抵抗ペンギン ジョージ・ミラー 『ハッピーフィート』
良い子のみんな! 春休みもあと半分だね! 宿題はもう終ったかな? キッズムービー特集第二弾、いっくよー!!
・・・・では史上初のペンギンミュージカル・アニメ『ハッピーフィート』をご紹介いたします。
全てにおいて歌がモノを言うペンギン社会。その中で、ただひとり音波兵器のごとき歌声を持つマンブルは、いつもみんなの笑いもの。だが彼にはどういうわけか、「踊りが異常にうまい」という特技があった。初めはそのパフォーマンスを奇異に感じていたペンギンたちだったが、いつの間にか一人、また一人(一羽か)と、彼のステップに魅せられていく。
最近のハリウッド動物CGアニメてえのは、大抵ヘマばかりしているドンくさいヤツが、仲間の励ましと持ち前のガッツで逆境を乗り越え、ついにはみんなの尊敬を勝ち得る・・・・という内容。ぶっちゃけこの『ハッピーフィート』もそういう話なんですが、公式サイト(http://wwws.warnerbros.co.jp/happyfeet/)の「ムービー」を、次いで「ベイビーマンブル編」および「アミーゴス編」をクリックしてみてください。
・・・・ご覧になられましたか? 明らかに何かおかしいです。なぜペンギンがタップを!? そして『マイウェイ』を!?
恐らくそこに深い理由はないものと思われます。そもそもこの「コウテイペンギン」という生物は、「なんで?」とか言い出したら、それこそキリのないシロモノなんでやんすよ。
なぜ鳥のクセに飛べないのか? なぜ鳥のクセに直立歩行できるのか? なぜ鳥のクセにあんなに泳ぎが達者なのか? なぜあんなにクソ寒いところで繁殖しなければいけないのか? なぜ父親が卵を温めねばならないのか?
もしかしたらそれらには遺伝子と環境からなる複雑な原因があるのかもしれませんが、一番しっくり来る理由は「単に面白いから」ということのような気がします。
そうです。面白くて、そしてペンギンが可愛ければそれでいーのです。
日本人の「ペンギン好き」は世界でもトップクラスらしく、いま全国の動物園には2500羽以上ものペンギンがいます。これ、世界で飼育されてるペンギンの実に約25%にあたる数だそうで(ちなみに二位は米国の約1700羽)。ですからそこのペンギン好きのあなたには、これはもうたまらない映画ですよ! 奥さん!
冒頭で子ペンギンが卵をコツコツ叩いているシーンを見たとき、わたしはもうこのあと何があっても全て許そうと心に誓いました。
「ああ! もう! ペンちゃんたら! きゅっきゅっきゅ~ん!(我ながらキモい)」
キュートなだけでなく、映像的な迫力も大したもの。「ジェットコースタームービー」なる言葉がありますが、まさにそれを地で行くようなシーンもあり、その手の乗り物が苦手な人はきっと酔うと思います。主人公マンプルの周りをちょこまかと動き回る、「アミーゴス」なるアデリーペンギンたちもいい。ソフトボール代わりに思い切り遠くにブン投げたくなるような可愛さです。
ひとつ、ただひとつ文句を言わせてもらうとするなら。マンブル! おまえでっかくなるの早すぎだよ! 最後までヒナのままでよかったんだよ!
ドキュメンタリー映画の方を『皇帝ペンギン』の、壮大なパロディ映画ともとれる作品。ですからこれからご覧になられる方は、本家の方を最低10回は見ておくことをオススメいたします。
さて、我々のペンギン好きを見抜いたハリウッドは、次にこんな作品を準備している模様。
http://www.sonypictures.jp/movies/surfsup/index.html
みんな気をつけろ! 日本は狙われている!


Comments
あージャイアンだ!セーターのギザギザで分かりました!
