コント山本くんと武田くん② 骨肉相克編 ~大河ドラマ『風林火山』より
武田「たけちゃんでーす」
山本「山本勘助でごいす」
武田「しかしカンスケ、お主も相当ひどい家庭環境に育ったものじゃのう」
山本「何をおっしゃいます。お代官様こそ」
武田「もちつもたれつ。ふっふっふ・・・ って違うだろ」
山本「失礼いたした。それでもグレないですくすく健やかに育った自分を、自分でほめてやりたいでごいす」
武田「もう、じゅーーーーっぶん、グレちゃってると思うけどな。ところでカンスケ、そちの嫁のことではオヤジがすまなかったの」
山本「ううっ わいにはもう、あいつしかおれへんかったいうのに・・・・ そうだーっ! オレは武田をぶっ潰すんだーッ!! ノブトラーッ!! 出てこいやワレーッ!!」
武田「お、お、落ち着けカンスケ! 本当に出てきたらどうする!」
山本「(我に返って)は! 失礼いたした! しかし殿、あいつのためにも是非大殿をなんとかしていただかねば困りますぞ!」
武田「それはわかっちゃいるけどさあ。わし、本当にアレとやりあわなきゃいけないの? はっきり言って勝てる自信、まるでないんだけど」
山本「日本一シャレのわからない戦国大名と、もっぱらの評判でごいすからな」
武田「前に無限塾のドキュメント見たことあるけど、稽古の時、鬼みたいだったもん。やっぱすごいわ。総合格闘技は」
山本「なんだかなにかと混ざってるような・・・・ まあともかく落ち着き召されい、殿。既に強力な助っ人を手配中でごいす」
武田「おお! 頼もしいの! しかしてその名はなんと言う?」
山本「は。たしか三船トシローだかサンジューローだか」
武田「・・・・・
その人、もう亡くなってるよ」
山本「なんですと! カチャカチャ(検索音) ああ! これはしたり!」
武田「先行きは暗いな・・・・ ところでカンスケ。お主はここへ来る前何をしとったんじゃ?」
山本「は。最近は東北の貧乏武士とか。ブレイクしたのは将棋指しのころでごいすな」
武田「名人は神に愛されし者・・・だっけ?」
山本「殿、それは別の話。しかもマンガでごいす」
武田「すまんすまん。平安時代の霊がとりつくとか、そんな話だったか?」
山本「もういいでごいす。殿の方こそ前は一体何をされてたのでごいすか」
武田「わしか? わしはまあ、伝統芸能の世界で、女形なぞをな。ムフフ」
山本「・・・・・ あの、殿。それはもちろん芸の中だけでごいすよね?」
武田「安心せい! ワシはゲイではない! 男でも女でもカムカムエブリバディじゃ!」
山本「ああ、よかった。って、おい!」
Comments
なんかストレスたまるドラマですね。
特に武田親子。
このストレス、何か思い出すと思ったら
『セーラ』だ!
ひたすらいじめられる晴信、セーラに似てません?
視聴者はやがて来る逆転を心待ちに耐えながら観るあたり。
Posted by: かに | February 18, 2007 10:11 PM
確かに一筋縄ではいかん関係ですね、武田親子
パパの方は本当は仲良くしたいんだけど、プライドやひねくれ根性が邪魔しちゃって、つい意地悪をしてしまうのでは・・・・と、わたしはとらえてます。歪んだ愛情だ(笑)
>やがて来る逆転
そう遠くないでしょう。少なくとも『セーラ』よりは早いと思います
Posted by: SGA屋伍一 | February 19, 2007 09:31 AM
>無限塾
遠藤憲一さんが一週間でやめるだけの事は
ありますよね。ところで無名では?
>三船
昔、この人も井上版風林火山で山本を演じました、
つながりですよね?
サンジューローはまだ生きているみたいです。
検索したら織田ユージとか出ました。
>武田親子
ハル「信虎にはイマジンが憑いているのよ」
Posted by: 犬塚志乃 | February 19, 2007 11:30 PM
>無限塾
わかりにくいボケだったかな・・・
「無限塾 格闘技」で検索してみてください
でもこれ、総合格闘技じゃなくてフルコンタクト空手だったorz
>三船
>つながりですよね?
そいつは知りませんでした。単に仲代氏のライバルといえば・・・ということで。偶然ってあるもんですねえ
>サンジューローはまだ生きているみたいです
幾つになっても「もうすぐ四十郎」でごまかす気なのでしょうか
とりあえず青島刑事の健闘を祈ります
Posted by: SGA屋伍一 | February 20, 2007 09:19 PM