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March 19, 2007

仮面の独白 谷口悟朗 『コードギアス 反逆のルルーシュ』 COMERS編

20070319175020本日は深夜のオリジナルアニメでありながら、最近やけに異様な盛り上がりをみせている『コードギアス 反逆のルルーシュ』をご紹介いたします。

近未来、軍事大国ブリタニスに制圧され、「エリア11」と改称された日本が舞台。ブリタニア王家のれっきとした王子であるのに、妹ともども父親に見捨てられた少年・ルルーシュは、その地にあって復讐を誓うが、なんら行動を起こせず鬱屈とした日々を送っていた。そんなある日、ルルーシュはレジスタンスと軍の衝突に巻き込まれ、旧友スザクと、さらに軍が研究していたらしい謎めいた少女「C.C(シーツー)」と出会う。そしてC.Cと接触したルルーシュは、その目を見たものをただ一度限り服従させることのできる、「ギアス」という能力を偶然手に入れることに。少年は、その大いなる力を踏み台にして、いま父とその国に反逆の刃を向ける。

この作品をごく普通の方が楽しむには、まず4つの壁を乗り越えねばなりません。

1:「現代の世界に絶対王政の軍事大国が存在し、しかもそれが日本を統治下においているというぶっとんだ設定」
「ブリタニア」という名前から察するに、どうも英国が独立戦争においても敗退せず、そのまま世界の覇権を維持している・・・・という世界観のよう。そうなると明治維新とか世界大戦とかどうなっているのか非常に気になりますが、考え出すとキリがありません。

2:「第一話の超絶展開」
いきなり日本が征服され、いきなり主人公が事件に巻き込まれ、いきなり旧友と再会し、いきなりC.Cと出会い、いきなり「ギアス」に目覚め・・・・ すべてが「いきなり」です。しかも説明はほとんど無し。そしてポカーンとしてる間に終了。根気良く続きを見ていけば、おおむねストーリーは理解できると思うんですが。

3:「CLAMP原案のキラキラ・キャラデザ」
とにかく目がでかい。そして線が細い。ま、これは「好み」次第ということで。

4:「3話に1度くらいの割合で入るラブコメ回」
せっかくあれだけシリアスな展開をやっときながら、合間合間にこういうことをやらかす。折り返し地点くらいで、ようやく作り手の狙いがわかったてきましたけんど。

これらの壁をすべてクリアーできたあなたは、『コードギアス』を楽しめる可能性がかなり高いと思われます。今度はこのアニメの面白さの理由をあげてみます。
まず「ギアス」能力を武器に、圧倒的に巨大な権威を翻弄するカタルシス。この能力けっこう制限もあるんですが、それがまた話を面白くしています。
また、紛れもなくロボットアニメであるのに、主人公が主役メカに乗らないという独特な設定。主役ロボを操るのはルルーシュの旧友であり、ライバルとなるクルルギ・スザク少年。ルルーシュはレジスタンス活動をする時は仮面をかぶって活動するので、お互い正体がわからぬまま激闘を繰り広げることになります。
さらに、ブリタニス軍・ルルーシュがリーダーを務める「黒の騎士団」・主人公二人が籍を置いている「アシュフォード学園」・・・・ この三つの集団の中に実に様々なキャラがいて(かぶってる在籍してるキャラも多数)、それぞれが違うポジションにいて、それぞれに独自の思惑がある。この複雑な人間模様を上手にわかりやすく語るカラーには、群像劇を得意とする谷口吾朗氏の手腕が遺憾なく発揮されています。あと『ガンXソード』の項でも書きましたけど、ちゃんと尻上がりにお話を盛り上げていく腕前も、谷口氏ならでは。

終盤になっても一向に話が収まる気配がなく、一体どうするのかと思っていたら、なんと思い切り「続編に続く」ということになるようです。「反逆のルルーシュ」という半端な副題が付いているところを見ると、どうも最初からそういう狙いだったような気がしてなりません。「このレベルを維持して一年ぶっ続けはとても無理」ということから取られた措置なんでしょうが・・・・
20070319175125そういうわけで『コードギアス 反逆のルルーシュ』本放送は現在あと4話を残すのみ。BIGLOBEにても配信中であります。
やる気が持てば、「解読無能編」もやってみたいと思います。