この二人がタッグを組んだら、南極大陸が沈んじゃうかもしれませんね(笑)
日本人は世界でもトップクラスのペンギン好きだったのか。
知りませんでした。
そういえば玖保キリコ氏の『バケツでごはん』とか、ますむらひろし氏の『ペンギン草紙』とか、ペンギンが主人公のマンガで大好きなのがけっこうあります。
私も知らず知らずのうちにペンギン好きの奥さんになっていたのかも?
そんな私としたことが、SGAさんオススメの『皇帝ペンギン』一度も観ていないのです。絶対観なきゃバカ?
確かにマンブルはでっかくなるの早過ぎでしたが、最後まで一部フワフワ産毛ちゃんでいてくれたので私的にはギリギリOKでした。
逆にずっと子供のままだったら、愛くるしさに発狂してきゅっきゅきゅーん!どころじゃなくなってしまっていたと思います。
次はサーフィンかぁ。立て続けのペンギン映画、やっぱ狙われてますかね日本。でもきっとコレも観ちゃうなぁ♪
Posted by: kenko | March 31, 2007 02:48 PM
>セーターのギザギザで分かりました!
フォローありがとうございます・・・ ジャイアンって意外に書くの難しいですね(つーか、書き手が単にヘタッピなだけ)
>ペンギンが主人公のマンガ
うーん。日本だとそれこそ『バケツでごはん』くらいしか思い浮かばない。キャラクターならビールのCMに出てたやつとか、最近のJRのやつとかいますけどね。外国だとまず思い浮かぶのはピングー(漫画じゃないけど)。あとバットマンの悪役(笑)など
>『皇帝ペンギン』一度も観ていないのです。絶対観なきゃバカ?
kenkoさんが本気でペンギンがお好きなら必見です。萌死にます(笑) ドキュメンタリーなんだけど、それなりに一つのお話になってるところが独特ですね
>次はサーフィンかぁ
サイトの方見てみると、微妙に可愛くないんですよね、これが(笑) でもたぶんわたしも見ちゃうと思います
>
Posted by: SGA屋伍一 | March 31, 2007 08:03 PM
こんばんわ。
そうそう次はサーフィンをするペンギンなんですよね。
予告編を観ると、『真実の物語』っていうテロップが出て、
なんだか妙に可笑しいのですが・・・(苦笑)。
私は特にペンギン好きというわけではないですが、
昔ある番組でこんなのをやっていました。
「南極(北極?)のペンギンの群れの上空を、プロペラ機で
低空飛行したらペンギンたちが上を見て飛行機の動きを追った。
そしたら、一匹のペンギンが倒れ、そのままド無数のペンギン達が
ドミノ倒しになった。」
ペンギンって動くものを目線だけで追おうとする習性があるみたいです
その番組で再現されるペンギンたちの様子を見たら、絶妙な笑いが
こみ上げてきて仕方ありませんでした・・・・・。
ちなみに、コチラのサイト、『ブラッドダイヤモンド』の記事中で文中
リンクさせていただいております。事後で申し訳ありません。
Posted by: 睦月 | March 31, 2007 10:02 PM
初めまして、こんにちわ。
TB&コメントをどうもありがとうございました。
何とも素敵なイラスト満載の魅力的なブログですね。こちらこそ、またどうぞヨロシクお願い致します。
このところ、ココログはTBの調子が悪くありませんか?ココログ同士でも送れないという... 何度も送信してしまったので、後で複数送ってしまっていたら申し訳ありません。
さて、この作品は、私もペンギンなのにまるで人間同士のような感覚で楽しんでおりました。なので、
>一人、また一人(一羽か)
この数え方は、何の違和感もありませんでしたよ(笑)。
同じ子供向け作品でも、『ナイト・ミュージアム』より遥かに楽しめた逸品でした。
追伸: 4/3のメンテナンスの後に、TBが復活することを祈りましょうかね。
Posted by: 隣の評論家 | April 01, 2007 07:51 PM
>睦月様
>次はサーフィンをするペンギンなんですよね
そうなんですよね。パクッたのか、かぶってしまったのか
次の候補としては
・ボクシングをさせる
・スケートをさせる
・空を飛ばせる
む・・・ 最後のなんか面白そうじゃないか?
