢は「もらうけど回さない」というものですが、それで良ければ喜んでお受けします(滅多にこないけどね・笑)
次の(寂れた)掲示板コーナーででもお答えしますんで、気長にお待ちください
>記事とは関係のないコメントになってすみません・・・。
お気になさらず。またよろしく(^^)/
Posted by: SGA屋伍一 | March 10, 2007 at 08:10 AM
晴信くんといいルルーシュくんといい父親とは
いろいろ葛藤があるものなんですね。
アルスラーンくんもそうですが、二十四将や十六将、黒の騎士と
みんな人材を集めるのも好きですよねw
Posted by: 犬塚志乃 | March 15, 2007 at 09:51 PM
>父親とは
いろいろ葛藤があるものなんですね。
そうですね。アルくんは別に父親のことそんなに嫌いじゃなかったようですが
>みんな人材を集めるのも好きですよねw
偉業を達成するためには「四天王」「七人衆」くらいではとても足りないということなんでは。覚える側は大変ですけど
Posted by: SGA屋伍一 | March 16, 2007 at 07:58 AM