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Comments

 細いキャラデザ、キラキラした瞳、そういうのタイプですよw
主人公には、アシュフォード学園みたいな帰る場所&普通の自分でいられる場所が大事だと思います。
 風林火山だとミツのいた村が帰る場所になればいいと
思っています。
 ルルーシュは周りの人の幸せとか、関係とかそういう自分の
生活範囲から考えるのに好感が持てます。
 あと時々失敗をしでかすのもw
 誰だって最初から英雄の人なんざいないわけでして。
 というか学園ドラマやキャラが集まってわいわいするようなドラマ
がないと最近物足らないです。
 SGA様、説明上手ですね、私だとこのキャラ好き~くらいしか
書けませんw
 それも大事ですよね、SGA様はどの女の子が好きでしょうか?
どの子が好きでも苦労確実かもしれませんが守ってあげて♪

Posted by: 犬塚志乃 | April 04, 2007 at 09:01 PM

>キャラデザ

まあわたしも色々鍛えられてますんで、この程度は苦になりません。平井○司さんとか
あの人も『リヴァイアス』のころはもっと慎ましやかだったなあ

>アシュフォード学園

あのちょっと恥ずかしいくらいの青春模様は、たぶん「日常ってありがたいよな」ということを強調するための演出だったのでしょうね
復讐を果たすために、そういう大切な何かを捨てなければならない、後半のルルーシュくんが切のうございました
第二部ではもうこのパートはないような気が・・・・

>SGA様はどの女の子が好きでしょうか?

記憶喪失後のヴィレッタさんでしょうか(最近ようやく名前覚えた)
オウギ君同様肝心な時に役にたたなそうです。自分

Posted by: SGA屋伍一 | April 05, 2007 at 08:22 AM

>第二部ではもうこのパートはないような気が・・・・

ミレイ「諸君、私が、いるところが生徒会があるところがアッシュフォード
学園だ、私は愛し合う者が好きだ、愛し合いながら結ばれない者は
物置に入れてでも、体に時限爆弾を結び付けても、カップルにして
やる!障害を乗り越えたときこそ、ふたりは結ばれるのだ。
 諸君学園が再開した暁には生徒会は裸で授業を実行する、
私は公約は必ず守る!!」
 とか言って再開して欲しいです。
ミレイさんはリヴァルくんと何かありそうな気がしますが、
リヴァルくんミレイさんより背が低いみたいなんですがw
卒業みたいにロイドとミレイさんの結婚式が行われる時
バイクでミレイさんを奪うとか、見せてくれませかね。
 
>ヴィレッタさんでしょうか
 SGA様が家に帰ったら記憶が戻っていてボンテージを着ていて
ムチを持っていて縛り付けて「この薄汚いイレヴンめ」と言いながら
嬉しそうに叩くんですよ、歪んだ愛情表現でしょうか?
 お幸せに暮らしてください。
 たぶん展開としては扇さんがヴィレッタさんのピンチを助けようと
したら逆にピンチになって「へへへ、こいつは高く売れそうだぜ」
「逃げろ千草」とヴィレッタさんを逃がそうとしたら「こいつは高く売れそう
だぜ」「もしかしてオレ?」と扇さんがピンチになって、その時
ヴィレッタさんの記憶が戻ってチンピラたちをぶっとばして扇さんは
いけない快感に目覚めてしまうとか。
 
 これは冗談ですがシリアスに考えると大河内一楼だとああいう展開
になるかな、とか検討を付けています。

Posted by: 犬塚志乃 | April 20, 2007 at 08:59 PM

そうか。あいつ「リヴァルくん」って言うんだ・・・ 名前呼ばれてたことありましたっけ?(シドい)

「第二部ではもうないかも」と書きましたが、この学園パートもまた『ギアス』の大事な部分でもありますし。ぶっ壊れた学園で懸命に再建に励むミレイさんとか、アリかもしれませんね

>ボンテージを着ていて
ムチを持っていて縛り付けて「この薄汚いイレヴンめ」と言いながら
嬉しそうに叩くんですよ、

やめてください。想像しちゃいます

それにしても「ヴィレッタさん大ピンチ!」のまま夏まで待てというのは酷だな・・・・ 記憶の戻った彼女がチンピラ連を返り討ちにしてることを願います


Posted by: SGA屋伍一 | April 21, 2007 at 11:51 AM

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Tracked on March 19, 2007 at 08:52 PM

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