>そのままド無数のペンギン達が
ドミノ倒しになった。
は・・・腹いたい(爆笑)
なんかこのすっとぼけてるというか、間の抜けたところが魅力のひとつなんですよ
上野でも飽きもせずひたすらグールグール行進しておりました
>文中リンク
こんなしょぼいところを参考にしてくださりありがとうございます
『ブラッド・ダイアモンド』も観る予定なんで、そちらの記事にもいずれお邪魔します。毎度どうも!
Posted by: SGA屋伍一 | April 01, 2007 08:59 PM
>隣の評論家さま
お返事コメ&TB、ご丁寧にありがとうございます
過分な言葉をいただき、恥ずかしさのあまり身悶えしております。こちらこそよろしくお願いいたします
とりあえずTBは無事届きました。時々「非公開」の状態で届いていることもあるんですが、一体どういう基準でそうなってるのか謎です
>ペンギンなのにまるで人間同士のような感覚
本当に『皇帝ペンギン』での遠景のシーンなんか、人間がとぼとぼ歩いているように見えるんですよねえ。よく言われることですけど、模様もなんかタキシード着てるみたいだし(笑)
「いや~ ペンギンって本当にいいものですね」ということを、改めて実感いたしました
Posted by: SGA屋伍一 | April 01, 2007 09:09 PM
SGA屋伍一さん、こんにちは~!
返TB&コメント、ありがとうございました(*^_^*)
>>子ペンギンが卵をコツコツ叩いているシーン
このシーンは、ホントに可愛かったですよね♪
でも私は可愛いと思ったのと同時に、子供の頃見た『カリメロ』を思い出していました~!っと言っても、ご存じないかもしれませんが…(^_^;)
Posted by: honu | April 28, 2007 02:29 PM
>honuさま
お返しのコメントありがとうございます
>カリメロ
いやいや、知ってますよ。わたしもそれなりに年食ってるもので(笑)
卵のカラをかぶった真っ黒なヒヨコでしたよね? ガールフレンドが確かプリシラちゃん
似たような路線で『カバトット』『かいけつタマゴン』なんてのもあったような
Posted by: SGA屋伍一 | April 28, 2007 09:18 PM
SGA屋伍一さん、こんばんは♪
睦月さんの言っている、
>一匹のペンギンが倒れ、そのままド無数のペンギン達が
ドミノ倒しになった。
これ、私も見たことあります。
私が見たのは、「ペンギンは群を成して行動するが、立つ時に、片足で立つ。そしてみんな、狭い場所にたくさんかたまって立っている。
ある時、その上を飛行機が飛んだ時に、そのままドミノ倒しになったらしい、という噂があるのだが、それは本当か?」という番組だったのですが、これを、1時間近くかけて、やってる特番でした。
最初っから最後までこの番組を見ましたが、本当に、一度だけペンギンがドミノ倒しになりましたよ!
その後何度かやった時は、ドミノ倒しは失敗する回もありました。
でも、こういうことも、実際にあるみたいですネ。
片足で立つから余計バランスを崩しやすいのだそうですが、特に、一方向をペンギンは見つめていることが多い、というのもその理由にあるそうです。
ペンギンの話ばかりしてごめんなさい。
Posted by: とらねこ | April 29, 2007 01:10 AM
とらねこさん、こんばんは
>ペンギンの話ばかりしてごめんなさい。
いえいえ、わたしもペンギン好きなもんで、楽しいです
このドミノ倒しの映像、すごく「見てえェェェ!!」と思い、youtubeで探してみたのですが、見つかりませんでした。残念
その代わりといってはなんですが、こんなひどい動画見つけました
http://www.youtube.com/watch?v=i-hm2VDzQ6U
http://www.youtube.com/watch?v=1wUbUoT4kqU
Posted by: SGA屋伍一 | April 29, 2007 09:11 PM